No.792227

エブリデイえーゆー譚!~恋姫達とのドタバタ生活!~ 十六話

XXXさん

XXX「注意:この小説とリアルの季節は約四ヶ月ずれています」
一刀「今さらだろ。それよりも何太后はいつでんだよ。もしかして出さないのか?」
XXX「いや出すよ。オリキャラ出したら」
一刀「あっそ………おい。今何言った?」
XXX「『十六話:悲鳴が響く初登校』。やっとこさ学校生活始められるだ…」

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2015-07-26 23:53:26 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1161   閲覧ユーザー数:1072

桜の花びらが舞い、新たな出会いを孕んだこの季節……え?季節外れ?気にしたら敗けですます。

まぁ、そんなことより…リト達の住むアパートの一室で、流琉が寝坊した季衣と香風を起こしていた。

 

 

 

流琉「季衣!香風ちゃん!早く着替えて!」

季衣「わーん!何で早く起こしてくれなかったのー!」

香風「ほえ~…ムニャムニャ…」

流琉「ほらほら、二度寝しないの!」

 

流琉は香風の身を剥ぐように服を脱がせ、着替えさせていく。

その後、二人をつれて流琉は食堂に行くと、そこにはリトと桃園姉妹、それに美花とミミにコンもいた。

ただ、ミミとコン以外はいつもと違う格好をしている。

そう、今日は天ノ川学園の入学式兼始業式……リト達も学校に通うことになっているので、今日は新品の制服に身を包んでいた。

 

リト「ん?三人ともおはよう。遅かったな」

ミミ「ピチュピチュ…」←パンモグモグ

コン「むきゅむきゅ…」←上に同じく

流琉「おはようございます!」

季衣「おはよう、皆!」

香風「おはよ~」

リト「あいさつは後にして朝飯食っとけ。今日はパンだから食いやすいぞ」

流琉「はいっ!」

季衣「はぐぐぐ…!」←あいさつ終わった瞬間に食べてた

香風「もぐもぐ…」

リト「ほら、香風。ネクタイ曲がってるぞ」

香風「にいちゃ、ありがと」

全「「「…………」」」

リト(なんか重圧感じる!?)

 

 

軽く朝食を済ませ、リト達は祭に見送られてアパートを出た。

季衣と香風が寝坊したとは言え、アパートから学校まではさほどかからないのでゆっくりと歩いている。

ちなみにミミとコンはそれぞれリトの頭とYシャツの襟元にいた。

 

コン「きゅぅ(がっこーってどんな所かなぁ)」

ミミ「ピチュッ!(美味しいものがいっぱいあるんだよ、きっと!)」

リト「にしても登校初日から寝坊とはね」

鈴々「お子様なのだ!」

季衣「なんだとー!」

愛紗「そういう鈴々も寝坊してただろう?」

鈴々「にゃっ!?」

桃香「あはは♪似た者同士だね♪」

流琉「ところで兄様、他の皆さんは…」

リト「もう行ったよ。他の友達と約束してたり早めに行ってたり」

美花「ええ。教師の皆様に着いていく方もいましたし」

香風「にいちゃ、がっこー着いたよ」

リト「ん、そうだな。さすがに早かったかな」

桃香「片道五分だもんね」

 

そうこうしている内に、学校に到着する。

門だけでもかなり大きい…流石華琳の家がやってるだけのことはある。

そしてそのまま入学式と始業式が行われる大体育館に移動した。

そんでもって式が始まる…が、作者はそんなところは興味ないので省略します。

 

 

式が終わり、リト達は自分のクラスが出されてある掲示板の所へ行った。

 

 

ミミ「ピチュー…(話長かったね…)」

コン「きゅぅぅー…(眠たいよぅ…)」

リト「だな。どこの世界でも同じなんだな、入学式って」

桃香「ねぇねぇ、クラス分けの紙ってあれだよね?」

愛紗「はい。知り合いと一緒がいいのですが…見えませんね」

美花「ご主人様と一緒になれればいいのですが…」

 

愛紗の言うとおり、リト達のいる所から掲示板までの距離があり、その間には多くの生徒が集まっているのだ。

ちょっと見てくるかな、とリトが人混みの中に入ろうとしたとき、少し離れた所から声がした。

 

蓮華「あ、リト!」

思春「……貴様らか」

翠「おっす、リト!」

恋「……………ご主人様」

七乃「どうも~」

侑斗「よう」

モモタロス「おせーぞ」

 

そこにいたのはリトと同学年の蓮華達であった。

彼女達は既に見終えてるようで、リト達を待っていたようだ。

 

リト「なんだ、お前らまだいたのか」

思春「わざわざ待ってやったのだ。蓮華様に感謝しろ」

蓮華「思春!そんな事は言わないの!」

愛紗「それで、クラスはどうなったのだ?」

モモタロス「俺と侑斗以外は同じクラスだったぜ」

侑斗「たく、どんだけ女運いいんだよお前」

七乃「本当ですよね」

桃香「うんうん」

リト「なぁお前ら…俺の事なんだと思ってんだよ」

全「「「女タラシ」」」

リト「だからたらす相手いねぇよ」

 

そう言う訳で、リト達は指定されていた教室に向かう。

その最中、今日の日程を確認していた。

 

リト「ふぃー…後はHR聞いて部見学か」

美花「ところでご主人様はどの部活動に入られるのですか?」

リト「ん?俺は………あ」

 

リトはある所に目がいく。

その場所…目的の教室の前には、以前会った人物が二人いた。

整った顔付き、金髪のドリルヘアー…どう考えても華琳の血縁者の二人だ。

 

柳琳「あ……こ、こんにちわ」

栄華「げっ」

 

少し緊張した顔で挨拶するのは鳳凰院 柳琳、まるで汚物を見たような顔をしたのは鳳凰院 栄華だ。

二人ともバラバラの反応だが、リトの事を覚えていたようだ。

 

リト「久しぶり…だな。あとそこ、露骨に嫌そうな顔をするな」

恋「……………誰?」

ミミ「チュ~…(また新しいメス…)」

リト「華琳の従妹だよ。大人しいのが柳琳でしかめっ面が栄華…でいいんだよな?」

栄華「人の名前を気安く呼ばないでくださいませんこと?」

蓮華「…たしかに、華琳の従妹ね」

桃香「でも柳琳ちゃんは大人しそうだよね」

柳琳「あ…えと、ありがとうございます?」

七乃「もしかしてお二人とも同じクラスなんですか?」

栄華「ええ。…でもこの男がいるのは予想外でしたわ」

翠「リト、何したんだよ?」

リト「原因が俺にあるような発言止めてくれる!?」

 

原因は原因なのだが、一応リトは悪くない。

悪いのはリトの国語力とかそんな感じだ。

ただ、栄華は今のリトが疑われている状況がチャンスと思い、一言二言言った。

 

栄華「とぼけないでくださる!?貴方が柳琳にいかがわしい事をしたのは分かっていますわ!」

リト「ちょっと待て!?何でそんな話になってるんだよ俺はただ…」

栄華「お黙りなさい!柳琳が顔を赤くして身をくねらせ、服が乱れていたのは貴方のせいですわ!」

リト「話を盛るな、最初しか合ってねぇよッ!」

桃香「…………リトくん、柳琳ちゃんに何をしたのかな?」←肩ガシッ

愛紗「内容次第ではお仕置きが必要ですね」←肩ガシッ

美花「ご主人様、参りましょうか♪」←ブラックスマイル

リト「ちょ、なにしてんの三人とも!?てか笑顔怖!?皆助け…思春、カッターをこっちに向けるな!?」

 

そんな叫びも虚しくリトは桃香と愛紗、美花に引き摺られ、隣の誰もいない教室に入った。

その数秒後、『オデノカラダハボドボドダァ!?』『ムッコロ!?』『フュージョンジャック!フュージョンジャック!フロート』『辛味噌!』と言う悲鳴にも似た何かが校舎に響いたとか。

ちなみに誤解を解いたのは教室に入って十五分後だそうだ。

 

 

蓮華「まさかパンの耳だったのね……よかった…」

翠「たく、最初からそう言えばよかったのに…」

リト「何もしてないっていったじゃん!?」←なんかボロボロ

柳琳「ご、ごめんなさい!私が止めなきゃならなかったのに…」

愛紗「貴女は謝らなくていい。リトが疑われるような人だから悪いのだ」

リト「酷くね!?」

栄華「チッ!もう少しで罪を着せられましたのに」

七乃「うわー…目の敵にされてますね」

 

初登校なのに制服がボロボロなリト。

一体何をされた…それはご想像にお任せします。

そして大体教室に生徒が集まってきた時、中に見慣れた人物が入って来る。

 

桔梗「ほれ、ガキ共席につけい。HRを始めるぞ」

リト「あ、桔梗さ…へぶ!?」←頭叩かれた

コン「きゅっ!?」

桔梗「ここでは御子柴先生と呼ばんかい」

 

かなり重い一撃をもらい、リトは軽く返事をしながら席につく。

他の生徒も桔梗の制裁を見たのかすぐに席へ移動した。

 

桔梗「儂がお主らの担任の御子柴 桔梗じゃ。そこの奴みたいに下の名前で呼ぶなよ」

全「「「はーい」」」

リト(まぁ…ここでだからな。しょうがねぇか)

桔梗「それとそこの奴みたいに儂の胸を揉んだら即通報するからの」

リト「俺がいつあんたのを揉んだ!?」

蓮華「…リト、本当なの?」←目が怖い

思春「殺す」

翠「い…いつの間に…!?」

リト「だからやってないっての!?てかやったら俺警察に世話になってるだろ!?」

桔梗「そやつは酔った拍子に儂のあんな所やこんな所を弄んでから……色々脅されたのじゃ」

恋「……………ご主人様…」←悲しい目

リト「誤解だ!?周りも『うわ、最低』な感じで見るなよ!?特に男子、何で睨んでんだよ!?」

 

真ん中辺りの席がリトのいる場所なので、視線がどう言った感じなのかは分かる。

端にいる男子何か『死ね…!潰れろ…!もげろ…!』と言いながら机を削っている。

器物損害だろうが関係無いようだ。

リトの事を知る者達も様々なリアクションをとっている。

 

柳琳「え…え…?」

栄華「………最ッ低」

桃香「愛紗ちゃん、殺ろっか」

愛紗「薙刀持ってきますね」

美花「うふふふふふ」←凄くヤバイオーラ

リト「ち、チクショウ!不幸だーーー!!」

 


 
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