No.760238 ソードアート・オンライン ~Cardinal Jade~meesheさん 2015-02-23 01:11:33 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:763 閲覧ユーザー数:751 |
「……流石に、コレはあんまりだろ……?」
「知らね。つーか、とっとと家に帰って眠らせろ」
相棒である、レイの毒づきに対して、俺は僅かに苦笑する。流石に聞きなれたとはいえ、如何しても耳に入るものは入るのだ。だが、それを自重しない辺り、この相棒はあまり時と場所を考えていないのかもしれない。
だが、確かに相棒の言葉には一理ある。とっとと眠らせて欲しいものだ。
さて、相棒が毒づいている原因は、俺達の周囲に大量に
だが、囲まれている為に、この場を動く事など到底不可能である。一転突破しない限りは。
俺の戦闘方法は、両手に持った斬馬刀でお分かりだろう……それによる重い一撃である。その重さと長さの影響を受けて、俺のステータスは筋力値――
俺の相棒であるレイの武器は《フレイル》だ。ヌンチャクとは違うものの、大体それと同じと考えてもらって結構である。
さて、武器紹介も一通り終えたところで。はっきりといって、俺達の状況は非常に不味い。
何故なら、俺達の武器は、集団戦から乱戦に至るまで、囲まれたり一体多数を相手にする場合は少々都合が悪過ぎる。その為に、レイはフレイルから
相手は全てトカゲ人間……ああもう、コイツ等ふざけてんのか、というぐらいにカソールがある。一気に薙ぎ払おうとしても、スピード的に難がある為、俺は戦いづらい。スピードがあるものの、レイは尚更戦いづらいだろう。
リーチも低い、しかも
如何でも良いが、此処は普通の《迷宮区》だ。だから
だから、此処は他人に頼ろう……無理だからな!? 俺達二人でこの状況を打破するなんて、到底無理だからな!?
「おーい、大丈夫かー?」
あ、丁度良い助け舟が来た。この声から察するに、恐らくは俺達の知り合いであるプレイヤー――《黒の剣士》ことキリトだろう。
「大丈夫じゃねえってことぐらい分かるだろ!?」
「分かったよ……取り敢えず
文字通り微動だにせず、俺達は硬直する。そして、その一瞬後、黒と白の何かが舞った様な気がしたが、それを視認する前にそれらは消滅してしまう。……何時見ても思うが、これって一体何なんだろうな。
「という訳で一丁上がり……後から何か奢れよ」
「……助けてくれて有難うな」
「ああ、今頃助けに来てくれなきゃどうなっていたやら……」
レイが遠い目をする。オイ止めろ、俺だって遠い目をしたいんだぞ?
レイのその様子を見て、キリトは苦笑をしていた。……そうだよな、コレは苦笑モノだよな……
そんな考えに至ったところで、俺自身が遠い目をしていたことに気が付き、そして意識を元に戻す。おお、危ない危ない。
「さて、帰るぞ。誰が何と言おうと帰る」
レイが颯爽と駆け出す様に、《迷宮区》の道を走っていく。
その背中を、俺達は追いかける。
これは三人の戦士の物語。
《
《
《
の三人と、三人を取り巻く人々によって紡がれる、新しい物語の歴史。
さあ、物語を始めよう――
――Blade dancing time start.
後書き
初めましてな方は始めまして、meesheというものです。
今回はSAOの二次創作です。このサイトでは初めてですが、一応別サイトでもSAOの二次創作は書いています。
さて、今回もオリ主モノです。序でに言うと、男オリ主Wは初めてです。何を言っているのかはどんどん分からなくなっていますが。
因みに、キリトさんは重要キャラではありますが、主人公ではありません。ですが、オリ主たちよりも本気を出せば強いです。本気を出せば、ですが。雑魚共を瞬殺させているので……
更新速度は最高でも一週間に二三回程度です……最低では一ヶ月に一回程度になるかもしれません。
では、meesheでした。
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SAOの二次創作です。
オリジナル進めずに何やってるんだ、という話ですがご容赦を……