ある夕暮れの通学路。
「じゃあナディお姉さん、今日のお夕飯ですけど」
「おう!任せろ!今夜ナディ料理する!」
その日、風天中学校に通う中学生ナディ・ンヴーレは、いつものように天河舞と下校途中だった。
一見平和そうに見えるこの光景。だが…!
「…っ!?」
ふと、ナディが気配を感じ取るも、振り返ったそばには誰もいない。
「どうしたんですか?」
「…なんでもない、誰か見られたような気しただけ…」
と、笑ってごまかそうとするナディだが、野生の勘は鋭い。
「…やっぱり誰かいる。舞、気つけろ」
「でも、誰もいないですけど…」
「いや、誰かいる。ナディ確かに気配感じた!ナディたち見てるやつ誰だ!?」
と、辺りを見回すも、その姿は見えず。
「…きっと気のせいですよ。さ、お買い物行きましょう」
「んー…納得いかない…」
ちょっぴり膨れっ面のナディを連れて、買い物に向かう舞。
…所変わって、風天区某所、アシモフ・ラボ。
「んー、マイクロセンサーカムでじっくり見物させてもらったよ。部活の様子もバッチリ」
と、モニターに映ったナディの映像を鑑賞しているのはイリーナ・アシモフ博士。
「…さぁって、あの娘の身体能力はあんなものか…それを機械的に再現するとなるとーっ…ぃよし!このプランで開発だッ!!」
それから数時間後、アシモフ・ラボに入ってきた怪盗スクイラルと怪盗ワイルドキャットに滅茶苦茶怒られたイリーナ。
特にワイルドキャットに到っては(盗み撮られた対象が自分だったからなのか)すさまじい形相であったとイリーナは語る。
…ちなみにそばで見ていたスクイラルはというとただただ唖然としていたのだとか…。
でもってさらに数日後、サーバルキャット形のマシーナリーがアシモフ・ラボで生を受け、ジュニアアーチェリー選手として世に放たれたのは別の話である。
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さぁOXYさん、フラグ立てておきましたので後はお願いしますねw
■出演
ナディ(被害者w):http://www.tinami.com/view/748977
舞(蚊帳の外w):http://www.tinami.com/view/748698
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