虎牢関
華琳「桂花、みんな待たせたわね。」
美羽「華琳ねーさま!」
桂花「か、華琳様!ここは危険です!洛陽にお戻りください!」
秋蘭「華琳様!今からでも遅くはありません!洛陽にお戻りください。姉者!なんで止めなかったのだ」
春蘭「馬鹿者!止められるわけがないだろう!」
秋蘭「姉者?」
華琳「いいのよ春蘭。桂花、愛紗、星、秋蘭ごめんなさい。」
桂花・秋蘭「華琳様!?」
華琳「私が落ち込んでる間も、あなた達は戦ってくれてたものね。不甲斐無い君主でごめんなさい」
秋蘭「お顔をお上げください。私達は華琳様の力になるのは、当然なの事です」
桂花「その通りです華琳様!私こそ袁紹軍を侮って、汜水関を奪われてしまい申し訳ありません」
華琳「勝敗は兵家の常よ。汜水関の経緯は聞いたのだけれど、麗羽にそんな将がいるのは私も知らなかったもの。私でも負けてたかもしれないわ。」
桂花「そう言っていただけると、嬉しいです」
華琳「愛紗と星もすまなかったわね」
星「ふむ。私は華琳様が、元気になっていただければ、それで言うことはありませんな」
愛紗「私も、特に言うことはありません。」
華琳「そう。美羽も・・・圧倒的不利な私に味方してくれて....ほんとに・・・ありがとう」
美羽「水臭いこと言うではないのじゃ!黄巾党が終結した時も言うたじゃろ?妾はどんな事があっても、華琳ねーさまの味方じゃと」
華琳「そうだったわね・・・・。美羽もありがと」
美羽「華琳ねーさま!お礼は後なのじゃ!」
華琳「満寵と牛金も・・・美羽を守ってくれて感謝するわ」
満寵「私達は、曹操様と美羽様をお守りするのが役目でございます。お役にたてたならば、光栄です」
牛金「曹操様、礼はすべて終わったあとで言うものですよ」
華琳「そうね。えっと、張遼と楽進だったかしら?あなた達と関係ない戦いに、巻き込んでごめんなさいね」
霞「(うーん違和感が半端ないなあ)気にせんでもええ。うちらの大将から、おたくを守れと指令がきとるからな。
凪「(ほんとに違和感しかありませんね)感謝は無用です。我らは我らの使命を果たすだけです」
華琳「あなた達の大将って、董卓殿よね?なんで董卓殿が私を守ろうとするの?」
凪「はぁ・・・霞様・・・・ちゃんと説明してくださいね」
霞「ちょっと待ちいや凪!うちが説明するんかい!」
凪「当然です」
霞「うぅ~凪が冷たい。理由は後ほどわかる。今は言えない。まあ慌てんでも、すぐわかるで」
華琳「そう。なら今は虎牢関死守しましょう。桂花、連合軍はどうなってるの?」
桂花「連合軍は虎牢関から40里(約160㌔)の位置に陣取ってます。こちらに来るまで数日かかると思われます。ただ、劉表軍と劉繇軍の存在が確認できません。別働隊として動いていると、思われます」
華琳「あの麗羽が、力押し以外の戦術を取ってる・・・ということかしら」
桂花「はい。そして麗羽に指示を出しているのは、軍師・陳宮かと思われます」
華琳「陳宮・・・聞いたことのない名前ね」
霞「なに!?陳宮やて!?」
華琳「知ってるの?」
霞「いや、なんでもない。続けてや」
桂花「?。話を進めます。陳宮の策略に陥ってしまい、汜水関を失ってしまいました。陳宮の他にも顔良・文醜を筆頭に、顔良・文醜を上回る武を持つ典韋と許褚。そして漢の名将と謳われた皇甫嵩を主力に、こちらを攻めてきます」
華琳「いつの間にそんな将が、麗羽に仕えてたのかしら。美羽はなにか知ってる?」
美羽「残念ながら、妾にもわからないのじゃ。じゃが、陳宮には注意したほうがよいと思うがのぉ。」
亞莎「そうですね。私達の行動方針は、南陽にいるときに既に決めていました。にも拘わらず、私達の行動を見抜いた智謀には、注意が必要かと私も思います。」
美羽「妾達以外にも、援軍が来てくれればいいのじゃが」
桂花「劉備軍と袁紹軍・別働隊との交戦情報は入ってますが、その他の情報は入ってきてません。劉備軍には、皇甫嵩と同じく名将と謳われる盧植・朱儁が攻めているとの事です」
紫苑「盧植 朱儁 皇甫嵩・・・いずれも漢きっての名将と言われる人物。それが二人もいるとなると、劉備さんもこちらに早くこれないでしょう」
華琳「そうなると・・・やはり現状は私達だけで戦わないとね」
春蘭「華琳様!あのような連中は、私が蹴散らしてやります!」
霞「惇ちゃんは変わらんなあ~」
春蘭「それは私の事か?それ以前に会った事あったか?」
霞「いんや、”ここでは”ないで?」
凪「また霞様は・・・」
華琳「(ここでは?・・・いや、今は詮索する余裕はないわね。)その斗詩と猪々子を上回る典韋と許褚はどれほどなの?」
桂花「正確な実力はわかりませんが、愛紗と同等と見ていいかもしれません。星が許褚にあしらわれてた程なので。それと、顔良・文醜も強くなっています」
華琳「星より強く、愛紗と互角なんて・・・やっかいすぎるわね。斗詩と猪々子はどれほどなのかしら」
美羽「斗詩に関しては、妾の軍で一番強い紫苑と互角なのじゃ。紫苑の弓は百発百中。掛け値なしの豪傑じゃと思ってるのじゃ!猪々子は妾より強いかったのぉ。」
華琳「ちょっと待ちなさい美羽!猪々子と一騎打ちでもしたの!?」
美羽「妾の頭脳である亞莎の危機だったからの~体が自然に動いてしまったのじゃ!なんとか撃退できたからよかったのじゃ」
七乃「美羽様!猪々子ちゃんとの戦闘の後、傷だらけだったじゃないですか!無茶しないでくださいよ!」
秋蘭「黄巾党でお会いしたときの武器は、弓ではありませんでしたか?弓で戦われたのですか?」
美羽「弓は亞莎を助けるために、牽制で1発放っただけじゃな。猪々子と戦った武器は・・・・これじゃ」
秋蘭「二振りの剣ですか・・・?」
美羽「それぞれ青紅の剣、倚天の剣というのじゃ」
紫苑「私が仕えた時はもう既に弓でしたので、剣が使えるとは驚きました」
美羽「妾の武の師は一刀にいさまじゃからな。元々は剣のほうが得意じゃぞ?」
秋蘭「じゃあその剣は・・・」
美羽「うむ。一刀にいさまに作ってもらったのじゃ。これを見ると一刀にいさまを思い出してしまうからのぉ。だから弓を使い始めたのじゃ。話は戻るが、猪々子は恐らくじゃが春蘭と、同じくらいじゃないかのお」
華琳「あの猪々子が春蘭と同格・・・ますますやっかいね」
美羽「じゃが、董卓殿の援軍と春蘭がいるからの。将の武はこちらが上かもしれぬが」
春蘭「そういえば、張遼と楽進といったか?お前達は強いのか?」
桂花「それは私が保証するわ。霞は愛紗と、凪は春蘭と同等よ」
春蘭「真名で呼び合うとは、親しいのか?桂花」
桂花「ここに来る前に、交流があったのよ」
華琳「ということは、向かうは斗詩、猪々子、典韋、許褚、皇甫嵩の5人。こちらは愛紗、張遼、楽進、春蘭、星と黄忠の6名ね」
美羽「妾も数に加えてほしいのじゃが・・・」
桂花「袁術様には、満寵・牛金と親衛隊を率いて遊撃部隊になってもらいます」
美羽「それで我慢するかの。満寵・牛金よ、頼むのじゃ」
満寵・牛金「御意!」
桂花「将はこちらが有利としても、こちらの兵力は援軍を含め12万。連合軍は26万はいると思われます」
美羽「かなりの劣勢じゃったが、思ったより差は大きくなっておらぬの」
亞莎「張遼さん達、援軍のおかげかと。あそこで間に合っていなければ、被害は今より甚大だったはずです」
華琳「・・・桂花、いまの状況で野戦はできるかしら」
桂花「出来ないとは言えませんが、厳しいと思われます。連合軍は汜水関を落とし、戦意はあがって勢いづいています。そんな状況で討って出るのは危険かと」
華琳「その勢いづいた敵を叩いて、こちらの戦意をあげたかったのだけど・・・難しそうね」
桂花「状況を見て出撃するかもしれませんが、出撃すれば敵に策に陥る可能性もあります。この難攻不落と言われる虎牢関で戦えば、敵も打つ手はないと思われます」
星「そうして時間を稼ぎ、劉備軍と董卓軍本隊の到着を待つと」
桂花「星の言うとおりです。出撃は戦力が均衡してから行うべきです」
華琳「やはりそれが無難かしら・・・みんな配置に着いて!我々の意地を見せるわよ!」
凪「愛紗さん。感じましたか?」
愛紗「なにをだ?」
凪「隊長がこちらに向かってきております。」
愛紗「っく!私はまだ感じ取れていないのに!」
凪「ふふ。愛紗さんもまだまだですね」 ( ̄ー ̄) ドヤッ!
愛紗「最近一刀様と離れてるから。。。きっとそうだ」ブツブツ
凪(明命うらやましい。)
連合軍
袁紹「キィーーーー!もう少しで捕縛できるところでしたのに!この袁家に刃向かう愚か者はどちらですか」
陳宮「恐らく天水の董卓軍だと思うのです!奴らは、黄巾党討伐でも一緒に戦ってたので、間違いないと思うのです!」
袁紹「まったく。華琳さんに味方するなんて、理解に苦しみますね。」
陳宮「その曹操ですが、夏侯惇を連れて洛陽から合流したみたいなのです」
袁紹「や~~~~~と来ましたか~待ちくたびれましたわ。今頃やってくる臆病者の華琳さんに会いにいきますわよ」
陳宮「御意です!全軍進軍なのです!」
密偵「陳宮様。お耳にいれとう案件が発生しました」
陳宮「なんなのです?忙しいので早く言うです」
密偵「幽州の劉備が、盧植軍を撃退。こちらに劉備自ら軍を率いて進軍中でございます。」
陳宮「それは由々しい事態なのです。状況はどうなってたですか」
密偵「盧植将軍と朱儁将軍は北平にて、劉備の配下公孫讃軍を粉砕。公孫讃を遼東に追いやり、朱儁将軍が北平の守備についたの事」
陳宮「そこまでは順調だったのですな」
密偵「その通りにございます。その後盧植将軍は易京に篭る劉備を攻め始めましたが、易京も天然の要害。簡単には落せないと判断し、張郃を劉備の本拠地琢郡に向かわせました。琢郡の守将・魏延と半月に渡り激しい戦を繰り広げましたが、突然出現した匈奴の援軍の挟撃にあい敗退。盧植将軍は易京の本隊と琢郡からの援軍による挟撃を恐れ、朱儁将軍と共に渤海に退きました」
陳宮「被害を出さずに撤退したのはいいのですが、匈奴の援軍を念頭に置いてなかったのはいただけないのです。それと匈奴の援軍があったにしろ、盧植が劉備を破れなかったのが想定外なのです・・・劉備を甘くみましたか」
密偵「劉備軍は進軍速度をあげて、こちらに向かっております」
陳宮「いま来られるのはやっかいなのです。お前は、陶謙と孔融に汜水関の門の修理と、汜水関を守備をするよう伝えるのです!」
密偵「御意」タッタッタッタ
陳宮「董卓軍の援軍があれだけならいいのですが・・・あまり時間をかけてられないのです」
汜水関
朱治「孫策様・・・只今帰還しました」
蒋欽「お久しぶりにございます」
孫策「あなた達も元気そうでよかったわ。弘農で彼は現れたかしら?」
朱治「呂珂殿でございますね。会談して参りました」
孫策「会ってみてどうだったかしら?正直に言っていいわよ」
蒋欽「あれほどの武人は見たことありません。孫策様よりも強い覇気を感じました」
孫権「姉さまよりだと!?過大評価しすぎじゃないのか?」
孫策「そんな事ないわよ。実際に私は彼と戦って、南海覇王折られてるもの」
甘寧「にわかには信じがたい話ですが・・・」
黄蓋「あの時の光景を見せたかったですぞ」
周喩「そうね。雪蓮にしては珍しく大人しかったからな」
孫権「冥琳がそこまで言うなんて・・・気になるわ」
孫策「私の事は今はいいのよ!それで汜水関はどうなってるかしら」
冥琳「残っているのは陶謙軍と孔融軍だな。合わせてざっと6万ってところだろう」
甘寧「私達の兵力は2万。攻城戦は時間がかかりそうです」
孫策兵「孫策様!南方より砂塵が舞っています!旗印は西涼の馬一族のかと思われます!」
孫策「南方から涼州軍・・・どっちの味方かしら」
周喩「わからんが、油断はしないほうがいいだろう。全軍!方円の陣を形成しろ!敵の場合は迎撃するぞ!」
蒲公英「ねえ、龐徳。あそこに一軍がいるんだけど、どこの軍かな」
龐徳「あれは孫の旗印。かつて江東の虎と言われた孫堅の娘、孫策の軍と思われます」
蒲公英「連合軍側なのかな?でも連合軍だったら、ここに布陣してる意味はないもんね・・・みんなー!敵意がないように速度を緩めるよ!刺激しないで進軍だよ!」
黄蓋「攻めるつもりはなさそうじゃの。進軍の速度を下げよった」
孫権「そうなると、私達同様汜水関を攻めるつもりなのでしょうか」
孫策「ちょっと行って来るわね~~」タッタッタッタ
周喩「おい、こら!雪蓮!」
黄蓋「やれやれじゃな。」
蒲公英「誰かきたね。」
孫策「はぁ~い☆私は孫策伯符。貴方の名前は?」
蒲公英「私は西涼馬一族の馬岱だよ」
孫策「単刀直入に聞くわ。あなたはどっち側」
蒲公英「・・・・」
孫策「安心なさい。私一人であなた達の騎馬隊の相手はできないわ。ちなみに私達は曹操側よ」
蒲公英「・・・私達も曹操さんとお兄さんの味方に来たのよ」
孫策「お兄さん?それってもしかして呂珂って人?」
蒲公英「知ってるの?」
孫策「まあね。ならば目的は一緒のはずでしょ?今は共闘しましょう。連合軍を叩くのに、味方は多いほうがいいからね」
蒲公英「わかった。たんぽぽも早く駆けつけたいからね」
孫策「えぇ。私達の軍と合流するわよ!」(私も・・・早くあの子を助けにいってあげたいものね)
周喩「帰ったか伯符。」
孫策「こっちは涼州軍と合流できたわよ。どうしたの冥琳?」
孫権「姉さまがいってる間に、私達は劉備軍と合流したわ」
孫策「劉備軍も?劉備はいまいるかしら?」
劉備「呼びましたか?」ひょこ
孫策「わぁ!びっくりした!」
劉備「そんなにびっくりしましたか?」
孫策「そりゃーびっくりするわよ!というか、幽州の劉備ってどんな子かと思ったら・・・元気一杯ね」
劉備「そんなことないと思うんですが・・・それより、いまは曹操さんの救出ですよ」
蒲公英「そうだね!助けにいかないと!」
劉備「えっとあなたは」
蒲公英「蒲公英の名前は馬岱!西涼から曹操さんを助けに来ました」
劉備「私は幽州の劉備。同じく曹操さんを助けにきたよ」
周喩「こうやって関わりがなかった者同士が、共通の相手を助けに行くというのも不思議なものだな」
孫権「それよりも姉さま!助けにいくなら、早くしたほうが」
孫策「あら、あんなに助けに行くのに反対してた子の台詞じゃないわね」
孫権「姉さま!茶化さないでください!」
孫策「大丈夫よ。これだけの将が集まって、陶謙と孔融ごときに負けると思う?」
孫権「それはそうですが・・・」
孫策「よし、全軍前進!我らの道を阻む者は粉砕せよ!」
虎牢関
春蘭「華琳様!袁紹がこちらに向かってきます!」
華琳「来たわね。なにを言うのか見に行きましょう」
春蘭「あそこです!」
華琳「ほんとに目立つ格好ね。的じゃない」
袁紹「洛陽で泣き喚いたという華琳さ~~~ん。名門袁家の棟梁たる、わ・た・く・しが直々に来てさしあげたのですわ!出てきなさい!」
カチン
華琳「誰が泣き喚いてたのよ!春蘭!討って出るわよ!」
春蘭「もちろんです!!」
桂花「お待ちください!それはいけません!脳筋も黙りなさい!」
袁紹「あら~~出てきませんねえ。弱虫で、おちびで、一人じゃなにも出来ない華琳さ~~~~ん!おまけに”貧相なお胸”の華琳さ~~~ん!」
陳宮(あれは天然で煽ってるのですか?悪口を言わせたら誰も麗羽殿には勝てないのです)
華琳「・・・コロス!」
美羽「華琳ねーさま!?凍華と双狛を持ってどこに行くのじゃ!?」
華琳「ドイテ美羽・・・アノ馬鹿ノ”胸”・・・・キレナイジャナイ・・・フフフフフ」
美羽「斬るのは胸だけなのか!?いいから落ち着くのじゃ!」パシーン
華琳「っは!?」
美羽「危なかったのじゃ・・・」
霞(なぁ凪)ヒソヒソ
凪(なんですか?霞様)ヒソヒソ
霞(華琳煽り耐性なくなってないか?)ヒソヒソ
凪(あれを言われたら、以前の華琳様でも激怒はしてたと思いますが)ヒソヒソ
霞(それにしたってなあ~。完全に我を忘れてたで)ヒソヒソ
袁紹「これでも出てこないなんて、ほんとに腰抜けですわね。文醜さん、なにか他にありませんか?」
文醜「あたいに聞くんですか。美羽様も向こうにいるとですし、それを攻めたらどうですか?」
袁紹「冴えてますね文醜さん!それでいきましょう!」
袁紹「お胸がない華琳さんと一緒にいる美羽さ~~~ん」
美羽「今度は妾か」
華琳「また胸がナイッテ・・・コロス」
美羽「だから落ち着くのじゃ!」パチーン
袁紹「華琳さん以上に、ちんちくりんで蜂蜜水を飲んで、オネショをしていて、お胸が”まったいら”の美羽さん~~~」
陳宮(鬼がいるです。ですが、これで怒って出撃してきたら)
亞莎・紫苑・七乃「・・・・・」
愛紗・星・霞・凪・春蘭・秋蘭「・・・・・・」
華琳「・・・・」オソルオソル
美羽「タエルノジャ・・・タエルノジャ」ゴゴゴゴゴゴゴ
袁紹「これでも出てこないなんてどうなってるんでしょう?最後のあれを言うしかありませんね」
袁紹「華琳さんと美羽さんの胸はまな板ですわ~~~~!実は男だったりするんじゃありませんの~~~?オッホッホッホ」
ヒュン!
ブチ
顔良「あの・・・麗羽様・・・髪が射られてます」
袁紹「何を言ってるのですか斗詩さん?髪なんてどこも」
ボト(片方のドリルが射抜かれて落ちる音)
袁紹「な、なんですか!これは!?」
美羽「次は外さないのじゃ・・・コロス」
七乃「麗羽サン・・・楽に死ねると思わないでくださいね」
桂花「か、華琳様!春蘭と秋蘭が我慢出来ずに、出撃してしまいました!」
華琳「麗羽なんて殺してしまいなさい!フフフフ」
霞「まったく。桂花は華琳を正気に戻しい!うちと凪で猪達を呼び戻す!凪いくで!」
凪「了解です!」
紫苑「私達は美羽様を正気に戻しますわ!」
亞莎「兵の動揺も抑えます!夏侯惇さん達をお願いします!ここで失ってはいけません!」
春蘭「貴様らあああ!華琳様を男などと言いったなあ!生きては帰さん!!」
秋蘭「我らが主を侮辱した罪は、貴様らの命で償え!はぁぁぁ!」
シュン シュン シュン
グサ グサ キーン
顔良「夏侯淵さん。私がお相手します」
文醜「そっちの見た目アホの相手はうちだな」
春蘭「貴様あああ!アホと言いったな!大剣の餌食にしてやる!」
文醜「上等だよ!かかってこい!」
秋蘭「姉者!いま援護を・・・!」
ドゴーーン
顔良「あなたの相手は私です」
秋蘭「ならば・・・早く倒し、姉者の元に行かせてもらうぞ!」
袁紹「ち、陳宮さん!後はお任せしますわ!」ピューーン
陳宮「逃げ足は速いですな。曹操軍は夏侯姉妹が出て来ましたか。実力は顔良達と互角。続いて出てきたのが、紺碧の張旗に楽の旗・・・天水軍ですか・・・典韋!許褚!出陣するのです!あの董卓軍の将二人を撃退するのです!」
典韋「わかりました!」
許褚「流琉!いっくよー!」
霞「見えた!あそこや!」
凪「・・・霞様!右に回避を!」
霞「!」サ
バコーン!
許褚「ちぇー避けられちゃったー」
典韋「だからいったでしょ!」
霞「ッチ!ここでちびっこ達が相手か!」
凪(流琉様・・・季衣様・・・)
許褚「今日は遅れ取らないよ!」
典韋「季衣は向こうの人を相手して!私が・・・張遼さんとやる」
許褚「しょうがないなあ~そっちのお姉さん!僕とやるよ!」
凪「・・・いいでしょう。相手します」
凪・許褚「「はあああああああ!」」ズゴーーン
霞「今日はやるつもりか」
典韋「戦いたくはありません。ですが・・・!自軍のためにも、私は戦います!」
霞「ちゃんと戦うのはいつ振りかな。遠慮はいらん!いくで!典韋いい!」
霞・流琉「オラアアアアアアア!(はあああああああ!)」
陳宮「張遼と楽進といいましたね。あの二人も関羽に匹敵する武の持ち主ですか。皇甫嵩!行くです!」
皇甫嵩「おう!」
陳宮「審配、辛評、沮授は趙雲が出てきたら、総勢で足止めするのです!皇甫嵩に関羽の相手をさせるです!出てこない場合は皇甫嵩と、出ている敵を討つのです!」
審配・辛評・沮授「おう」
桂花「このままじゃ、被害が大きくなる。退却の銅鑼は鳴らしてるの!?」
曹操兵「鳴らしてはいますが、退却できない状況の模様!」
桂花「季衣と流琉がやっぱり邪魔だったわね。こうなったら・・・愛紗!星!出撃よ!」
愛紗「おう」
星「任された」
愛紗「門をあけよ!出陣する!」
星「趙雲隊も続け!味方の救援に向かう!」
皇甫嵩「出てきよったな!各人、陳宮の指示に従え!突撃じゃ!」
愛紗「っく!私達が出るのを待っておったのか!」
皇甫嵩「我らが軍師は見抜いておるぞ!狂犬と言われるお主の力!見せてもらうぞ!」
星「愛紗!こうなっては致し方なし。私だけでも救援に」
審配「いかせん!とあーー!」
ガキ
星「邪魔するでない!」
辛評「そうはいかん!」ブーン!
星「新手か!」キーン
沮授「ここにもいるぞ!」
星「なに!?」ガキ
ズザー
星「3人がかりか。めんどうな!」
審配「我らの役目は時間稼ぎ。せいぜい稼がせてもらうぞ!」
桂花「これも読まれてるなんて・・・どうすれば・・・」
美羽「・・・・華琳ねーさま」コク
華琳「美羽・・・そうね。」
桂花「華琳様?」
七乃「美羽様?」
華琳「これほどの被害を被っては、もう篭城しようと守りきれないわ」
美羽「いま全員将が帰還できたとしてもじゃ、戦意と兵力の低下でどうにもならいじゃろ。」
桂花「しかし華琳様!耐えれば援軍が!」
華琳「その援軍もいつ来るかわからないわ。間に合わずに麗羽に囚われるぐらいなら、戦って死を選ぶわ」
美羽「みな今まで一緒に戦ってくれたことを、妾達は誇りに思うのじゃ。」
華琳「これが最後の命令になるかもしれないわね」
美羽「そうじゃの」
華琳・美羽「「全軍討ってでよ!我らの誇りを!意地を!連合軍に見せ付けるぞ!(じゃ!)」」
霞「華琳!出えへんとアカン戦況になってしもうたか!」
典韋「余所見とは余裕ですね!」
霞「ッチ!舐めるなあ!」
凪「華琳様!助けに行きたいが・・・!」
許褚「行かせないよ!おりゃー!」
凪「はあああ!」バシュン
愛紗「華琳様!」
皇甫嵩「ほう、総大将が出てきよったか。これで貴様らも終わりだな!」
愛紗「なに!?」
皇甫嵩「陳宮はこの状況も対処済みよ!すべてが終るまで、行かせん!」
愛紗「くそ!」
陳宮「ふふん。すべてこの陳宮の計算どおりなのです!逢紀!郭図!袁術軍の相手をしてこいなのです!」
逢紀・郭図「は!」
陳宮「そして・・・これでトドメなのです!董承!曹操軍本隊に突っ込み、曹操を討つのです!」
桂花「華琳様!敵の新手がこちらに突っ込んできます!」
華琳「美羽はどうしてる!?」
桂花「袁術様も新手に囲まれ、こちらに来る余裕はありません!」
華琳「ならば・・・桂花はこのまま指揮を続けなさい!敵将は私が相手するわ!」
桂花「華琳様ーーーー!」
董承「曹操か!ワシの名は董承!その首もらうぞ!」
華琳「兄さんに護ってもらったこの命!あなたごときにあげるつもりはないわよ!」
キーン
ガキ!
シュン
董承「小娘かと思えば、なかなかやるではないか」
華琳「私だって、前線で戦ったこともあるから!」
董承「筋は悪くはない。だが!攻撃に重みがないぞ!ドアアア!」
華琳「きゃああああ」
ドサ
シャキーン
董承「これで終りだ。曹家最後の当主よ」
華琳(ここまでね。兄さん・・・いま私もそちらに行きます)
秋蘭「姉者!華琳様が危ない!」
春蘭「華琳様!くそおお!どけええ!」
文醜「だ~~から~~!いかせねえっての!」
ドゴーン
顔良「はぁぁぁあああ!」
バシーン
美羽「華琳ねーさま!」ッダ!
七乃「美羽様!後ろ!」
郭図「余所見をしよって!貴様も終りだあああ!」
美羽「っしま!」
春蘭・秋蘭「「「華琳様!!」」」
七乃・紫苑・亞莎「「「美羽様!!」」」
ガキーーーーン!
・・・・バタン
???「ぎりぎり・・・セーフ・・・だな」
華琳SIDE
(あれ・・・衝撃がこない?私・・・まだ生きてるの?)
???「ぎりぎり・・・セーフ・・・だな」
(美羽を抱えた男の人が・・・私の事を護ってくれている?あなたは確か・・・)
華琳「りょ....か?」
美羽「妾は・・・生きてるのか?そじゃ!華琳ねーさま!?」
???「こら、もぞもぞ動くなって。落しちゃうだろ!よいしょっと」
華琳「美羽。私は無事よ」
美羽「華琳ねーさま!無事でよかったのじゃ・・・」ダキ
華琳「ちょっと美羽!苦しいわよ」
???「恋!明命!夏侯惇・夏侯淵及び張勲・黄忠・呂蒙をここに連れて来い!」
恋「...わかった」
明命「了解です!」
???「兵達は押し寄せてくる軍を押し戻せ!負けたら、地獄の特訓を行う!全軍奮起せよ!」
呂珂隊「サーイセッサー!」ドドドドドド
???「沙和が育てた部隊か。」
華琳(凄い・・・戦線を一気に押し上げてる。なんで私の味方をしてくれるの・・・?)
春蘭・秋蘭「華琳様!!ご無事ですか!!」
七乃・紫苑・亞莎「美羽様!!!」
華琳「みんな・・・心配かけたわね。」
(春蘭たら鼻水まで出しちゃって・・・可愛い顔が台無しじゃない)
恋「にぃに。連れてきた」
明命「愛紗さん達も連れて来ました!」
愛紗「一刀様!不甲斐無い姿をお見せいたしました。」
霞「やっとついたか一刀~!流琉が強くなっててあせったわ」
凪「私も季衣様を倒せませんでした。まだまだ修行が足りませんでした」
(・・・え?愛紗いまなんて・・・・いま・・・かず・・と?)
美羽「関羽・・・いまなんて・・・」
七乃「いま確かに・・・一刀様って・・・」
???「俺から言いたかったのに、先にばらすなよまったく」
(いま否定しなかった・・・まさか・・・ほんとに・・・)
???「無事でよかったよ。美羽・・・華琳」
(あぁ・・・この優しく安心できる声は・・・間違いない。に...にいさん)
一刀SIDE
???「無事でよかったよ。美羽・・・華琳」
(華琳気が付いたかな?泣き顔になっちゃったよ。華琳を泣かせてばかりだな・・・今も昔も)
桂花「か、かりんさまーーーー!ご無事で本当によかったです・・!」
???「来たか桂花」
桂花「・・・来たかじゃないわよ!遅すぎるのよ・・・まったく」
???「一人で背負わせちゃってでごめんな?」なでなで
桂花「・・・・」
???「あ、なでられて嫌だったか?すまんな」
桂花「別に・・・嫌じゃない・・・。もっと....撫でていいのよ」ぷい
???「全部終ったら、撫でてあげるからな。桂花。」
桂花「...コク」
???「さて・・・麗羽!いや・・・袁本初出て来い!」
袁紹「みなさん。いまは退きなさい!・・・さて、私が名門袁本初ですがなにか御用ですか?お猿さん?」
???「なぜ....このような馬鹿げた連合を作り上げた」
袁紹「そんなもの決まってますわ!一刀さん、曹仁さんがいない今、この大陸を治められるのは、この私だけですわ!それに、華琳さんは、洛陽で帝を幽閉するなど暴虐を行っています!それを断罪してなにが悪いんですの!」
???「自分が天下人になるために、慕っていた相手の妹を殺しても構わないと?そして、華琳が暴政を行っていた証拠がどこにある!」
袁紹「十常侍筆頭の張譲様が、知らせてくださいましたわ!これが証拠ですわ!」
???「十常侍の黒い噂は、この大陸すべてに轟いている!なのに、なぜ調べもせずに信じ、あまつさえ華琳を殺そうと軍を興したのだ!明命!奴らをここに放り投げろ!」
明命「御意です!」
ボト ボト ボト
袁紹「趙忠様達ではありませんか!あなた!十常侍に、なんてこをしてるのですか!」
???「曹操・袁術連合軍及び、反連合軍に告ぐ!この者達は、曹操の母親を投獄し、母親を殺すと曹操に脅迫をかけ、洛陽に誘き出し、天下に悪評を流して曹家を討とうとしてたのだ!そこにいる袁紹は、まんまと十常侍の策略に踊らされた愚か者だ!貴様ら反連合軍に大義など始めからないのだ!大義なき連合軍など、言語道断!その罪!いまから俺が断罪する!」
袁紹「そんなの嘘ですわ!あなたは誰なのですか!名乗りもせずに!非常識ですわ!」
???「袁紹に非常識などと言われるとはな・・・」バサ・・・ボト
袁紹「!?あ、なたは!?」
美羽「一刀・・・にいさま・・・?」
華琳「兄さん?・・・兄さん!!」
一刀「俺の名は呂珂!字を玲綺!そして本当の名を・・・・曹仁!字を子孝!陳留にその人ありと謳われた曹子孝だ!」
曹仁!? 生きていたのか!? 大陸各地で暴れまわっていた呂珂が曹仁だと!?
袁紹「か、、、一刀さん」ガクガク
一刀「・・・・まだなにか言うことはあるか?麗羽!」
袁紹「そんな・・・私は・・・私は・・・・・間違ったことなどしていませんわ!全軍!あの者達の首を取りなさい!」
一刀「どこまで恥を重ねるのだ・・・麗羽!」
袁紹兵「しねえええ!」
一刀「っし!」ザシュ!
ぼろ・・・ドスン
袁紹兵「な、なんだいまのは!見えなかったぞ!」
一刀「ギロ」
袁紹兵「ひぃぃぃぃーーーうてえええ!やつをうつんだああ!!!」
一刀「恋!愛紗!凪!明命!」
恋・愛紗・凪・明命「(なに?)ここに!!!」
一刀「愚かな袁紹軍を完膚亡きまでに叩きのめせ!」
恋・愛紗・凪・明命「(わかった)御意!!!」
恋「凪・・・逝くよ」
凪「はい!猛虎蹴撃波!」
恋「恋の本気・・・ミセテヤル・・・お前たち・・・シネ」
ドカーーーーン!
愛紗「キャッハアアー!明命!私達も行くぞ!!!」
明命「御意!はああああ!」
愛紗「オラオラオラオラオラ!一刀様に情けない姿は見せれないのだーーーー!」
ドゴーーーーーン!
一刀「霞!星!春蘭!秋蘭!」
霞「ここにいるで!」
星「ここに」
一刀「皇甫嵩含め、雑魚を撃破しろ!出来なければ、俺がいくからな?」
霞「なにいうとんねん!うちらを舐めるでないで!もう心配することはないんや!全力でいくでえ!」
星「私も、武を披露するのは常山以来なので、本気で行きます!ハァァァァ!」
一刀「春蘭!秋蘭!何を呆けてる!」
秋蘭「っは!申し訳ありません。あまりの出来事に我を忘れてました。」
春蘭「本当に・・・一刀様なのですか・・・?」
一刀「本当だよ。今まですまなかったね。二人共」
秋蘭「いえ・・・こうしてお会いできただけで、嬉しいです」
春蘭「一刀様・・・もうどこにも行きませんか?」
一刀「あぁ。もうどこにも行かないよ。春蘭!秋蘭!顔良と文醜を撃破しろ!」
春蘭「御意!一刀様がいれば、私はもう負けません!」
秋蘭「その通りだな姉者!今までの名誉挽回といくぞ!」
華琳「兄さん・・・私・・・!」
一刀「今は何も言わなくていいよ。華琳」ピト
人差し指を華琳の唇に軽く当てる
一刀「話すことはいっぱいあるけど、すべて終ってから・・・ね?」なでなで
華琳「うん・・・うん!」
一刀「美羽も・・・後でいっぱい話そうね」なでなで
美羽「や....約束じゃぞ....」グスン
一刀「あぁ。約束だ。。。七乃、亞莎、それと黄忠さん。二人を頼む」
七乃「今度は・・・帰ってきてくださいね?いなくなったら、あの世まで追いかけちゃいますから」
亞莎「行ってらっしゃいませ。一刀様」
紫苑「お任せください。おふた方は、我命に代えてもお守りいたします」
満寵「一刀様!」
牛金「お待ちしておりました!」
親衛隊「「「「「「「我ら、親衛隊一同!いつでも出撃できます!」」」」」」」」
一刀「お前たち・・・。俺が天下に誇る親衛隊・・・・俺に続け!平穏を取り戻すのだ!」
満寵・牛金・親衛隊「「「「「「「「「おう!!!!!」」」」」」」」」
陳宮「これはかなり不味いのです!全軍!麗羽殿を連れて、汜水関に戻るです!いまのあやつらを、相手にしてはいけないのです!典韋・許褚!曹仁と戦い、時間を稼いでほしいのです!」
典韋「了解です!」
許褚「わかった!」
陳宮「麗羽殿!呆けてる暇はありませんぞ!いまは早くここから離脱するのです!」
袁紹「私は・・・間違ってない・・・間違ってない」
陳宮「錯乱状態になってるです。引っ張ってでも連れて戻るのです!」
許褚「そこの人!私が相手だよ!」
一刀「流琉と季衣か。お前たちは手をだすな!」
典韋(あれ・・・?この人の事・・・知ってる?この感覚・・・前にも)
一刀「時間がない!二人まとめてかかってこい!」
許褚「一撃で倒しちゃうよー!はああああああ!」
一刀「大振りすぎる!避けてくれといってるものだぞ!」
ドーン
許褚「そんな!全力でやったのに!今度こそ!」
一刀「何度やっても無駄だ!」ッシュ
許褚「あれ!?どこに!」
典韋「季衣!後ろ!」
トン
許褚「・・・ドサ」
典韋「季衣!」
一刀「眠ってるだけだから、大丈夫だよ。さて・・・次は流琉かな」
典韋「やあああああ!」
(にいさま!)
典韋「!?」
(にいさま!今日の料理の味はいかがでしたか?)
典韋「これは・・・」
一刀「?」
(にいさま。私の事もぎゅってしてください!)
典韋「・・・・」
(にいさま本当にえっちなんですから。でも・・・にいさま大好きです!)
典韋「北郷・・・一刀・・・にい・・さ・・ま?」
一刀「流琉・・・もしかして記憶が!」
流琉「にいさま・・・にいさまーーー!」ダキ
流琉「にいさまにいさまにいさま!!なんで黙って消えちゃったんですかー!私ほんとに・・・寂しかったんですよ!!」
一刀「流琉・・・」ギュウ
流琉「うわああん!にいさまの馬鹿馬鹿!」ぽかぽか
一刀「ごめんな」なでなで
流琉「ぐす・・・もう・・・大丈夫です。」
一刀「本当に大丈夫か?」
流琉「はい・・・。季衣の事は私に任せてください。にいさまは前に進んでください」
一刀「あぁ。虎牢関に向かってくれ。そこに桂花がいる」
流琉「戻ってきてくださいね?にいさま」
一刀「絶対だ。進軍再開!行くぞ!」
親衛隊「っは!」ドドドドドド
伝令兵「皇甫嵩様、敵将張遼によって敗退」
伝令兵「逢紀様、敵将趙雲に討たれました!審配様達は敗走!」
伝令兵「顔良・文醜様、夏侯姉妹に撃破されました!」
伝令兵「呂布・楽進・関羽・周泰が我らの兵を薙ぎ倒し、こちらに突進してきます!」
伝令兵「典韋様と許褚様、敵将曹仁に捕縛されました!」
陳宮「もう戦線を維持できないのです!冀州に帰還するです!」
伝令兵「陳宮様!汜水関に劉備・孫策・西涼の馬岱軍が押し寄せて参りました!陶謙・孔融軍は壊滅され、汜水関を突破されました!こちらに進軍してきます!」
陳宮「陳宮の策はすべて成功していた・・・もう一息だったはずです・・・全軍上党から冀州に退却するのです!挟撃に合う前に、離脱します!」
陳宮(曹仁・・・次は必ず潰すのです!)
恋「にぃに、袁紹軍逃げた。もう追っても無駄」
一刀「そうか。桂花を追い詰めた陳宮だけでも捕らえたかったが・・・全軍虎牢関に帰還だ!怪我人の手当てを急げ!これ以上死者を増やしてはならぬ!」
一刀「戻った(一刀にいさま!)ぞ・・?」
美羽「一刀にいさま・・・妾は頑張れたか?南陽の民にとって、恥ずかしくない君主となれたか・・・?」
一刀「あぁ。美羽は頑張ったよ。あの荒れ果てていた南陽を建て直し、民の笑顔を取り戻したんだ・・・よく頑張ったね」
美羽「その言葉が・・・聞きたかったのじゃ・・・おかえりなのじゃ・・・一刀にいさま」ギュ
一刀「ただいま・・・美羽」
美羽「妾はこれで満足なのじゃ。華琳ねーさまのところに行ってあげてほしいのじゃ!」トン
華琳「あの・・・に・・・兄さん」もじもじ
一刀「華琳・・・おいで」
華琳「兄さん!」ダキ
華琳「寂しかったよ・・・母さんもいなくなって・・・本当に寂しかった」
一刀「待たせてすまなかった。十常侍に俺の生存が知られたくなかったからな。それと母さんも無事だ。洛陽で俺たちを待ってる」
華琳「母さんも!?本当によかった・・・これでまた3人で過ごせるのね?」
一刀「十常侍も一掃した。もう大丈夫だ・・・これからは一緒だよ華琳」
華琳「にぃさんの・・・・ばか・・・でも・・・また・・・会えた。もう離さないからね!兄さん♪」
後書き久々な気もする。
前回で次回完結とか書いたこと若干後悔。この話長すぎてごめんなさい。
流琉の記憶も無事戻り、華琳・美羽と合流も果たせました!
華琳と別れたのが8話かな?我ながら長かったです
雪蓮たちの汜水関攻略は気力が続かなかったので簡易にしちゃいました;w;
こんな終わり方でよかったかな?続きを楽しみにしてくださっていた方の反応が怖いいいい(´・ω・`)
さて、次は拠点です!10日(日付が変わったら)にリスト掲載するんで、よろしくお願いしますm(_ _)m
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反曹操連合完結
華琳・美羽との再会