No.773707 【獣機特警K-9ⅡG】囚われのエルザ(前編)【交流】古淵工機さん 2015-04-27 00:03:37 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:1094 閲覧ユーザー数:1055 |
それはある休日のことだった…。
「ふう、やはり14年も稼動していると身体にくるな。メンテナンスを受けておいて正解だったよ」
大通りを歩いているのはラミナ警察署の署長エルザ・アインリヒトだ。ちょうど臨時メンテナンスを終え、上機嫌だった。
「そうだ、せっかくだからたまにはシュークリームでも頂いていこうかな…」
いくらラミナ署の署長といえど、そこはやはり女性。たまには甘い物も欲しくなるものである。
彼女が歩き出そうとしたその時だった!
「ぐ…!?」
突然、路地裏から出てきた影に、後ろから高圧電磁スタンガンを突きつけられるエルザ。
そして彼女はそのまま機能を停止し、倒れこんだのだった。
所変わってここは薄暗い倉庫の中でエルザは目を覚ました。
「…ここ…は…、そうだ、私は後ろから何者かに…っ!?」
エルザの身体は強力な拘束具でつなぎとめられていた。
「ふっふっふ、お目覚めかなエルザ・アインリヒト署長」
「貴様らは誰だ!?」
目の前に現れたのは、モヒカン頭のテラナーとサングラスをかけたイボイノシシ形ファンガー、それに刺青を入れたサイ形ファンガーであった。
「へっへっへ、悪く思うなよ署長さんよ。どうあがいても無駄だぜ」
「なんだと!?貴様ら、私をどうする気だ!?」
「これからアンタにゃ俺たちの『商品』になってもらう」
「これほどいい身体のロボット女はいねえからなあ、ゲヘヘヘ…」
詰め寄る三人組に、エルザはなおも吼える!
「ふざけるなっ!だれが貴様らなどに…ぐっ、う…!」
「ククク…ムダだと言っておいただろ?アンタの武器は全て取り上げた。第一そんな腕で何ができる?」
「な…に……!?」
恐る恐るエルザが自分の身体の横に目をやると、なんと腕が取り外されているではないか!!
「こ、こんな…まさか…!」
「抵抗されると困るからな。腕は外しておいたぜ」
「ま、『商品』に腕なんてものはいらねえしな、ファーッハッハッハッハ!」
「おッ…おのれッ!貴様らこんなことをしてタダで済むと思うな!!」
「お生憎様。何を叫ぼうが無駄なこった!まあせいぜい売られた先の惑星で男どもを喜ばせるんだな」
「ぐっ…!この密売人どもがッ…!」
突如ロボット密売グループに捕まってしまったエルザ署長!
果たして彼女は助かるのだろうか!?後編へ続く!
Tweet |
|
|
3
|
1
|
追加するフォルダを選択
あんなイイ身体してるんだもん、狙われないはずがない!?
あと今回若干メカバレ表現あります。
■出演
エルザ:http://www.tinami.com/view/551405