No.757502

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~

soranoさん

第544話

2015-02-10 14:39:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1566   閲覧ユーザー数:1394

 

~ウルスラ間道~

 

「皆さん、頑張ってください!!」

戦闘開始時メサイアは号令をかけて仲間達の闘志を高め

「貫け――――ミラージュアローッ!!」

アリサは先制攻撃にクラフト―――ミラージュアローを放った。

 

「甘い!」

しかしリーシャは斬魔刀を振るって襲い掛かる矢を真っ二つに割り

「二の型―――疾風!!」

「!!」

電光石火で襲い掛かったリィンの強襲攻撃を受け流し

「漆黒の槍よ、貫け!――――封印王の槍!!」

「ハッ!炸力符!!」

「え――キャアッ!?」

エリスの魔術による攻撃を回避した後炸裂する符をエリスに投擲してエリスを吹っ飛ばした!

 

「大丈夫!?」

エリスがダメージを受けるとアリサがリンクアビリティ―――ライブリーエールでエリスの傷を回復し

「闘技――――虎口一閃!!」

「キャッ!?」

メサイアは一瞬でリーシャの背後へと駆け抜けると同時に複数の斬撃を叩きこんでリーシャにダメージを与えた。

「四の型・改―――紅蓮切り!!」

「クッ……!?」

そこに追撃するようにリィンがリーシャの背後へと駆け抜けると共に炎の斬撃を叩き込み

「凍牙!!」

「ハッ!」

「セイッ!」

反撃にリーシャが投擲した氷の力を纏わせたクナイをメサイアと共に武器を振るって撃ち落した。

 

「逃がさないわ……!メルトストーム!!」

「!!」

リーシャはアリサが降り注がせた炎の竜巻を幾つも発生させる矢の雨を側面へと跳躍して回避したが

「水よ!連続水弾!!」

「クッ……!?」

アリサの後に発動したエリスの魔術がリーシャに命中し、それを受けたリーシャは怯んだ。

「二の型―――洸破斬!!」

そこにリィンが放った神速の抜刀による衝撃波がリーシャに命中し

「光よ、裁きを!贖罪の光霞!!」

「キャアッ!?」

更に詠唱を終えたメサイアの高火力の魔術が命中した。

 

「やりますね……!爆雷符!!」

そしてすぐに立ち直ったリーシャはアリサとエリス目掛けて起爆する符を投擲し

「させるか!二の型―――疾風!!」

リーシャの行動を見た瞬間リィンは電光石火の速さで符を二人に届く前に切り裂いた。

「砕け散れっ!!」

「!!」

リーシャが放ったクラフト―――崩月輪をメサイアは側面へと跳躍して回避し

「炎の竜巻よ!大熱風!!」

「ッ!」

アリサの魔術によって足元から発生した炎の竜巻をリーシャはギリギリ後ろへと跳躍して回避に成功した。

 

「たあっ!!」

「クッ!?」

しかしエリスのクラフト――――スワローテイルでダメージを受け

「舞の型――――弧武紅燐剣!!」

「ッ!?」

エリスの後に放たれたリィンの高速剣も受けて更にダメージを受けた。

 

「来いっ!」

「なっ!?」

「鉤爪……!?」

リーシャが投擲した鉤爪に捕えられたリィンとメサイアはリーシャに引き寄せられ

「たぁぁっ!!」

「ッ!」

「クッ……!」

その後に放たれた斬撃をそれぞれの武器で防御してリーシャのクラフト―――龍爪斬を耐えた。

 

「アークス駆動―――ダークマター!!」

「クッ……!?」

アリサのアーツによってリーシャは動きが制限され

「参ります―――モータルクレッシェンド!!」

「キャアッ!?」

その間にエリスがリーシャに近づいて荒々しいリズムで次々と連続突きをリーシャに叩きつけた。そしてダークマターによる拘束効果が終わったリーシャはエリスから距離を取り

「月影の蝶たちよ……」

銀色の蝶を周囲に纏わせながらその場から消えた!

 

「えっ!?」

「ど、どこに行ったのよ……!?」

「「…………」」

クラフト―――月光蝶でその場から消えたリーシャにエリスとアリサが驚いて周囲を見回している中、リィンとメサイアは集中して周囲の気配を探っていた。するとその時リーシャがアリサの背後に現れて斬魔刀を振るった!

「鏡面刹!!」

「え――――」

「させるかっ!……ッ!」

背後からの奇襲にアリサが呆けたその時リィンが一瞬でアリサの元に駆け付けてリーシャの連携奥義を太刀を振るってさばいていた。

「兄様っ!―――ソウルブラー!!」

「!!」

そしてリーシャはエリスが放ったアーツを回避する為に連携攻撃を中断してリィンから離れたが

「エニグマ駆動―――ダークマター!!漆黒の闇よ、全てを包み込め!―――ティルワンの死磔!!」

「キャアアアアアッ!?」

メサイアのアーツによって一定の場所に引き寄せられた後に発動した最高位の魔術を受けて大ダメージを受けた。

 

「ハァァァァ……セイッ!」

大ダメージを受けたリーシャだったがすぐに立ち直って気功―――麒麟功で自身の身体能力を上昇させ

「我が舞は夢幻…………去り逝く者への手向け………眠れ……銀(しろがね)の光に抱かれ!縛!!」

更に鉤爪を無数に解き放ってリィン達を拘束し

「滅!!」

一気に詰め寄り、斬魔刀で薙ぎ払いを放つと共に駆け抜けてリィン達に大ダメージを与えた!

 

「グッ!?これが東方の伝説の暗殺者の力か……!」

「ラウラとも比べ物にならないくらい強いわね……!」

「皆さん、大丈夫ですか!?――――癒しの風!!」

「女神よ……癒しの雨を降らしたまえ――――ホーリースコール!!」

大ダメージにリィンとアリサが表情を歪めている中メサイアとエリスが治癒魔術とクラフトで傷を回復した。

 

「まさか今の奥義に耐えるとは……フフッ、確かにロイドさん達と似ている方達ですね。曼珠沙華!!」

リィン達の様子を驚きの表情で見つめたリーシャは苦笑した後炎を纏った手裏剣を投擲し

「暗黒の力よ!―――斬闇!!」

投擲された手裏剣をメサイアが魔法属性を付与した剣で相殺した。

 

「行きます――――死方陣!!」

更にリーシャは分け身達と共にリィンを包囲して一斉に襲い掛かった!

「二の型―――疾風!!」

「な―――クッ!?」

しかしリィンはリーシャ達が襲い掛かってくる瞬間、電光石火の攻撃を分け身達とリーシャに叩きつけて反撃した。

 

「アークス駆動―――ハイドロカノン!!」

「キャッ!?」

その時駆動を終えたエリスが発動したアーツによってリーシャは水のアーツを受けてしまい

「ヤアッ!スパークアロー!!」

「キャアアアアアッ!?」

そこにアリサが駆動時間の少ない雷のアーツを放ち、水に濡れたリーシャを感電させた。

「頼む、メサイア!」

「はい、リィン様!」

「燃え盛れ、業炎の剣!!」

そしてメサイアに呼びかけたリィンは業火を纏わせた太刀でリーシャに斬撃を叩き込み

「断罪の剣!!」

リィンに続くようにメサイアは光を纏わせた聖剣でリーシャに叩きこんでリィンと共にリーシャを挟み撃ちをしてリィンと共に同時にリーシャに向かい、斜め十字(クロス)に斬撃を叩き込んだ!

 

「「イフリート・キャリバー!!」」

 

「キャアアアアッ!?ここまでですか……」

二人の協力技(コンビクラフト)を受けたリーシャはダメージに耐えきれず地面に膝をついた!

 

 

 


 
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