リリカルなのはの世界に転生を果たした転生者が惨殺される事件がおきた。
その中にはレアスキルを保持した転生者も存在した。
漆黒の禍々しき鎧い身を包んだ騎士をその現場でみたという。
原作世界に介入しようとする転生者の前に現れる凶戦士。

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それは原作に付与を許さない歴史の防衛機構なのか？
すべての転生者を狙うその男は自らを桂と名乗った。

「んー、その話が本当なら戦わなくちゃかもだね？」

長い腰まである黒髪の少女はそう呟いた。
彼女は転生者というわけでもなく、魔導師というわけでもない。ただ、

この世界に迷い込んだだけの少女だった

リリカルなのはの世界に迷い込んだ17歳の少女。
少女はただの一般人。

だが、正義の味方であり、
女子プロレスラーだった。悪に義憤し誰かの幸せのために戦うベビーフェイス。

それが桜庭愛という少女だった

…転生しこの世界に介入している転生者を狙う存在。
漆黒の剣士。その行動に危険さをみた愛はその存在を悪と断定した。

美少女レスラーと転生者を狩る黒い剣士の邂逅。

善を信じる少女と悪をもって人の善性を望む男の激突。


男の名は「桂」漆黒の闇を纏い、騎士甲冑を纏う凶戦士
古今東西の魔術、魔導に精通し、上泉伊勢守の神陰流剣士を称する剣士。
男は次々と惨殺を繰り返していく。


それに立ち向かうのは腕っ節が強いそれだけの少女。
…様々な世界を旅する「絆」の物語。その果てにあるのは

少女の絶望か？狂気の終焉か？


対峙した男が笑う。

「やはりきたか。正義の味方」と。