No.778985 東方で遊戯王してみよう【三話】ゲッターさん 2015-05-22 23:56:54 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1052 閲覧ユーザー数:1049 |
【ターン6】
魔理沙の目に生気が戻る。
魔理沙「そうだよな…、私がダメじゃ、ずっとダメだよな」
隣に霖之助がいるような気がして、魔理沙は安心感を覚えると同時に、諦めるもんかという思いが込みあげてくる。
霊夢「魔理沙…」
魔理沙「悪かったな、霊夢。もう大丈夫だ、私は負けたりしないぜ!」
その時、魔理沙の右手が光ったような気がした。
霊夢「…!?(右手が光った? まさか…引き当てる気なの…キーカードを?)」
動揺する霊夢。
外の世界には、右手が光る決闘者がいて、彼らはピンチの時に切り札を引くという伝説があるのだ。
魔理沙「行くぜ! ラストターン! ドロー!!」
引いたカードを見て、ニッと笑う魔理沙。
霊夢「なにを…引いたの…?」
魔理沙「来たぜ、逆転の手がな!!」
魔理沙はカードを場に出して叫ぶ。
魔理沙「まずは邪魔なそのカードからだ! 魔法カード「サイクロン」!」
破壊の竜巻が霊夢のセットカードを破壊する!
その正体は「神の警告」だった。
霊夢「くっ!?」
魔理沙「危なかったぜ、それがあると厄介だったぜ」
そして、魔理沙は手札から二枚のカードを取り出し、高らかに宣言する。
魔理沙「私は手札から「星読みの魔術師」と「時読みの魔術師」を使い、ペンデュラムスケールをセッティング!」
モンスターゾーンの両端に「星読みの魔術師」と「時読みの魔術師」を配置して、特殊なゾーンが形成された。
魔理沙「これで私はレベル2からレベル7までのモンスターが無条件で出せるぜ!」
霊夢「ペンデュラム…、はっ! そのカードはこのためのカードだったのね!?」
霊夢は境内に落ちていたカードを思い出し、それの持つ力に驚愕する。
魔理沙「さらにリバースカードオープン!「強欲な瓶」で一枚ドローだ! そして霊夢これが私のラストターンの全てだ!!
来い! 「オッドアイズ・ドラゴン」!「魔装聖龍 イーサルウェポン」!」
魔理沙の場に2体の龍が現れる!
霊夢「こ、これがペンデュラム召喚…」
魔理沙「まずはイーサルウェポンのモンスター効果を発動! このカードがP召喚に成功した時、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻すぜ!」
イーサルウェポンの両眼が輝き、その効果で霊夢のリバースカードである「ヒーロー・ブラスト」が手札に返された。
霊夢「バウンス能力…!?」
魔理沙「さらに手札から「デーモンの斧」を「オッドアイズ・ドラゴン」に装備するぜ!」
オッドアイズがデーモンの斧を顎で持ち、ネオスへと構える。
霊夢「しまった! ネオスの攻撃力は2500しかない!」
魔理沙「そして今のオッドアイズは攻撃力が3500! いくぜ!
駆けろ!オッドアイズ・ドラゴン!」
オッドアイズがネオスと格闘を始める。
しかしパワーを上げたオッドアイズがネオスを一刀両断にした!
魔理沙「やったぜ!」
ガッツポーズをする魔理沙。
霊夢「そ、そんな…」【LP7500→6500】
魔理沙「まだ終わらないぜ! オッドアイズ・ドラゴンの効果で破壊したモンスターの攻撃力の半分の数値がバーンとして霊夢へと与えるぜ!」
霊夢「なんですって!?」【LP6500→5250】
魔理沙「さらにイーサルウェポンでカードガンナーへと攻撃! 「イーサル・バースト」!!」
イーサルの光線がカードガンナーを包み込んで破壊する!
霊夢「きゃあ!!」【LP5250→3350】
魔理沙「よっしゃあ! 全滅したぜ!(後は私のセットしてある「聖なるバリア -ミラーフォース-」でどんな強力カードも無意味にしてやるぜ)
ターンエンド!」
【ターン7】
霊夢「驚いたわね、あそこまで落ち込んでいたのに今度は私を追い込むほどに立ち治っちゃって…。けどね、私だって負けられないわ。リベンジを果たすの! ドロー!」
そして 霊夢が 笑う
霊夢「見えたわ、私の勝利が」
魔理沙「え…」
霊夢「手札からE・HERO エアーマンを召喚!」
魔理沙「エアーマン!?」
霊夢「モンスター効果により、魔理沙の伏せカードを破壊よ!」
魔理沙「しまった!」
霊夢「聖なるバリアーミラフォースね…、良いカードを除去できたわ。そして邪魔なものは無くなった! 私はさらに「リビングデッドの呼び声」を発動し、墓地に眠る「E・HERO ネオス 」を甦らせるわ!
これでラストよ! 「マスク・チェンジ・セカンド」を発動し、「ネオス」をマスクチェンジさせる!」
魔理沙「!?」
霊夢「ネオスを「M・HERO 光牙」に変身召喚!」
新たなM・HEROがフィールドに降り立ち、魔理沙の顔が引きつる。
魔理沙「嘘だろ…?」
霊夢「そして、「M・HERO 光牙」のモンスター効果を発動。このカードの攻撃力は相手フィールドのモンスターの数×500アップする、でもそれだけじゃないの」
魔理沙「…え?」
霊夢「1ターンに1度、自分の墓地の「HERO」モンスター1体を除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために除外したモンスターの攻撃力分ダウンする。この効果で除外するのは、もちろん「E・HERO ネオス」」
この効果で魔理沙のオッドアイズの攻撃力が2500ポイントダウンし、その攻撃力はわずか1000となった。さらに光牙の攻撃力はオッドアイズとイーサルがいるため、その攻撃力は3500に達した!
霊夢「行くわよ! 魔理沙! 駆けろ 光牙!!」
魔理沙「ひいいい! 逃げろオッドアイズ!!」
逃走行動に移るオッドアイズ。しかし高速で飛行する光牙にとってオッドアイズを捉えるのはたやすい。
だから、背後を取った光牙に対して、悪魔の斧での攻撃を見舞う。
しかし、悪を退治するのはいつの時代でもヒーローだった。
霊夢「これで終わりよ! レイザー・ファング!!」
光牙のレイザー・ファングがオッドアイズを袈裟切りにして、爆発させた!
魔理沙「…ま、負けた…」【LP1600→0】
負けたが、心の中はなぜか清々しかった。
魔理沙「香霖…、私はもう逃げないぜ」
三話へと続く……
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~前編のあらすじ~
香霖が組んでくれたデッキを使うも、霊夢の繰り出すコンバットトリックによるコンボ攻撃で心が折れ駆ける魔理沙。
霊夢の激に立ち直ることが出来るか!?
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