邪教徒オレンジおじさん本音短編小説その1を書きます。
「えつ子のわしへの裏切りは許せん!」邪教徒オレンジおじさんは、一人よく行くバーのカウンター席でぶつぶつと口ごもりながら呻いていた。
「ずっとこのわしと一緒にやって行くと約束したのに・・・・」おじさんはバーテンダーがつくってくれた濃い味のカクテルをぐびぐびと一気に飲み干すと口からたらたらとカクテルの汁を垂らしながら目をギラギラさせて血走らせて周囲をずっと睨みつけていた。
「あいつがわしが一番良いと言っていたのは金払いが良い時だけじゃった」
「いい気になるなよ」ぐびぐび・・そう言いながらまた邪教徒オレンジおじさんはバーテンダーがつくってくれたスクリュードライバーを口からたくさんこぼしながら煽っていた。
「でも、えつ子安心しろ!お前の処分はもう決めてある・・・お前は、あの女と同じようにまず存在不明になってもらう・・それがわしを裏切った天罰じゃ・・・」
「もうすぐお前が・・えつ子でなくなる日がくるんじゃぞ!・・・・おお、あれはあの扉に立っている感じの良い青年はあれは、、ついこの間出会い系で知り合ったノラルじゃ、わしの新しいお気に入りすごい美男子なんじゃ・・・もうえつ子はこれで用なしじゃ!」
「お待たせしましたオレンジおじさん、今日はご機嫌が随分と良さそうですね。ニコニコしている・・・」いつの間にか超美男子ノラル君がオレンジおじさんの前に立っている。
「おお、おぉ、お前にも分かるかい、よしよし、あんたはとっても良い子じゃ、わしが今一番大事なのはあんただけじゃよ・・・本当じゃよ!」そう言いながらオレンジおじさんの淀んでくすんだ瞳が一瞬ギラギラと光り輝いた。
「えつ子の未来はきまったようなもんじゃ、わしが似ている偉い闇の組織に依頼の電話をしてやった・・・もうじきあいつも・・・くっくっくっ・・・」
この手口で今までに何人オレンジおじさんは自分を袖にした相手を不幸に追いやってきたことか・・・。
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邪教徒オレンジおじさん本音短編小説その1を書きました。
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