No.746221 恋姫天下統一伝 1-22014-12-26 23:51:36 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:1317 閲覧ユーザー数:1228 |
第二話『美濃の町』
「ここが美濃の町です」
女の子についていくこと一時間も経たずに町についた。
町は信助にとっては文化が発達しておらず、家は木製だし民衆の服装も時代劇なんかでみる服装をしている。
「ありがとうございます」
「どういたしまして、それでは私は失礼いたします」
そういって女の子は町の中に消えていき信助も女の子から聞いた情報から導きだしたこれからやることを考えた。
「…まずは…宿…のまえに金だな…永禄だから貫とか両だっけ…」
金を手に入れるには住み込みで働くしかないだろうと信助は思っていたが、鞄に入ってるものに気づく。
「……歴史変わるかもしれないけど仕方がないか…」
商店市場
「さあ!もうすぐ締め切りますよ!さあ、現在18貫!18貫以上出すものはいるか!?」
「ええい!20貫だ!」
「20貫!さあ、もういないか?」
「……」
「そこまで!それじゃあこのボールペンは20貫で買い取ってくれた、あなたにどうもお買い上げありがとうございます!」
宿
「ふう…うまくいったもんだな…」
ボールペンを20貫で売りさばくことに成功し宿に止まる宿賃や路銀を手にし今後のことを考える…
「元の世界に戻る方法を探すことかな…」
方法を探すといってもどこを探せばいいのかもわからないのだから。
「…そういえば、あの人の物…持ってきちゃったけど…」
あの川で死体となっていた軍人の荷物を持ってきてしまった信助は何かと罪悪感を覚えるが…あそこにおいてあっても何かと危険なものもあるかもしれないと自分に言い聞かせて…中身を確認しようと探る。
軍人の荷物の中身
ライフルのカスタマイズできる部品(熱源探知機、ハイボット、アンダーバレル用スタンガン、スモーク、グレネード、サイレンサー、マズルブレーキ、レーザーサイト)
ハンドガン(レーザーサイト付)
スタンガン
フラッシュパン×2
スモークグレネード×2
携帯食料
暗視ゴーグル
サバイバルナイフ
傷薬
防弾チョッキ
以上
そしてライフルにはスナイパースコープがついている。
「…後で地図と買っておかないとな…」
これから色々と回らないといけないのだから地図は必要であろう
まずは一応持ってきてしまった、ライフルを護身用に使うためにカスタマイズすることにしてあることに気づく。
「あれ?これ…弾倉がない?」
銃には重要な弾を装填する弾倉がどこにもなくこれでは銃として機能しない。
「…少し山のなかで撃ってみるか」
町だと試し撃ちしたら大騒ぎされかれないと思いハンドガンと必要最低限の物をもって宿を出て町から少し離れた山に向かうことにした。
「あ、あそこにいるの…」
向かう途中、ここまで連れてきてくれた女の子を見掛けて声をかけようとする。
「あの、すみません」
「はい、あなたは…」
「この町に案内していただきありがとうございます」
「いえ、別に大したことではありません…今日はこの美濃に泊まっていくのですか?」
「はい、予定だと明日には行こうかと…」
「…そうですか…夜分は物騒ですから…何があっても外にでない方が身のためですよ」
「は、はあ…そうさせていただきます」
(なんか、あるのか?)
「では、これにて失礼いたします」
「あ、あの、もしまた会えたらそのときはお礼させてくださいね」
「…はい、そのときは楽しみにしておきます」
信助はそういって山の方に向かっていくのを女の子はしばらくじっとその後ろを見て何か考える仕草をする。
「全く、容姿といい性格も変わった方ですね…また会えたら…ですか…それができればどれほどいいんでしょうかね」
(平原に舞い降りたという天人もあのような方なのでしょうか…)
女の子は髪の合間から見える碧眼の瞳で信助を見つめるのであった
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色んなアニメキャラが出てきますが、舞台は三国と戦国の融合した世界です