No.766280

真・恋姫†無双~こんな外史どうなの!?~


明日『から』って言ったよなァ~ッ!?



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2015-03-22 19:00:01 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2086   閲覧ユーザー数:1816

『一人で戦局を余裕でひっくり返す天の御使い』編

 ※黄巾党のころの桃香達が見つけた(見つかった)天の御使いです

 

 一人の男が荒野に倒れていた。

 

 男はボロボロな服を着ていることから、追剥にでもあったのではないかと思ってしまいそうだが、それは完全に見当違いだろう。

 

 百人に聞いたら百人が、千人に聞いたら千人が、恐ろしいほどいかれた奴でない限り、まず絶対に「ありえない」と答えるだろう。

 

 その理由は、男の体にあった。

 

 服の上からでもわかるほどに逞しい筋肉が、鬼が扱う金棒に見間違えかねないほど太い腕が、服の隙間から垣間見えるおびただしい傷が、この男がたかが追剥風情に負けることはありえないことを無言で示していた。

 

 しばらくすると男はゆっくり起き上った。

 

 そして静かにあたりを見回す。

 

「ここは…どこだ…?」

 

 男は初めて声を出した。あらゆるものを押しつぶすほど重く、洞窟の底から聞こえてくる唸り声のような、形容しがたいその声に答える者はいない。

 

「よぉニイチャンこんなところで…あ、いえ…何でもありません!失礼しました!!」

 

 近くの岩場から突然出てきた黄色い巾を付けた三人の男達は、倒れていた男に威勢よく声をかけたまではよかったのだが、どう見ても勝てそうにないと戦略的撤退を選択した…はずだった。

 

「おい、まて。」

 

 

 倒れていた男はいつの間にか三人の前に回り込み、(本人に自覚があるかどうかわからないが)実に威圧的に男達を見下ろしていた。

 

「ここはどこだ?」

 

 男は要件を端的に伝えた。

 

「ゆ、幽州、の、ごごごごご五台山の、ふっふふふふふふふももももももももももも、ふもっ麓、とととととぉぉぉぉですすすすすッッッッ!!!!」

 

 男たちの中で、おそらくリーダーであると思われる髭の生えた男は、引きつった表情で何度もつっかえながらもなんとか答えた。正直拍手を送りたい。

 

「そうか。」

 

 男は静かに頷いた。

 

「そそっそっそ、そそそそそ、それでは、しつっ、しっつ、失礼しますぅー!!!!」

 

 三人は生涯における最高速度で立ち去った。男はそれを見送り、残されたのは男一人だけだった。

 

「いつまで見ている?」

 

 男は不意に、一つの岩に語りかけた。すると岩陰から観念したように(観念どころか死刑台に上がる死刑囚のような往生寸前の顔をしているが)三人の少女が現れた。

 

 一人は桃色の髪の見るからに天然そうな、どう見ても弱そうな女だった。今にも死にそうな顔をしている。死にかけの老人の方が生き生きしているように見えるほどだ。

 

 一人は黒髪のサイドテールの女で、その鋭い目を逸らさないところを見ると気が強そうだし、そこそこ武芸の心得がありそうだが、足が生まれたての小鹿のように震えている。未知のものに弱いのだろう。今にも叫んでしまいそうだ。

 

 

 一人は見るからに幼い赤い髪の少女で、必死に桃色の髪の女の前に立って守ろうとしている。この娘も武芸の心得がありそうだが、自分が一番逃げ出したい顔をしていた。

 

 身長差のこともあり、男は彼女達をじっと見下ろしていた。

 

「お前達は、俺に何か用か?」

 

 男の言葉に「ヒッ…」とか細い悲鳴を上げたのは誰だったのだろう?

 

 男の言葉には、サイドテールの女が答えた。

 

「わ、私達は、管路の占いを、確かめに来た、だけだ…。」

 

 彼女は若干目を逸らしながら、それでもちゃんと言葉としてわかるレベルで答えた。

 

「管路…?なんだそれは?」

 

 男の言葉に、いい加減恐怖心が爆発しそうなサイドテールの女だったが、辛うじて答えた。

 

「『遠き東より来たる流星、其は天の御使いなり。天の御使いは、その比類なき超越した究極の武で大陸を救うであろう』と、その…都で、噂に、なっていました。」

 

 彼女の言葉に、男は自分が完全に異世界に来ていることを確信した。自分の世界とはまるで違う。

 

「それで、その天の御使いに会って、どうするつもりだ?」

 

 男は誰でも思うであろう疑問を口にした。

 

「それ、は…。」

 

「あ、愛紗ちゃん…わ、私が、言うから、大丈夫、だよ…?あ、愛紗、ちゃんはその…下がってて、いいよ…?」

 

 

 桃色の女が、サイドテールの女の後ろから前に出てきた。サイドテールの女は「愛紗」というらしい。

 

「わ、私達は、旅をしながら、賊を倒して、回っています。でも、それだけじゃ、限界が、来ていまして…それで、天の御使い様に、力を貸してほしいと、その…思いまして…流星が見えたから…ひょっとして………あなたが…天の御使い様かな……っと…。も、もしもそうなら…お力を貸していただきたいな~…なんて………。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 桃色の女は、怯えながらもキチンと言えた。それに対して男は沈黙を守ったままだ。

 

「名は…?」

 

「え…?」

 

 長い沈黙の末、男はようやく口を開いた。

 

「お前達の名前は…なんという?」

 

 男は問うた。彼女らの名前を。

 

 それは、男にとってどのような心境の流れを経てのものなのかはわからない。

 

 だが、桃色の女にとって、ここで答えないという選択肢などない。

 

 

「私は、劉備。劉玄徳、です。」

 

「私は関羽。字は…雲長です。」

 

「り、鈴々は張飛、なのだ。」

 

 彼女達は自分も歴史で知る過去の英雄の名前を名乗った。

 

 彼女達の目に偽りはない。ならおそらく、これが本名なのだろう。愛紗と呼ばれていたのは、なんだったのか、今は置いておこう。

 

 ずっと黙っていた赤い髪の女の子も、キチンと名乗った。

 

「いいだろう。お前達に力を貸してやる。」

 

 桃色の女、劉備だけほんの少しだけ喜色を浮かべ、あとの二人、関羽と張飛は死にそうな顔になったが、男は気が付かなかった。

 

 だから男は言葉を続けた。この大陸が動乱にみちている中で、少しでも、自分にできることをするために。

 

「俺は、北斗神拳正統継承○、ケ○シロウ。お前達の理想、俺が手伝おう。」

 

 男は、ケ○シロウはこうして劉備達と共に旅をすることになった。

 

 この後大陸が、予想と全く違った意味で動乱、いや混沌に満ちていくのは、またまったく別の話である。

 

 世紀末の救世主は、その戦いの果てに何を見るのか?

 

 そして…その果てを彼女達は見られるのだろうか…?

 

 絶対に続かない―――――ッ!!!!

 

 

あとがき

 

あ~・・・

 

やっちまった・・・

 

禁玉⇒金球さま、ご要望通り、とある外史からは北郷一刀が消滅しました!!

 

またの名を、現れなかったとも言う!!!!

 

あれ~??違う????

 

・・・まいっか

 

世紀末の救世主のストーリーまともに知らないからキャラ崩れ絶望的だぜ☆

 

なんでこんなの書こうと思ったのか、自分でわからない・・・

 

なぜ世紀末の救世主だ・・・?

 

続きません!!

 

またそのうち長編書きます!

 

多分・・・

 

長編って言っても、世紀末の救世主は100%出ませんよ?

 

そもそも内容見てもいないし・・・

 

マジで何話あるんだよ・・・社会人が見られるわけないじゃん・・・

 

それではみなさま、またの機会に・・・

 


 
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