いぬねこ!11~龍崎さん誕生日SS~2015
「乙姫、来たわよ」
「いらっしゃい!真梨!」
私の誕生日に過ごしたいと真梨がすごく可愛いことを生徒会室で言ってきたから
二度返事をして私はその日の間ずっと胸躍らせて待っていた。
そしてその時間がようやく来て、この日はずっと真梨とイチャイチャできると
興奮を隠せないまま真梨と接していると。
「ちょっと、乙姫。そのだらしない顔どうにかならない? うざいんだけど」
「ひどい!」
そんなきつい言葉の中にもしっかり私に対しての愛が含まれているのが
わかってるから何だか嬉しくなる。
そういういつもの流れから二人で見ようとしていた映画のDVDや野球で
これからどの選手が伸びるかの話をしているうちにあっという間に外が真っ暗に
染まっていることに気付いた。
時計を見るといい感じの時間になっている。
その後二人で軽い食事を取ってから何となく手を繋ぎながらベッドの上で座りながら
寄り添っていると、何だか胸の奥の方からムラムラする感情が高まってきた。
**
「真梨・・・」
「な、何発情してるのよ・・・」
「真梨こそ・・・」
私の気持ちがそのまま真梨に移ったかのようにまるで同じように顔を赤らめて
少し照れが入った真梨の反応が可愛すぎて今すぐにでも押し倒したい気持ちに駆られた。
しかし私がこういう気持ちになっているということは・・・。
「あー、もう。もう我慢できない・・・!」
「ちょっ、真梨!?」
どさっ
そのままベッドに押し倒すような形で私が下の方に、真梨が私の上に覆いかぶさる
ような形になっていた。そして私が反応する前に真梨が強引にキスをしてきた。
「ん・・・」
唇を重ねてすぐ急かすように強く舌を口の中に押し込まれるようにされて
私は体がゾクっとなって顔がカァッと熱くなっていった。
二人で手を絡ませながら口では舌も絡ませあっていて、だらしなく涎が少しずつ
垂れていくのが何だかくすぐったい気持ちにさせていく。
「ふぁ・・・」
くちゅっ・・・くちゅっ・・・。
そしてしている最中に真梨が片方の手を離しておもむろに私の服の下に手を入れて
胸の辺りを探って揉み始めて、私の体が過剰に反応をしてまるで痙攣のように
体が強く跳ねた。
「んんん・・・!」
真梨は静かにしてと言うような目をしてキスをしながら私に睨みつけてくる。
その強い視線によって私はより強い快感に支配されていく。
「うはぁん・・・!」
真梨が口を離すのと動じに私の口から変な声が漏れる。
その後真梨は思い切り私の服と下着を剥ぎ取ると、自らも脱いでお互い裸で
すり寄せるようにして私にくっついてきた。まるで猫のようで愛らしい。
「真梨・・・」
「なによ・・・」
つい意味なく愛しい人の名前を呼ぶと真梨はその後の私の言葉がなくて
つまらなそうな顔をして私のお腹の辺りをさすった後、舌をつけて少しずつ上に
移動してくる。
そのくすぐったさと気持ちよさがたまらなくて変な声が出てしまいそうになる。
それをグッと堪えるだけで時折漏れる声が妙にエロく聞こえてくる。
「んふぅ・・・」
「ふふっ、乙姫のうっすらかく汗・・・おいしい」
「そんなこと言わないで・・・」
「そろそろ良い感じに濡れた頃かしら?」
そう言って私に綺麗な指を見せる真梨。その指が視界から消えその後に
ゆっくりと沈み込むように中へと入っていく感覚が鋭く鈍く私の体の神経全体が
痺れるように走っていく。
「あぁぁ・・・!」
「ふふっ、いい声で鳴くじゃない」
「あ・・・!や、やめ・・・!」
「あら、やめていいのかしら?」
本気で言っていないってことくらいは真梨は知っている癖に私を困らせたいために
わざとそういうことを言っているのだ。そういうところがまた・・・たまらなく好きなのだが。
「もっと・・・お願い・・・」
「よく出来ました」
まるで女神のような美しい笑顔を私に向けて私の中を傷つけないように、そして
さっきよりも早く私の中をかき混ぜていく。
あまりに津波のように押し寄せてくる快感に私の体はビクッビクッと痙攣のように
体を跳ねらせて喘ぎ声が止まらなくなる。
口の端から涎がだらしなく垂れて体中の力が抜けていく。
最後にアソコに入れられた指がとろとろの液体に濡れているのを見て更に私は
ドキドキを増していく。
そして私の愛液に包まれた指を真梨はゆっくりと美味しそうに舐めとっていった。
最後に私の股から溢れる愛液も舐めてから満足したように胸を上下させている私の傍に
横になって嬉しそうな顔をして視線を合わせてくる。
かわいいな・・・。なんでこんなに可愛い娘が私の傍にいてくれるんだろう。
前も一度考えたことがあるその思考が私の頭いっぱいに広がっていった。
でもずっと胸には真梨の愛情がいっぱいに広がっていてとても幸せだった。
だから・・・。
この幸せを一人で味わうわけにはいかないでしょ。
呼吸を整えた私は隣で私を見ていた真梨の上に乗るようにして汗をかきながら
笑顔を浮かべて言った。
「乙姫?」
「今度は私の番よ、今度は真梨の可愛い声を聞かせてね」
「まったく・・・乙姫は変態なんだから」
今、二人は同じような顔をしているに違いない。言葉とは違って互いに愛しいものを
見る目をしながら微笑んで体を重ねる。
してもらった時には気付かなかったけれど、今部屋の中は私と真梨と汗の匂いが
混じり合ったような匂いがする。好きな人の匂いがするだけで気持ちは高揚して
まるで一つになったかのように相手の気持ちよく感じてくれる部分がわかった。
その間、私の頭の中が固くなるような真っ白になっているような感覚のふわふわした
状態で真梨を気持ちよくさせていく。多分先にしてもらった影響かもしれない。
とろとろ、ふわふわした感覚に包まれて私たちは時間を忘れ互いに気持ちよく
なっていく。エッチが終わった後もしばらくの間、体を密着させて余韻を味わいながら
キスをずっとしていた。
ずっとこうして愛し続けられたら良いなぁとぼんやり思いながら真梨の手を
強く握って願うように想った。
くだらないことでケンカしたり罵られたり、真梨だから私は続けていられるんだよ。
そんなこと真梨には言えないけど、私はどんなことがあっても彼女を愛し続けられる
自信を強く持っていた。
こんな刺激的な毎日が送れることに私は真梨に感謝をしている。
見た目の割に弱くて甘えたがりなめんどくさい私を愛してくれて心の底から
「ありがとう」って…。
お終い。
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ふたりでえっちなことをするおはなし。しかし言葉の使い方が幼稚なせいか全然えろく感じないかもですががんばりました(*´ェ`*)
イラスト→http://www.tinami.com/view/787016