19:00―――
~ノルド高原~
高原の少し開けた場所―――“G”ことギデオンは指定されていたポイントに停泊している漆黒の飛行艇を見て、当初の時間通りに来たことに淡々と述べた。
「―――……フム、どうやら時間通りか。」
「同志“G”―――お疲れだったようだな。」
すると、そこに姿を見せたのは漆黒を基調とした服に身を包み、仮面で素顔を隠した人物。彼はギデオンの姿を見つけると率直に労いの言葉をかけた。その人物の登場にはギデオンも少し目を見開いた。
「同志“C”……わざわざこちらの方に来てくれたのか。てっきり、“S”か“F”、“V”を迎えに寄越すものかと思っていたが。」
「まあ、一応リーダーを務めさせてもらっている身だ。同志たちに任せて高みの見物、というのも組織の趣旨に反することでもあるし、何より今回の戦果は称賛に値するだろうからな。」
仮面の人物―――“C”は一応リーダーではあるが、立場的には他の同志を含め、ギデオンと同じ立場の人間であるということを念頭に置きつつも、ギデオンの今回の仕事ぶりを称賛した。だが、ギデオンの表情は晴れやかではない。
「フン……慰めは結構だ。本来の予定なら共和国との紛争が始まり、“あの男”の隙を作れたはず……結果的には、この体たらくだ。」
作戦は失敗……そう言いたげなギデオンであったが、“C”はこの作戦に関しての成功の可否はさほど重要ではない……と言うことも含め、呟いた。
「フッ、“G”らしい言葉で安心した。しかし、この結果すらも我々にとって今後有利に働く……あらゆる所で楔(くさび)を打ちこまれるリスクを意識させることでな。“氷の乙女(アイスメイデン)”にも“かかし男(スケアクロウ)”にも読み切ることは叶うまい。」
帝国は広い……今回のような騒動を“いつでもどこでも”起こせる可能性が出来たということを敵に示した形となった。こうなると、その全てに対して気を配る必要が出てくるのだ。無論、そんなことはかなり難しい……帝国全土でそのような可能性が出てきたこと自体、かの人物を含む“革新派”にとってはこれからのこちらの動きに対して慎重に動かざるを得なくなる。
「……違いない。さっそく“次”の一手の仕込みに取り掛かるとしよう。いよいよ我らの存在を世に知らしめるためにもな。」
「フフ、その調子だ。同志“G”よ。」
「ところで、同志“F”とは一緒ではないのか?」
「……まぁ、色々あってな。同志“S”に任せている。」
「苦労するのはお互い様、ということのようだ。」
ギデオンの問いかけに“C”は苦笑を滲ませたような答えを返し、これにはギデオンも先程までの厳しい表情を少し緩ませ、少しばかり“C”に対して同情するような言葉をかけた。そのような会話を交わした後、二人は飛行艇に乗り込んでどこかへと飛び立っていった。……そして、それを物陰から気配を消して眺めている二人の人物―――サラ教官とスコール教官の二人であった。
「やれやれ……何とかなったみたいね。A班のメンバーも無事だし戦争も何とか回避できたし……ま、情報局の連中が出張ってきたのは驚きだけど。」
「ま、予想は出来ていたことだな。……それよりも、あの飛行艇は……」
サラ教官の言いたいことに対して、スコール教官は“かの御仁”ならばそこまでの事はやるであろうという予測をしつつも、先程飛んでいった飛行艇を見つめていた。あのシルエットは……それをサラが呟いた。
「漆黒の高速飛行艇……ラインフォルトの最新型か。軍の偵察機や、貴族や資産家の道楽に使われてるみたいだけど……―――そのあたり、心当たりはないのかしら?」
「ふふっ……」
「……やっぱりか。」
気配を感じていたサラ教官が茂みの方向を睨むと、そこから一人の女性―――用事があると言っていたシャロンが姿を見せた。これにはスコール教官も息を吐き、覚えのある気配が当たったことに対して頭を抱えたくなった。
「……本当に、サラ様とスコール様はお鋭くて困ってしまいます。よく、わたくしの気配にお気づきになりましたね?」
「よく言う……今の気配の殺し方だと、半分くらい試してただろ。」
「全くよ。それに、ちょっとばかり気配に心当たりがあったから。“2年くらい前の事件”とか。」
苦笑するシャロンに呆れたスコール教官とサラ教官はジト目でシャロンを睨み、サラ教官の方はシャロンに問いかけるように言い放つ。一方、それを聞いたシャロンは首をかしげるのだが。このやりとりを予想できていただけにスコールはその反応をスルーしつつ、先程の飛行艇に関して尋ねた。
「2年前、でございますか?」
「……ま、それはともかく……今の飛行艇の出所は解ってるのか?」
「残念ながら……RFグループの製造記録には載っていない船のようです。あくまで『表面上では』、ですが。」
―――とどのつまり、裏ルートで建造された可能性が高い代物。正規軍から盗まれたものではないのは確かであり、要は『それなりの地位にいる人間』が関わっている可能性を示唆しているのは間違いないが、それ以上の情報がない現時点ではどうしようもできないのは事実であった。
「フン……色々あるみたいね。まあいいわ、あたしとスコール教官はこれから集落の方に顔を出すけど……アンタの方はどうするの?」
「そうでございますわね……大旦那様への挨拶もありますし、ご一緒させていただければ。何よりもアリサお嬢様の驚くお顔も見られそうですし♪」
「やれやれ、アリサも苦労するな……こんなメイドがいると。」
「お褒めに預かり光栄ですわ。」
「(褒めてるのかしら、それ……)」
集落に顔を見せた三人……その反応はというと、
「シャ、シャシャシャ、シャロン!?どうしてお母様の仕事の手伝いに行った貴女がここにいるのよ!?」
「お~、シャロンちゃんじゃないか!久しぶりじゃのう。」
「あはは……もう何も言えませんよ。」
シャロンの登場に対して慌てふためくアリサ、呑気に挨拶をするグエン、苦笑を浮かべるアスベル……無論、サラ教官とスコール教官もその場に姿を見せたことにはリィン達が驚いたほどだ。そのまま宴と相成り、どんちゃん騒ぎとなっていた。
22:00―――
~ノルド高原 北東部~
殆どの人が寝静まった頃、アスベルは一人北東部の方へと足を運んだ。そこに姿を見せたのは漆黒の長い髪を持つ女性と、アッシュブロンドの髪を持つ男性。そして、ショートカットの黒い髪を持つ少年の姿であった。
「来ましたね、“京紫の瞬光”殿。」
「ええ。……“天剣”もそうですが、よもや“氷玄武”までここにいるとは予想外だったけれど。」
「フッ、確かにそうだろうな……」
「あの総長、人使い荒いですよ。ところで、“古代遺物”のほうは見当がついたのですか?」
ショートカットの黒髪の少年―――“氷玄武”と呼ばれた人物は、上司に対する愚痴を零した後アスベルに対して問いかけ、彼はその答えを返す。
「“降魔の笛”……生物の生死に関わらず、呼び起こして操る力を持つ。完全な復元は出来ないが、骨さえあれば構築可能の代物。……だが、腑に落ちない点があったので、今回は“見送りました”。」
「尻尾切りの可能性ですか。」
「一介のテロリストにしては、そのような“古代遺物”を持っていること自体が不可解だな……まさか、『結社』絡みか?」
「その可能性はあるでしょう……その組織に“緋水”がいるようですし。」
「『執行者』No.ⅩⅦ、ですか。」
そもそも、ギデオンの専攻からすれば古代遺物など縁もない代物だ。それがどういう訳かその代物を持ち、使役している。となると、その古代遺物を提供した人物はそれなりの人間でもあり……そして、『結社』と繋がっている可能性が高い。
「『オルフェウス最終計画』が元々リベールでの計画―――『福音計画』で終わるとも思えないですし……そのために、第七位“銀隼の射手”と第九位“蒼の聖典”が内密にクロスベル入りし、大司教の目を逸らすために第五位付従騎士を派遣しています。……私も場合によっては、身の内を明かして活動することも前提に動きます。第二位“匣使い”と第四位“那由多”もエレボニア入りしていますからね。」
厳密には“古代遺物の回収”からは外れる公算が高いが、『結社』が絡む可能性がある以上は警戒することも念頭に入れなければならない。先程可能性があるとは言ったが、厳密に言えば『高い』部類の話だ。それは、先日知り合いから齎されたクロスベル方面の目撃情報―――『使徒』第六柱“博士”F・ノバルティス……そして、『執行者』No.0“道化師”カンパネルラの存在だった。
「解った、奴らの動きはこちらでも内密に探っておく。まぁ、お前と“神羅”がいれば、大抵の敵など雑兵だろうがな。」
「何を言いますか、貴方は。」
「異次元過ぎる話をしているような気分ですよ。」
「その気持ちは、少し解りますよ。」
正直、自分の実力など“未熟”だと思っているアスベルにしてみれば、“天剣”のその過大評価は納得いかなかった。ともあれ、かの人物の背景をしっかり洗い出していくために今できる範囲の事をやっていくこととし、アスベルは三人と別れた。
6月29日――――翌日、トリスタに帰還するリィン達はゼクスやラカン達に見送られようとしていた。
~ゼンダー門前~
「今回は色々お世話になりました。」
「本当に色々学ばせていただきました。」
リィンらは礼の言葉を述べた。今回の実習においては色々学ぶところが多く、各々が何かしらの糧となりうる経験が出来たことは非常に大きい。一方、礼を述べられた側の方はというと……
「ふふっ、どういたしまして。」
「ガイウスあんちゃん……リィンくんにユーシスくん、アスベルおにいちゃんも……ふえええっ……」
「ああもうリリ……ベソをかくなって。」
微笑みを浮かべるファトマ、別れを悲しんでいるリリ、そしてそれを慰めるトーマの姿に男性陣は苦笑を浮かべたのは言うまでもない。
「リリ、トーマも色々とありがとうな。」
「……世話になった。礼を言わせてもらうぞ。」
「何だかんだで世話になったな。ありがとう。」
「リィンさん、ユーシスさん。それにアスベルさん……」
「また休暇の時はこちらへ戻ってくる。トーマ、それまでみんなの事を頼んだぞ。」
「うん、あんちゃん!」
男性陣のそれぞれの言葉と兄からの言葉に、決意を改め頷くトーマ。一方、女性陣はシーダと話していた。
「アリサさん、エマさん、ステラさんにリーゼロッテさん……ありがとうございました。」
「ふふっ……お菓子とかお洒落のこととか、色々な話ができたわね。」
「お茶のレシピも、ありがとう。シーダちゃんみたいに上手に淹れられるよう練習しますね。」
「機会があれば、今度は弟や妹たちも連れてきますね。きっと、すぐ仲良くなれますから。」
「シーダちゃん、お互い元気に頑張ろうね。」
「ぐすっ……はいっ!」
こちらも涙ぐむシーダを励ますかのようにアリサ、エマ、ステラ、リーゼロッテが各々の言葉をかけていた。こういった光景を見た大人たちは暖かい目で彼らの様子を見守っていた。
「……フフ……」
「どうやら、実りの多い実習だったようだな。」
「ええ、そうみたいですね。」
ラカンとゼクスの言葉にサラ教官も彼らの得たものはとても大きいことを感じつつ頷く。
「しっかし、シャロンちゃんに会えたのもラッキーじゃが……そちらのサラ教官もベッピンさんで素敵じゃの~。」
「あら……!もう、お上手ですねぇ♪うーん、もう少し若ければ結構タイプなんだけど……」
「……帰ったら11倍特訓コースだな(ボソッ)」
「にょわっ!?堪忍してつかぁさい、お師匠様。」
「お祖父様!別れの時ぐらい真面目にやってください!!」
グエンの言葉にサラ教官が悪乗りし、それに対してムッと来たスコール教官がボソッと呟いた言葉にサラ教官の表情が青ざめ、すぐに土下座するという事態に周囲の人間が冷や汗を流し、アリサがグエンに対して叫ぶように言い放った。これにはバツが悪そうにグエンも苦笑を浮かべた。
「スマンスマン、ついクセで。―――なあ、アリサや。どうやら少しは何かが掴めたようじゃの?」
「……はい。母様のことはともかく……お祖父様が父様からのポストも全て蹴って、ラインフォルトから離れた理由はわかりました。」
「ほう……?」
今まではよく解らなかったこと……何故ラインフォルト社の会長という職をあっさり手放し、先のポストも全て蹴って去ってしまった理由。だが、この地に来て、久しぶりにグエンと出会い……また、色々な実習の経験を通して、ようやく理解した。
「小さい頃から一緒にいて……お祖父様がどれだけラインフォルトに愛着を持っていたか知っているつもりです。なのにどうして母様に奪われるまま会長の座を明け渡したのか……――――『ラインフォルトグループを愛していたから』こそだったんですね?」
「その通りじゃ。この数十年、導力革命を受けて皆に必要なものを造り続けてきた。鉄道や照明、導力車に飛行船、戦車や銃ですら後悔はない。しかし―――5年前に造り上げた“列車砲”だけは話が別じゃった。」
「……はい………」
「………」
自分が作り、築き上げて来たもの。その過程で生み出してきたものに対して、グエン自身に後悔はない。ただ、一点だけ……彼がラインフォルトを去る前に作り上げた最後の代物……彼が去るきっかけとなってしまった物……二門の“列車砲”。グエンの言葉にアリサは頷くことしかできず、ゼクスは重々しい雰囲気で黙り込んだ。
「中将殿には申し訳ないが……あれはただの“虐殺装置”じゃ。狙える地点が限られている以上、戦術的な性能は無きに等しい。ただ、無辜(むこ)のクロスベル市民を人質に取るだけの大量破壊兵器……共和国軍のクロスベル占領を牽制するだけの戦略的な装置。それ以上でも、以下でもない。」
「……耳に痛い話です。」
グエンの言葉にはゼクスも黙って聞く他なかったことだ。何の罪もない人たちを簡単に人質扱いにできてしまう……それは、ひいては“帝国に侵略の意図在り”ということを伝えているのと同義。帝国の民を守る正規軍はそれ以外の民に対して『何でもアリ』ということを示していることに他ならないし、仮にも同じ帝国の人間など歯牙にもかけていないと言っているのと同じだ……十二年前に犠牲となったあの人たちのように。
「娘が軍から受けた注文とはいえ、その完成に関わった人間としてワシは怖くなってしまった……いつの間に、モノを作る人間としての“魂”を売り渡していたのかとな。だから―――娘の会長就任を機にいったんラインフォルトを離れた。どこで間違ったのかを探るために……何が正しいのかを見極めるためにな。」
人の役に立つものではなく、ただ人の命を奪うためだけのもの……人に恐怖を植え付けるだけの代物。そこにはグエンがモノづくりをしてきた上で込めてきた“魂”が通っていない。そこでグエンは根本に立ち返るためにも、外からの視点でラインフォルトを見る選択肢を取った。
「お祖父様……やはり当分の間、お戻りになる気はないんですね。」
「うむ。お前には悪いが、この5年で更に決意は固まった。娘の采配もそうじゃが、ラインフォルトを取り巻く環境はあまりに大きく変わりすぎている。―――“中”の事は娘に任せた。ワシは“外”からラインフォルトの進むべき道を見極めさせてもらおう。」
「………」
「……大旦那様……」
その決意を聞き、身内でもあるアリサとシャロンは静かに見つめることしかできなかった。どう言った所で、グエンの決意は変わらないというのは確かであるし、この中では誰よりも彼の性格を一番理解しているアリサには彼の頑固さはよく知っているほどだ。そんなアリサを気遣ってか……グエンは言葉を紡いだ。
「フフ……“トールズ士官学院”はとてもいい環境だと思うぞ。」
「え……」
「様々な立場の仲間達と協力し、共に壁を乗り越えることで……今まで見えていなかった風景が見えてくる可能性もあるじゃろう。今回の一件のようにな。」
「……はい。私も―――お祖父様や父様、母様とは別の視点を持ってみようと思います。ラインフォルトの名を継ぐ者として。―――何よりも、私が私であるために。」
奇しくもグエンの励ましの言葉を聞き、アリサは微笑んだ表情で自らの決意を述べた。それには具体性はないが、今の段階ではそれが及第点であるだろうと思いつつ、しっかりとした口調で喋った孫娘の言葉をグエンは確かに受け取ったように言葉を返す。
「うむ、よく言った。リィン、ガイウス、ユーシス、それにエマちゃん、ステラちゃんにリーゼロッテちゃん。どうかこれからも孫娘と仲良くしてやってくれ。」
「ええ―――もちろん。」
「ふふっ、お任せください。」
「……喜んで。」
「まあ、いいだろう。」
「言われなくても、ですが……解りました。」
「はい。」
そして、グエンのその頼みにリィン達はそれぞれ力強く頷いた。そして、その中で名前の出てこなかった人物―――アスベルの方を向く。
「そして、アスベル君。君は色々難しい立場じゃが……誰かさんに似ている孫娘のこと、宜しく頼むぞ。」
「……前者の方は、重々承知していることです。後者の方は言われなくてもですが……こちらこそ、宜しくお願いします。」
「フフ……まぁ、言いたいことは昨日の内に言っておるから、敢えて口にはしないがのう。」
「(やっぱりか……)って、アリサさんや。どうして睨むんです?」
「……後で何言われたか、全部教えなさいよ。」
「なぁに、ただ曾孫の事を」
「お祖父様!!そういうところだけは父様や母様と意気投合しているかのような言葉を言うんですか!!!」
(し、締まらない……)
グエンとアスベルのやりとり……それを不審に思ったアリサに対して投げかけられたグエンの爆弾発言に対して……顔を赤らめて叫ぶように言い放たれたアリサの言葉に周囲の人間は冷や汗ものであった。これには折角の流れをぶち壊しただけに感動云々なんて吹き飛んでしまったアスベルは肩を落としてため息を吐く。そこに両肩に置かれる手。
「その、お疲れさん。」
「……大変だな、お前も。」
「その優しさが、痛く感じるのは気のせいかな……あ、目から汗が……」
………ともあれ、ノルド高原での特別実習は無事(?)に終了。評価はS評価でした。トリスタに帰った後、部屋にこもったアスベルの姿に他のA班メンバーは
>そっとしておこう
という暗黙の了解となり、アリサがその慰め役となっていたのは言うまでもなかった。
「その、御免なさい。」
「いや、解ってたことだよ……折角の学生生活を満喫させてくれよ……といいますか、何故に膝枕なのでしょう?当たってしまっているのですが。」
「あ、当ててるのよ。いいから、大人しく寝てなさい。」
「アッハイ。」
B班のフォロー役のルドガーの気持ちが少しばかりわかるような気がした、今日この頃であった。
これにて第三章終了。
次は第四章の前に幕間……の予定です。内容に関しては、オリジナル要素込みの色々視点編です。
簡単に時系列をおさらいすると……
七耀暦1204年
<閃> <碧>
6月 第三章 序章・第一章
7月 第四章 (幕間の該当箇所)
8月 第五章 第二章
こんな感じです。『赤い星座』が約二週間→約二ヶ月ほどに伸びますが……まぁ、仕方のないことです。彼等だって忙しいでしょうし。色んな人、懐かしい人も登場させる予定です。
Tweet |
|
|
3
|
2
|
追加するフォルダを選択
第63話 何処に(第三章END)