寸止め決着となった戦いの後に趙雲さん…星と和解した俺は、
騒ぎを聞きつけた町の警備兵がやってくる前に彼女達とその場を離れた。
そして彼女達が宿を取っている場所へと同行し、そこで最後の一人となった稟と出会う。
「え、たった一言? 何故私だけ登場シーンがこんなにあっさりなんですか?!」
何やら不穏な発言で異議を申し立てる稟を意図的に無視しつつ、
俺は彼女達とお互いに色々な話をして情報交換を行った。
と言っても彼女達の大まかな事情はこれまでの繰り返しを通じて既に把握しているため、
情報交換というよりも本来の流れとどの程度の差異があるのか確認という意味合いが強い。
そんなわけで彼女達の話を聞いてみたのだが、
俺が風達とこうして行動を共にしている事以外に変化は一つもないようだった。
まぁ、今のこの状況だけでも十分に大きすぎる変化と言えるのだが。
ちなみに俺から彼女達への話だが、当たり障りのない内容で適当に誤魔化した。
「風達はこれからどうするんだい?」
「もう少し旅を続けて見聞を広めようと思っています。どこかに仕官するのはそれからですねー」
話も一段落したので今後の予定を聞いてみると、どうやら風達はまだ旅を続けるつもりらしい。
まぁ、まだ星が一緒にいるし当たり前と言えば当たり前か。
「さて、そろそろお開きにしようか」
聞きたい事もなくなったことだし、俺もそろそろ行動開始するとしよう。
一応人攫いの疑惑は解けたけど、この町では無駄に目立ってしまったからな。
心情的にあまり長居したくない。
それにそろそろ華琳達の下へ向かわないと間に合わなくなる。
しかしながら今回は最初の出会いが無かったわけだし、
華琳達と合流するのに3周目のあの口上に近いものが必要になりそうだ。
自分であんな事言い出すのは恥ずかしいから嫌なんだけどなぁ。
「そうですねー。この町でやる事も終りましたし、早速次の場所へ出発するとしましょう」
「うむ、そうだな」
「では、行きましょうか」
「それじゃあ皆、また何処かで会おうな」
少々億劫な気になりつつも俺はその場で風達に別れを告げ…
「なにを言ってるんですか、お兄さん。早くしないと置いていきますよー?」
「一刀様ほどの方と共に旅が出来るとは、この趙 子龍感激の極みであります」
「いきなり男性の同行者が増えるのはどうかと思いますが、
2人がこれほど信頼しているのならば私に異論はありません。
これからよろしくお願い致します、一刀殿」
「………………は?」
恋姫†無双 終わらぬループの果てに
第4話 20週目 その2
これまでとは明らかに異なった展開で進むこの20周目の世界だが、
まさか自分の意思と無関係に華琳達と出会わない羽目になるとは思ってもいなかった。
もっとも正確に言えば単に風の泣き落とし第2弾に屈してしまっただけなので、
自分の意思と無関係と言うわけではない。
むしろ泣き落としであっさりと覆る意志の弱さに全ての原因があると言っていいだろう。
しかしながら皆(皆って誰だ?)も想像して欲しい。
『お兄さんは風達と一緒に旅をするのが嫌なんですか?』
じわっ……うるうる……
なっ、ありえないだろ?
卑怯だとか反則だとか、もはやそんな陳腐な言葉で済まされるレベルじゃないんだ。
例えこれが2度目であり、しかもその台詞が1度目とほとんど同じだったとしても、俺には無理。
もしもこの涙目+上目遣いによる風の懇願を断れるような奴がいるのなら是非とも会ってみたい。
『それでも漢かっ! この最低最悪の腐れ外道っ!』
といった感じに一撃で地獄に送ってやるから。
ともかくそんな訳で俺は風達の旅に同行する事となってしまった。
ただし誤解の無いよう言っておくが、本当にこの説得だけで折れたわけではない。
先にも言ったがこの20周目の世界はこれまでと明らかに展開が違う。
その変化の中で発生した今回の分岐点。
もしかしたらこの分岐によって何かが変わるのでは……そう思ったからだ。
そしてその予想は当たっていた。
これまでどんなに努力しても覆す事の出来なかったループ条件の一つ、
『俺が華琳の仲間にならないまま桂花が仕官』した場合の強制死亡が起こらなかったのである。
しかしその結果、風達と共に旅をしていた俺が華琳と出会う筈も無く黄巾の乱はそのまま終結。
さらに時は流れて反董卓連合が結成され、今では董卓討伐の報が大陸中を駆け巡っていた。
「………いよいよか」
そんな大陸全土を巻き込んだ激変期、
俺は魏の国境にある城の城壁から辺りの景色を見渡していた。
途中で星と別れ、旅の果てに3人で腰を落ち着けることとなったこの城の名は鄄城。
風と稟が華琳の元に直接仕える切欠となる戦いの起こる場所だ。
「こんな所にいたんですか、お兄さん」
「風、何か用事かい?」
「いえいえ。ただ、仕事が一段落したのでお兄さんに会いたくなっただけですよー」
そう言って俺に寄り添う形となり、自然と腕を絡ませてくる。
何だかんだでこの世界では一番長い付き合いとなる風。
相変わらず手玉に取られて遊ばれることも多いが、
最近ではこうしたスキンシップを彼女のほうからしてくる機会が増えていた。
理由はよく解らないが、今までのループ世界以上に懐かれている気がする。
いや、懐かれているなんて言い方は風に対して失礼だな。
たとえ見た目は幼くとも、彼女は間違いなく大人の女性なのだから。
「お兄さんこそ、ここで何をしていたんですか?」
「外を見てただけだよ。毎日毎日代わり映えしない景色だなぁ~と思って、さ」
少々バツの悪くなってしまった内心を誤魔化すように、俺は再び景色に目を向ける。
取り立てて見所があるわけでもないが、ごく一般的な平穏を映し出した風景だ。
だけど、もうすぐこの平穏がなくなってしまうのを俺は知っている。
そんな風に考えたら、自然と表情も硬くなってしまった。
「………お兄さん」
風も俺の言葉がそのままの意味でない事に気づいたのだろう。
それっきり口を噤んでしまい、俺の腕を抱きしめる力が僅かに強くなった。
「そろそろ日も暮れるし、中に戻ろうか」
それからしばらくの間無言で景色を眺めていた俺達。
このまま夜の星空まで眺めていたい気分だったが、
なんとなく止めておいたほうが良さそうな予感がしたので断念。
「そうですね。風も少し冷えてしまったようです」
「おいおい、今の風はこの城の責任者なんだから気をつけてくれよ?」
「では風が体調を崩さないよう、今夜お兄さんがたっぷり温めてくださいねー」
「……やれやれ、風はいつでも風のままだな」
何だか妙に嬉しくなってしまい、つい風の頭を撫でてしまう。
そして沈み行く夕日に見送られながら、俺と風は城内へと戻っていった。
そして訪れた運命の日。
国境を越えて進軍してきた袁紹軍が鄄城を前に巨大な陣を敷いていた。
対してこちらの兵力は僅かに700。
普通に考えれば勝てる要素などとても見出せない絶望的な大差。
しかしその状況下において、風が一計を案じる。
と言っても、特別こちらから何かをするわけではない。
強いて挙げるのなら本国にいる華琳へ情報を伝えて援軍を出さぬよう要請するだけ。
それは総大将の袁紹と前線指揮官の文醜、2人の性格を見極めた上での策。
そして袁紹軍は鄄城に手を出すことのないまま撤退する事となるのである。
そう、本来ならそうなるはずだったのだ。
「敵袁紹軍の数はおおよそ2万。総大将は顔良さんですかー」
城壁の上から大軍の敵を見下ろしながら呟く風。
「後詰の部隊もいないようですし、目的は偵察でしょうね」
同じく城壁の上から袁紹軍を見下ろしている稟。
俺もまた2人と同じように袁紹軍を見つめながら、この変化に戸惑っていた。
本来来るはずの袁紹軍だけを考えるのならば、戦力は3分の2に低下している。
しかし、元々の兵力差から3万が2万になったところであまり関係ない。
重要なのは敵陣に袁紹、文醜の二人がいないと言う点である。
「袁紹さんと文醜さんがいれば簡単にいなす事も出来たのですが、
まさか顔良さんお一人が出てくるとは思いませんでした」
「今更気にしてもしかたありませんよ、風。
それよりも顔良将軍からの降伏勧告への返事、どうしますか?」
袁紹軍がここに陣を張って早々、顔良さんから降伏勧告を出されていた。
こちらの手勢が千にも満たないことを既に知られているのだろう。
半刻の猶予の後に降伏か決戦かを決断しなければならない。
「いざとなれば城に火を放って全員で逃げるという手段もありますが、
顔良将軍ならばその辺りも当然計算に入れているでしょう」
「せめて問答無用でこちらを潰しに来てくれたのなら風評操作にも有効なのですが、
この状況ではそれも大した効果は望めそうにありませんねー」
袁紹と文醜がいないだけでこれほど厄介な存在に変貌してしまうのか。
僅かに残された時間で懸命に議論を交わす風と稟だが、打開策は出てこない。
「風、一ついいか?」
「なんですかー」
「曹操への援軍要請はどうしたんだ?」
「援軍要請は断りましたよー。籠城した場合、おそらくもったとしても半日が精一杯。
それだけの短い期間では十分な兵力を集めることなど無理でしょう。
それに下手に増援を送ってもらっても被害が増えるだけで……結果は同じですからー」
結果は同じ。
つまり、現時点での俺達が行き着く先はそういう事らしい。
それこそ誰もが考慮にすら入れていない奇蹟でも起きない限り……ならば話は簡単だ。
「………風、稟」
他の誰でもないこの俺がその奇蹟を起こしてしまえばいい。
『鄄城を攻めさせる事無く袁紹軍を撤退させる』という絶対に起こりえない奇蹟を。
「俺が何とかするから、2人とも心配する必要は無いよ」
その代償を背負う覚悟など当の昔から出来ている。
例え人外の存在として恐れられる事になったとしても、それで大切な人を守れるのならば後悔はない。
「お兄さん?」
「一刀殿?」
「何しろ俺は………天の御遣いなんだからね」
その言葉を最後に、俺は妖術を使って2人の前から姿を消した。
「自分でやっておいてなんだけど、本当に弱い者イジメみたいになっちゃったなぁ」
袁紹軍本陣にて一人ため息をつく顔良。
袁紹軍唯一の良心にして暴走しがちな主君と親友に常日頃から悩まされる苦労人である。
そんな彼女に今回下されたのは曹操に対する威力偵察。
しかも主君からは、
『偵察だけと言うのも癪ですから、適当に城の一つでも落としてらっしゃいな』
という追加命令まで出されていた。
そのため事前調査によって一番手薄だったこの場所を選んだわけなのだが、
城を目の前にした段階で一気に殲滅するという考えを破棄していた。
戦争なのだから仕方ないとは思いつつもやはり心情的に心苦しいものがあるし、
この圧倒的な兵力差の中で敵を攻めたとなれば風評にも多少の悪影響を及ぼす。
そこで主君に知られたら叱咤されるであろう事も構わず、彼女は事前に降伏勧告を出したのだ。
「そろそろ返事が来る時間か。この兵力差だから多分降伏してくれると思うけど……」
「残念ながら俺達は降伏はしませんよ、顔良将軍」
「……え?」
付近に近衛兵しかいないはずの天幕に響く聞き慣れない声。
顔良が反射的に声のしたほうに振り向くと、そこには白く輝く服を着た見慣れぬ男が立っていた。
その男の容姿にホンの一瞬だけ目を奪われてしまった顔良だが、動揺しながらも男に問う。
「…あ、貴方、は?」
「鄄城から降伏勧告に対する返事をしに来た使者、北郷 一刀です」
「っ!?」
いきなり現れた男の身元を知り、顔良は驚きながらも咄嗟に武器を構えた。
考えてみれば何と遅い対応であろうかと己を情けなく思う顔良。
声をかけられるまでその存在にさえ気づかなかったのだから、
相手がその気ならとっくに殺されていたはずだ。
しかし、一刀は依然として余裕を浮かべたまま変化を見せない。
「使者に対して随分と物騒な対応ですね」
「………………物騒な対応を取られても仕方が無いとは思わないんですか」
顔良の言い分はもっともである。
それはさすがに一刀自身も自覚していたらしく、苦笑いを浮かべるほか無い。
「でも、貴女一人では俺をどうにかするなんて不可能ですよ?」
その言葉に、顔良はふとおかしな事に気づく。
そもそもこの天幕の中には自分しかいなかったが、周囲にはかなりの数の近衛兵がいる。
この事態に気づかないはずが無いのに、何故誰一人として天幕の中に入ってこないのだろうか。
いや、それ以前に何故こんなにも周囲が静かなんだろう。
「話し合いの邪魔になると思いましたので、部外者には一足先に眠って貰いました」
「っ!?」
心を読んだかのような一刀の台詞に顔良の顔が強張る。
そして一刀に隙を見せぬよう後退しながら天幕を出たのだが、その光景を前に絶句した。
本陣にいた者たちの中で、自分を除いた全員が地に伏していたのだ。
死んでいるのか気絶しているのかは解らないが、とにかく全く微動だにしない。
「誤解のないように言っておきますけど、全員死んでいる訳じゃないですからね?」
あまりにも異様なその光景に目を奪われていた顔良だったが、
すぐ背後からかけられた一刀の声で我に返る。
再び一刀を正面に見据え得物を向ける彼女。
しかし無意識のうちに僅かな震えが彼女の身体に起こっていた。
「いいかげん武器を下ろして貰えませんか?
俺はあくまでも話し合いに来たのであって、戦いに来たわけではありませんので」
「っ……こんな真似をしておいて、よくもそんな台詞が言えますね!」
「だって、こうでもしないと貴女と一対一で話し合いなんて出来ないでしょう?」
「このっ!!!」
一刀の物言いに我慢ならなくなったのか、顔良が一刀に躍りかかる。
数ある武器の中でも特に打撃力では群を抜いている彼女の金光鉄槌。
しかしその破壊力の反面、武器の重さによるスピードの低下は避けられない。
そのため相手にした場合は速さを活かしたかく乱戦術が定石となるのだが……
「やれやれ、そんな物振り回したら危ないでしょうに」
迫り来る顔良を前にして動く様子も見せず、のんきにため息をつく一刀。
彼女が金光鉄槌を振り上げた瞬間、彼もまた一瞬の間に構えを作る。
「とりあえず、得物を破棄させて貰いますよ!!!」
そして振り下ろされる金光鉄槌に真正面から己の拳を合わせ、激突。
粉砕されるはずだった一刀の拳は健在のままに、顔良の金光鉄槌を打ち抜いた。
「あっ!?……そんな、うそ………」
砕け散り宙を舞う得物の残骸を眺めながら、呆然と呟く顔良。
彼女は自分の力量はよく弁えている。
大陸屈指を誇れるわけではないが、それでも並みの武人ではない。
故に一刀を前にした時、本当は己では勝てないだろうと半ば理解していた。
しかし、それでもここまでの結果は予想していなかった。
ここまで圧倒的な力の差を思い知らされ、戦意を根こそぎ奪い取られるなど。
「さて、これでやっと話が出来ますね」
そして何事もなかったかのように会話を再開する一刀に対し、
顔良に反抗する気力などもはや残されてはいなかった。
ただ一刀の言葉を聞き、そして一刀の望んでいる返答を返すだけ。
余計な思考など一切挟まない。
もはや生殺与奪を握られているなどと言う次元では語れないほどの状況だったのだ。
そして袁紹軍は本来の流れに従い、鄄城を攻撃することなく撤退した。
「ただいま、風、稟」
顔良さんの説得を終えた俺は鄄城へと戻った。
もはや言い繕う余地などない。
袁紹軍が撤退していく様を呆然と眺めていた2人に声をかけ、
自分が一体何をしたのか包み隠さず説明した
「「………………」」
2人は俺の言葉をただ無言で聞いていた。
目線を外して喋っていたため、2人がどんな表情でそれを聞いていたのかは解らない。
ただ、絶対に好意的な感情ではないだろうという確信はある。
人間が持ちうる限界を遥かに凌駕した力。
そんな想像を絶するモノを前にした人間が抱く感情は恐怖だけだ。
ありえない妄想に縛られ、俺のどんな言葉も行為も届くことはない。
妖術の実験で蜀の首都を吹き飛ばしたあの時、俺はそれを思い知らされたから。
「そういう事だったんですねー。お兄さん、お疲れ様でしたー」
だが、全てを話し終えた後に返ってきたのは普通に労いの言葉だった。
「え? あの、風?」
驚いた俺は思わず風を見る。
そこにいたのはいつもと何ら変わる様子のない風。
恐怖を表に出しているわけでもなく、また隠しているわけでもない。
あくまでも自然体のままの風だった。
「どうかしましたか?」
「いや、どうかしたっていうか……あの、怖くないのか?」
「お兄さんの力がですか? もちろん怖いですよー」
そう、怖いに決まってる。
なのに、どうしてそんな当前のように受け入れてるんだ?
「でも、例えどんな力を持っていたとしても、風にとってお兄さんはお兄さんですから」
「俺は……俺?」
「はい。その力を使えば自分が苦しむ事を解っていながら、
それでも風達を守るために無理をして力を使ってくれる優しい……風の大好きなお兄さんです」
「そうですよ、一刀殿」
「稟…」
「これまで共に過ごしてきた中で、一刀殿がどのような人物なのかは理解しているつもりです。
今更この程度の些細なことで私達の一刀殿への想いが揺らいだりはしません」
それは俺にとってとてもではないが信じられる内容の言葉ではなかった。
でも、今目の前で微笑んでくれている2人が嘘を言っているようには到底思えなくて、
「風、稟……」
ぎゅっ…
「あっ、お兄さん……」
「か、一刀殿っ……」
「本当に、ありが…「……ぶはっ!!!」…と、う………」
「稟ちゃ~ん。いくらなんでもこれは空気を読まなさ過ぎですよ~」
「ああっ……か、一刀殿がそんな、あっ、ダメで……ぶはっ!!!」
「まったくも~、はい、トントンしますよー、トントーン」
「………………ふふっ」
本当にありがとうな、風、稟。
あとがき
どうも、『ささっと』です。
イチャを抑えつつちょっぴりシリアス?な第4話。
何気に初代恋姫の白装束を髣髴とさせるチート主人公一刀君でした。
しかし自分で書いていながら何という中二病展開。
さすがに2万の大軍をたった一人で蹴散らすような真似は自重し、
あくまでも『本来の流れ』に沿って『袁紹軍を撤退させる』だけに留めましたが、どうにも。
また最後に風だけでなく稟にもオイシイ出番をプレゼントしましたが、
この部分も少々駆け足になってしまいました。
まだまだ精進しないといけません。
ちなみに今回初めて一刀君以外の視点で話を進めてみました。
次回は魏勢との合流。
この世界での華琳とようやく初対面を迎えます。
果たしてここでの一刀と華琳、そして風の関係はどうなってしまうのか。
念願の3ぴ……もとい、3人によるイチャラブ修羅場な展開にご期待ください。
コメント、および支援ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
PS:検討の結果、ページ数と文章量のバランスは『臨機応変』でいかせていただきます。
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何故か3人組に絡まれていた風を助け、人攫いとして星と決闘する羽目になってしまった一刀。
これまでのループと明らかに違うこの世界で、一刀の行く先に待ち受けているものとは……