No.75828

恋姫無双TV-Ver 第2話 仕合

bridさん

ようやく第二話が完成しました。
誤字等がございましたら御指摘おねがいします。
また、一刀の一人称につきましては、
本作品で一刀は天の御使いでは無い上に、まだ関羽の保護下にあるので、自重してもらってます。

2009-05-27 05:14:11 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:3761   閲覧ユーザー数:3120

恋姫無双TV-Ver 第2話 仕合

 

 

 「お兄ちゃん・・ごめんなのだ・・・」

 「(でもあれは何だったのだ・・・お兄ちゃんの顔を見たら、顔が熱くなって・・

  ん~分らないのだ)」

 

 (御使いでなくても、種馬スキルは健在らしいby作者)

 

 

  「大丈夫だよ、特にケガもしてないし」

 「まったく、鈴々もう少し力の加減を覚えなさい、北郷殿申し訳ない、

 鈴々が迷惑をかけてしまって」

 「大丈夫ですよ、そんなに気にしないでください」

 張飛ちゃんに引っ張られて、約一キロ地点でやっと止まってくれた、

 にしても、さすが張飛翼徳と言ったところ、この子の二倍以上は体重が在る筈だが、

 何の抵抗も無く引っ張られた、改めて自分が三国志の世界に居る事を実感させられる。

 

 

  そうこうしている内に村の入り口へ到着する三人、そこには大きな門があり、

 門番らしき男が2人立っている、村に入ろうとした時門番に呼び止められた。

 「ちょっとまて」

 「なにか?」

 「違っていたらすまぬが、おぬし最近噂の黒髪の山賊狩りでは無いか?」

 関羽さんは顔を少し赤らめながら

 「いや、そう呼ぶものも居るようですが、自分から名乗っている訳では・・・」

 「良かった、近くの村に現れたと聞き、それらしき武人が居たら声を掛けていたいたのですか、

 黒髪の綺麗な絶世の美女と聞いていたので、危うく見過ごす所でした。」

 

    !!!!!!! カチャーン!!!!!!!

      関羽の中の理想像が砕かれた・・  

 

  ガラスを砕くような音が関羽さんの方から聞こえたような気がした・・

 「そうですか・・・」

  あれ・・関羽さんやっぱり気にしてたのかな・・?

 「そうと分れば、早速我らが主に知らせねば」

 「え?」

 「しばらくここでお待ちを」

 「はぁ」

 門番の男は村の中へと歩いて行った

 「愛紗は綺麗で有名なのだ~」

  関羽さんは眉をピクピクとうごかしながら

 「ああ、黒髪がな・・」

 「関羽さんは綺麗ですよ、自信をもってください」

 「えっ/////」

 「フフッ、お世辞でもうれしいです、ありがとうございます」

 お世辞を言ったつもりはないんだけど・・

 

 

  三人で話をしているとさっきの男が戻っ来た。

 「こちらへ、どうぞ我が主がお待ちです」

 そう言うと、あるお屋敷の庭の離れに通された、

 「こちらでお待ちください」

 頭を下げると、男は去って行った、

 しばらく待っていると女性が二人歩いてきた、関羽さんと張飛ちゃんが立ち上がったので、

 自分も立ち上がった、

 「そのままで、結構」

 赤い髪の女性がそれを静止して、二人は椅子に座る、

 「待たせてすまない、我が名は、公孫瓚、字を伯珪、太守としてこの辺を治めている、

 こちらはおぬしと同じで旅の武芸者をしている」

 「我が名は趙雲、字を子龍、お初にお目にかかる」

 この人が公孫瓚か・・容姿は、

 赤い髪のポニテ-ルにチャイナドレスの上にミニスカ-ト、ニ-ソュクス

 凛々しいと言うよりは、可愛い系かな?

 水色の髪の女性が趙雲子龍・・

 関羽さん張飛ちゃんも女の人だったから、まさかとは思っていたけど、

 趙雲に続いて公孫瓚も女性とは、それにしても・・動き難そうな服だな、

 日本の着物の様な、感じだが袖には蝶の羽のような刺繍が施してあり、

 膝辺りにまで伸びていて胸を強調するかのように、胸元が開いていた、

 「趙雲殿には、客将として私の元に留まってもらっている」

 

  確かに趙雲は公孫瓚の元に居たことが有ったはず、俺が知っている歴史の流れと一致する。

 やはりこれは、三国志の流れに自分は居ることを改めて一刀は確認した、

 「お招きに与り光栄です、我が名は関羽、字を雲長と申します、それでこちらは・・」

 「鈴々なのだー!」

 張飛ちゃんは元気良く答えた。

 「こら、真名ではなく、ちゃんと名乗ってあいさつせぬか」

 「関羽殿、歳の割りに随分大きなお子様をお持ちですな、そちらが旦那さまですか?」

 「ちっ違います、鈴々は娘ではなく姉妹の契りを交わした仲で」

 関羽さんは、あわてて否定している、そして趙雲さんは少し悪戯っぽく、

 「ほーぅではどちらが攻めでどちらが受けなのですか?」

 「どっちかと言うと、鈴々が責めなのだ」

 「男としては、どちらかと言うと、責めのほうがいいかな」

 「!!コ、コラ鈴々、よく意味も分らん癖に適当な返事をするな、

 北郷殿もからかわないでください」」

 「じゃどうゆう意味なのだ?」

 「そ・・それはだな・・・ん~」

 どう答えればいいか、悩んでいた関羽さんに、

 こちらも少し困った様子で公孫瓚殿は続けて尋ねる、

 「あ、まあ、そういう話はまたあ後にしてもらって、そちらは?」

 「僕は北郷一刀といいます」

 「ホンゴウ・・カズト?名がホンゴウで、字が一刀か?」

 「いえ北郷が姓で名が一刀です、僕には字はありません」

 「そうなのか、字がないとは、北郷殿はどちらの生まれで?」

 「日本の東京です」

 「ニホン?トウキョウ・・?それは何処の州にあるのかな?」

 「いえ州とかではなく、どう説明したらいいか・・」

 一刀は公孫瓚に、こちらの世界に着いた時の事を話した、もちろん未来から来た事は伏せて。

 「なるほど、それは災難でしたな、しかし、ニホンか・・聞いたことが無い地名だ、

 趙雲殿はごぞんじか?」

 「いえ、私もぞんじません」

 「そうですか、お二人が知らないとなると・・・この村では情報は得られそうにないですね」

 「すまぬな、力になれなくて」

 「いえ確認が出来ただけでも十分です、それより太守様は関羽さんに用があったのでは?」

  「おおそ、そうであった、実はおぬしに、折り入って頼みたい事が有るのだが?」

  「私に?」

 「辺境の小領主ではあるが、この公孫瓚、今の世を思う気持ちは人一倍有るつもりだ、

 天下に志あるものは皆、無為な人材を求めているとか、昔日の漢王室の権威すでに無く、

 乱れに乱れた世を正すため、おぬしの力を是非私に」

 「公孫瓚殿、お話の途中で申し訳ないが、それは少し早計ではありませぬかな?」

 趙雲さんが口を挟む。

 「と、ゆうと?」

 「黒髪の山賊がりのことは、私も旅の最中で風の噂で耳にのました、

 だが噂というのは得てして尾ひれが付きがちな物」

 「まあ・・確かに・・」

 言われてみれば、確かについてたなー

 「故に関羽殿の実力を見極めてから、お召抱えになっても遅くないのでは?」

 「ふむ、なるほど」

 「差し支えなければ、私がその役を、お引き受けしますが」

 「ぉおー、いかがかな?趙雲殿と一手、手合わせしてはもらえぬか?」

 「いやぁしかし私は・・」

 「臆されましたかな?」 

 関羽さんの表情が厳しくなる・・、と同時に張飛ちゃんが立ち上がる。

 「そんな訳ないのだ!」

 「こら、鈴々!」

 「愛紗は、すぅーごく強いのだ!だからお前なんかに、ずーえたい負けたりしないのだ!

  お前なんか愛紗が出るまでも無いのだ!鈴々が、

 ちょちょいのプーで、コテンパンにしてやるのだ!」

 頭を抑えている関羽さん、趙雲殿は立ち上がると。

 「ほぉ~ずいぶんな自信だな、それでは一つその自身のほどを試させてもらおうか」

 「望む所なのだ!」

 張飛ちゃんが啖呵を切ると、二人は庭に歩きだした。

 

 

  庭の真ん中で、趙雲殿を睨み付ける、張飛ちゃん、随分殺気立ってる・・

 一方趙雲殿殿は、乱すことなく槍を構えている、

 「関羽さん止めなくて良かったの?」

 「ああなっては止められません、鈴々の気持ちを考えるとなおさら・・」

 「張飛ちゃん関羽さんの事とても大切に思ってるんですね」

 関羽さんは、少し照れながら、笑顔で答えた、

 

 「始め!!」

 

 公孫瓚殿の号令が響く、と同時に張飛ちゃんが走り出す。

 「うりゃぁぁーーーー!」

 気合の入った声と共に、蛇矛を、振り下ろす!

  ガキィン!!

 鉄を叩き即ける、音と共に火花が散る、

 趙雲殿は張飛ちゃんの初打を難なく受け止めながら、少し驚いた顔をする、

 「ほぅぅ」

 張飛ちゃんは、防がれたと判断するなり、バク転で後ろに下がり間合いをとった、

 「うりゃうりゃうりぁうりぁーーー」

 蛇矛を頭上で回転させ、その勢いと共に、袈裟斬りで斬り掛かるが・・空を切る

 趙雲殿はあっさりとかわす、張飛ちゃんは少しバランスを崩しながらも

 振り向きざまに斬り掛かるが・・

 それも紙一重でかわされる。

 「すごいな、紙一重でかわしてるよ・・」

 「!気付くかれたか、北郷殿」

 関羽さんは少し驚いたような表情をする。

 「でも・・技の差が有りすぎる・・張飛ちゃんには、やり難い相手ですね」

 話てる間も張飛ちゃんの攻撃は続いている、袈裟斬りと逆袈裟の連続斬り

 しかし趙雲さんは難なくかわしてゆく。

 「ヒラヒラ逃げてばかりなのだ!」

 「どうした?もう終わりか?」

 趙雲さんの挑発にムゥとする張飛ちゃん。

 「まだまだなのだー!「鈴々そこまでだ!」・・っえ?どうして止めるのだ、

 鈴々はまだ戦えるのだ!」

 「判っている、ただ、私が立ち合ってみたくなったのだ」

  

  

  関羽さんは、趙雲さんの前に立った、(ズオォォォン)

 「(!!あれは闘気かな・・?関羽さんの体から赤い闘気が溢れている様にも見える、

 初めて見た・・)」

 「いざ!」

 関羽さんは青龍円月刀を構えた。仕合の始まりを見入る外野三人、

 しかし趙雲殿は構えをといた、

 「本当に強い相手ならわざわざ打ち合わなくても分る、公孫瓚殿、

 関羽殿のお力しかと見届けました」

 「うむ」

 「ふえ?はにゃ?」

 「ふー」

 納得する公孫瓚殿、訳が分らず困惑する張飛ちゃん、構えをとき、

 緊張を解くかのように息を吐く関羽さん

 反応はさまざまだった。

 

 

  仕合が終わり、先ほどの離れでお茶をいただいている、

 「ぅうんんー」

 「どうした鈴々そんな膨れ面して?」

 「さっきのだと、なんだか鈴々がホントは強くないみたいなのだ」

 張飛ちゃんは不満そうな声を上げる、

 「いや、それは・・」

 趙雲さんは、茶を一口すすると、

 「張飛、確かにおぬしは強い、ただその強さをうまく使えてはいないがな」

 張飛ちゃんは意味が分らない、といったような顔をしている。

 「やっぱり解らないのだ~」

 「戦い方を考えろってことじゃないかな?」

 「戦い方て・・どういう意味なのだ?」

 「ん~、張飛ちゃんとは、扱う武器も間合いも違うから・・大まかにしか説明でき何けど・・

 張飛ちゃんの戦い方て、力と踏み込みの勢いで相手を倒していくよね」

 「ん~よく解らないけど、多分そうなのだ~」

 「先ほどの仕合を見るに、そのようですな」

 趙雲さんもそう感じたようだ。

 「だとすると張飛ちゃんの攻撃は一撃必殺当れば即死、

 防いでも衝撃で相手も無事いられないだろうけど・・

 外れたら隙しか残らない、だから趙雲さんも、二撃からかわしだしてたしね」

 趙雲さんの表情は、少し笑顔なったようにみえた、どういう意味かは分らないが。

 「確かに、足を地面にしっかり付けて、斬撃を受け止めて防ぐ人なら、有効だけど、

 かわす人には隙を自ら見せる分けだから、自殺行為だね」

 「なるほどなのだ~で、鈴々はどうしたらいいのだ?」

 「かわされない攻撃をするのさ」

 「かわされない攻撃?、ますます意味が分らないのだ・・」

 「簡単に言えばよける前に当てる、もしくは、よけにくい攻撃をする」

 「それでもかわされたらどうすればいいのだ?」

 「そしたら隙を無くすしかないだろうね、僕に言えるのもここまでかな?

 あとは張飛ちゃん次第だよ、がんばってね」

 「うぅ~~なんとかがんばってみるのだ~」

 張飛ちゃんは、難しい顔をしながら、腕を組んで考えているようだ、

 関羽さんは、張飛ちゃんを笑顔で見守っている、微笑ましい光景に見入っていると、

 「北郷殿、私と仕合ってみぬか?」

 「えっ?」

 趙雲さんがとんでも無いことを言いだした。

 「いや、先ほどから話を聞いていると、北郷殿の助言は的を得ていると私は思う、

 それに武に心得もあるようだが・・」

 「無茶言はないでください、確かに野党相手ならまだしも、趙雲さんが相手なら

 結果はすでに見えてます」

 「おや、それは残念」

 趙雲さんはイタズラぽく微笑んでいる、何処までが本気なんだろう・・

 つかみ所の無い人とはこういう人のことを言うのだろう・・

 「むうぅー、鈴々はいったいどうしたらいいのだ!!」

 その中張飛ちゃんは、一人途方にくれていた。

 

  続く

 

    ~あとがき~

  やっと第2話が完成しました、家に帰っては、

 サイトの投稿作品を読ましていただいていると、

 自分より早いペ-スで投稿する人たちが沢山いて、

 中には旅行中にネカフェから投稿された方もいらっしゃいました、(スゲ!!)

 自分の作画力の無さにイヤになる今日この頃ですが、

 読んでいただいた方々からいろいろと御意見や御指摘いただいきました。

 

 自分の作品は、誤字が多いので全文検索してから載せてはどうかと御意見いただきました、

 実話作者自身、全文検索の仕方と言うか存在をまったく知らな・・ゲホゲホ、

 まあそんな感じです(汗)

 次に真のキャラをだしてはどうかと言うご意見でしたが、

 出来る限り出して行こうと思ってます。

 

 では、読んで頂いてる方、また支援を頂いた方(TдT)アリガトウございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (一刀)おい、いつまで、俺は、自重しなきゃいけないんだ?。

 

 (作者)仕方が無いでしょ、今は保護されてる身なんですから。

 

 (一刀)何時になったら、保護下ではなくなるんだ?

 

 (作者)それはあなた自身のがんばり次第でしょう。

 

 (一刀)うぅ・・・関羽さんに張飛ちゃん抱きしめたいくらい可愛いのに・・

 

 (作者)仕方ないですね、これでも見て我慢しててください。

      回想シ-ンでも見ててください。

 

 (一刀)こ・・これは!!あの関羽さん・・が、張飛ちゃん・・・も・・

     趙雲さんも・・うぁ・・大胆だな~

 

 (作者)一刀君も大人しくなったようですね、しばらくはあのままでいてもらいましょう

     では次回作もがんばって書いてますので、暇つぶしにでも読んで頂けたら幸いです。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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