ギルティ&ペナルティ
01:好感度が低いと諸共デッドエンド
善「美術の宿題、どうしよっか?」
阿「テーマは自由、と言われてもな。そう言うのが一番困るんだが……」
善「だよねぇ。もういっそ字を書いて提出してみたり?」
阿「……ふむ」
阿「『やっぱり神様なんていなかったね』」
善「元ネタ知らなくても心の健康疑われるからやめよう? つみきちゃん」
02:好感度高くてもヒロインデッドエンド
阿「まあ、やった事はないんだけどな」
善「高校二年だし、何より私達女の子なんだから」
阿「そうだな、お前の言うとおりだ。悪かった」
善「あれ、なんだかつみきちゃんいつもと……」
阿「『マタ アエルトイイネ』にすべきだよな」
善「同じだったー!」
03:割と主人公の所為で第三者がデッド
善「どうしたのつみきちゃん。今日は心に刺さる欝エンドの日なの?」
阿「いや、スケッチブックで文字ネタとなると数が少ないからな」
善「二つ目でいきなりスケッチブック関係なかったよ……」
阿「ONEの上月澪が真っ先に思いついたんだが、お前の心を抉るネタが無くてな」
善「つみきちゃん、やっぱり心の病院行った方がいいかも」
阿「カナリアの綾菜ルート一週間耐久で考えよう」
善「私が担ぎこまれるよ!」
04:ドラマみたいでかっこいいですよね
善「綾菜ちゃんルートは駄目だよ……。クリア後の事考えるともやもやするよ……」
阿「ぶっちゃけ他のキャラのルート行った所で綾菜の辿る道は変わらんけどな」
善「カナリアダイナティックとか欲しかったよねぇ」
阿「一流の悲劇よりも三流の喜劇を、という奴だな」
善「うん、折角生まれてきた物語なんだからハッピーエンドがいいよ」
阿「真冬に外でアイスを食らう重病人みたいな台詞だな」
善「見も蓋もないキャラ紹介はやめてあげて」
05:高校生ですともさ
阿「まあなんだ。一時期そう言うのが妙に流行ったよな」
善「だねぇ。一作品に必ず一人それ専用のキャラがいたよね」
阿「大人しかったり地味だったり、妙に明るいキャラの爆弾率といったら……」
善「段々飽和してきたって言うかマンネリ化してきて落ち着いたけどねぇ。……ところで」
阿「うん?」
善「私達、高校生だよね?」
阿「現役でな」
06:最近では某3ヶ月の間家族交換をするゲームでやりました
阿「気を取り直して宿題の事でも考えるか」
善「字を書く云々言ったのは私だけど、脱線しすぎたよね」
阿「大体、テーマが悪い。どうせテーマ考えるのがだるかったんだろこんなもん」
善「つみきちゃん、本当に先生が嫌いだよね」
阿「ああ嫌いだな。ツンデレの皮をかぶった暴力女並に嫌いだ」
善「そういうキャラのボイスとか個別でOFFにしてるもんね」
阿「そうだ。間違ったツンデレの撲滅PRポスターを作ろう」
善「提出された先生の困惑顔が目に浮かぶからやめようよ……」
07:とにかく色んな人達がデッドエンド
阿「全く。あれも駄目これも駄目と、お前は教師か」
善「二重の意味で違うし、真面目にやらないと怒られるよ?」
阿「私は大真面目なんだがな」
善「そういう真面目さを出すくらいなら無難に人物画にでもしようよ……」
阿「人物画な…………よし」
善「決まった?」
阿「汐、ダブルキャストでもやろう」
善「全然違う事考えてたっ!!」
阿「ロードとスキップなしプレイな」
08:ドアノブが照れたから全滅デッドエンド
善「うわぁ「フンッ!!」された!」」
阿「まあ初プレイは基本このエンドに行くよな」
善「佐久間さんがすっごい地味に死んだよ!?」
阿「置鮎キャラだからなぁ」
善「メガネちゃん! メガネちゃんが浴槽で!」
阿「楠木翔子な」
善「……つみきちゃん、このゲームハッピーエンドちゃんとある?」
阿「奇遇だな。私も初めてやった時そう思った」
09:相槌打ちつつ筆は進んでいた模様
善「はー。やっとクリアしたよ」
阿「攻略情報なしでクリアは中々だな」
善「でもこれ結局ちゃんと終わってるのかわかんないよね」
阿「そこはまあ別ゲーと同じで解釈は自由だろう」
善「うん、まあそうなんだけどって宿題できてない!」
阿「私は出来たけどな」
善「うそぁ!?」
10:『友達』
善「え、いつのまに?!」
阿「お前が体から出せる全ての液体を噴出しながらジェノサイドエンドやってた時に」
善「その言い方だと明らかに出しちゃいけない液があるでしょやめてよ!」
阿「まあとりあえず私の宿題は終わったからそろそろ帰るか」
善「ちょっと待ってせめて何かいたか見せてよっ!」
阿「おいこらお前こそ待て誰が見せると……あ」
善「あ……」
阿「…………」
善「……つみきちゃん」
阿「……何だ」
善「いつか降る雪やって見せて」
阿「密林通販でも探すか……」
とぅ びぃ こんてぃにゅー?
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ギルティ&ペナルティってガッデーム&ジュテームみたいですよね。
いえ、だからどうしたと聞かれましても。