No.781412

孫権伝ー5

ユウヤさん

孫権伝第五話になります。

今日は魏ルート最初の三人の登場です。

一刀はきっと風に抱きつきたくて仕方なかったに違いありません。

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2015-06-03 14:48:40 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4600   閲覧ユーザー数:3627

 

 孫権伝第5話

 

 『最初の3人』

 

 

 

 

 趙雲「待ってくだされ北郷殿。貴方は孫家の姫君の臣とおっしゃっていたが、どうして単騎で駆けつけたのですかな?」

 

 一刀「ん?えっと、そうだな・・・俺自身がちょっと名声が欲しかったからかな?正直言って臣になったのは本当に最近なんだ。で、一寸政策を執行するにあたって名声が欲しかったからかな?」

 

 まあ、最初はそう言う思惑は無かった訳だけど・・・だってバイクで掻き回してそのまますぐに柴桑に帰る予定だったのだから。言えるわけありません。ただオーバーテクノロジーで無双したかったとか・・・言えるわけありません。大事なことなので二回言いました。

 

 趙雲「ふむ、なるほど・・・無謀なお方ですな。」

 

 一刀「否定はしないよ。さてと、俺は戻るよ。正直黙って出て来たから何言われるか分かったもんじゃない。」

 

 趙雲「む?柴桑に帰るのですかな??」

 

 一刀「ああ、そうだけど・・・」

 

 趙雲「ならば我等も同行しても?私の連れも実は見聞を広げるために大陸を見て回ってるのですが、柴桑も見て行きたいようなのです。」

 

 一刀「・・・そうか、ならばちょっと待っていよう。」

 

 趙雲「ならばしばし待たれよ。連れて来るのでな。」

 

 そう言って趙雲さんは“風と稟”を呼びに行った。

 

 一刀「・・・・・・はぁ、まさかこんな所で最初の三人に会う事になるとはな。」

 

 正直、あの二人に会ったら正気を保っていられるだろうか・・・いや大丈夫だ。俺は華琳を・・・あの子の道をぶっ潰すって決めたんだから。

 

 一刀「黒耀、これからよろしくな。」

 

 待ってる間に俺はこれからの相棒になるであろう黒耀に話しかけながら待つことにした。そう言えば、兜脱いでないな。

 

 一刀「ふぅ。あっち~。」

 

 黒耀「ブルルルル」

 

 兜を脱ぐと黒耀がすぐに俺の顔にすり寄って来た。

 

 一刀「はは、くすぐったいぞ黒耀。」

 

 ??「おやおや~、お馬さんに好かれてますね~お兄さん。」

 

 一刀「っ!?・・・君は?」

 

 ??「風は程立仲徳と申します~。星ちゃんの旅のお供ですよ~」

 

 ???「風、真名で言っても誰か分からないでしょう?失礼しました。趙雲と共に大陸をめぐっている者です。戯志才と名乗っております。」

 

 一刀「名乗ってるって・・・偽名ですって言ってるようなものだろう?」

 

 戯志才「これは失礼・・・こんな世の中ですから名前はちょっと・・・」

 

 一刀「いや、いいんだ。そう言えばあの子は?」

 

 趙雲「こっちですぞ、北郷殿。」

 

 そう言われて後ろを向くと趙雲さんが黒耀を撫でていたのが目に入った。

 

 一刀「黒耀はどうだい?いい馬だろう?」

 

 趙雲「ええ、此処までの馬はそうはいませんな。おっと、そう言えば自己紹介がまだでしたな。我が名は趙雲、字は子龍と申します。」

 

 一刀「ああ、そう言えばちゃんとはしてなかったね。俺は北郷だ。よろしく。」

 

 こうして俺は三人を引き連れて柴桑に向けて移動を開始した。ちなみに風と稟・・・程立と戯志才は黒耀に乗せている。趙雲にはむくれられたが、さすがに文官肌の二人を馬があると言うのに歩かせるのもなんだかなぁと思いそうしている。

 

 一刀「さてと、丁度昼時だな。都合よく近くに小川があるし、食料調達でもするか。」

 

 趙雲「ならば私は肉の確保をいたしましょう。」

 

 程立「なら風達は山菜を取ってきますよ~。」

 

 戯志才「では各自食料を確保して来ますか。」

 

 こうして俺達はそれぞれ食料を調達すべく動き出した。俺はまずはそこらの倒木を使って火をおこしてすぐに川に入り熊の鮭捕りの要領で川魚をパシパシ陸に叩き上げていた。遠方では獣の悲鳴と『ぷはぁぁぁ!』という某軍師特有の効果音付きの悲鳴が聞こえてきたが、俺はあえて聞こえないようにした。

 

 

 一刀「おかえり、子龍、仲徳、戯志才。」

 

 趙雲「ただいま戻りましたぞ。大猪で牡丹鍋ですな。」

 

 この時代に牡丹鍋など有るのですか?

 

 程立「こっちは山菜が多く取れました~。風はキノコの炊き込みご飯がいいですね~。」

 

 戯志才の鼻血の原因はそのキノコじゃないですよね?

 

 戯志才「ふが・・・私はかき揚げが食べたいですね。」

 

 いやだから、時代背景かなり無視で・・・いや、俺が居る時点で仕方ないですね。

 

 一刀「思いのほか多く捕れたな。じゃ、調理するぞ~。」

 

 そのまま俺は川魚のモツを取り除き、どこで入手したのか木串に突き刺し焚火で焼き始め、猪も血抜きをしてつるしながら皮を剥ぎ、肉をさばいて行く。山菜は川水を汲んで来てそれに浸けて灰汁抜きをしながらどうするか思案したが、キノコと山菜と猪の肉を一口大に切りそろえて炒める事にした。

 

 一刀「ま、鍋とかどっから出したとか突っ込みたいけどね。」

 

 趙雲「北郷殿、そこは気にしては負けですぞ。」

 

 一刀「だね・・・」

 

 その後出来た食事をたいらげた俺達は再び柴桑に向けて歩き出したのだった。

 

 そして、その日の内に柴桑に到着した。入口には孫権と張昭が仁王立ちしていた。うん、俺死んだ。超怖いこの二人。怒るときっと覇王様もたじろぐ覇気を放ってるに違いない。

 

 一刀「子龍、俺の骨は拾ってもらえると助かる。」

 

 趙雲「あい分かった。一片たりとも取りこぼしの無いようにしますぞ。」

 

 一刀「助かるよ(;△;)」

 

 その後の説教は本当に大変だった。何せ人の往来がある場所の片隅で、黒い鎧を着こんだ人物が太守とその軍師に正座させられて説教をされてるもんだから、俺自身の精神は通常の説教よりもガリガリ削られていたのだ。グレイズなんて目じゃないくらいカリカリ、もといガリガリ音を立てていたに違いない。

 

 

 

 あとがき

 

 黒耀は牝馬です。

 

 一刀「なぜそれを此処で言う!?」

 

 さて、今回は魏ルートでの最初の三人です。厳密には最初では無いのですが・・・あの三馬鹿はカウントしない方向で。

 

 一刀「だからスルーするのやめてくれないかなぁ!?」

 

 もう、いいじゃない。種馬だもの。

 

 一刀「やめろ!獣○物にするつもりか!?」

 

 え?やるの??やっちゃうの???引くわ~。

 

 一刀「もう・・・いや。」

 

 さ、今日のゲストは・・・弥生さんです!

 

 弥生「・・・この前は・・・よくも・・・沈めてくれたね?」

 

 ・・・・・・すんませんでした!!!!!!!(超土下座)

 

 一刀「ちょ、おま・・・最低だな!」

 

 ちょ、ちょっと意識が逸れていたんです・・・大破してるのを・・・見逃していて・・・

 

 弥生「で、予告すればいいの?次回『ユウヤ、暁に沈む』とか?」

 

 勘弁して下さい!?

 

 一刀「『貂蝉に掘られる』?」

 

 嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 弥生「いい感じにユウヤが壊れたので、次回『艦これ~00××鎮守府~ 第5話』です。」

 

 一刀「楽しみにな。」

 

 いやぁぁぁ、貂蝉来るなぁぁぁぁ!卑弥呼も寄ってくるなぁぁぁぁぁぁ!!腰くねらせながらにじり寄るなぁぁぁぁぁぁ!!!于吉まで俺を標的にするなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!にぎゃぁああああああ!!!!!

 

 二人「「・・・・・・・やりすぎたか」」

 


 
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