No.747146

恋姫天下統一伝 1-3

色んなアニメキャラが出てきますが、舞台は三国と戦国の融合した世界です

2014-12-30 23:32:05 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1239   閲覧ユーザー数:1177

第三話『内乱』

 

あのあと信助は山にいき試し撃ちした結果…ライフルとハンドガンはちゃんと撃てたのだが…

 

「実弾じゃなくて…これは…ガンマ線?それともレーザー光線…はたまた、俺の世界より未来の武器か?」

 

出てきたのは青い光線で木に当たって少し表面を削り煙が出ていた。

 

その他にわかったことは、ライフルには単発式と連発式があり自由に変えられるということだ。

 

「…もうすぐ日が落ちる…もう帰ろう」

 

日が落ちたらこんな時代だから何があるかわからなかったので信助は帰ることにしたのだ。

 

 

稲葉山城

 

「それでは手はず通りに…」

 

月が真上辺りに昇り上がった所、稲葉山城の城内では信助とあった、女の子が16人の足軽と共に稲葉山城に密かに侵入しある目的で動いていた。

 

「道三様、今助けに参ります」

 

稲葉山城、元城主、斎藤道三は息子である斎藤義龍を後継者としたが、一般的にはそう伝わっていたが、正確には違っていた。

 

義龍は道三に謀反を起こし道三を捕らえ城に幽閉して取り仕切っていた。

 

そして、女の子は斎藤家に仕官しており、義龍の行いを許せずに今回、道三を救出するために精鋭16人と共に城に忍び込んだ。

 

「半兵衛様!道三様を救出!こちらに向かっております」

 

「そうですか…報告ご苦労」

 

(…このままことがうまく運んでくれればいいんですが)

 

このままことを順調で運んでいけばと心の中で願っているうちに道三を連れた精鋭が帰ってきた。

 

「道三様!」

 

「半兵衛…すまぬ、お主には辛いことをさせたな…」

 

「いいえ、この竹中半兵衛重治、道三様の為なら命を投げ出す覚悟でございます」

 

「いや、お主はまだ若い、儂が死んだとしても生き続けてくれ」

 

「も、もったいないお言葉です、話はこれぐらいにしまして急いで美濃から立ち去りましょう、先ずは他の国に頼り、そのあと斎藤家を再興を」

 

「うむ、そうなれば頼るのならば結菜が嫁いでいる織田か…」

 

そしてうまく城の外に逃げ出すまではよかったのだが城の外には足軽隊が30人ほど待ち構えており先頭に大将である武将が道三達を見下ろしていた。

 

「義龍!まさか、待ち伏せられていたか!」

「そんな…まさか、見抜かれていた」

 

「油断したな半兵衛、貴様の行動は頻繁に我が兵に監視させていたのよ、義に重んじる貴様なら必ず、父上を助けるはず…」

 

「っ!」

 

「だが、これで父上が生きている意味もない、斎藤道三を討て!そして我に謀反した謀反人、竹中半兵衛を殺せ!」

 

「実の親を殺す気ですか!」

 

「確かに殺すことになるが世間では竹中半兵衛が城に忍び込み斎藤道三を殺したと公表するのだ」

 

すでに、義龍の中では道三が必要ない、半兵衛も護身用の短刀を引き抜く。

 

「かかれ!!」

 

そういって義龍の後ろにいる足軽が突撃を開始した。

 

 

 

宿

 

「…………まだ夜か」

 

信助はこの世界に来てあれこれあったのだが…夜になり眠っていたのだが妙に起きてしまい、何か外が騒がしいのに気づく

 

「…なんだ?」

 

何かあったのかと思っているとふと、昼に女の子がいったことを思い出す。

 

「まさか…」

 

これはあの子が起こしているのかと予想し、何かただ事ではないことをしたのかと思う。

 

「……」

 

あの子の身に何かあったのではと思い心配になり、壁にもたれさせているライフルを見るのであった。

 

 

そして深夜の城下町では何とか義龍の兵を突破して町まで逃げ延びた半兵衛は道三と共に来た足軽たちとはぐれてしまい町の路地裏を使いながらうまく見つからないように移動していた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

半兵衛は運動音痴というのもあってか既に肩から息を吐いておりこのまま見つかり殺させるのも時間の問題であった。

 

(なんとか…美濃から出なくてな、恐らく尾張に逃げ込むと予想しているはずだから…国境を強化される前に尾張を除いた他の越える必要がある)

 

だから、ここで倒れるわけには行かず半兵衛は路地を歩いていく。

 

「………」

 

その後ろ姿を見られていたとは気づかずに

 

半兵衛は城下町を抜けて西へ…小谷城がある浅井家の領地に逃げ込もうと小走りで走っていたが

 

「あと少し!」

 

「いたぞ!竹中半兵衛だ!!」

 

後ろから追っ手が迫ってきており半兵衛も後ろから来ていることに気づいて急いで走り出すが…

 

「あ!」

 

思わず足元を狂わし転んでしまう。

 

「今だ!討ち取れ!」

 

足軽たちは転んだ半兵衛を好機とみて一斉に襲いかかってきて絶体絶命のそのとき

 

ダーン!

 

だが襲われる前に銃声が響き渡り青い光線が足軽の目の前の道に当たる。

 

「な、まさか伏兵か!」

 

(い、いったい誰が…)

 

足軽たちは伏兵が伏せられていたと慌てふためき、半兵衛も何者かの横割で助かったものの今起きてることがわからなかった。

 

「これは!警告だ!潔く兵を退け!退かぬならば鉄砲隊の餌食となるがいい!!」

 

「くっ!退け!退けぇ!」

 

足軽大将が現状では追撃したら鉄砲隊の餌食になると判断すると足軽たちを反転させて稲葉山城に引いていった。

 

(た、助かった…)

 

ここで力尽きると思っていたが謎の部隊のお蔭で助かりほっとするが茂みが揺れると体をびきつかせて揺れたほうをみると…

 

「いや~なんとかなるもんだな…」

 

出てきたのは半兵衛が昼間にあった信助であり両手にはライフルをもって足軽が退いていったほうを見ながら半兵衛に近づいていく。

 

「あ、あなたは…どうしてここに…」

 

「君が路地裏で逃げてるところを見つけたから…あとをつけさせてもらっていたんだ」

 

「……私はちゃんと、夜は外に出るなと警告をしたはずですよ、全く」

 

「まあ、過ぎたことをいっても仕方がないし…国から出るんだろ?」

 

「…それをわかっていてついてくるつもりです?」

 

「まあ、俺としても右も左もわからないし…」

 

「……わかりました、どちらにしてもこんな夜中に町に帰るのも怪しまれますからついてきてください」

 

「うんわかった」

 

信助と半兵衛は美濃の町から離れて西へと近江の浅井家が統治する、国へとむかった。

 

 


 
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