No.760632

恋姫~一刀、鬼神になる~3(続きうpしたお!

オシリスさん

|ω.)ノやぁ、久しぶり

って、自分のこと覚えてる人とかいるんかなwww

覚えてくださってる方々すいませんでした!!

続きを表示

2015-02-25 12:22:01 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2743   閲覧ユーザー数:2356

 

ここは并州の太源の都晋陽の近くにあるとある邑。

 

 

俺たちが森の中で倒れていたあの日から早1週間、現在はこの邑の村長の厚意に甘えて空き家の一室を借りて生活している。

 

 

何故こうなったかというと、事の発端は1週間前。

俺と祐は川辺で集めた木の実や魚を食べ終えた後、寝転がっていると突然悲鳴が森に響き渡った。

 

 

俺たち素早く起き上がり悲鳴がした方へと走っていくと、大きな熊に襲われてる老人と幼い女の子がいた。

 

 

俺は鬼神を持って大熊に突っ込み、その間に襲われていた2人を祐が安全な場所へと避難させることになった。

幸いなことにこの大熊、図体がデカイだけでたいして強くなかったので速攻で沈めて俺も祐たちの傍へと駆け寄った。

 

 

俺たちが助けた2人に怪我らしい怪我はなく、あれも祐もほっと一息ついた所で2人に暮らしている邑へと案内してもらった。

 

 

邑についたら位置口付近に大勢人が集まっていたので何事かと聞いてみると、どうやら助けた2人を探しにいく所だったらしく、俺たちを見て邑の人たちは驚いていた。

その後この村の村長に話を着たり、そのまま歓迎会件宴会になったり、祐のアホが食いすぎて腹痛に悩まされたりとまぁ色々あったんだがそこは割愛させてもらう。

 

 

で、その後

「ここって日本じゃないな…よな? こんなリアルなのセットとか撮影とかじゃありえないし……なにより体縮んでるし」

と今更じゃね?という疑問を思い出し、村長にここが何処なのかとか、色々と質問したらまぁこれがびっくり、なんとここは中国、それもタイムスリップしたらしく今の時代は漢王朝。

極め付けは後漢末期、現皇帝は劉宏なんだって、どう見ても三国志直前です本当にありがとうゴザイマシタ。

 

 

まぁ、その後俺たちが何者なのか当然聞かれたわけなんだが……とりあえずは2人俺たちが未来から来たっていう事を正直に話すことにした。

もちろん、その場にいた村長さんにだけにこっそりと。

 

 

村長さんもはじめは半信半疑だったんだが、俺たちが持っている北郷家の家宝「鬼神」「天崩し」「鵬鳴」を見せるととりあえずは信じてくれた。

 

 

一応、俺たちの体が縮んだことも言うにはいったんだが信じてもらえなかったので諦めた。

何でかって? 今の俺たちは12歳位の外見で邑の皆さん、特に女性の方にすっごく優しくしてもらってるというかなんというか、ぶちゃけ完全に子供だと思い込まれていて何度いっても信じてもらえないし、こんなに子供扱いされたのは生まれて初めてだったので…ちょっとだけ居心地よかったですはい。(このとき、祐は俺が子ども扱いされているのを見て笑い転げていたので、五分後には鬼神を腹に叩き込んでおいた丸)

 

 

で、俺たちはこっちの名前なんか持ていないし不便だろうってことで、村長さんが名前をつけてくれた。

 

 

性は呂、名は布、字は奉先、真名は一刀…これが俺。

 

 

祐の性は高、名は順、(字は「いいのが思いつかなかったのでなしでいいだろう」だそうだ)、真名は祐と名前をつけてくれた。

 

 

…………うん、みんなもう気付いてるヨネ?

 

 

そういう訳で、俺…呂布になりました(あは♪

 

 

…………いや、あは♪ じゃねえだろ!

そうなってんだよ!! 確かに「現代に蘇った天下無双!!」とか言われてたよ!

無双しちゃってたよ!! だからってこれはないだろ!! しかももれなく祐は高順!!完璧だわ!! これで陳宮と貂蝉いたら完璧だよ!! 役満だよ!!

 

 

と、1人で頭抱えてるのを見かねた祐が村長と話の続きとか真名のこととかを聞いといてくれた。

 

 

なんでも真名っていうのはとっても、とっっっっても重要なものらしく、普通は家族や自分が許した人しか呼ばないものらしい。

もしも、万が一真名を本人の許可なしに呼んだ場合は……首を撥ねられても文句を言えないほど重要なものらしい。

 

 

……うん、まぁ、そういうことらしい。

 

 

とりあえず、この件は置いといて……、その後、村長さんのご厚意で空いている家があるというので、そこに住まわせてもらうことにした。

 

 

ちなみにこの村長さん、名前を丁原(39歳)というらしい。

それを聴いた瞬間、俺の中の葛藤やら何やらが消え失せ、すべてが繋がったのは言うまでもない。

 

 

なんでも、前村長が

無くなった時、一番賢いのと見た目で村長になったんだとか……。

 

 

(というか、この人(村長)、髭のせいで60にしか見えないんだけど……。

いや、確かに声とか目元とか肌の皺とかで怪しいとは思ったけどさ…)

っとか思ったのは内緒である。

 

 

それから今日までの7日の間、俺と祐は文字や習慣、文化なんかを教えてもらったり、狩を手伝ったりして過ごしていた。

 

 

で、冒頭に戻るわけなんだが……。

 

 

 

 

「………で? 言い残すことはあるか?」

 

「いや待って! 落ち着こうカズピー!! その笑顔はあかん!! あかんやつやって!!?」

 

 

今、俺の目の前には祐が正座をしながら両手を俺の前に出して必死に言い訳している(戯言をほざいている)。

おれ?俺は祐の前で鬼神片手に顔で仁王立ちしてるけど?

 

 

「…遺言はそれだけか、祐?」

 

 

そういいながら、俺はこの愚か者へ裁きの鉄槌を下すべく鬼神を振り上げる。

 

 

そこで俺は手を止め、祐の傍にいる、正確には祐の少し離れた所で涙目になりながら「はうぅ…」と顔を真っ赤に染めて座っている女の子へと目を向けた。

 

 

なぜこうなったのかというと、事の発端は今朝の事だった。

 

 

 

俺はこの7日間毎朝感じている爽快感ながら日の明けない内に起床、邑の人借りている服(サイズの合う子供服)に身を包み早朝の稽古を始める。

 

いつもならここで祐も起きて稽古をするんだが、今日は寝坊か? と思いつつ稽古は終了。

日が明けて邑の人たちも活動し始める時間なので帰宅、が、まだ祐は寝ていたのでとりあえずは機能の残り物を食べてここ最近の日課である狩の手伝いへと向かった。

 

 

さすがに狩を終えることには起きてるだろうと居間に飯を家を出た。

 

 

で、昼ごろ狩を終えて今日の収穫を手土産に家に帰ると、そこには用意していった朝食が手をつけられることなく綺麗なままで置いてあったんだ。

 

 

流石に寝すぎだろうと俺は祐を起こすべく寝室の戸を開けたわけなんだが、そこで今回の事件の発端に出くわしたわけだ。

 

 

なんと、そこには小さな女の子を押し倒し、あろうこと無理やりキスをしている祐がいたのだ。

 

 

それを見た瞬間、冗談抜きで時が止まった。

 

 

それはもうその場の空気が凍りついた。

 

 

祐と女の子は俺に気付いていないらしく、ゆっくりと唇を離す。

途端に両者の耳まで真っ赤に染まり、女の子は見る見るうちに涙目になっていった

 

 

それを見た瞬間、俺はかつて親友だった強姦魔の横顔に蹴りを叩き込んだ

 

 

俺の蹴りを喰らい、「ぶべらっ!!?」奇声? を上げながら見事に吹っ飛んだ強姦魔を他所に女の子を優しく座らせる。

 

 

その後、離れた所で起き上がり「カスピー待って! 誤解やねん!?」っとなにやら喚いている強姦魔(祐)を正座させ、冒頭に至るという訳だ。

 

 

 

「待って待って待って!! ほんまに違うねん!! 誤解やねんって!?」

 

 

「ほう、いったい何が誤解なんだと言うんだ、この強姦魔(祐)?」

 

 

「な、なんか字が違うかったような…って言ってる場合やない! 違うにねん! これはその…あれやねん…」

 

 

「何が違うんだ、え? 人がいない間に無垢な女の子を連れ込み、俺が止めたから未遂とはいえ俺がいなかったら今頃はその穢れない体にあんな事やこんな事を無理矢理してたんだろ?」

 

 

俺の言葉に、再びボン! っという音が聞こえてきそうな位真っ赤に顔を染める強姦魔(祐)と女の子。

 

 

って、いい加減女の子女の子って失礼か、真名も交換してるもんな。

彼女の名前は戯志才、真名を水仙という。

 

 

実はこの水仙さんこそ、7日前に助けたあの女の子なのだか、なんと驚いた事に実年齢は15歳なのだという。だが、どう見ても小学三n……いや、止そう。

なんか水仙さんがすごいこっち睨んで来てるし。

 

 

「で? 本当は何があったんだ?」

 

 

いい加減話が進まないので、俺は鬼神を下ろすと祐に視線を戻す。

 

 

「ほっ…いや、あのな、ええっと、なんて言ったらええのやら……」

 

 

俺が鬼神を下ろしたことにより、安堵したようにため息をつくが祐はまだ混乱しているのかなかなか言葉が出で来ないようだ。

仕方がないので水仙さんに聞くことにしよう。

 

 

「水仙さん、なにがあったんのか…話してもらえませんか?」

 

 

「はうぅ……、え、えっとでしゅね?」

 

 

未だに顔が真っ赤のまま、見た目通りたどたどしい口調で話し始める。

 

 

 

〜水仙side〜

 

 

はうぅ…わ、私の名前は戯 志才、真名を水仙と申しましゅ。

 

 

わ、わたしゅは今日……う、生まれはっ…はじめてのく…くくくくちじゅけを…くちじゅけを(//////

 

 

はふぅ…まだ心の臓がバクバクでしゅ…きっとお顔真っ赤でしゅ!

 

 

そっそれもたしゅくくんと…たしゅくくんと!(//////

 

 

……(ボンッ! はふぅ(//////

 

 

〜回想スイッチON〜

 

 

時間は遡って7日前のお昼頃、私は各地を点々と旅の途中で、たまたまこの邑に滞在していました。

いつもはすぐに別の邑に移るのですが、今回はいつもよりも長く滞在していました。

 

 

気楽な一人旅なので急ぐ理由もなく、皆さんいい人ばかりでしたのでついつい足が止まっちゃんて…

 

 

その日はいつも様にお世話になっているお家のお婆ちゃんと一緒に山で薬草をとって、もう少しで帰る所でした。

 

 

「ふぅ…こんなもんかねぇ

志才ちゃん、そろそろ戻ろうか」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

私は薬草の入った籠を持って立ち上がった時でした。

 

 

ガサガサ …ガサガサ!

 

 

「……へ?」

 

 

突然、私の後方…少し離れた茂みから音がしました。

私の目の前にいるお婆ちゃんは私の後ろを見て目を大きく見開き、震え始めます。

 

 

後ろにいる何かの視線を感じましたが…私はゆっくりと、相手を刺激しない様に身体を後ろへと向けました。

 

 

振り返ると、そこには大きな…本当に大きな熊がこちらをジッと見つめていました。

 

 

身体の体温が一気に下がったのが…自分が恐怖しているのが鮮明にわかりました。

 

 

普通、一般的な成体の熊の大きさは1丈ほどです。

ですが、私の前にいた熊はその倍はあろうかという程大きかったんです。

 

 

「き…きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

私は恐怖のあまり悲鳴を上げてしまいました。

 

 

私の悲鳴が合図になったのでしょう。

熊は私の悲鳴なんて全く気にする様子もなく、ゆっくりと私たちの方へと歩いてきました。

 

 

それに連れて私もゆっくりと下がって行きました。

幸いなことに熊はお婆ちゃんには見向きもせず私の方へと歩いてきます。

 

 

私はお婆ちゃんから離れる様に距離を開けていきます。が、私と熊との距離は離れるどころか近づいています。

 

 

「きゃぁ!?」

 

 

その時、私は足元にあった木の根に気付かず足を引っ掛けて転んでしまいました。

それと同時に熊は走り始めました。

 

 

「あ…」

 

 

私はこの時、16年間で見たものや思い出が頭の中に流れる様に思い出しました。

これが走馬灯というものなんですね。

 

 

私は迫ってくる死が迫って来るのを感じながら目を閉じました。

 

 

ガキン!!

 

 

「オッ…ラア!!?」

 

 

「ぎゃうん!?」

 

 

その時でした私が彼らにあったのは…。

 

 

突然、知らない男の子の声と熊の悲鳴が聞こえてきました。

 

 

「へ? きゃ!」

 

 

直後、身体を浮遊感が襲います。

目を開けると、12.3歳くらいでしょうか?

私は背中に大きな剣を背負って眼鏡をかけている男の子によ…横抱き(お姫様抱っこ)に抱き抱えられていました(////

 

 

私はこの時、さっきまでの恐怖や不安は無くなっていました。

不謹慎ですが、私は自分よりも年下に見える男の子に恋をしてしまったのです…これが一目惚れというものなんですね(////

 

 

「たすく!!」

 

 

「わかってる!!」

 

 

「…っ!」

 

 

はっ! その声で私の意識は元に戻りました。

いけません、今がどんなに緊迫している状況か…しっかりしなさい私!!

 

 

今、彼は私は横抱きに抱き上げられながは走っています。

不意に熊の方を見ると、そこには私を抱えているこの子と同じくらいの背丈の黒髪の男の子が手に方天戟を持って熊と戦っていました!?

 

 

「いせません! このままではあの子が!?」

 

 

私は声を上げてこの子に言います。

 

 

「心配いらんへん! あの位の獣やったらかずピーなら瞬殺出来る!!」

 

 

ですが、この子はこう言い走って、お婆ちゃんの元へ向かっていきます。

 

 

「グオオオオーーーーーォォォ……」

 

 

この子がお婆ちゃんの元までたどり着いた時、当然断末魔の様な叫び声が響き渡り、やがて聞こえなく鳴なりました。

 

 

男の子に地面へ降ろされた私は、すぐにもう一人の男の子と熊の方へと目を向けます。

 

 

 

すると信じられない光景が飛び込んできました。

 

 

「うわっ! 返り血が口の中に!?

ぺっぺっ!! 」

 

 

なんとさっきまであんなに元気だった熊が全身が血を流して横倒れており、反対に男の子は返り血塗れだが怪我らしい怪我らしいは追っていないどころか、ピンピンしていたのです。

 

 

これには思わず私もお婆ちゃんちゃんも唖然とします。

 

 

……そこから先はあまり覚えていません。

気がついたらお婆ちゃんの寝所で寝ていました。

 

 

後から教えてもらったのですが、どうも緊張の糸が切れて気を失ってしまったのだとか。

 

 

私が起きた時には、既に邑を上げての宴会が終わった後で、燃え尽きた焚き木や食べた後そのままにお皿が散乱したまま皆さん外で酔いつぶれて寝ていました。

 

 

月明かりが照らす夜の中、しばらく歩いていると、私とお婆ちゃんを助けてくれた男の子たちがまだ起きているのを遠目で確認できたのでそばに寄って行きました。

 

 

「お、起きたんだ」

 

 

「ん、おぉ! ほんまや! ささ、どうぞ!」

 

 

最初に私に気付いたのは熊と戦っていた男の子にでした。

その後、私を抱えて走っていた男の子も気付いたようで、自分が座っていた所を少し開けてくれました。

 

 

「ありがとうございます」

 

 

私がお言葉に甘えて腰を下ろすと、水の入った杯を出してくれました。

 

 

出された水に口をつけます。

緊張と恐怖で喉が渇き、そのまま眠ってしまったので水が美味しいです。

 

 

「あの…遅れで申し訳ないんですが…、預けて頂いてありがとうございました」

 

 

水で喉を潤した後、私は本来なら助けてもらってすぐに言わなければならなかった言葉を口にした。

 

 

「いやいや、お礼なんでいいって、たまたま近くにいただけなんだし」

 

 

「せやせや、それにあの状況じゃ気を失っても仕方ないわ」

 

 

「ありがとうございます。 あ、申し遅れました。私は戯志才、真名を水仙と申します」

 

 

「「… いいのか、真名まで預けて?(いいん? 真名まで預けても?)」」

 

 

「はい、命を助けて頂いたお礼です。」

 

 

私がそう言うと、お二人は頷いてからそれぞれの性名と真名を私に預けてくださいました。

 

 

ここまで、続きは出来てから…

 

 

あとがき

 

 

えーというわけで久々の投稿、3話前半は終了です。

 

これからしばらくは暇なので、まぁぼちぼち上げれたらいいなぁーっと思います……続けれたらいいなぁ…

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
7
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択