No.788163

魔法少女リリカルなのは光の兄弟1-2

投票の結果6対3で右にいくという選択肢に決定しました、正直始めに右にいくというコメントが多かったのでどんだけハードの方にいかせたいんや!!とリアルでツッコミを入れました、という訳で海岸ルートへといきます、それでは本編に入ります

2015-07-07 23:45:05 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1114   閲覧ユーザー数:1101

1-2『右にいく』

 

拓真「…右にいこう、一刻も早くこんなところから抜け出したいしな」

 

風神弓「敵は多いと思いますがよろしいので?」

 

拓真「ああ、何とかするさ」

 

拓真は右にいくことを決断して海岸方面へと向かうのであった。

 

 

 

拓真「これは…酷いな」

 

海岸方面へと来た拓真は目にしたのはこっち方面は住宅などに火の手は届いていないが、衝突したであろう廃車が多数あり道路には至るところにゾンビに殺られた人々の血がこびりついている。

 

拓真「ここは一気に突破するべきだな」

 

そういって長く此処には居たくないと思い拓真は向島の橋へと向かうが途中でゾンビに遭遇したが転生して直ぐに戦ったゾンビの数とは比べ物にならないほどに多かった。

 

拓真「くっ!かなりいるな」

 

風神弓「見積もって40人ほどはいるでしょう、主、私はここは撤退を進言します」

 

拓真「確かにそうだなここは…」

 

???「えぐっ…ひっく…パパ…ママ…」

 

拓真「っ!?」

 

数が多すぎるために撤退しようとした矢先拓真の耳に女の子の泣き声が聞こえてきて聞こえてきた方向に向くとゾンビの群れの奥の方に縮こまってで泣いている女の子がいた。

 

拓真「生き残りか!」

 

風神弓「っ!!主!!ゾンビ達が女の子の方へ!」

 

この惨状で生き残りがいるとは思っていなかった拓真は驚くがそんな暇もなくゾンビ達は女の子の泣き声で女の子の方へと向かっていく。

 

拓真「まずい!あのままじゃ!」

 

女の子「ひっく…!っ!!あ…ああ…」

 

女の子もゾンビの存在に気がつき恐怖に陥る。

 

ゾンビは女の子を殺そうと一歩一歩と近づいていきもうすでにすぐそこまで近づいていた。

 

女の子「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

拓真「やめろ!!!!!!」

 

拓真は風神弓の矢で女の子に襲いかかる戦闘のゾンビを撃ち倒して全速力で女の子の元へと行きゾンビと女の子の前に立つ。

 

拓真「消し飛べぇ!!」

 

風神弓の矢を無意識で最大出力で放ち一列に並んでいたゾンビは風神弓の矢で次々と吹き飛んでいった。

 

拓真「はぁ…はぁ…」

 

女の子「あ…あ…」

 

最大出力で放ったために拓真は疲れの色を見せて女の子は何がおきたのか分からず呆然とする。

 

 

だがそんな二人の前にゾンビ達は着実に四方八方から迫ってきていた

 

拓真「逃げるぞ!」

 

拓真は女の子の手を握り、先程の攻撃で包囲に穴を開けた所から包囲を抜け出して海岸からすぐ近くのいりくんだ住宅街に逃げ込む。

 

拓真「はぁ…はぁ…はぁ…ここまで来れば追手の心配はないかな」

 

女の子「あの…その…ありがとう…」

 

拓真「別に、それより何であんたはあんなところにいたんだ?」

 

女の子「…あの変なやつが来てパパとママ居なくなっちゃった…」

 

拓真「…ようするに、ゾンビの襲われた末に両親とはぐれたって訳か…」

 

 

女の子は小さく頷き拓真はどうするかを考えようとした矢先不気味な呻き声を耳にする。

 

拓真「考えるよりその前に…」

 

拓真は呻き声が聞こえてきた後ろに振り向き3人ほどゾンビが近づいてきていた。

 

女の子「ひっ!」

 

拓真「大丈夫だ!俺が倒してやる!」

 

そういって風神弓の弦を引いて魔力の矢を放ちゾンビを二人倒して最後の一体となる。

 

拓真「こいつでラストだ!」

 

そういってかなり近づいてきていたゾンビの体を射抜きゾンビはその場で倒れた。

 

拓真「ふう、大群で来られると厄介だけど単体ならさほど驚異じゃないね…さてと、これからどうするか…」

 

女の子「あの…パパとママ…」

 

拓真「両親がさっきの場所に居るとは思えないが…まあいかないと…」

 

女の子「っ!!う、後ろ!?」

 

今後の方針を考えていると女の子が拓真の後ろに倒れていたゾンビが起き上がろうとしているのに気づいて慌てて警告する。

 

拓真「っ!!」

 

風神弓「主!!!」

 

拓真も女の子の警告で気がついて振り向いたが既にゾンビは拓真に噛みつこうと襲いかかってきており既に拓真には避けることも防御することできない状況であった。

 

拓真(まずい!このままじゃ!俺も死ぬ…こんなところで…)

 

自らの死を悟り再び恐怖に陥いり始めた。

 

 

???「させるか!はああぁぁぁっ!!!」

 

拓真の死が着実に迫ろうとしていた矢先、女の子の声が響き、突如空から飛来し女の子が持っている薙刀でゾンビの頭部を切り裂いて完全に倒される。

 

???「無事か!?奴等に噛まれてわいないだろうな?」

 

ゾンビを倒した女の子は自分が股がるあるものが地面に足がつくと拓真と女の子に噛まれていないかと訪ねた。

 

拓真「あ…ああ、俺もこの子も噛まれていない…それよりさっきは助かった…もしあんたが来なかったら俺は…」

 

???「そうか、それはよかった、私は椿だ」

 

拓真「椿…俺は拓真それでこの子は…まだ名前は聞いてなかったな」

 

まだ自己紹介をしていなかったことに気づいて拓真と椿は女の子の方へと向く。

 

ひまわり「ひまわり…四宮ひまわり…」

 

椿「そうか、お前がひまわりか…君の両親から頼まれて探していた」

 

ひまわり「パパとママが!?今どこにいるの!?」

 

椿「ああ…だが…」

 

拓真「?どうしたんだ?後ずさるように顔をして…」

 

椿「…ひまわり…両親に会いたいか?」

 

ひまわり「もちろん、会いたいに決まってる」

 

椿「…なら覚悟はしていてくれ…」

 

拓真「っ!」

 

椿「それじゃあひまわりの両親のところにいこう、二人とも天馬の後ろに乗ってくれ天馬なら両親がいるところまですぐにつく」

 

そうして二人は椿が股がる天馬に乗り空をかけのぼっていく。

 

拓真「天馬か…あんたどうしてこんな動物を…」

 

椿「それをいうなら拓真もその弓のことも言えんだろう?」

 

拓真「っ!そうかあんたは…」

 

拓真は椿は自分同様に転生者だと気がつくが今はそれどころではないという状況だとはわかっていたので黙ったまま3人を乗せた天馬はひまわりの両親がいる場所へと向かっていった。

 

天馬に股がり数分海岸の浜辺へと到着した

 

椿「蕾!ひまわりを見つけたぞ」

 

蕾「姉様!本当ですか」

 

椿「ああ、それでひまわりの両親は…」

 

蕾「…駄目です、傷は癒せますけど…感染した病魔は…」

 

椿「そんな…くそどうにもならないのか!」

 

椿の浜辺で待っていたのは椿の妹だと思われる蕾であり、話から拓真は大体の現状を理解できた。

 

ひまわり「パパ!ママ!」

 

岩陰にひまわりの両親が岩に身体をもたれて、座っており衣服はゾンビに噛まれたのであろう血が滲んでおり顔からゾンビからのウィルスで顔色もよくなかった。

 

四宮父「ひまわり…!よかった…あいつらに噛まれてないな」

 

ひまわり「うん!拓真が助けてくれた」

 

四宮父「そうか…よかった拓真くんか娘を助けてくれてありがとう」

 

拓真「いえ、偶然通りかかっただけですから…」

 

四宮父「…ひまわり…よく聞きなさい…パパやママはひまわりとはもう暮らせそうにない」

 

ひまわり「パパ?ママ?」

 

ひまわりの父親が言うことにいまいち理解ができないひまわりは首をかしげた。

 

四宮母「ひまわりちゃん、ママ達…あのゾンビに噛まれちゃったの…」

 

ひまわり「え!?ママ達痛いの?」

 

四宮母「ううん、蕾ちゃんのお陰で痛くなくなったけど…げぼぉ!」

 

四宮の母親は話している途中に大量の血を吐きひまわりは突然のことで頭が追い付かず、他の三人も同様を見せた。

 

四宮母「げほぉ!げほぉ!…はぁ…はぁ…噛まれたら最後…ママ達もゾンビになっちゃうみたい…」

 

ひまわり「そんなぁ…イヤだぁ!死なないでママ!パパ!」

 

椿「くそ!本当になにか方法がないのか!?」

 

蕾「私の治癒術じゃどうしようも…」

 

拓真「……」

 

四宮父「拓真…くん…一つだけ…無理を承知で頼みたいことがある…」

 

拓真「俺に?」

 

四宮父「……私達にとどめを射してくれ…」

 

拓真「っ!?」

 

椿「何をいっているんだ!?そんなこと…」

 

四宮父「頭を射てば…私たちはゾンビになる前に死ぬことになる…ゾンビになれば君達や他の人を襲ってしまう…」

 

ひまわり「嫌だよ!止めてよ!パパ!」

 

四宮父「頼む…私達をこの苦しみから解放してくれ…」

 

拓真「……………」

 

 

選択肢

 

①頼みを聞き入れる

 

②頼みを聞き入れない

 

 


 
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