今日はひとつ、模型の話をしよう。「ウェザリング」という言葉はご存知だろうか?
そう、モデルの表面を汚れた風に演出して、実物さながらの雰囲気に近づけることである。
で、本題に入ってしまうと、そのウェザリングを簡単に行えるツールがあるのだ。
タミヤから発売の「タミヤ・ウェザリングマスター」である。
実際に持っている、そして使用されている方もいらっしゃることだろうとは思うが…
…こんな感じで、各ウェザリングのカラーと専用のブラシが入っている。
…なんか、化粧品のファンデーションみたいだ。
さて、今回はこれを使って鉄道模型にウェザリングを施してみよう。
今回のネタに大抜擢されたのはこちら、ビタミンシャワーしずおか号こと静鉄1011Fだ。
では、今回は屋根を汚していこう。
こういう架線集電式電車の場合、ほとんどはパンタ周辺に汚れが集中する。パンタが架線をこすれば摩擦が起きる。
そして、電車のパンタの場合はこの架線をこする「スライダー」と呼ばれる部分がカーボン繊維でできている。
そのため摩擦でスライダーのカーボンが剥がれ落ち、屋根に付着するというわけ。
使うのはこちら、Bセット。先にも述べたが、パンタのスライダーはカーボンなので屋根は黒く汚れる。
ので、真ん中の「スス」を中心に使うことにしよう。
こんな感じで汚していく。パンタ周辺が特に黒く汚れるようにしていくといいだろう。
実際にはこんな感じで、隣り合う車輌の屋根もパンタに近い側は汚れるので、編成モノの場合にはそのあたりを考えてみるといいだろう。
続いて「サビ」や、Cセットの「ガンメタル」を使って周囲を汚していく。ともに架線のトロリー線に由来する金属汚れの再現だ。
出来上がったのがこんな感じである。これだけでもかなり雰囲気が出たのではないだろうか?
…汚しすぎじゃないかって?
いやいやいや、考えてみて欲しい。電車は走っていくうちに汚れるものなのだ。
もう一度言おう。電車は汚れるものなのだ。
ウェザリングがお手軽にできる魔法のツール、タミヤ・ウェザリングマスター。
是非一度、お試しあれ…。
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電車だって走れば汚れます。
だから鉄道模型だってウェザリングをしてやれば実感的になるかも…。
というわけで、今回は静鉄電車を汚していきます!