それはずっとずっと昔のこと。
ある所に「天使の世界」があった。そこは主神と四大天使よって統治されたユートピアであった。
しかしそこへ「闇」が来訪。四大天使の一人に自分の力を分け与え、最初の悪魔を誕生させた。最初の悪魔は仲間を増やし、天使の世界に今までにない規模の争いが起こるようになった。
それからしばらくの後、天使達の間にある噂が流れるようになる。この混乱の中にあって天使達の前に姿を現さない主神。それが天使達の間に不信感を芽生えさせていった。

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やがて噂は肥大し、ついに「主神は存在しないのではないか？」と考える者達が現れる。真相を知るはずの四大天使は口を閉ざし、それが返って憶測を呼ぶ結果になった。四大天使の統治への異を唱える者が台頭し始め、天使の世界はより混乱していく。
そして禁を破り一人の天使が神殿の奥深くへと足を踏み入れる事となるのだがそれはまた別の話。彼女が見た主神の正体とは…