No.751270

恋姫天下統一伝 1-12

色んなアニメキャラが出てきますが、舞台は三国と戦国の融合した世界です コメントなんかを受け付けています

2015-01-14 00:37:23 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1073   閲覧ユーザー数:1035

第12話『美濃の天人』

稲葉山城を取り戻した斎藤道三はまず国力の回復を重視して香風と雛は警羅、詩乃と雫、その二人に教わりながらも信助も政策に勤めていた。

 

「稲葉山城攻略から1ヶ月ぐらいか…」

 

1ヶ月で国力はみるみると戻っていくがそれでもまだまだ問題は山積みでその問題に信助たちは追われていたが信介にはもうひとつ半月前に提案されたものでも悩んでいた。

 

「…政務も一段落したし外に散歩に行くか」

 

そういって与えられた屋敷からでると商店街を見回っているとこの短い間に顔を覚えられたのか見かけると丁寧にお辞儀してくる。

 

「あれ~信助くん今日はお暇なの?」

 

「雛か…いや、気分転換にな」

 

「ふーん…ほどほどにしなよ」

 

「…雛、ひとつ聞きたいことあるんだけど…もし、国事態の大事に関わったときに雛ならどうする」

 

「うーん、これは人それぞれだけど…雛はめんどくさいけど…関わるかな~」

 

「…そっか、ありがと、このお礼はいつか飯をおごるよ」

 

「うん、期待して待ってるよ」

 

(決意は決まった…なら)

 

そういって信助はある場所に向かった。

 

そして日がくれて屋敷に戻ろうとしたとき屋敷の前には雫がいた。

 

「雫?」

 

「信助さま…あのお忙しいですか?」

 

「…いや、今日やる政務は終わったから屋敷でのんびりとしようと思っていたけど」

 

「そうですか…そのお願いがありまして…その詳しくは中で」

 

「ああ」

 

そうして屋敷にはいると奥の部屋の寝室にいきたいと雫が言うので来ると突然戸を閉めると不意に口づけをしてきた。

 

「し、雫!?」

 

「信助さま、私を抱いてください」

 

「い、いきなり何を」

 

「わ、私は本気ですよ…その…性交してあわよくば子供も欲しいです」

 

「…本当にいいんだな?」

 

「はい…」

 

「わかった、初めてだから優しくするな」

 

「っ!はい!」

そして夜が明けて早朝、信助は目をさまし目の前には全裸の雫がいて幸せの顔をして熟睡していた。

 

「…やってしまった」

 

事後なのに後悔する信助、これの前に詩乃ともやっていたから二股していることになるのだ。

 

「…今日は評定だから起こさないとな、おい、雫、朝だぞ」

 

「ふみゅ…?信助さま?」

 

「寝ぼけてるのか?昨日のこと」

 

「昨日……は、はわわわ!私!信助さまと!」

 

「落ち着け…まあ…やってしまったことを今更後悔もできねえからな」

 

「はぅ~」

 

「さてと、雫今日は評定だから急いで支度しろ後、服着ろ」

 

「は、はい」

 

そして身の回りを整えると稲葉山城に向かい、評定の間では道三に従う将…といっても詩乃たち以外は誰もいないが向かい合うように前座しており、今回は信助はなぜか道三の横に座っていた。

 

そのことで道三と信助以外は困惑するが評定が始まった。

 

「これより、評定を始まる、今のところ方針は変わらず励んでほしい…そして、ひとつだけ皆に知らせることがある」

 

「儂、斎藤道三は天人、高橋信助を養子として迎えることとし隠居して家督を全て信助に委ねることにした」

 

「ど、道三さま!?」

 

「半兵衛が驚くのも無理はない、これは儂と信助二人だけで話し合って決めたことだ」

 

「…高橋の性を改名することはないが…俺は斎藤道三…義父上の養子の件を受けたまり、実質俺が美濃を収めることになるが方針は義父上がいった通り国力の回復を最優先に取り込む、君主が変わったがなにも変わらず皆の働きを期待している、以上で評定を終了する、一同大義!」

 

評定がおわると城の用意された部屋にて詩乃と雫が信助の今回の件を訪ねてきた。

 

「信助さん、一体これはどういうことですか…急に道三さまの養子になるなんて」

 

「うん。この件は半月前からこの提案は出ていたんだけど、しっかり決めて答えた結果で養子と家督の件を了承したんだ」

 

「…信助様、その判断に後悔はないんですか?」

 

「ないよ、俺はこの半年でこの国が好きになった…だから俺はこの国の君主となったのに一辺の後悔もない」

 

「そうですか、信助さん…いいえ、信助様…この竹中半兵衛重治、信助様のお力になりましょう」

 

「うん、ありがとう、それと…その…詩乃…雫…聞いてほしいことがある…聞いて承諾するかどうかは二人に任せる」

 

「はい」

 

「俺は二人を…つ、妻として迎えたい…もちろんこれは俺の願望だから断ってもかまわない」

 

「…何をおっしゃっているんですか?信助さま、私は身も心も信助さまに委ねた身、妻として信助さまを支えましょう」

 

「わたしも、雫と同じでその妻の件お請けさせてもらいます」

 

「わかった、これから大変になるだろうけど…みんなで頑張っていこう!」

 

この日に道三が天人を養子と迎えて家督を譲ったという報は直ぐ様全国に伝わり、信助のことを他の国はこうよんだ。

 

美濃の天人高橋信助と

 

 

 

 

第一章『美濃の乱』


 
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