真・恋姫†無双 × クロノトリガー
『真・恋姫†無双 ~時の外史~』
第14話「風になれ!白熱バイクレース」
霞「や~ん、一刀や一刀や一刀や~♪」
一刀「ちょっ、霞、くっつきすぎだよ!」
霞「だって会いたかってんも~ん!」
俺の姿を見るや否やジェットバイクから降り、胸に飛び込んでくる霞。
嬉しいんだけど、周りの視線がものすごく痛い。
――――――”霞(しあ)”
魏の騎馬将軍であり、”神速の張遼”の異名を持つ名将。愛紗に憧れ”飛龍偃月刀(ひりゅうえんげつとう)”という青龍偃月刀に類似した矛を持つ。
姓は張(ちょう)、名は遼(りょう)、字は文遠(ぶんえん)、真名は霞(しあ)。
愛紗「霞、お主もこの世界に来ていたのだな。というか、いい加減離れんか!」
霞「おお愛紗!久しぶり~♪ん~ちゅっちゅ♪」
今度は愛紗に抱きつき、キスを迫る。
愛紗「こ、こら霞!よさんか!」
霞「ん~ええやないの~。っていうか”この世界”って、どういうことや?」
一刀「ああ、それは・・・。」
俺はこれまでの出来事を交え、状況を簡単に説明した。
・・・俺はあと、何回同じ説明を今後することになるんだろうか。という考えが頭をよぎり、若干の精神疲労を感じた。
霞「へぇ・・・そんなけったいなヤツがおるんか。んで?もちろんブッ飛ばすんやろうな?」
愛紗「ああ、もちろんだ。」
霞「へへーん、そうこなくっちゃな♪」
一刀「あれ!?倒さず解決する方針じゃ・・・。」
蒲公英「諦めなってご主人さま。脳筋イノシシが増えれば増えるだけ話がとんでもないことになるのは目に見えてることだし。」
一刀「ですよねー。」
ルッカ「・・・またこの展開なの?しかも今度のは女もいけるとか・・・ふ、不健全だわ。」
マール「モテモテなんだねぇ一刀くん。」
クロノ(・・・なんも言わんとこ。)
そんな、またまたお約束な展開を見せていると。
ジョニー「オイ!ソコノ ネーチャン!」
空気になりかけたジョニーが霞のことを呼ぶ。
霞「ん?なんや?ってなんやこいつ?」
ジョニー「ナンデ ジェットバイクニ乗ッテルンダ!?キーハ ドウシタ!?」
霞「じえっと・・・ばいく?きー?なんのことや?」
一刀「ジェットバイクはいま霞が乗ってきたもの。キーは鍵のことだよ。」
霞「あー、あの鉄の馬のことかいな!あれめっちゃ速くって気持ちええな!?」
ジョニー「話ヲ聞ケヨ!」
霞「あれの鍵っちゅーたら・・・これ見つけたときに下にあったで?」
ジョニー「ナニ!?」
そう言われ、ジョニーはジェットバイクを見る。
ジョニー「ア!・・・コレハ子分ガ持ッテタ スペアキー ジャネェカ。オイ オ前ラ!」
子分A「アー、ソンナトコニ アッタノカ。」
子分B「昨日落ッコトシテ慌テテ探シタンダヨネ?」
子分C「デモ見ツカラナカッタ。」
子分D「ナカッタ!」
ジョニー「・・・オ前ラ今夜ノ燃料抜キナ?」
子分A「エー!ヒドイ アニキ!」
子分B「ゴメンナサイ アニキ!」
子分C「燃料抜キ イヤ アニキ!」
子分D「イヤ!」
ジョニー「ジャア”O☆HA☆NA☆SHI”ト ドッチガイイ・・・?」
子分A「O☆HA☆NA☆SHI イヤ!」
子分B「O☆HA☆NA☆SHI イヤ!」
子分C「O☆HA☆NA☆SHI イヤ!」
子分D「イヤ!」
ジョニー「ッタク。」
そんなショートコントを終え、再びこちらを向くジョニー。
ジョニー「マァイイ。トモカク”バイクレース”デ俺ニ勝テタラ通ッテイイゼ。」
ルッカ「仕方ないわね。穏便に済ませたいから、ここは勝負を受けておきましょ。で、誰が乗る?」
勝負を受けるにあたって、肝心のライダーを誰にするかを聞いてくるルッカ。
もちろん俺ら三国勢の答えは・・・。
一刀「申し訳ないけど、さすがにレース以前にバイクに乗れるのがいないな。」
ルッカ「でしょうね。ま、ここはアタシかクロノが・・・。」
霞「うちがやる。」
一刀「え?」
メカに強いルッカか、そのルッカにいつも振り回されているクロノ。この二人のどちらかが乗ると決まりそうになった矢先、なんと霞が名乗りをあげてきた。
翠「おいおい、馬とはワケが違うんだぜ?大丈夫かよ。」
霞「大丈夫やって。さっきうちがコレに乗って来たん見てたやろ?最初は得体が知れんくて何も分からんかったけど、適当にいじって乗ったら走るようなって、ほんで走ってる間になんとなーくどういうもんかが分かったんや。ま、”揺れへん馬”やな。」
翠「ゆ、揺れない馬ぁ?」
一刀「う~ん、当たらず遠からずって感じもするが。」
ルッカ「いいんじゃない?本人が乗り気でやる気があるなら、その方が勝つ可能性は高くなるだろうし。」
霞「おっしゃ、なら決まりや。ってなわけで早速始めよか?」
ジョニー「OK。ソンジャ、ハイウェイ跡マデ案内スルゼ。ツイテキナ ベイベー。」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・。
・・・。
[ハイウェイ跡]
???『―――ラヴォスの脅威から、早300余年。以来、青い空を拝むことがなくなった曇天模様の下、この「ハイウェイ跡」で今、新たな風を巻き起こす一戦が始まろうとしています。《走り屋ジョニーVS神速の張遼》。実況は私、”管理者・七詩名(しちしな)”がお送りいたします。解説はこの方。』
ドン『どうも、ドンと申します。・・・なんでワシがここにいるんじゃろうか?外は危ないので出られなかったはずなんじゃが・・・。』
七詩名『そこは問題ありません。私とドンさんは今”この世界に干渉しない視点”にいますので。』
ドン『は、はあ・・・。』
七詩名『解説役として、過去にジェットバイク乗りであったドンさんが適任ということで、今回こういう空間を用意させていただきました。物語とは限定的に隔離された状態にありますので、ドンさんは何も気にすることなく、自由にやっていただいて結構ですので♪』
ドン『なんだかよくわからんが、久しぶりにジェットバイクの勇姿を観られることじゃし、まあ楽しませてもらいますよ。』
七詩名『お願いいたします。ではここで、レース会場の様子をお伝えしましょう。レース会場の”ミアンヌ”ちゃーん?』
ミアンヌ『ハーイ♪こちらレース会場デース♪客席にはたくさんのレースファンやジョニーファンのロボット達と一部人間達で大盛り上がりをみせていマース!ちょっとインタビューしてみまショー♪どうもー!これからバイクレースが始まるわけですが、どうですか?』
星「うむ。よくは分からんが、メンマがあるので私は満足しているぞ。しかもこの”美胃流(びーる)”とやら、こんなにメンマと合う酒は生まれて初めてだ。炭酸といったか?この弾けるようなノドごし、しかもキンッキンに冷えている!・・・んぐ、んぐ・・・ぷはー、美味い!美味すぎるっ!」
ミアンヌ『はーい、ありがとうございましたー!お連れのお二人にも聞いてみまショー。こんにちはー、バイクレースどうですかー?』
朱里「もごもご・・・はひっ!?はいくへーふへふは!?ひょっひょはっへ、もぐもぐ・・・ごくん。は、はい、この”穂釡金(ぽっぷこーん)”っていうんですか!?とっても美味ひいれす!はう・・・。」
雛里「違うよ朱里ちゃん。”ばいくれーす”のことだよ。」
朱里「はうあ!?すすすすみません!初めて食べたもので、あんまりおいしくてつい・・・はう~。」
ミアンヌ『あはは・・・。で、どうですか?バイクレース。』
朱里「あ、はい。霞さんが出場するということなので、直接は干渉的な応援はできませんが、無事に勝ってもらえるよう祈っています。」
雛里「”御恋示汁素(おれんじじゅーす)”、おいしい・・・♪」
ミアンヌ『はい、楽しんでいってください!レース会場からは、以上デース♪』
七詩名『はい、ミアンヌちゃんでした。さあ、スタート地点ですが、両選手がラインの位置につきます。ドンさん、霞選手の方は今回初めてジェットバイクに乗っているわけですが、勝算はあるんでしょうか?』
ドン『そうですのう。既にある程度乗りこなしているようですし、ゴールまでは一直線のコース、レースをするには十分な状態ではないですかの。あとは互いの駆け引き次第といった所ですかな。』
七詩名『なるほど。霞選手は元々乗馬もとい騎馬に長けていますから、おそらくそれに共通する何かを掴んだのではないかという事が窺われます。』
霞「さて、いっちょやったるか♪」
ジョニー「威勢ガイイナ。トテモ初メテ トハ思エナイゼ。ダガ油断スルンジャアナイゼ?一瞬ノ油断ガ命取リニ ナルッテコトヲ忘レンナヨ?」
霞「はっ、そんなん戦じゃ当たり前のことやったわ。うちを舐めてもらっちゃ困るで?」
ジョニー「ソノ意気ヤ良シ。・・・始メルゼ?」
七詩名『はたして、この一直線の道は、腹にくくった一本の槍か!?はたまた、先で口を開けて獲物を待つ蛇の背か!?まもなくスタートですっ!』
ポン、ポン、ポン、ポーン!
シュイィン!!
七詩名『さあシグナルが青になり両者同時に飛び出したぁーっ!タイミングは寸分の違いもなく、まったくの同時!これはいいスタートだ!』
ジョニー「ヘッ、ヤルジャネェカ。反応ノ良サハ マズ褒メテヤルゼ。ダガ、ソレダケダ。ココカラ先、オ前ハモウ俺ノ前ニハ出ラレナイ!」
霞「なんやて?なに言うてんねん。」
ジョニー「フ・・・何故ナラッ・・・!」
霞「!?」
グン・・・ッ!
七詩名『あぁっと!ジョニー選手が加速ぅっ!ドンさんこれは・・・!?』
ドン『うむ、瞬間的に速度を上昇させる”ブースト”じゃな。ただし一時的なもので、あまり序盤で使うのは定石ではないのじゃが・・・。』
霞「なんやそれ!?卑怯やないかいっ!」
ジョニー「馬鹿イッチャイケネェゼ?コレハ俺ノ機能デアリ性能。自分ノ力ヲ 出シ切ルノハ勝負ノ基本ダゼ。ソレニ、オ前ノ バイクニモ備ワッテルゼ?」
霞「え、ホンマに!?・・・これか!?」
グン・・・ッ!
霞「おお!ホンマに加速しよった!」
ジョニー「ナ?ダガ、モウソレモ サセネェ。教エタ事デ一度出ラレチマッタガ・・・改メテ言オウ、オ前ハモウ俺ノ前ニハ出ラレナイ!」
グン・・・ッ!
霞「へっ、せやったらうちだって・・・。」
ジョニー「言ッタハズダゼ?”前ニハ出ラレナイ”トッ!」
シュン!
霞「なっ・・・!」
七詩名『なんとジョニー選手!加速直後に霞選手の正面に移動!行く手を遮ったーっ!』
ドン『なるほど、これは上手いですな。』
霞「く、な・・・ちょ・・・!」
ジョニー「ヘヘ・・・。」
七詩名『しかも、進路をズラそうと左右に動く霞選手に合わせ、ジョニー選手も左右移動で正面をキープ!宣言通り前に出さないぃっ!』
ドン『これが彼の必勝法といったわけですな。走り慣れした巧みな技ですよ。』
霞「・・・やってくれるやないか。」
ジョニー「・・・俺ァ頭トシテ、子分達カラ アニキ ナンテ呼バレチャイルガヨ。」
霞「? なんや急に。」
ジョニー「コンナ世界デ俺ト張リ合ウドコロカ、バイクニ乗ロウナンテ奴ァ居ヤシネェ。」
霞「・・・。」
ジョニー「今ジャ イツ何処デ 誰ガ何ノタメニ俺ヲ作ッタノカナンテ覚エチャイネェガ。タッタヒトツ、”走ルコト”ダケハ確カナモノダッタ。ソレガ全テダッタ。」
霞「・・・。」
ジョニー「・・・ダガヨォ。他ノロボ共ガ暴レ始メテカラ ソレマデチラホラ見カケテタ人間モ今ジャ居ナクナッテ・・・ナンデカナ、妙ナ気分ナンダ。コウ、何カガ足リナイヨウナ・・・ヘ、機械ナノニヨ。」
霞「あんた・・・寂しかったんか?」
ジョニー「ヘッ!馬鹿言ッチャイケネェ!俺ァ機械ダ、ハイウェイヲ駆ケ抜ケ、誰ヨリモ速ク走ル!ソコニ何ノ感情モアリャシネェゼ!」
霞「せやけど、あんたの背中からは”寂しさ”と”嬉しさ”の両方を感じるんやけどな?」
ジョニー「!?」
霞「機械・・・カラクリみたいなもんなんやろうけど、それとかこの”ばいく”ちゅうやつのことはよう分からん。けど馬で駆けるんと同じように、駆け方ひとつで相手の感情ってわかるもんなんやで?」
ジョニー「感情・・・?俺ノ今ノ気分ヤ妙ナ気分ハ・・・感情ダッテノカ!?機械ノ俺ガ!」
霞「随分マヌケな話やけど、あんたが言うとる気分ってのも・・・感情、つまり”心”があるってことやで?」
ジョニー「っ・・・!」
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
『ジョニー、お前の名前は”ジョニー”だ。』
『ジョニーカ。イカシタ名前ダゼ旦那。』
『そうだろう?早速だが、今から俺と走りに行こう。』
『走リ?』
『そうだ。お前はバイクに変形して”風のように”速く走れるロボットなんだ。今じゃバイクに乗る奴も居なくてな、張り合いがなくて困ってたんだ。だからお前を作って一緒に走ろうと思ってな。』
『バイク、風ノヨウニ・・・?ヨクワカラネェガ イイゼ。』
ブィィィイイイイイイイ・・・ン!
『どうだジョニー!気持ちいいだろう!?』
『アア!風ッテノハ ヤッパヨクワカラネェガ、エンジントボディガ熱クナッテイク状態ハ悪クナイゼ!』
『はは!そうか!じゃあ今日はこのままハイウェイを突っ走るぞ!?』
『OK旦那!』
・・・・・・・・・。
『ジョニー、最近ロボットたちの暴走が目立ってきている。お前は俺が作ったから大丈夫だが、もし俺がロボットに襲われでもしたら一緒に壊されかねん。だからしばらく32号ハイウェイに居てくれ。もちろんちゃんと走りに来るから心配するな?』
『了解ダゼ旦那。』
・・・・・・・・・。
『旦那、今日ハ随分遅イナ。早ク来ネェト先ニ行ッチマウゼ?・・・。』
・・・・・・・・・。
『今日モ来ネェナ。仕方ネェ、一人デ走ッテクルカ。』
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
『『『アニキィッ!』』』
『ン?ナンダオ前タチは?』
『俺ラ最近造ラレテ、ココニ配備サレタンデスケド!』
『ココニ来テ アニキノ走ル姿ミテ感動シタッス!』
『シタッス!』
『・・・デ、ナンダヨ?』
『『『子分ニシテクダサイッ!』』』
『・・・好キニシナ。タダシ、俺ノ走リニ付イテ来レタラナ!』
『『『ア!アニキ、待ッテーーーッ!』』』
ジョニー「・・・旦那。」
霞「ん?なんやて?」
ジョニー「イヤ、チョイト忘レテタモンヲ思イ出シタ気ガシタダケダ。」
霞「・・・そか。」
ジョニー「ソンナコトヨリ!モウゴールマデ アト少シダ!コノママ ブッチギラセテモラウゼ!?」
霞「悪いけど、そうはいかへんで?」
ジョニー「・・・ナニ?」
霞「あんたが考え事しとる間に、勝つ方法を思いついたで。」
ジョニー「ホウ?コノ状況デ一体何ガ出来ルッテイウンダ?」
霞「こうするんやっ!」
ギャルルルルル・・・ッ!
ジョニー「ナニッ!?」
ズガァ・・・ッ!
ジョニー「ウオォッ!」
七詩名『なんと!霞選手、ジェットバイクを回転させ、まさかのローリングアタックゥッ!ジョニー選手が跳ね飛ばされたぁっ!』
霞「へへー♪どんなもんや!ほんで・・・。」
ジョニー「ッ!」
グン・・・ッ!
七詩名『霞選手!さらにブーストで加速し、ジョニーの前に踊り出たぁっ!』
ジョニー「クッ、トンデモネェ奴ダゼ!ダガ、ソレモ一瞬!再ビ ブーストデ加速シテ・・・ハッ!?」
霞「それ、いただきや♪」
グン・・・ッ!ガシイィィ・・・ン!
七詩名『そして!立て直そうとしたジョニー選手のブーストの加速力を狙い、正面に移動した霞選手のジェットバイクに激突!逆に距離が離れてしまったぁっ!』
ジョニー「シマッタ・・・ッ!ブーストハ一勝負ニツキ3回マデ・・・トイウコトハ・・・!?」
霞「これで・・・しまいや!」
グン・・・ッ!
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
ドン「・・・ん・・・うぅん・・・?」
なんじゃ、いつの間にか寝ておったようじゃな。しかも夢まで見るとは、いつ以来かのう。
ドン「・・・はて?どんな夢じゃったか・・・思い出せんわい。」
いや、わずかに覚えとる。歳をとったせいなのか、今の混沌とした世のせいなのか、忘れてしまったものは多いが。
とても懐かしい、はるか昔に置き忘れてきた何かが、そこにあったような・・・。
ドン「やれやれ、歳はとりたくないもんじゃの。」
子供「じいじ、おしっこ・・・。」
ドン「ん?どれどれ。」
そういえば、若い頃ワシには大切な友人がおった気がするのう。本当に、歳はとりたくないのう。名前はたしか・・・。
ドン「・・・ジョニー、じゃったかの・・・?ダメじゃ、はっきり思い出せんわい。」
子供「じいじ~。」
ドン「おおスマンスマン、行こうかの。」
ジョニー「負ケタヨ、オメーニャ。約束通リ、通ッテイイゼ。」
一刀「すごいじゃないか霞!見直したよ!」
霞「えへへ~♪もっと褒めて~な一刀~♪」
愛紗「さすがは神速の張遼、馬を駆らせたら随一だな。」
翠「いや、やっぱりあれは馬とは言えないだろ・・・。」
レースを終え、皆が霞の健闘を労っていると・・・。
子分A「アネキ凄カッタ!」
子分B「アネキ速カッタ!」
子分C「アニキト同ジクライ!」
子分D「アネキ!アネキ!」
霞「な、なんや、カラクリに姉貴言われるんは変な感じやな。まあでも、悪い気ぃはせぇへんな♪」
ジョニー「ッタク。調子イイ子分ドモダゼ。」
璃々「ばいく凄かったね、お母さん!」
紫苑「ふふ、そうねぇ。」
ルッカ「はいはいアンタたち。労うのもいいけど、アタシ達は先を急いでるのを忘れないでよねー?」
一刀「そうだったな、じゃあ行こうか。」
霞「いつか来れたら、またバイクレースしよな、ジョニー?」
ジョニー「アァ、イツデモ来イヨ。ソントキャマタ一緒ニ風ニナロウゼ、ベイベー!」
心冷やす世界に、熱き風を巻き起こし、多世界間の友情を生んだ霞を新たに加え、俺たちは目的地である『プロメテドーム』へと向かうのであった。
...Continued to the next time⇒
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いらっしゃいませ、七詩名です。
おまたせしました、時の外史14話です。
今期も面白そうなアニメがあって正直時間が足りません(爆)
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