No.758225

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~

soranoさん

第548話

2015-02-14 00:02:20 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1587   閲覧ユーザー数:1454

~ウルスラ間道~

 

「風よ……我が力となれっ!!」

リィン達と対峙したアリオスはクラフト―――軽功で身体能力を上昇させ

「さあ、一気に行くぞっ!!」

「機を逃すな……一斉にかかれっ!!」

「光よ……受け取って、みんなっ!!」

リィンとユーシスは号令をかけて仲間達の闘志を高め、アリサは光の力で仲間達の回避能力を高め、更には魔力や闘気の自動回復を付与させるクラフト―――ヘヴンズギフトをリィン達に放ち

「雷よ……あたしに力をっ!!」

サラ教官は気功技で自身を強化した。

 

「虎口一閃!!」

「セイッ!」

電光石火の速さで襲い掛かってきたメサイアの攻撃をアリオスは太刀で受け流し

「アークス、駆動……!」

「……………」

トヴァルはオーブメントを駆動させ、エリスは魔術の詠唱を開始した。

 

「行くぞ――――絶っ!!」

その時アリオスがクラフト―――洸破斬を放ったがアリサのクラフト―――ヘヴンズギフトによって攻撃が二人に命中する瞬間光の幻影が身代わりとなり、二人はダメージを受けなかった。

「ハァァァァ……!!」

「!!」

サラ教官が放った雷の銃弾をアリオスは側面へと跳躍して回避したが

「逃がさない――――メルトストーム!!」

「グッ!?」

アリサが放ったクラフトによって空から降り注ぐ炎の矢の雨は回避できず、ダメージを受けた。

 

「二の型――――疾風!!」

「ッ!?」

そこにリィンが電光石火の速さでアリオスに攻撃を叩き込み

「跪け……!」

ユーシスはその場で念じてアリオスの足元から氷山を発生させた。

「二の型――――」

「何っ!?」

「大雪斬!!」

「グッ!?」

しかしアリオスはその場で跳躍して静かなる闘気を纏った太刀をユーシスに叩きつけてダメージを与えた。

 

「異界より現れよ!―――デネカの津波!!」

「グランシュトローム!!」

「クッ!?」

その時詠唱と駆動を終えたエリスとトヴァルの高火力の魔術とアーツがアリオスに命中してアリオスにダメージを与えると共に怯ませ

「行くぞ―――紅葉切りっ!!」

「参ります――――三段斬り!!」

「喰らえ―――パワーピアス!!」

「ッ!?」

そこにリィンとメサイア、ユーシスが次々とクラフトを叩き込み

「切り刻め―――紫電一閃!!」

「グゥッ!?」

リィン達の攻撃の後にサラ教官が紫電を纏った斬撃波を放ち、全身がアーツによって水で濡れていたアリオスは感電してダメージを受けた。

 

「秘技―――裏疾風!!」

しかしアリオスはすぐに立ち直って電光石火の速さでリィン達に襲い掛かり

「させるかっ!」

「チッ……!」

「クッ……!」

仲間達が攻撃を受けている中リィンとサラ教官はそれぞれ戦術リンクを結んでいるエリスとアリサの前に一瞬で移動し、メサイアは自身の武器でそれぞれ防御したが

「ハァァァァッ!!」

「グッ!?」

「キャッ!?」

「ッ!?」

自分達の背後へと回った後解き放った斬撃波は防げず、ダメージを受けた。

 

「大丈夫ですか、兄様!?」

「みんな、今助けるわっ!!」

リィンと戦術リンクを結んでいるエリスはリンクアビリティ―――クイックティアでリィンの傷を回復し、アリサはクラフト―――セントアライブで仲間達の傷を癒した。

「二の型―――大雪斬!!」

「雷よ、封じよ!――――崩雷殺!!」

「!!」

仲間達によって傷が回復したリィンとサラ教官の反撃をアリオスは回避したが

「煌めけ―――昇閃!!」

「ッ!?」

「そこよ!―――ファイアッ!!」

その瞬間を狙っていたかのように放たれたメサイアの魔法剣をその身に受けてダメージを受け、アリオスが怯んだ隙を狙ったアリサはクラフト―――フランベルジュで追撃した。

 

「聖なる盾よ―――守護せよっ!!」

「アークス駆動……!」

「…………」

ユーシスがクラフト―――プラチナムシールドを発動して自分の周囲にいる後衛メンバーに結界を付与したその時トヴァルとエリスは再び強力なアーツと魔術を放つ準備を開始した。

 

「させん!」

トヴァルとエリスの行動を見たアリオスは抜刀の構えをしたが

「虎口一閃!!」

「ッ!?」

メサイアの奇襲攻撃を受けて怯んで攻撃を中断した。

「燃え盛れ……滅!!」

「ハッ!」

太刀に龍の姿をした炎を纏わせたリィンが太刀を振り下ろすとアリオスは跳躍して攻撃を回避してサラ教官目掛けて太刀を叩きつけたが

「大雪斬!!」

「!ハァァァァ……!!」

「甘い!」

サラ教官は後ろへと跳躍しながら雷の銃弾を連射し、アリオスは反撃に放たれた銃弾を太刀を振るって次々と襲い掛かる銃弾を真っ二つにした。

 

「行くぜ―――」

「援護する!」

「アルテアカノン!!」

「ティルワンの闇界!!」

「グゥゥゥゥッ!?」

その時ユーシスのリンクアビリティ―――ブーストアーツによって威力が上がったトヴァルの最高位アーツとエリスの高火力の魔術が発動し、アリオスを襲い、ダメージを与えた。

 

「フフッ、やるな………!だが、これはどうだ……!?受けて見よっ!滅びの太刀!!ハアアアアアアアア――――――ッ!!」

アーツと魔術の発動が終わると静かな笑みを浮かべたアリオスが全身に膨大な闘気を纏って跳躍し

「!!あれは……!みんな、防御態勢だ!」

アリオスの行動を見てアリオスが繰り出す技の正体がわかっていたリィンは仲間達に警告した後防御態勢を取り、ユーシスのクラフトによって結界が付与されている仲間達は反撃や回復の行動を開始していた。

「絶―――――黒皇剣!!」

そしてアリオスが地上に突撃したその時、アリオスを中心に風のエネルギーが爆発すると共に無数の鎌鼬がリィン達を襲い、大ダメージを与えた。

 

「何っ!?」

八葉一刀流”二の型”の絶技――――終ノ太刀・黒皇を放ち終えたアリオスはダメージを負っていない後衛のユーシス達に驚いたその時

「アークス駆動―――セラフィムリング!!」

戦術オーブメントの駆動を終えたトヴァルが最高位の治癒アーツでダメージを受けたリィン達の傷を完全回復させた!

 

「踊りなさい!」

「甘い!」

その時アリサが数本の小さな不死鳥の矢を解き放ち、解き放たれた矢をアリオスは太刀を振るって撃ち落した。

「アルバレアの奥義、受けるがいい……!」

「何……!?」

しかしユーシスが”気”を纏わせた拳を突き出すとアリオスは巨大な球体に閉じ込められ

「ミルモ、今こそ力を貸して!」

「ハァァァァ……!セアッ!セイッ!セイヤッ!風よ!」

「グッ!?」

アリサがミルモの力を借りて空へと跳躍すると同時にユーシスは騎士剣を振るって風の刃を発生させ、アリオスに襲わせてダメージを与えた。

 

「天なる雷よ!ラストレスルーイン!!」

「大いなる輝きよ、我が弓に宿れ!!レディエンス――――アークッ!!」

そしてユーシスが雷を球体に解き放ったその時大爆発が起こり、そこに追撃するかのようにアリサが金色に輝く弓から放った聖気を纏った槍がアリオスの足元に刺さると共に凄まじい光の柱が上がると共に大爆発が起こった!

「一気に決めるわよ!セイッ!ハァァァァァァ…………!!」

「オォォォォォッ!!」

その時強化ブレードに紫電を纏わせたサラ教官が縦横無尽にかけ、アリオスは太刀を振るって縦横無尽に駆け抜けると同時に叩きこんできた強化ブレードを防いでいたがダメージの影響で全ては防げなかった。

「ヤァァァァ……!受け切れるかしら!?オメガ―――エクレールッ!!」

「クッ!?」

雷の銃弾を連射して放った後解き放たれた紫電の衝撃波を太刀で防御したアリオスだったが、太刀越しに伝わる紫電や衝撃によって怯んだ。

 

「参ります!桜よ、咲き乱れよ!ハァァァァ……!!」

「グッ……!?」

アリオスの隙を逃さないかのようにメサイアは聖剣を桜の花びらの形を描くように高速に震うと共に衝撃波を発生させた。

「奥義――――桜花乱舞!!」

「ッ!?」

聖剣を高速に振るった最後にアリオスの背後へと駆け抜けた後聖剣を一閃させると桜の花が咲くかのように闘気の大爆発が襲った!

「参ります――――シグルーン様直伝!ヤァァァァ………!」

大爆発の煙が消えた瞬間アリオスに詰め寄ったエリスは神速の連続突きと共に衝撃波を発生させ

「絶技――――マザーズ・ロザリオ!!」

「グアッ!?」

最後に一瞬で細剣で十字架を刻み込んだ後その中心部に強烈な突きを叩きつけると共にアリオスの背後へと駆け抜けると闘気の大爆発を起こしてアリオスに更に大ダメージを与えた!

 

「無明を切り裂く閃火の一刀………はあああ………!」

「!!」

その時リィンは太刀に闘気による膨大な炎を纏わせ、それを見たアリオスは迎撃の構えをした。

「はっ!せい!たあ!おおおお………!」

「ハァァァァ……!!」

そして一瞬で詰め寄って次々と解き放たれたリィンの斬撃をアリオスは太刀を振るって受け止めていたがリィンの連続攻撃は止まらずアリオスにいくつもの斬撃を叩き込み

「終ノ太刀―――――暁!!」

アリオスの背後へと駆け抜けたリィンが太刀を鞘に収めると炎の大爆発が起こった!

「グアアアアアアッ!?フッ、ここまで……か………」

八葉一刀流”七の型”の奥義でもあるリィンのSクラフト―――終ノ太刀・暁をその身に受けたアリオスは戦闘不能になり、地面に膝をついた!

 

 


 
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