「オーガキラー」
ソレは和訳すると鬼を殺すという意味を指す。
オーガキラーは所有する物である。オーガキラーは、、、物。
だがその物に何人、何百の人が命を散らしたか、、
ましてや、その物をただ幼いただの少女に独占されたのだ。
人々は、、いや。
世界は、その少女をいい目で見なかったことだろう、、、、、
銃を抱えた女の子
、、!素早い、変わらないですね、、、!!
レイゼンはホルスターから一丁の銃を取り出し横に飛びながら撃ち込んだ。
弾丸は数にして28発。コレを1秒とちょっとで撃ち込んだ、まさにマシンガンいらず、
その弾丸は共に横に飛んだ眼鏡をかけた女の目の前で一瞬の影と共に弾き落とされた
二人の間は15,6メートルだ。その間合いの弾丸は0,1秒も掛からずに目標にたどり着くスピードになるはず、
その弾丸を叩き落とした。
私の片腕の中では少年が虫の息、汗だく血まみれの状態でぐったりしている。
少年が確実に私の足枷になっていた。
隣に飛び着地する。小さい寮らしき屋根の上だ、瓦が踏みしめた瞬間独特の音を立てた。
眼鏡の女は同等の家の屋根にたどり着くと腕を振りぬく。
すると影がこちらに飛び掛る。
ルエルの後には太陽があり、その太陽によって影が出来ている、その影は銃弾のスピードに匹敵する
そのスピードは落ちず私に向かってくる。
その影を銃で叩き落とすと金属音を奏でた。
ソレは、
剣
「、、貴方を相手してると、油断できない、」
「そうでしょうね。私は強いですからw」
「貴方の力の過信は良くないですね、、」過信では無い。確かに彼女の強さは以上であった。
だから満24という年で指揮官レベルに登り付く事が出来た。
「貴方の武器は、変わりませんね。 聖剣 とは、」
彼女の使う武器は聖剣。それら全ては聖水や特殊な影響を受けた霊装、、にもなれなかった出来損ないだ。
彼女の使う剣は霊装にもなり損ねた出来損ない。聖剣になり損ねた聖剣。いわば聖剣もどきと言うのが正しいだろうか?
だが彼女はその力をフルに使う、
彼女の使う剣は殆どがショートソードで、ソレ以外の剣を使うことは殆ど無い。
彼女独特の拘りだ。拘りは時として足枷になるが足枷どころか跳躍する羽になる。
彼女の服には大量の聖剣が仕掛けてある。ソレを力で振りぬいて飛ばしてきた。銃弾に匹敵するスピードでだ。勿論、魔術の身体強化や射出系統の魔術は使っているだろうが。
「、、私の聖剣、、一撃一撃で貴方を裂き続けます!」
そう言って腕を横に振りぬく。そして顔が一瞬腕で隠れたと思うと既に影は私の前まで飛んできていた。ソレを必死に反応し弾き落とした。
聖剣を裾から取り出し、片手に持ちこちらに飛んでくる。
レイゼンマグナスは弾丸を撃ち込む。瞬間に弾丸は聖剣に切り裂かれて真っ二つになり下の地面と空に向かって飛んでいく。その際聖剣も折れてしまったがすぐに裾から出てくる。
どんどん距離が縮んでいく。
「、、I wrote an arc in the blue sky、、」
「、!」空中で瞬時に警戒をする、身構えてすぐに迎撃の形をとる。
「I sharpened the ground and lifted the arc in the sky、、」
そう言って銃を後にめえいっぱい助走を付けて、、
「The arc melts in the sky and the ground!」
魔術だ。レイゼンからしたら攻撃の魔術は専門だ。勿論だが多少の魔術は扱うことが出来る。ソレが霊装に関する物でも無くてもだ。
瞬間空中に輪が浮かび上がる。輪は人間大程の大きさで、綺麗な輪はよく見ると土だ。土で出来た輪は所々に割れ目がありソレはルエルに向かって撃ちだされた。
ドンドンスピードは増す。そして輪の割れ目から赤い光が漏れ始めた。
ルエル大程の大きな輪はルエルを中に通す形になる。まるでフラフープの中を少女が潜ろうとして丁度中心に入った瞬間をカメラで撮った様な描写だ。
直にルエルは体を固める。輪が赤々とした光を割れ目から漏らし始めた瞬間、輪が破裂した。
輪は破裂し、強烈な爆音と煙が空を漂う。その爆風に乗り土は吹き飛びレイゼンや周りの家周辺にぶつかる。
約2秒の空白の時間。
その後したから煙を突き破りながら飛んでくる。
レイゼンは突然の襲撃に備えていた為簡単に弾くことが出来た。
「、、やってくれますね、『”外土ノ剣”ウリィルガイラー』 とは、、」
声に苛立ちを感じられる。その姿は服を焦がして長いスカートは焼けて短くなり下着がギリギリ見えない状態にまでなっていた。顔には煤を付けてソレを拭う事もしない。
「、、やはり、この子がいりますかね、、チッ。無駄に力だけ付けられても私は困るのですが、、」
そう言って自分の腰の辺りを触る。よく見たらそこにはシスター服には似ても似つかないガーターベルトがある。そしてソコにはある物体が引っかけられていた。そこには動物の皮で出来たベルトで巻かれた古ぼけた本が吊られていた。十字に巻かれた本はボロボロだ。そしてベルトの中心には本が落ちてしまわない様にか錠が掛けられている。
そしてシスター服に付いているポケットからルエルは鍵を取り出し錠にソレを差込み捻った。
「ソレは、、まさか、、?!」レイゼンの顔からは絶望があった。
「、懐かしい、、だが、、故に恐ろしいですね、」レイゼンマグナスは一瞬ゆがんだ顔を隠す様に表情を笑みに変えた。
「、、貴方を、、私は貴方を切り裂く為に来た訳ではありませんが、、仕方がありません」
そしてその声のの主の手にはその本があった。その本から強烈な蒼光が漏れ始める。
「貴方を直ちに打ち取り、素早く鬼殺しを保護、連れ帰ります。我がアガシオン(使い魔)と共に、!」
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どんどんなにがなんだかわからなくなってる方、、なんかゴメンなさいです!ちゃんと後でひとつひとつ整理していきながら進めるつもりです!
よろしくうです!
(>A<)