一刀が劉備たちと出会って一週間が経過した。
その間、一刀は劉備の家に間借りして引き続き怪我人たちの治療を行っていた。
劉備たちも率先して一刀を手伝い、結果、比較的重傷だった患者たちも後は静養で済むくらいに回復していた。
そして、医者としての仕事を終えた一刀は再び旅に出る事を劉備たちに告げるが、そこで劉備が待ったをかけたのであった・・・・・・
「何故止める?ここにはもう俺の仕事は残っていないはずだが?」
「その事じゃ無いんです」
「?」
「私達は、黄巾党の暴挙をこれ以上黙って見ていられないのです。いいえ、それだけではありません。この乱れた世の中そのものを変えたいと思いました」
「だから鈴々たちは旅に出る事にしたのだ」
「みんなが笑って暮らせる世の中を作る。そのために旅立とうと決めたんです」
「・・・それで、それを俺に言ってどうしようと言うんだ?」
「その・・・こうして会ったのも何かの縁ですし、一緒に旅をしてもらえないかと・・・・・・」
「お医者さんが一緒なら病気になったりしても安心なのだ」
「腕の良いお医者様なら尚更です」
「・・・・・・」
「駄目ですか?」
「・・・・・・どこか目的地はあるのか?」
「えっと・・・とりあえず白蓮ちゃん・・・公孫瓉ちゃんの所に行こうと思ってます」
「誰だ?」
「桃香さまのご友人です。幽州啄郡の太守であらせられます」
「・・・・・・なら、そこまでだ」
「え?」
「その公孫瓉の所に着くまでなら同行しよう」
「本当ですか?」
「ああ」
こうして一刀はしばらくの間、劉備たちと旅をする事になった
だが、この旅が今まででもっとも苦難の旅路になる事を
一刀はまだ・・・知らなかった・・・・・・
アキナスです。
今回は特に書くこともないので次に行きましょう。
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四人は・・・・・・