1-4『攻勢に出る』
拓真「俺も攻勢に出ていいと思う」
竜也「理由を聞かせてくれ」
拓真「このままだと確実に長期戦に持ち込んでしまうと思う…だから今しか攻勢に出れないと思ったからだ」
竜也「…なるほど…確かにその通りだここで元凶を討てば全てが終わるからな…よし!ならば我々は討って出て元凶を討つ!」
竜也「ゾンビが来た方向からして元凶は来た方向の先にいると見て間違いはない!急いで避難場所から出てその場へ向かうぞ!」
竜也達の方針が決定し直ぐ様避難場所から出て行き行く手を遮ってくるゾンビを蹴散らしながら四人は元凶がいるであろう方向へと走り出した。
ひまわり「……この元凶…パパとママの敵…」
その背後にひまわりがついてきているとは四人とも気がついておらずひまわりは持てる全力で走り拓真達を追いかけていくのであった。
元凶の元へと走り出して20分近くが経過して敵を倒しながら進撃する竜也達『3人』は遂に元凶の元へとたどり着いた。
導師「おやおや?まさかこんなところまで来る、者達がいるとは…いったい何しにここに来たというのですかな?」
竜也「知れたこと、この戦いを終わらせに来た!」
導師「ふっ!このマリュースを倒すとは実に腹ただしいな」
導師マリュースが持っている杖を掲げるとゾンビ達が転移してきて竜也達は臨戦態勢に入る。
マリュース「貴様らの相手などこの死人どもで充分よ!さあ貴様らもこいつらに喰われるがいい!」
竜也「くっ!かなりの数に囲まれたか!…マリュースといったな…つまりその杖がゾンビを操りこの現象を呼び起こしたということだな?」
マリュース「そうだ、この杖は私が転生してからの半生をついだして作り上げた一品の一つ、この杖で一体のゾンビを生成しそいつが人を食い殺していくとどんどんと増えていくのだ…まあ聞いたところで死ぬことには変わらんがな」
???「ということはそのつえを壊せばいいんだな?」
マリュースが説明した直後3人を除く誰かの声が聞こえてきたと共に魔力の矢が杖を真っ二つにへし折った。
マリュース「なっ!わたしの杖が」
マリュースは自分の自慢の杖が破壊されたことに衝撃すると共に先程まで囲んでいたゾンビ達も次々と倒れていく。
竜也「ふっ!俺達を見あまったなこうなることぐらいは想定内だ」
竜也はこの展開をよんでいておりそのために対策をうっていた、そして杖を破壊して見せた人物も竜也達と合流を果たした。
拓真「あんたの自慢の杖は無くなった、おとなしく降参するんだな」
マリュース「お!おのれぇ!!」
竜也達の武器の矛先を向けて降伏勧降する。
ひまわり「はぁ…はぁ…ようやく追い付いた…」
そんなとき拓真達の背後から追いかけてきていた、ひまわりが拓真達に追い付いてマリュースに向いていた目を反らしてしまい、マリュースはそれを見てニヤリと微笑む。
隠し持っていたワープの杖を使ってマリュースはひまわりの目の前に転移してしまう。
竜也「しまった!!」
マリュース「ふはははっ!隙を見せたな」
拓真「っ!彼女を離せ!」
マリュース「直ぐに解放してやろう…ただし…」
マリュースは手をひまわり顔に当てて不気味な光がひまわりを包み込んでいく。
マリュース「私の傀儡としてだがな!」
そうして光が収まるとひまわりの瞳には光がなくなっており完全にマリュースの傀儡になってしまう。
椿「貴様!よくも!」
マリュース「貴様達が隙を見せたのが悪い…さてと…」
マリュースは懐から魔導書を取り出してひまわりに渡すと再度ワープの杖を構えた。
マリュース「後はこの傀儡に任せるのしよう、精々苦しむがいい」
そうしてマリュースは転移して何処かへと飛んでいってしまった。
竜也「待て!」
ひまわり「行かせない」
竜也はマリュースを追いかけようと行動した瞬間ひまわりは渡されたライトの魔導書を使って竜也の頭上から光の刃が降り注いできて咄嗟に後ろへと避けた。
ひまわり「マリュース様のためあなた達を殺す」
拓真「やめるんだ!四宮!」
ひまわり「敵に語る言葉などない」
拓真「四宮!」
椿「既に言葉も聞こえないほどに洗脳されてしまったのか…」
蕾「もう…駄目なのでしょうか」
拓真「………」
選択肢
① 戦うしかないのか…
② まだ説得できるはずだ
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投票の結果攻勢に出ることになりした、これからもコメントの投稿を募集させていただきます