No.749772

Gundam SEED another Destiny PHASE sp02

RASNさん

あけおめです。新年で色んな事にチャレンジしてきたら以外とタワーディフェンスゲームが面白かったり、Gジェネ OWをはじめからやり直したら半分いかないうちにクアンタやらが…。あと最近ダンボール戦機を見返してOPに震えて、オタレンジャーに共感したりと…等々色々とエクセトラ…エクセトラ…
とりあえず今年もGSADをよろしくお願いいたします!

2015-01-08 17:58:54 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:963   閲覧ユーザー数:956

=年明けの特別編=

 

 

 

 

※前のお話を見てるなら…いいよね?

 

 

※あとオーブの三人娘が生存ルートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

1月初旬

 

 

-オーブ首長国 オノゴロ島-

 

 

オーブに入港している一隻の艦があった、それは灰色と赤色の艦で名をミネルバといいザフトの最新鋭艦である。

 

 

そして艦内は藻抜けの空で人っ子一人もいなかった、だがオーブ内のとある屋敷は騒がしかった。

 

 

「あー、テステス…マイクテス…本日はお日柄も良く招待した皆が集まってくれた事にはとても感謝している。」

 

 

屋敷内の和風大ホールの壇上にてマイクを取っているのは黄色い振り袖姿のカガリ・ユラ・アスハであった。

 

 

「招待状にあったように、今日はオーブやザフトとかナチュラルだがコーディネイターだとか主人公や主人公(笑)という境を無しにしたパーティにしたい!それでは…皆さんお手持ちのグラスを持って…」

 

 

カガリの掛け声と共にホール内の人は飲み物が入ったグラスを持ち上げて。

 

 

「明けまして…」

 

 

『おめでとうございます!!!』

 

 

\カーン!/ \チーン!/ \カラン!/

 

 

「ハロッハロッ!」

 

 

「テヤンディ!メデテェ!メデテェ!」

 

 

「Hello! Happy New Year!」

 

 

「トリィ!」

 

 

人々が乾杯をしている最中とある長机の上でハロ達(青白・ピンク・赤色)は体をぶつけ合って祝っていて、その上ではトリィがくるくると旋回していた。

 

 

「では、まず招待状の下の御神籤の当選発表からだ、私も当選するかも知れないからなトタガ一佐後は頼むぞ!」

 

 

\タッタッタッ!/

 

 

カガリは慌ててキラ達などオーブ関係者がいる長机に向かった。

 

 

「カガリ、慌てすぎだよ…」

 

 

「そうだな、まぁカガリらしいといったらカガリらしいがな。」

 

 

「なっ…何言ってるんだ!?…はっ恥ずかしいじゃないか…(ボソッ)」

 

 

壇上から降りてきたカガリを迎えたのはキラとアスランであり、降りたカガリはアスランの言葉に顔を紅潮させていた。

 

 

「あらあら…」

 

 

「カガリ様かわいいー」

 

 

「それより、司会のカガリ様が降りてくるなんて」

 

 

「そんなに景品がすごいんですか!?」

 

 

カガリとアスランのやり取りを反対の席のラクスは微笑み観ていて、マユラとアサギはジュリの席まで来てカガリに詰め寄った。

 

 

「ん…まっ…まあな!まぁ、内容は今から発表だからな!」

 

 

「はい、カガリ様に代わって今から私が説明を…」

 

 

壇上の袖から出てきたのはオーブ海軍の一佐のトタガであった。

 

 

「景品はまず三種類ありまして、一等賞・二等賞・特等賞とあります。」

 

 

舞台袖からは三人のオーブ海軍のババが布に被せた三つの台車を押して来た。

 

 

「まず二等賞は今年の干支になぞらえてラム肉を一年分!そして一等賞の前に特等賞は寒い冬じゃなくとも最高のお供、お湯無しでも溶けちゃうココア約二年分!」

 

 

「そしてそしてー!おまちかねの一等賞はー!『大体何でも叶っちゃう券』でごさいます!」

 

 

一等賞の紹介をしたら会場内が静かになり、どこかで小声で『ん…?今何でも…って!?』と言っている人がいた。

 

 

「では今からババ一尉がこの箱から三枚引きますので皆様は招待状下部の番号が籤の番号と一致されましたら大声で立ち上がって下さい!」

 

 

「では参ります!特とご覧あれ!」

 

 

\ガサゴソ…ガサゴソ…/

 

 

ざわ・・・ざわ・・・

 

 

会場内がざわつく中ババは番号が書かれた紙を振り上げた。

 

 

「まずは第二等のラム肉一年分は…ナンバー04の人です!」

 

 

「くそっ!特等賞の次に欲しいものが…!」

 

 

「カ…カガリ、落ち着けって…」

 

 

当選番号が発表された瞬間にカガリは手にしていた招待状を叩きつけた、ちなみにナンバーは01であり隣のアスランはそれをなだめていた。(ちなみにアスランは02)

 

 

「落ち着いていられるか!ラム肉だぞ!あの柔らかいのが年中味わえるとなると嬉しいと思わないのか!」

 

 

「そっ…それは嬉しいけど…」

 

 

「あっ…僕04だ。」

 

 

「キラッァァ!!?」

 

 

そうしているとアスランの隣のキラ・ヤマトが招待状を上に掲げていた。

 

 

「なんと!二等は前作主人公でもあるキラ・ヤマトさん!ラム肉は今渡すのはアレなので後で郵送いたします。」

 

 

「やりましたわねキラ!これで子供たちも導師様もお喜びになりますわ。」

 

 

「そうだね、ラクス。」

 

 

「ふふふ…」

 

 

「あはは…」

 

 

キラの対面に座っているラクスはピンク色の振り袖を着てカガリの様子を見てないかの如く笑顔で喜んでいた。

 

 

「ーッ!ーッ!」

 

 

「カガリ!落ち着け!」

 

 

カガリはアスランに羽交い締めにされており、腕をブンブンとキラの方へと回していた。 

 

 

 

「カガリ、まだ特等賞と一等賞があるだろ?それで…」

 

 

「…まぁそうだな、…この為に主要キャラと作者好みのキャラだけに特別な招待状を送ったんだ…」

 

 

「え…カガリ今なんて…」

 

 

「確率はある!ババ!次だ!」

 

 

「え…はい…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!さすが綺麗事はアスハのお家芸だな!」

 

 

「いや…あれは綺麗事と言うよりかなり汚いと思うがな…」

 

 

オーブ関係者が中心の長机の隣はザフト関係者と地球連合のエクステンデット三人組が座っていて、シンはカガリに対して愚痴を漏らし、その対面にはユニラが座っていた。

 

 

「あぁ、まるで悪魔の業ですね…」

 

 

「でもなんだろなー『大体何でも叶っちゃう券』って…」

 

 

レイはユニラの対面に座っており、その隣のルナマリアは特等賞に疑問を感じていた。 

 

 

 

「文字通りに大体何でも叶っちゃうだろ?」

 

 

「まぁ、主催者さんの権限が及ぶ程度だろうな。」

 

 

「はむ…はむ…むぐむぐ…んぐぐ…」

 

 

そして地球連合の三人はシンの隣に座っていて、ステラはシンのすぐそばで餅をぐねーんとのばして食べていた。

 

 

「…ふん…下らんな…(特賞を引ければ…クックック…)」

 

 

「…そうだなイザーク…(特賞はミリィと…いやそれよりも…)」

 

 

「…まぁ、スティングさんの言ったレベルですしね…(当たったらジュール隊長と…///)」 

 

 

 

「…ふーん。(まぁ…出番増やしてもらうってのはありか?)」

 

 

そしてその更に奥ではジュール隊の3人や特務隊FAITHの人がいかにも興味無さ気な顔をしていたが心の底は色々と思っていた。

 

 

「では続いて一等!では特とご覧あれ!」

 

 

\ガサゴソ…ガサゴソ…/

 

 

ザフト側の席がガヤついているババは再び箱に手を突っ込んだ。

 

 

「さてと…俺はそろそろ行くか…」

 

 

ババが箱の中をガサゴソしてるユニラはその場から去ろうとした。

 

 

「え…!?たっ…隊長!まだ…」

 

 

「いいんだよ、俺の招待券は元々当たらない物だしな。」

 

 

「当たらない…?…ってどういうことですか!?」

 

 

「んー…まぁ…アレだな主催者が景品掻っ攫ったらつまらんだろ?」

 

 

「えぇ、そうですけど…」

 

 

「そゆこと。そんじゃな~俺は準備してくるからさ~」

 

 

そう言うとユニラはシン達に手を振りながら会場から姿を消した。

 

 

「準備…」

 

 

「何かやな予感が…」

 

 

「…あまりいい事にはならんだろうな…」

 

 

ユニラの後輩三人は互いに顔を青ざめさせて見合わせていた。

 

 

「…そういや…忘年会では新作ゲテモノミックスを飲まされたな…」

 

 

「…そうだったな…あの時は完全に潰れていたな…」

 

 

「レイは確かリボンで三つ編みにされたんだっけ…でもあれはアレで…」

 

 

「…それ以上言うな!思い出したくもない…」

 

 

「私なんて髪ブーメランなんて…本物はどこに行ったのかしら…」

 

 

「あぁ…忘年会と言いつつ忘れられない物だったな…」

 

 

「なあ…レイ…ルナ…三人のうち誰かが特等引いたらさ…」

 

 

「ええ…」

 

 

「自重させよう…あの行動を…」

 

 

シンらは心の中で固く誓ったのであった。そしてそうしているうちにババの手には08と書かれた紙が掲げられていた。

 

 

「一等のココア約二年分はナンバー08の人です!どうぞお立ち下さい!」

 

 

「ちぇ…俺011だし…」 「あー私10だし…」 「まぁ…当たってもあんまな…」 「もきゅもきゅ…んぐんぐ…」

 

 

「そういやユニラのは…?」

 

 

ディアッカは16と書かれている紙を丸めてユニラの席に置いてある紙を見に来ていた。 

 

 

 

「…00…?」

 

 

「…ふぅん、だから当たらない物ってわけか。」

 

 

「…0だからって当たる物じゃ…」

 

 

ザフトメンバー内ではほぼ全滅であったが、オーブ側ではカガリがまたアスランによってなだめられていた。

 

 

「あっ…俺08だ…!?」

 

 

皆がガヤガヤとしている中立ち上がったのはシン・アスカであった。

 

 

「おおっと!一等は今現在主人公であるシン・アスカ!なおココアは二等同様に後に郵送いたします!」

 

 

「へぇーおめでとうシン!」 「運が良かったなシン。」

 

 

「あぁ、ありがとなレイにルナ。でもさ…二年分か…」

 

 

「まぁ、皆に分けたりしたら?」

 

 

「そうだな…」

 

 

「では!残す所とうとう特等賞だけとなりました!さあ!『大体何でも叶っちゃう券』は…一体誰の手に!」

 

 

「では最後となります!とくとご覧あれ!」

 

 

\ガサゴソ…ガサゴソ…/

 

 

そして勢い良く突っ込んでガサゴソしてナンバーが書かれた紙を掲げた。

 

 

「最後の特等賞のナンバーは…06でございます!」

 

 

「くっそー!」 「カガリ!やめろ…!のわぁ!?」 「あらあら私は03ですわ…」 「むむ…ジュリ、そっちは…?」 「私は07だけど?そっちは…05ね」 「惜しいわね…」 「あーあ、結局何も当たらずかよ!」 「はむはむ…んぐんぐ…ステラは13…もぐもぐ…」 「…」 「ちきしょう!ちきょう!ちきしょーう!!!」 「はは…まぁ…当然かな…はははは…」 「ジュール隊長と…はぁ…」 「まぁ…割り切んないとな…」 「野望潰えるか…」 「あの行動は自分達で何とかしろってことかしらね…」

 

 

最後のナンバーが発表された途端叫んだり放心する人が続出していた、そしてその中で手を揚げる人物が一人いたのであった。

 

 

「おおっと!何と何と特等賞を手にしたのは…グボァ!?」

 

 

「カガリ!?物を投げるな…って、トダカ一佐!?」

 

 

今まさに特等を当てた者の名を言おうとしたトダカにカガリの投げた重箱がクリーンヒットして、トダカは倒れてしまった。

 

 

「納得がいかーん!こんな結果はー!!」

 

 

「カガリやめろ!キラお前止めるのを手伝って…!」

 

 

「キラ、今夜はジンギスカン鍋にいたしましょ?」

 

 

「うん、そうだね。そうだ僕も準備手伝うよ。」

 

 

「あらあらキラ…」

 

 

「ラクス…」

 

 

暴れるカガリを余所にキラはラクスと夕食の相談をほんわかとしていた。

 

 

「キィラァァァァ!!」

 

 

そして会場内にはカガリとアスランの叫びが木霊した、そしてその後シンも騒ぎを止めるために行ったが叫びの1つに加わっていた。そして最後にはユニラが帰ってその騒ぎを鎮めたそうな…。

 

 


 
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