第一章『百熱の業火の中で…』
拓真(………地面の感覚がある…転生したのか?……それにしても焦げ臭いこの臭いは…っ!?)
転生した拓真は意識がはっきりして自分が地面に倒れていると感覚でわかったが焦げ臭い臭いがしたために目を開けて直ぐ様起き上がると周囲には住宅が並んでおり、その住宅はあろうことか燃えていた。
拓真「なっ!いきなりどうなってるんだよ!?」
???「その質問には私が答えましょう主」
拓真「なんだ!?どこから…」
???「ここです、主が身に付けている指輪です」
拓真「っ!?なんだこれ!?それに体も縮んでる!?」
風神弓「私が風神弓…女神アクアから主に授かりしデバイスです」
拓真「風神弓!?お前がか!?それにデバイスって…」
風神弓「詳しい話は後程で今は現状の説明をします、主が居られるこの場所は日本の近海の離島です、この火事の騒ぎは恐らく転生したての転生者が暴れているのでしょう」
拓真「なっ!どうしたこんなことを…」
風神弓「理解不能です…それより、主周りは炎に包まれております、私服ではお暑いことでしょうから勝手ながらバリアジャケットを装着させました」
拓真「そういえばこの服…これがバリアジャケットっていうものなのか…」
拓真は風神弓の気の聞かせで倒れていたときにバリアジャケットを装着されており服装はタクミの服装と同じ服装であった。
風神弓「現状はこれで以上です…それでどうされますか?」
拓真「どうするもなにも先ずは人がいそうなところに行かないと」
風神弓「当然ですね…どうやらここから橋でわたれる、島に港があります恐らくそこが避難場所になっているようです」
拓真「向島か…なら行ってみよう」
拓真は避難場所へと向かうことを決めて走り出した矢先奥の方で人影が見えた。
拓真「人だ!逃げ遅れか!?」
風神弓「っ!主!あれは敵です!」
拓真「そんなわけないだろ!?」
風神弓「よく見てください!主!あれは…普通の人ですか!?」
拓真「普通のってそんな当たり前…」
拓真「っ!?」
風神弓の警告で拓真は一度足を止めてその人を見ると至るところからは血が出血して肌は何か不自然な色をしておりそして目は完全に死んでいた。
拓真「なんだよ、あれ…死んでる?まさかゾンビ?」
映画やゲームでしか出てこない空想上の存在が目の前に登場したことによって恐怖に見回れる。
風神弓「主!敵がこちらに気づきました!来ます!」
拓真「っ!!」
ゾンビは拓真を捉えてこちらに向かってきて拓真は恐怖のあまり、金縛りにあう。
風神弓「主!」
風神弓はそんな拓真に見かねて起動状態本来の風神弓の姿にかわる。
風神弓「戦ってください!このままでは主が殺られます!」
拓真「っ!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
風神弓の言葉で拓真は錯乱しながら風神弓を構えてゾンビに向かって魔力の矢を連射して放つが冷静さのない拓真の攻撃はゾンビに当たらず着実に近づいてくる。
拓真「当たれ!当たれ!当たれぇぇぇぇぇ!」
風神弓「落ち着いてください!主!!」
拓真「っ!!」
風神弓は錯乱する拓真に一喝して落ち着かせた
風神弓「いいですか…まずは深呼吸してください」
拓真「でも!「いいから!」っ!…スー…ハー」
風神弓「私を構えてしっかりと狙いを定めてください」
拓真「……」
拓真は恐怖をなんとか圧し殺しながら風神弓の魔力の弦を引いて魔力の矢をゾンビに命中させるために狙いを定める。
拓真「……」
近づくゾンビを目に拓真は緊張から汗を流してそして…
拓真「っ!!」
矢を放ちそれは先程とは違いゾンビの頭部に直撃してゾンビは風神弓から放たれた矢の威力より吹き飛ばされてコンクリートの壁に激突し壁に罅が入る。
拓真「…はぁ…はぁ…やったのか…」
風神弓「はい、ですが恐らくあのゾンビは転生者が原因でしょう…他にもゾンビはいると思います、気を付けていきましょう」
拓真「…ああ…そうだな」
この緊張がまだ続くのかと拓真は思いながら周囲を警戒しながら歩き十分ほどして真っ直ぐ歩いていた通路がY字路に別れていた。
拓真「別れ道か…」
風神弓「右手は海岸方面に左手は商店街方面に続いているようです、右手が近道ですが恐らく生還者がたくさんいると言うことで群がるゾンビも大量にいると予想されます、反対の商店街方面は遠回りですからその上もう人もいないと思うので比較的に安全かと思われます」
拓真「近道を通るか…安全を通るか…」
選択肢
①右にいく
②左にいく
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平行世界…それは無数に枝分かれしたもしもifの世界、もしも何々していればとその時行動していない行動をifと示す、他にも根本的から変わっている世界と存在する…影と戦った終焉者、管理局の闇を倒した光の戦乙女達、原点を沿いながらもさまざまな所でねじ曲げた規格外など、これらは転生した人々…転生者が動いた結果である。
そして、今宵また新たな世界が始まる、これはその世界に転生し巡りあった光の兄弟達の物語である
この作品は視聴者参加型をとらせていただきますので選択肢の所で自分が思った方をコメントしていただけると嬉しく思います