No.74818

恋姫無双TV-Ver  第1話 出会い

bridさん

第一話、出来ました。
誤字が無いように確認しましたが、
在るようでしたご指摘ください。><

2009-05-21 20:56:31 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4808   閲覧ユーザー数:4064

恋姫無双TV-Ver  第1話 出会い

 

 

 トン、トン、トン、・・誰だ・・気持ち良く寝てるのに・・

 「もう少し寝かせてくれ・・・」

・・・ドカ!!!!

!!!背中に強い衝撃が走り、慌てて飛び起きる。

「ななな・・・なんだ!!」

体を起こし、辺りを見回す、目に入って来たのは山・・

そして広い荒野・・・どうしてこんな所に?

記憶を辿る、確か・・・光に飲み込まれて・・

そうだ・・銀髪の盗人野郎は・・・居ないか・・

遠くに見える山、広い荒野、フランチェスカの敷地内でないことは間違いない 

「ここは・・何処だ?」

日本ではないよな・・・

「何処でもいいからこっち向けや」後ろから声がした。

はっと!我に返ると、後ろには3人の男たちが立っていた。

その手には、・・銀色の・・剣!?

一刀は体の方向を変えつつ、3人から離れる形で飛び離れた。

「お前たちは何者だ!?」

長身の男が口を開く

「何者だぁ?そんな事はどうでもいい、とっとと、有り金置いてきな!」

ちび男が口を開く

「ついでにそのきらきら光る服もな、傷付けたら値が落ちるんでな、わざわざ起こしてやったんだ!」

「さあ、とっとと脱ぐんだな」

デブ男が剣を突きつける。

「あのーあなたたちは何をさっきから言ってるんですか?」

「テメー言葉が通じないのか?」

「言葉は通じてるみたいですが?」

「だったら早く、有り金とその服置いてけや!」

「だから何で僕がそんなことしなきゃいけないんですか?」

長身の男は、胸を張りながら、

「決まってんだろ、俺たちが盗賊だからさ!」

長身の男はそう言って剣を突きつけた。

「命が惜しけりゃおとなしく渡しな、さもなくば殺して奪うまでだ」

「ヒィヒィヒィ、さーどうする?」

盗賊ー?ますます日本じゃないな、だとするなら・・・

一刀は足元に落ちている愛刀神風を拾う

「断る!お前らに渡す物などない」

「なにー!?アニキこいつバカですぜ、そんな細い剣で俺らの相手をする気みたいですぜ」

「なめられたもんだ、じゃー殺して奪うまでだ!デク!、そいつを押さえろ!」

「ジットしてるんだな・・」

デブ男が襲い掛かる、一刀は手にした刀を握り締め、、

横薙で、デブ男のわき腹を殴りつけた。

「ぐふぅ・・」デブ男はその場に倒れた

「ばかな!あのデクが!!」

「ア・・アニキー」

うろたえるチビ男をよそに長身の男は剣お構えた。

「なかなかやるじゃねーか、だがそれもここまでだ!」

叫ぶと同時に剣を振り下ろす様に斬りかか・・

「ぐぇ!」「グハァ!」

長身の男は後ろに吹っ飛んだ、上段に構えた時点ですでに隙だらけの腹を

一刀に右薙ぎで殴り飛ばされていた、

チビ男も長身の男と同時に斬り込もうとしていたが、

長身の男の後ろに居た為、巻き添えを喰らってのびていた。

「運が悪かったな相手が俺で、オイ!そこのでかいの!、そいつらを連れて何処えなりと立ち去れ!」

「わ・・・分かったんだな・・」

デブ男は二人を担いで立ち去った。

 

 

さてこれからどうするか、落ち着いて考えようとした時。

「おみごとです」

「お兄ちゃんなかなかやるのだ~」

後ろから女の子の声がした。

振り返ると、変わった服を着た女の子が二人、長い黒髪の背が高い女性、手には薙刀?かな?

もう一人は背が低く赤いショ-トカットの女の子、この子の手には矛かな?

体には不釣合いの長さの矛、刃の部分が蛇の形をした、蛇矛と言うやつだ、昔本で見たことがある。

「えっと何かのコスプレ?かな?」

「コスプレてなんなのだ?」

「さあ・・分らん」

「えっと・・コスプレて言うのは・・まー仮装みたいなもんかな」

「かそう?・・ますます分らないのだ~」

「落ち着け鈴々、申し訳ないこの子は落ち着きがなくて」

黒髪の女性はりんりんと呼ばれた女の子の頭をなでながら、話しかけた。

「私は、姓は関、名は羽、字は雲長と申します」

「へ・・・?」

聞き間違えかな?・・関羽雲長と聞こえたような・・・・?

「えっと、ごめんもう一回いいかな?」

「はい、姓は関羽、名を雲長と申します」

「そしてこの子は張飛」

「姓は張、名は飛、字は翼徳、真名は鈴々なのだー」

「こら鈴々、いきなり真名を教えるやつがあるか!」

「は・・真名てなに?」

「お兄ちゃん、真名を知らないのだか?」

「知らないというか・・聞いたことも無い」

「真名とは誰しもが持っているもう一つの名。家族や親しき者以外には教えてはならない、神聖なものなのですよ。」

「へーそうなんだ、この辺にはそういう風習もあるのか。」

「この辺?あなたは何処からいらしたのですか?」

「僕は、日本の東京から」

「ニホン?何処の州なのだ?」

「トウキョウ?聞いたことの無い郡ですね」

「えっとここはどこなのですか?」

「幽州(ゆうしゅう)の遼西郡(りょうぜいぐん)です」

へ・・・ゆうしゅう?・・りょうぜいぐん・・?

確か昔の中国の地名に似ているような・・そう三国志の本で読んだことがあるような地名・・・・まさか!!

「あの一つ聞きたいんだけど、今は西暦2009年だよね」

「セイレキとは?初めて聞きますが」

「鈴々も聞いたことないのだ」

!!まさか・・まさか・・最終確認に口を開く一刀。

「今って後漢の時代ですか?」

「いかにも、それがなにか?」

!!!!!やっぱりそうか!これでツジツマが全て合う!

広い平原、日本にはない形の山、凶器を平然と持ち歩ける盗賊、

関羽雲長と名乗る黒髪の女性、張飛翼徳と名乗る赤い髪の少女、極めつけに今は後漢の時代。

ここから導かれる答えは一つ!タイムスリップだ過去・・つまり三国志の時代の中国。

「愛紗~、またこのお兄ちゃん頭抱えて固まってるのだ・・」

「よく分からないが、なにかしらの事情があるようだが・・」

 

 

 (一刀の頭の中)ここからはあくまで俺の創造だが、恐らくタイムスリップと同時に、

 

  パラレルワ-ルド(平行世界)にも迷い込んだらしい・・

 

  そうだと納得がいく、俺のいた世界では、関羽も張飛も男のはずだ。

 

  パラレルワ-ルドなら、元いた世界とどんなに変わっていても不思議ではない!

 

 (状況整理完了)あとは・・どう説明するかだ・・心配そうに覗き込んでいる二人を見て、

  よし、なるべく未来の知識は伏せて話そう、いずれ必要なときが来るまで。

 

 

 考えをまとめ終えると、一刀は立ちあがった、急に立ち上がった一刀に二人は驚いた。

「どうなされたのですか?急に」

驚いた表情をする関羽、

「ビックリしたのだ~、脅かさないでほしいのだ」

尻餅をついた張飛が非難する、

「ごめんごめん、大体だけど事態が把握できたからつい」

と、言いながら、一刀は尻餅をついた張飛の手を取り引き起こした。

「それで何が分ったのですか?」

「鈴々も聞きたいのだ~」

状況を確かめようとする関羽と、興味しんしんで張飛が聞いてきた。

「えっと、どう説明したらいいのか・・早い話が・・」

 

「気絶させられて、ここに放り出された!」

うむ、我ながら単純明快な答えだと、自画自賛する。

 

「それだけなのですか?確かに解り易いですが・・」

「えーそれだけーなんかつまんないのだ~」

二人は不満そうな声を出す、

「二人とも、何かしらの不満はあるみたいだけど・・、こればっかりは・・、

と言うか、これが紛れも無い事実だよ、僕は真名なんて物聞いたことが無いから、

恐らく風習すら違う、しかも二人は僕が今まで居た場所をまったく聞いたことが無い、

かなり遠い場所から連れてこられたそしてその間の記憶がない、

そして気が付いたらここに居た、としか説明できない。」

「そうなると厄介ですね、判る所でしたら、案内も可能なのですが・・」

「鈴々も知らないのだ」

そう二人は困った顔をしている、おれ自身もどうすればいいか分らない・・

「では近くに村がありますそちらで、お尋ねになれば何か分るかもしれません」

「鈴々たちも村へ行く所だから一緒にいくのだ」

確かに今はそうするしかないか・・

「そうですね、今はそうするしかなさそうですね、では御一緒させていただきます」

「では行きましょうか、・・・・」

そこで関羽は言葉につまる、

「そういえばまだ名前を聞いてませんでしたね」

言われてみれば、自己紹介の所から話が脱線したんだった・・

「僕は、北郷一刀と言います」

「ホンゴウ・・カズト・・・・」

「姓がホンで、名がゴウで、字がカズト、なのだか?」

「ああ、違うよ僕が生まれた所では、字と真名がないんだよ、だから

姓が北郷で、名が一刀かな、強いて言うなら一刀が真名かな」

「なるほなのだ」

「では北郷殿まいりましょうか」

「はい」

張飛ちゃんが俺の手を掴み引っ張る

「さあ、お兄ちゃんこっちなのだ」

「ああ、行こうか」

張飛ちゃんと目が会ったので、笑顔で答えた。

「あう///」

張飛ちゃんの顔が赤くなる

「どうしたの?」

「なんでもないのだ。行くのだ~」

張飛ちゃんが僕の手を引っ張ぱるが、しかし・・・

俺の手を掴んでいるのは、あの張飛翼徳

その子が引っ張り出したら・・

「わー張飛ちゃん力強すぎ!!」

結果、見事に引っ張られる形になった一刀・・

「こら!鈴々早すぎだ!」

張飛ちゃんが状況に気づくまで、引っ張られた。

こうして、俺たち三人は村へと向かってました。

 

 

 

次回に続く

 

 

~~あとがき~~

  はじめましてbridです、読んでいただいた皆様ありがとうございます。

 なんとか第一話が完成しました。

 また前作では、いろいろご指摘いただき(TдT)アリガトウございました。

 作文力が低いため、読みにくいかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。

 最後に支援していただいた皆様ありがとうございました。

 

 


 
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