突然飛ばされてきた外史の世界、そんな中で出会った仲間たち。
乱世の世の中で彼女達とのつかの間の休息はとても楽しいものだった。
ここは呉と呼ばれる孫策が治めている国である。
飛ばされた当初は不審者扱いされていたが天の御使いってことで保護及び種馬(魏とは違う意味で)にされている
今は自分の居た世界の知識を使いちょっとした軍師的なこともやらされて・・・・もとい
やらせてもらっている。
今日は非番のため街をぶらぶら。特に用があるわけでもないのだが、城にいると
いろいろ面倒なことになるので避難していると言ってもいい。
ただ、せっかく街まで来たので新しいお店でも見つけてみるのも悪くはないだろう。
「たしか、最近新しいお店ができたとか言っててな・・・」
ちょっと前にそんな話を呉の軍師周喩こと冥琳から聴いたのを思い出した。
何の店までは聞かなかったがこのあたりでは珍しいお店という話だったが、
正確な場所も聞いていなかったので、暇つぶしに探すことにした。
時折おいしそうな匂いにつられて買い食いなどしつつ、ようやくそのお店を見つけたのだが・・・
「これって・・・ペットショップか?」
店の前には犬や、猫、鳥までもが個別の柵に入れられたり、少し大きめの柵に数匹入れられたりと
自分の世界にあったペットショップとどこか似ていた。
「まさかこんな時代にペットショップができるとは・・・」
感心していると店の奥から見知った声が歓喜の声を上げていた。
「この声って・・・」
柵がひしめく入り口を通り奥に行くと・・・
「お猫様がたくさん居ますです~♪モフモフなのです♪」
呉の武将周泰こと明命がたくさんの猫に囲まれて昇天していた。
いつも野良猫に相手にされていない明命だがここでは人気あるようだ
「聞いた事ある声だと思ったら明命じゃないか」
モフモフしていた猫を放して近寄ってくる明命
「あっ、一刀様もお猫様をモフモフしに来たのですか?」
「いや、俺はこのあたりに新しいお店ができたってことで来てみたんだが、まさかペットショップだったとは」
「ぺっ・・・と、しょっぷ?」
この時代には横文字なんてものは存在しないので説明が必要になってくる。
「まぁ、早く言えば動物が買えるお店ってことかな」
「そうなんですか~、ではこの子達は売り物なのですね」
「そういうことになるな」
けど、こんな時代なのに売れるのだろうか?、いまだ世の中は乱世の真っ只中
いくら裕福な家があると言っても犬や猫ならその辺の道端にいるのだから飼いたければ飼えるはずだ
ざっとみたところ血統書が付きそうな動物は見つからない、そもそもこの時代に血統という文字すらあるのか微妙である。
「あの~、一刀様?」
「ん?あぁ、ごめんちょっと考え事してた」
「はぅあ、お考えしてるところに話しかけてすみません」
申し訳なさそうに何度もお頭を下げる明命の姿がかわいらしい
今すぐに抱きしめてしまいたい所だが人目もあることだしここは我慢。
「いや、そこまで謝らなくても大丈夫だから、折角猫と遊んでいたのに邪魔してごめんな」
「そんなことないです、一刀様とお話できて・・・うれしいです」
こんなかわいい子が自分のことを慕ってくれている、他の男から見たら殺されそうなシチュエーションであるがそんなことは気にしない、むしろ見せ付けたい!
「俺も明命と話せてうれしいよ」
いつものようにとびっきりの笑顔を見せる
「はぅ~~~」
さっきよりも顔が赤くなる明命。やばいです、かわいすぎます。
今すぐ抱きしめろ!と俺の本能が・・・・。
「そ、それで明命はこれから予定ってある?」
「いえ、今日は非番ですのでこの後の予定はないです」
「ならそろそろお昼だし、一緒に行かない?」
「もうそんな時間だったのですか!、お猫様と一緒だと時間が経つのが早いです」
一体いつからここにいたのだろう、聴きたいところだがやめておこう。
「ご一緒してもよろしいのですか?」
「もちろん大歓迎だよ、なにか食べたいものあるかい?」
少し考えた後・・・・
ペットショップらしき店を二人で出ると明命希望のお店へと向かった。
おわり
初投稿です!
誤字脱字多々あると思いますが許してください><
こんな小説でも読んでもらえればうれしいです!
明命と猫のコラボは最強です^^b
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明命と猫好きなのでw
初投稿なので誤字あるかも・・・