No.771987

真・恋姫†無双 異伝「空と命と夢の狭間に」第七十二話


 お待たせしました!

 今回も拠点をお送りします。

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2015-04-18 13:07:59 投稿 / 全13ページ    総閲覧数:4628   閲覧ユーザー数:3357

「もう終わりですか、翠さん?」

 

「くそぉ…まだだ!こんなに一方的にやられたままで終われるか!もう一本だ、月!」

 

 葵の名代として久しぶりに洛陽にやってきた翠達は命への拝謁を終えた後、中庭で

 

 月と手合わせをしていたのだが…此処まで翠は月相手に七本戦って七連敗という状

 

 況になっており、何としてでも一本は取ろうと躍起になって月に挑んでいたのであ

 

 った。そして他の面々はというと…。

 

「ほら、仄も雫も早く食べないとお饅頭が冷めちゃうよ。これは作り立ての温かいの

 

 が一番美味しいんだから」

 

「それでは遠慮なく。モグモグ…あっ、本当にこのお饅頭美味しい」

 

「いいのかなぁ…翠姉様があんなに一生懸命鍛錬してるのに、私達だけこういう風に

 

 休んでて」

 

「仄…気にしたら負け。翠義姉様は好きでやってるだけだし」

 

「そうそう、雫の言う通り!たんぽぽ達だって一刻はしっかりやったわけだし…これ

 

 以上やったらオーバーワークだよ」

 

「おーばーわーく?」

 

「やり過ぎで身体を壊すって事」

 

 久しぶりに翠達と会った蒲公英が仄と雫と一緒に翠達の手合わせを見ながら饅頭を

 

 食べていたりしていた。仄は翠と月が手合わせしているのに自分だけがこうして休

 

 んでいる事に申し訳なさを感じているのだが、雫は何処吹く風な感じで饅頭をパク

 

 パク食べてながら翠達の手合わせを眺めていたのであった。

 

 

 

「一本、そこまで!八本目も月の勝ちやな。どうする?まだやるんか?」

 

 何時の間にやらやってきて審判役を務めていた霞がそう翠に聞くと、さすがにもう

 

 体力が尽きたのか、大の字に寝っ転がったまま翠は返事も出来ていなかった。

 

「あっ…す、翠姉様!そんな所で寝っ転がっていてはダメです!」

 

 そこに何かに気付いた様子の仄が慌てた様子で駆け寄ってくる。

 

「少し位良いじゃねぇかよ…疲れてもう動けねぇんだから」

 

「だからといってそのままは…下着が丸見えになってます!」

 

 仄の言う通り、大の字になっている翠のスカートかほぼまくり上がった状態になっ

 

 ており、仄達の方向からだと完全に下着が丸見えになっていたのであった。

 

「何を気にしてんだ?どうせ此処にいるのは私達だけ…『何でそんな所に寝っ転がっ

 

 ているんだ、翠?』…へっ?………………おわっ!?」

 

 対して翠はどうせ此処にいるのは女性ばかりだからとほとんど気にしてもいなかっ

 

 たのだが、そこにかけられた男の声に素っ頓狂な声をあげる。

 

「そうか、月と手合わせして散々にやられたって所だな?月は強いからなぁ」

 

「か、か、か…一刀!?」

 

 当然の事ながらその声の主は一刀であり、それを認識した途端に翠は耳まで真っ赤

 

 にして裾を気にするように足を合わせて立ち上がる。

 

「み、見たのか?」

 

「何を?俺が来た時には翠が大の字に寝てるのが見えただけだけど…」

 

 

 

「ほ、他は何も見てないんだな!?」

 

「うん、特には…何かあったのか?」

 

「い、いや、何も見てなかったら良いんだ!うん、見てないならそれで良いんだよ…

 

 なぁ、蒲公英」

 

「ふぇ?…うん、まぁね~。でも翠姉様も本当は見られた方が嬉しかったんじゃなか

 

 ったの?」

 

「%&*###?$#&!?な、何を言いだすんだ、この馬鹿!一刀、何でもないか

 

 らな、だから気にするな!」

 

 蒲公英にそう言われた瞬間、翠の顔は完全に真っ赤になっており、何やら意味不明

 

 な言葉を発していた。どうやら本当に何かあったような感じだが…まあ、翠が何で

 

 もないと言っている以上、あまり細かくツッコむのはやめておこう。

 

「ところで、一刀お兄様はこれからお仕事?」

 

「ああ、昨日五つ目の銭湯が出来たからその視察にね」

 

「へぇ~、もう五つ目かぁ…真桜も随分頑張ってるんだね」

 

「本人は『予定では十は造っとるはずやったのに、こんなんじゃまだまだや!』とか

 

 言ってたけどね」

 

「真桜は銭湯っていうか水道とボイラー造りに人一倍情熱を燃やしてるしねぇ~」

 

「なぁ、一刀?」

 

「うん、どうした?」

 

 呼ばれて振り向くと俺と蒲公英の会話を聞いていたらしい翠・仄・雫の三人の顔に

 

 疑問符が浮かんでいるように見える。

 

 

 

「五つ目の戦闘って…洛陽の中でそんなに戦が起きてるのか?」

 

 翠のその質問に俺と蒲公英と月の眼が点になる。戦?今俺そんな事一言も言った覚

 

 えは無いけど…。俺がそう思っている横で蒲公英が何かに気付いたように手を叩く。

 

「違うよ、翠姉様。今たんぽぽ達は戦闘って言ったわけじゃなくてね、『銭』の『湯』

 

 って書いて『銭湯』、有料の入浴施設の事なんだよ」

 

「有料の入浴施設…つまり風呂って事か?」

 

「そういえば、洛陽で毎日入れるお風呂が出来るって前に武威に行商に来た商人さん

 

 から聞いた」

 

「毎日!?そんな事してたら水と薪の量も馬鹿にならないんじゃ…もしかしてその為

 

 に有料にするの?」

 

「有料にするのは水道とボイラーの維持費用に充てる為の方が大きいのだけどね」

 

「本当は無料にしたかったのですけど、水道はともかくボイラーの方はどうしても維

 

 持費がかさみますしね。でも真桜のおかげで当初より大分安く設定出来たので感謝

 

 ですよね」

 

 そもそも銭湯だの水道だのボイラーだのいう話は俺と及川が前に『元いた世界じゃ

 

 大体毎日風呂に入っていた』と言った所から始まる。何処の世界でも女性陣にとっ

 

 て風呂に毎日入る事が出来るというのは魅力的な話のようで、水とか薪とかはどう

 

 するんだとか俺達のいた国はそんなに莫大な資金があるのかとか色々質問攻めにあ

 

 い、山から湧き出た水や湖からの水を街まで運ぶ水道と少量の燃料で多くの水を沸

 

 かせるボイラーの話をした結果、すぐに命を中心にその建設プロジェクトが結成さ

 

 れ、真桜を中心に設計・製造が始められたのであった。そして最初は無料で誰もが

 

 入れる物を目指したもののそれには無理が生じた為、維持費の確保の為に有料の施

 

 設…銭湯の誕生となったのである。

 

 

 

「へぇ~…凄いな、それ。風呂に毎日入れるなんて」

 

「そういえば前に真桜からの手紙で『今凄いもん造ってるから洛陽に来るの楽しみに

 

 しててや』って書いてあったけど、この事だったんだ…でも本当に凄いなぁ」

 

「うん、毎日入れるお風呂は魅力的…少し位お金がかかっても問題無い。むしろ必要

 

 経費」

 

 話を聞いた三人は三者三様ではあったものの、全員共通していたのは『毎日お風呂

 

 に入れるなんて素晴らしい』という事であった。

 

「それじゃ一緒に行ってみるか?今日は視察も兼ねているから無料で入れるぞ」

 

 俺がそう提案すると蒲公英以外の三人は少し固まったような感じになる。

 

「あれ?どうかしたか?」

 

「いや、その…さすがに一緒に風呂には」

 

「そ、そうですよ…一刀さんとが嫌だというわけでは無いのですけど、まだ一緒にお

 

 風呂は早すぎです」

 

「……………………ぽっ」

 

 …ああ、そうか。そういう事か。三人の懸念に気付いた俺は蒲公英に目配せする。

 

「大丈夫だよ。銭湯じゃ男と女で入る場所が分かれているから」

 

 俺の目配せに頷いた蒲公英がそう言うと三人の顔に安堵の表情が浮かぶ。

 

「そ、そうか…なら行っても良いぜ!」

 

「そういう事なら私も…」

 

「うん、一緒に行く」

 

 こうして俺達は新しく出来た銭湯の視察へと向かったのであった。

 

(ちなみに月と霞はこれから仕事があるとの事で此処で別れた。少々残念そうな表情

 

 を見せてはいたのだが)

 

 

 

 ~女湯にて~

 

「はぁ~、気持ちいい…こんな広いお風呂にゆっくり入れるなんて武威じゃ考えられ

 

 ないよ~」

 

「うん…そもそもお風呂なんて月に二・三回入れれば良い位だったし」

 

「そうだよねぇ~…たんぽぽもこっちでの生活が長いからちょっと忘れかけてたけど、

 

 向こうじゃ水も薪もそんなに使えなかったしね」

 

 仄・雫・蒲公英がそう言いながら風呂を満喫していたその時、

 

「おお~っ!凄ぇな…こんな広い風呂なんてちょっと興奮してきたぜ!」

 

 そう言いながら翠が入って来たのだが…。

 

「す、翠姉様!何て格好してるんですか!?」

 

「何って、風呂なんだから裸で入るに決まってるだろ?」

 

「そ、そうですけど、少しは隠してください!」

 

 仄の言う通り、翠は裸をまったく隠そうともしないまま大股で歩いて来ていたので

 

 あった。

 

「細けぇ事気にすんなって。此処にゃ私達しかいねぇんだからよ…っと」

 

 仄の言葉をまったく気にも止めずに翠は湯船にザブンと飛び込む。

 

「ふあ~っ、やっぱり風呂は良いよなぁ。しかもこんなデカい風呂なんて初めてだよ。

 

 こんな風呂に毎日入れるなんて最高だなぁ。洛陽だけなんてケチくさい事言ってな

 

 いで武威にも付けてくれねぇかな」

 

「他の街に付けるにはまだボイラーの絶対数が足りないんだって。何せまだ真桜以外

 

 にちゃんと最後までボイラーを組み上げられる人がいないみたいだし」

 

 

 

「それじゃ他の街に銭湯が出来るのってまだまだ先みたいな感じだね」

 

「真桜は洛陽での製造数を増やして他の街に送るつもりでいるみたいだし、洛陽の方

 

 の目途が付けば次は各州の州都に付ける事になるんじゃないかな」

 

「…その時が楽しみ。真桜には頑張ってもらわないと」

 

 雫がそうしみじみと言うと他の皆も頷いていた。

 

「それはそうと…仄~、また大きくなったんじゃないのぉ~?この大きさはもはや翠

 

 姉様をも超えたか~?」

 

「ふぇっ!?ちょっ、蒲公英、やめ!」

 

 そこにいきなり蒲公英が話題を変えてそう言いながら仄の胸を背後から揉み始める。

 

 実際、仄の胸はこの場にいる者の中で一番大きいように見える。

 

「そうだよな~…西涼の女の中でも、仄は母様の次位に大きいしな~」

 

「ちょっ、翠姉様!?そんなしみじみ言ってないで蒲公英を止めて…ちょっ、蒲公英、

 

 そこはダメだってば!」

 

「おおっ、此処か、此処がええのか~?」

 

「だからやめてってば!雫、助けて!!」

 

 段々とエスカレートしていく蒲公英のセクハラ行為に仄は雫に助けを求めるが…。

 

「…良いんじゃないの、それだけ揉める物があるんだから」

 

 何故か雫はそっぽを向いて不機嫌そうにそう呟く…さりげなく自分の胸の大きさを

 

 気にしていたのはご愛嬌なのかもしれないが。

 

「ちょっ、雫まで!?」

 

 そして誰も助けてくれない状況に仄は涙目となっていたのであった。

 

 

 

 ~男湯にて~

 

 その頃、男湯に入っているのは一刀・及川・文聘の三人だけであった。

 

(及川と文聘は一刀の銭湯の視察を把握しており、先回りして待っていた)

 

「なぁ、かずピー?」

 

「何だ、及川?」

 

「何か女湯の方は楽しそうやな」

 

「こっちの人はあまり毎日風呂に入れなかったみたいだし、女性にとってこういう所

 

 に来れるのは嬉しい事なんじゃないか?」

 

「そんなもんですかね?俺は風呂なんて四・五日に一回位で十分ですけどね」

 

「その割には文聘はんは視察にはしっかり同行してるようやけど?」

 

「それは視察の時にはタダで入れますからね。城内の風呂だって銭湯よりは安いです

 

 けど、それでも酒一杯位の値段はしますし…北郷の兄貴~、俺達諜報部隊は毎日汗

 

 水たらして大陸中の情報をかき集めてくるんですし、風呂代位タダにならないんで

 

 すかい?」

 

 文聘さんの言葉に俺は少し苦笑気味に答える。

 

「そうしたいのはやまやまだけど…汗水たらして働いているのは皆同じだから却下だ

 

 な。及川だって文句言わずに払っているんだから」

 

「ワイは銭湯が嫌いやないだけやけどな。李典はんがボイラーの改良に取り組んどる

 

 みたいやし、そうすればもうちょい安うなるんちゃうか?他の皆も酒を一杯我慢し

 

 てでも風呂に入っとるみたいやし、文聘はんもそこは我慢やな」

 

「…へ~い」

 

 及川にそう言われた文聘さんは少々諦め顔で返事をしていたのであった。

 

 

 

 そして再び女湯に戻る。

 

「ふぇ~~~ん…もうお嫁に行けないよぉ~、蒲公英のバカぁ~」

 

 そう言いながら仄は湯船の隅で涙目になっていた。

 

「…ちょっとやり過ぎたかな?」

 

「それは今更…多分もう少ししたら立ち直る」

 

「胸揉まれた位で嫁の行き手が無くなるわけねぇんだから、そんなに深く気にする事

 

 なって」

 

「…それじゃ次は翠姉様の胸を揉みしだけば良いのね?」

 

「えっ!?…ま、待て、仄。何だか眼が怖いぞ?」

 

「揉まれた位じゃ何とも無いんでしょう?だったら覚悟を決めましょうか、翠姉様?」

 

 そう言いながら完全にキレた状態の仄が翠に襲いかかる。翠も逃げようとはしたも

 

 のの、湯船の中で足を滑らせかけた隙に仄に捕まり、先程仄が蒲公英にしたように

 

 今度は仄が翠の胸を揉み始める。

 

「ちょっ、やめ…私が悪かったから…ひゃっ、そこは!」

 

「ほほぅ…翠姉様は此処が良いんですね、そうなんですね?」

 

「本当にやめ…おい、雫、蒲公英、仄を何とかし…って、何時の間にか二人ともいな

 

 いし!こら~っ、この薄情も…ふあっ!そこは本当にダメだって…こら、仄!」

 

「別にこうされてもお嫁の行き手はあるんでしょう?気にしたらダメなんですよね?」

 

「だからそれは謝るから…誰か、助けてくれ~っ!」

 

 翠のその叫びに応える者は何処にもいなかったのであった。

 

 

 

 ~銭湯の前にて~

 

「あれ?翠と仄はまだ出てこないのか?」

 

「うん…二人はもう少し入ってるって」

 

「だからお兄様、たんぽぽと遊びに行こうよ!」

 

 そう言いながら蒲公英が俺の腕に自分の腕を絡める。

 

「…むぅ、蒲公英だけずるい。私も一刀さんと遊ぶ」

 

 そして反対側の腕に雫が腕を絡めてくる。

 

「いや、これはちょっと動きにくいんだけど…ちょっと二人とも、引っ張るならせめ

 

 て同じ方向に行ってくれ!」

 

 ・・・・・・・

 

 蒲公英と雫に引っ張られて行く一刀を及川と文聘は半ば呆然と見送る。

 

「はぁ、良いっすねぇ北郷の兄貴は…」

 

「ホンマやな…少しはワイにも分けて欲し『何をそんな所で馬鹿面下げて立ってるの

 

 よ、佑?』…うん、地和か。お前こそこんな所でどないしてん?もしかしてワイに

 

 会いに来たんか?」

 

 及川は背後から声をかけられ、それが地和だと分かると普段通りに軽口を叩いたの

 

 だが…。

 

「そうよ、あんたを捜しに来たのよ」

 

「えっ!?」

 

 地和にはっきりそう言われるとは予想していなかったらしく、素っ頓狂な声をあげ

 

 て固まってしまう。

 

 

 

「ワイを…って、どういう事や?」

 

「どういうもこういうも無いわよ!今日は次回のライブの打合せをするって言ってた

 

 でしょう!?約束の時間になっても来ないからあんたの部下に聞いたら銭湯の視察

 

 に行ったっていうからわざわざ呼びに来てやったんじゃない!まったく…ちぃにこ

 

 んな事までさせるなんて本当にヘボマネージャーなんだから!」

 

(ちなみに本当は及川の部下が呼びに行ってくるというのを制止して地和自らが及川

 

 のいる所にまで来たというのが真相ではあるのだが)

 

「約束を忘れたんは謝るけど、だからと言ってヘボマネージャーは無いやろ!」

 

「ヘボにヘボって言って何が悪いのよ?言われたくなかったらしっかり仕事して欲し

 

 いわね」

 

「何やてぇ~!さっきから聞いてたら好き勝手言いおってからに…」

 

「ああ!もう、何時までもこんな所で言い争ってる時間は無いの!さっさと行くわよ、

 

 佑!!」

 

 地和はそう言いながら及川の手を握って引っ張り出す。

 

「分かったから引っ張るなって…おい、地和!ちゃんと歩く言うてるやんか!」

 

 ・・・・・・・

 

 そしてその場に一人残された文聘はというと…。

 

「はぁ~…結局俺一人だけが何も無しか。今日はもう酒飲んで寝よ」

 

 そう言って盛大にため息をつくと、一人帰っていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして女湯では…。

 

「ちょっ、いい加減やめ…おい、何時まで続くんだよ、これ!」

 

「何時までって、翠姉様にお嫁の行き手が見つかるまでに決まっているじゃありませ

 

 んか」

 

「って、此処でこんな事してても何時まで経っても解決しないだろ、これ!?本当に

 

 誰か助けてくれ~っ!!」

 

 キレた仄と翠の絡み(?)が何時までも続いていたのであった。

 

 

                                    続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき的なもの

 

 mokiti1976-2010です。

 

 大分投稿が遅れてしまいまして申し訳ありませんでした。

 

 今回は…結局何がしたかったのか自分でも良く分からな

 

 くなるような内容でしたね…重ね重ね申し訳ありません。

 

 そして切欠は蒲公英だったのに、何時の間にか翠だけが

 

 被害を受けるという…哀れなり、翠(笑)。

 

 とりあえず次回もまた拠点です。誰にするかは未定なの

 

 ですが…さすがにメインどころを出さないと具合悪いよ

 

 うな気も。

 

 

 それでは次回、第七十三話にてお会いいたしましょう。

 

 

 

 追伸 翠と仄の絡み(?)は銭湯の清掃係が入って来る

 

    まで続いていたという噂もちらほら…。

 

 

 


 
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