第3章 拠点7 『 孫かんぱにー 』
「かんぱにー? それは一体何なんじゃ?」
祭の頭の中で、盛んに疑問符が湧いているのだろう
首を何度も左右に捻って悩んでいる様子からもみてとれた
「夫の説明によると、細分化された社員権(株式)を有する株主から有限責任の下に資金を調達して
株主から委任を受けた経営者が事業を行い、 利益を株主に配当する、法人格を有する企業形態のことだそうよ」
※株式会社WIKI参照
祭の質問に対して、冥琳はそう説明してみせたものの・・・
「むむむ?」
冥琳としては丁寧に判り易く説明したつもりなのだが、尚も理解出来ないのか祭は首を傾げる
そうした組織が成り立っていない時代に、聞きなれぬ言葉だけで理解しろという方が難しいのかもしれない
「コホン! 要するに・・・だ
言葉は悪くなるが、この会社が出す利益で『皇室にかかる経費』全てを賄おうとしてるのだよ 祭殿」
冥琳がやれやれと溜息をつきながら、さっくばらんに再度噛み砕いて答えてみせた
「ほほう? そんな面倒なことをせんでも、国家予算か軍費から差っぴけばよいじゃろう?」
冥琳の説明に漸く要領を得たので満足すれば良かったのだろうが、ついつい持論を展開してしまう祭のこの言葉に
今度は周囲にいて黙っていた筈の琥珀が、三白眼で睨みつつ口を挟んでしまう
「いやいや、それはさすがに公私混同も甚だしい・・・ 祭さまほどの剛毅な方ならいざ知らず」
「なんじゃと!?」
琥珀のなんとも祭を小馬鹿にした言に、憤慨してみせた祭ではあったものの・・・
「琥珀の指摘通りで、これは後々の国民感情を憂慮しての処置なのですよ 祭殿
皇室の輩共は、我らの納めた税金で、日々の衣食住を賄ってもらっているのに、偉そうにしおって!大層な御身分な事だ!
・・・などと、後々の世で民達に陰口を叩かれない為の措置なのですよ」
琥珀の言を尊重し、祭を容赦なく背後からばっさりと斬って捨てる冥琳でありました
本来、国庫になみなみと溢れるが如く、財源が存在しているのが理想ではある
しかし古来から国庫が潤っている時期など非常に短いのが常であり、汚職などに手を染める輩などの手により収益が悪化
商人や民を巻き込んで、どこやらかしこから無理やり捻出するものだから、総スカンを食らうのが有史以来の歴史でもあった
国の収益を堅持しつつも、財政を他にも回す必要もあるこの度の場合
一刀が提案してみせた”かんぱにー”という公社扱いにして
別ルートで国庫に税金として入れてしまうのが一番楽な迂回策でもあった
秦・漢のように大陸を制し大国になってしまっては、権力・収入の大幅な改変など出来る筈もなく
今現在の日本の公務員制度改革でも、小田原評定で何も決定出来ずに、最後の最後の時に至るまで
舟が港でお寝んね・・・となってしまいがちになる事が予想された為に、この度苦々しくも取られた方策であった
此度の提案にある”かんぱにー”のように、公社として国に準ずる位置に付随していれば
仮に都合が悪くなれば、さっさと”国へ譲渡”、もしくは”国営化”、”民営化”、”分社化”してしまうという『様々な奥の手』が存在する故に
妻の冥琳としても、一刀の意見に賛同の意を示し、この件に関して積極的に関与しているのであった
「本来は出た利益の内から、”株主”に配当を渡すのだそうだけれど・・・
”株主”は今の所身内だけの予定だから、身内だけで開く集まりの会時の費用とかに使うしかないわね・・・
株式の発行に関しては表立ってしないけど、緋蓮様にシャオ様+『妻』の人数均等割りってことになりそう
妻の人数が今後増えてくると、その都度持ち分が減っちゃうことになるけれど・・・」
一刀へと冷たき視線を送る冥琳に対し、無理やり咳き込んで誤魔化す一刀
冥琳が参謀室にいる者達へと一通り説明をしている最中に、一刀が参謀室へとひょっこり現れたのである
説明中だったこともあって、一刀も静かに皆と一緒になって聞き、”かんぱにー”の話をしている事を理解したのであった
「だんな様よ ”かんぱにー”とやらの説明は、今、冥琳より聞いたのじゃが
妻である我らの内の誰かが、その『かんぱにー』とやらを管理、運営していくというのか?」
たくましい腕を組み、執務室の壁へと背を預けながら・・・
祭は眉をひそめ、怪訝そうな表情を隠そうともせず、一刀へと質問を投げかけてきたのであった
冥琳の説明を聞き終えた一刀は、執務室にある自身の参謀としての席へと着席すると
祭の問いへと対応するのであった
「祭さん いい質問だね 答えはその通りだよ
今までは琥珀の両親に”魯家”を 養蜂園は美羽に任せていた訳だけど
今度は「孫呉」の人間が頂点となって、管理運営していくことにするつもり・・・
ただ現実は、皆、軍の将軍や政務を兼任していて多忙するぎるから
この会社の管理・運営の細かい所にまで、全然手が届かないのが実情なんだよな~」
「じゃろうのう?」
強力に推進しているという割には、一刀も冥琳も残念そうな素振りは全く見せず、実にあっけらかんとしたものであった
それもその筈で、一刀の会話にはまだ続きがあったようで・・・
「そこで白羽の矢を立てた人物を、参謀室へとお呼び立てしておいたんだけど・・・
・・・・・・そろそろ来るんじゃないかな? ・・・とは思うんだけど」
一刀が冥琳へと視線を向け、視線を合わせた冥琳も、一刀の言葉に同意し頷いてみせた
天皇としての政務が多忙な一刀が、参謀室へとひょっこり現れた理由が、今この発した言葉にて判明したのであった
「かぁ~ずとぉ! シャオに用って何? も・し・か・し・て夜の事かな?」
「あ~~~の~~~ 呼ばれたので来ました七乃ですけどぉ~~~」
冥琳や祭が三白眼でシャオを冷たく睨み続けるるものの、少しも動じる様子もないシャオ
シャオが最近、漢女と称するゴ●ラの貂蝉と被ってきているような・・・
なんとも寒々しく感じ、背筋が凍りつき身の毛がよだつ一刀でありました
「シャオと七乃を呼んだのは他でもないんだ
実は2人に”孫かんぱにー”の社長と副社長になってもらい、管理と運営を2人に任そうかと考えている
社長と副社長とは軍でTOPとNO2のことね」
気を取り直した一刀が、シャオと七乃の2人を呼び出した経緯を簡単に説明し出した
「シャオがしゃちょ~ぉ~?」
「私が・・・ 副社長ですか?」
小首を傾げている辺り、一刀から説明を受けても尚、2人ともまだ実感が湧いていないのだろう
「うん! 七乃の方は兼経理統括もね?」
「私はほら! 養蜂園の方がありますし・・・ 美羽お嬢様のお世話もしなくちゃいけませんし・・・」
一刀が有無を言わせずドンドンと話を進めていく展開に、警戒感を露にした七乃はすぐさま反撃にでていた
「養蜂園での生活の方も大丈夫なように、十分考えているのだけど?」
しかし一刀は、すぐさま切り返してみせる七乃の退路を断ってみせようとするが・・・
「だが断る」
「」
と、取り付く島もなくあっさりと七乃に断られてしまう始末に
「ああ・・・そうなんだ? 実に残念だなぁ~ ”様々な恩恵”も折角用意していたというのに・・・ 無駄になったか・・・」
さも残念そうな表情と声を響かせつつ、ついに伝家の宝刀?を抜き放ち、七乃を丸め込む作戦を開始しだした一刀に
「ぴっ・・・・ぴくっ! その様々なおっ恩恵の中身とやらも、後学のために一応聞いてみたいかなぁ~~なんて?」
養蜂園での普段の生活で食うに困るという支障はないものの・・・
生死に余裕が出てくれば、人は自然と待遇改善を欲すのが自然の道理である
七乃もまたそういう想いを人並みに持ち合わせていたのである
「3人の生活環境の改善は言うに及ばず・・・
完全週休二日制度の実現、、美羽へと分与される蜂蜜の量を二倍まで増量枠拡大でどうかな?」
周囲にいる冥琳や祭、琥珀達を放置し、一刀が七乃だけに聞こえるヒソヒソ声で交渉しだす
その様子は某ドラマで有名な悪代官と悪徳商人という構図さながらの交渉でありました
「もっもう一声! お給金の方はいかほど?」
この条件に七乃の表情がコロコロと変化し、眉がヒクヒクと上下に痙攣していたが
ある意味で七乃のこの仕草は仕方ないともいえた
何故なら七乃達は現在、毎日蜂達が集めた蜂蜜を少人数で採取して回る忙しない日々を送っている
美羽達は『養蜂園』の実質的な経営者であるが、実質経営に口出せる部分はかなり限定されていた
そこには寿春の民達に圧政を敷いていたという懺悔の意味も込められていたが故に
現代では某チェーンのわ○おぺなどが”ぶらっく””過労死”と騒がれる昨今とは違い
毎日毎日、強制労働も真っ青なくらい働き詰めであった七乃達だったのだ
それが今回提案された副社長に七乃が就けば、週に2日も休める時間を与えてもらえるという好条件は
採取する人数をその分雇っても良いと、業務改善許可をもえたと同義であった
そして週に2日間とはいえ、美羽達3人が人間らしい自由な時間を満喫出来るという提案でもあったのだ
この一刀のピンポイント爆撃の提案に、心がグラつかない者などこの世におるまい
そう感じさせるだけの説得力を持っていた
「副社長と経理統括も含んでいるから、今の3倍ほど割り当て予定だけど?」
すでに脳天を貫かれていた身体に、一刀の容赦のない更なる衝撃が七乃を襲う
「さっ3倍!? あぁ~~ この七乃を・・・ 馬車馬の如くお好きなようにお使いくださいませ!」
一刀に買収された、悪魔に魂を売り渡したなどと
仮に罵られ皆から後ろ指さされようが、今の七乃の知ったことではない
七乃の”じゃすてぃす”は今ここに確かに存在していたのである!
「そう言ってくれると信じていたよ!」
第1段階の実務担当を得た喜びに安堵する一刀と
目が金に変化している七乃との間で熱く交わされる堅い握手に、冥琳を始めとした周囲はドン引きである・・・
「そういえば七乃さ あの木彫りの美羽を模(かたど)った人形って、何度でも同じ容姿で彫れるの?」
周囲のドン引き加減をまるで無視するかのように、一刀はふと七乃へ次なる質問を投げかけていた
「はい 材料さえ戴ければ、いつでも彫れますよ? 美羽おじょうさま限定ですけど・・・」
一刀が何故突然こんな事を七乃に言い出したのかというと・・・
先日養蜂園に偲蓮を連れ、雪蓮と共に養蜂園を訪れた際に
娘の偲蓮が七乃の彫った絡繰『美羽ちゃん人形』をいたく気に入って、夢中になって遊んでたのがそもそもの切欠だった
(はっ!? もっもしかして・・・
美羽おじょうさまに養蜂園独立の夢が舞い込む”ふ・ら・ぐ”?だったりします?~~~~)
七乃のこの時の甘い思惑は置いておくことにして・・・
一刀はこの七乃の特技も商売に繋げられるのでは?と密かに踏んでいたのだった
この一刀の思惑は・・・七乃にとって文字通り、馬車馬の如く絡繰『美羽ちゃん人形』を彫ることになる
もちろん完全週休二日の枠内で・・・である
「シャオが社長になって何をすればいいの?」
少しも悪びれず、実にあっけらかんとした表情で一刀に質問してくるシャオに対し
「何をしていけば収益を上げていけるのか?
それを考えるのが社長たる者の務めなんだけど、まだ初めだしね そうだなぁ~~~ ん~~~」
1つ軽く溜息をつきつつ、宙を見つめ少し考え込む一刀
シャオの猫のような好奇の視線が捉えて離さない
「基本的には衣食住に関するモノの方が安定した収入が得られていいかもなぁ~
食に関しても随分と増えたけれど、こちらの方の余地も残しているし
衣に関しては、まだまだ種類が限られてるよね? 色々とやれそうだと思うけど?
・・・パッと思いつくところだとこんな所だけどどうかな?」
穏の主催する勉強会には、とことん逃亡するシャオではあるが、決して頭が悪いという訳ではない
自身の興味のない、実益の伴わないことには、トコトン排除する性格なだけなのである
性格的には、姉妹の中では真面目な蓮華より、雪蓮に似通っていると言えるだろう
「呉では裕福な層が出始めているから、高価めと一般向け服・靴の製作や大衆向け雑誌なんかもいいんじゃない?
そうそう、七乃の彫る美羽の人形も売れたりするかもよ?
そうした一芸に秀でた人達が作る”至極の一品”モノは商売出来ると思うなぁ」
簡単な指針を示してみせた一刀に
「なるほどぉ~」
自身の顎を指で摘まんで、宙を見上げ何やら考えながら一刀に答えるシャオ
自身の望む形での孫家への貢献とは違ったけれど、この機会を最大限に生かそうと思案しているシャオ
「シャオが孫家の為に何かしたいと、常々逸る気持ちも判らないでもない
けれど戦で功をたてるのも1つの方策というだけで、こういう貢献の方法もあるってことさ
シャオの商才には、母さんも随分と期待しているようだから! まぁ~ がんばってみて? な?」
やっぱり一刀はわかってる~♪そんな感想を抱きつつ
「母さまが? うんっ! シャオがんばってみる」
再度気合を入れなおすシャオの表情には、決意が発露しいつしか幼さは消え去っており
虎の娘として瞳を爛々(らんらん)と輝かせていたのでありました
・
・
・
「桜、意匠を凝らした服を作って! 御願いっ!!」
そういうや、シャオは桜へと頭を深々と下げてみせたのである
国主たる者、安易に頭を垂れるべからず
厳密には主家筋の人間で、桜は臣下であるが、そうした教えは袁家にても存在していたのだ
暗黙の事として、当然のこと孫家とて同じようなものがあったに違いなかった
しかし、シャオにそんな当事の常識などあるはずもなく、七乃はシャオが取った行動の様子に驚愕したものの・・・
すぐにシャオに倣い自身も同様に深々と頭を垂れた
シャオと七乃は現在、建業にある桜を訪れ、御母堂に部屋へと通され桜と対面していた
「・・・シャオ様 お顔をお上げくだされい
作る事は好きでこざるゆえその点は大丈夫なのでござるが・・・
軍務に就いてござりますから、時間もかかり数は多く作れませぬぞ?」
桜は出来る事と出来ない事をシャオ達にハッキリと提示してみせた
「その点なら大丈夫! 部分部分の工程をそれぞれ人数割り振って分担させて作るつもりだから」
「ふむ・・・ なら結構でござるよ お引き受けいたす」
こうして一刀の助言を受け桜を引き入れたシャオでありました
「シャオさま、少し御伺いしたき事が・・・」
「なぁに? 七乃」
「実は先程・・・」
説得を終えた帰り道に、七乃はその時頭を垂れた時の事をシャオへと問いただしていた
「ん~ 桜を説得するには、お姉ちゃんが呉へと引き入れたように
”至誠、天に通ず”が一番効果覿面(てきめん)だと思ったから!」
シャオはそう淡々と笑顔で答えを返してきたのである
周りの空気を読もうともしない、常識外れの我侭お嬢さま
それが七乃のシャオへの第1印象であった
だがこうして副社長として接する内に、七乃の初期の頃の印象とは異なり大きく変化してきていた
常識に囚われぬ思考を持つシャオだけに、発想が泉の如く湧いて出ているようであった
もし敵として相対していたのなら、思考の読めぬシャオの行動は、掴むのに苦慮したに違いない
この時代では異端ではあったものの・・・ シャオにとって社長業は天職ともいえ見事にマッチしていた
その事を見抜いた天の御遣い侮り難し、そんな印象をさらに強く抱いた七乃であった
常識に囚われぬ思考といい変わったお姫さまではあったけれど
人に必要な要点を掴むことに関しての才は抜群であると、七乃は後々こうシャオを評価している
その他にも・・・
「桜が作った物を発表する場もあった方がいいよね
だけど利益を一杯出そうとすると、人手が壊滅的に足りない・・・
ちょっと高価だけど、藁(わら)半紙を使って募集すれば、物珍しさから集まってくれるかも! シャオ頭いい!」
稲藁を使用した藁(わら)半紙と呼ばれる中質紙の事で、黄色く変色し易いことから、書類を長期に保存するのには適さないが
竹簡より軽く文字数も多く書き込める為に、稲作が盛んな呉では商人が使う帳簿を主として、よく使われるようになってきていた
だがまだまだ上質紙が非常に高価な時代でもあった
藁半紙にどんどんと自分の考えついた事を次々と記述していくシャオ
七乃と共に足を運び、交渉が不調に終わった事項には、容赦なく縦線を入れ黒く墨で消し潰していきつつ
「あっ! それから王林が口酸っぱく言っていた”成果制度”も加えればいいよね・・・
そうだ! あとあと・・・ 外で筆は邪魔だし簡単に書くことの出来るモノを作れればいいよね・・・」
と自身の中にある知識もフル稼働させていくシャオの様子に
影で見つめる緋蓮、雪蓮、蓮華の母娘は、さも満足げな笑顔を浮べあい、ホッと胸を撫で下ろし自身の仕事へと戻っていく
冥琳や王林を始めとした軍師達も、日々七乃から送られてくる日誌に眼を通し
支援できる事には積極的に手伝い力を惜しまなかった
そうした周りの助力の甲斐もあって、『 孫かんぱにー 』は社長にシャオ、副社長に七乃を据え
着実に事業を1つ1つ軌道にのせ、展開し進み始めたのでありました
「不器用で余り作れない人には基本給で支援し、成果制度も導入し役職に応じた給金を払うつもり」
出来上がった『 孫かんぱにー 』初となる工場にて、簡易お手製桃箱で製作した壇上に立ったシャオ社長は
従業員達を前にして最初にこう演説したのである
「成果制度?」
とシャオの説明に関して、首を傾げる従業員も多かったのが事実である
学校で学んだ者さえ少なく、また読み書き出来る従業員なんて希少であり
そして1つの仕事に対し労働契約し、その仕事が終了すれば解雇となる景気に左右されやすい日雇い仕事が繁多する時代で
どうしても労働に従事する者の意識の差が、仕事の成果と腕前に跳ね返り大きな差が生じる事が多かった
「そう! 成果制度っていうのは、より良い製品を一杯作れちゃう人に、お給金が更に一杯もらえちゃうという夢のような制度なの!」
長期間雇い入れる事によって、労働者に自身の腕前を磨かせる向上心を植えつける狙いも忘れず盛り込んだシャオ
「おおぉーーーーーーーー!!」
新設されたばかりの工場に、従業員達のドヨメキが響き渡る
全力をもって働くのも、怠惰に働くのも、己自身の意思と腕次第だと
シャオは壇上にて社員達にそう言い切り士気を高めてみせたのである
その評価の要諦となる査定は、寿春にて賄賂尽くしだった臣下を見定めた七乃が担当し受け持ったことにより
より厳しい評価制度へと昇華されていくのであった
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「ようやく時代がシャオに追いついてきたのね」
このシャオの言葉が示す通り、公社化したカンパニーの業績は、まさにうなぎ上りで順風満帆の船出となっていた
それからの 『 孫かんぱにー 』はというと、魯家が独占していた”塩”の専売制は国家へ権利譲渡され
残りの軍の武装・保険業務・商業部門の『魯家』と『養蜂園』は、”孫かんぱにー”へと統合され一元化されたのであった
早速、社長となったシャオの提言により、書籍・服飾部門のアドバイザーに桜を据えて強化推進
イベント・お出かけ・グルメスポット情報雑誌『建業遊歩人(けんぎょううぉーかー)』を創刊
それと同時に『山越遊歩人』『寿春遊歩人』『呉遊歩人』『襄陽遊歩人』『長沙遊歩人』を各都市・地域にて創刊
そしてうら若き女性向け雑誌のパイオニアである『阿蘇阿蘇』に負けじと
”GORUAコレクション”と称し、”ふぁっしょんしょー”を開催、『ふぁっしょんせんたー・孫』を各都市に新装開店させたのであった
またその模様を大人の女性向け雑誌のGORUA((゚Д゚)ゴルァ!)にて掲載と相次いで創刊し、こちらも好評を博すこととなった
初期に懸案されたどちらかが廃刊などという最悪の事態は免れ
どうやら『阿蘇阿蘇』との読者の”好み”の問題という棲み分けで落ち着いたようである
その他にも、孫呉領内で行われる仕事の求人雑誌『たうん・わーく』にも着手
後々活版印刷の技術が生み出されると、書籍部門は出版部門へと名を改められ活況をを呈する
紙の普及と共に、より手軽な”鉛筆”、”万年筆”、”ぼーるぺん”などの文房具の開発にも
琥珀を利用し着手に乗り出した
一方の『養蜂園』はというと、”孫かんぱにー”という公社となろうとも
美羽達は相も変わらず、暢気に蜂達から採取される蜂蜜を堪能する日々を謳歌している
ただ蜂蜜の用途は食用以外にも、ローヤルゼリーを始めとした美容にも用いられ
シャオは『美の伝道師』として、美容界で一躍脚光を浴びる存在となる
そんな中、七乃だけは可動式絡繰『美羽ちゃん人形』の出来の良さで噂が絶えないものの
七乃の当初の思惑と違い、『養蜂園』の独立などは夢物語だったようで・・・
人形の売れ行き好調により、自身の休みは削られるほどに、”孫かんぱにー”の懐だけが潤っていくという・・・なんとも報われない七乃
なんとも七乃の予想とは斜め上の状況に、至極という評価を得ても尚、美羽人形を彫り彫りし、悶々とした日々を送るのでありました
「この可動式絡繰『美羽ちゃん人形』とやら・・・木彫りながら妙に間接部分が精密に出来とる!
まだ製作中のうちの絡繰・夏侯惇将軍にも、応用出来る部分が多々あるし負けとられんわ!」
とまぁこんな悲しき巷の感想があったりで、七乃の野望であった可動式『美羽ちゃん人形』は
誰1人として”美羽”として認識する者は現れず、女児子供向けフィギュアとして建業以外でも広く一般流通しているようだ
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●『真・恋姫†無双 - 真月譚・魏志倭人伝 -』を執筆中
※本作品は【お気に入り登録者様限定】【きまぐれ更新】となっておりますので、ご注意を
人物設定などのサンプル、詳細を http://www.tinami.com/view/604916 にて用意致しております
上記を御参照になられ御納得された上で、右上部にありますお気に入り追加ボタンを押し、御登録のお手続きを完了してくださいませ
お手数をおかけ致しまして申し訳ありませんが、ご理解とご了承くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします<(_ _)>
■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン)
春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し
『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた
優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた
容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である
祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか
○張紘 子綱 真名は紅(コウ)
呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる
張昭と共に『江東の二張』と称される賢人
※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。
呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です
容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである
髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが
その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである
服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている
○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)
普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う
発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する
このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される
※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです
容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている
背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている
○張昭 子布 真名は王林(オウリン)
呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる
張紘と共に『江東の二張』と称される賢人
妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか
容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである
眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から
姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている
○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)
緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名
祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする
部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている
真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・
容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている
均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである
○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ)
荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると
知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる
以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま
呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている
容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女
(背丈は朱里や雛里と同じくらい)武器は不撓不屈(直刀)真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます
○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族
槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす
容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ
胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている
○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)
弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが
一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で徐々に頭角を現し
後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる
容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである
二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える
○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)
朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される
その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される
天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為
未熟であった一刀の補佐にと転属させられる
初期には転属させられた事に不満であったが、一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に
一刀に絶大な信頼を寄せるようになる
後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している
容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである
服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・
と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)
○太史慈 子義 真名を桜(サクラ)
能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者 桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し
騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)
本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という
両者の良い処をとった万能型である
武器:弓 不惜身命
特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く
隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった
容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子
眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める
一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる
真剣に話している時にはござる口調であるが、時折噛んだりして、ごじゃる口調が混ざるようである
一時期噛む頻度が多く、話すのを控えてしまったのを不憫に思った為
仲間内で口調を指摘したり笑ったりする者は、自然といなくなったようである
○高順
「陥陣営」の異名をもつ無口で実直、百戦錬磨の青年
以前は恋の副将であったのだが、恋の虎牢関撤退の折、霞との友誼、命を慮って副将の高順を霞に付けた
高順は恋の言いつけを堅く守り続け、以後昇進の話も全て断り、その生涯を通し霞の副将格に拘り続けた
○馬騰 寿成 真名を翡翠(ヒスイ)
緋蓮と因縁浅からぬ仲 それもその筈で過去に韓遂の乱で応援に駆けつけた呉公に一目惚れし
緋蓮から奪おうと迫り殺りあった経緯がある
この時、緋蓮は韓遂の傭兵だった華雄にも、何度と絡まれる因縁もオマケで洩れなくついて回ることとなるのだが・・・
正直な処、緋蓮としては馬騰との事が気がかりで、ムシャクシャした気持ちを華雄を散々に打ちのめして
気分を晴らしていた経緯もあったのだが・・・当の本人は、当時の気持ちをすっかり忘れてしまっているが
この事情を孫呉の皆が仮に知っていたのならば、きっと華雄に絡まれる緋蓮の事を自業自得と言いきったことだろう・・・
○孫紹 伯畿 真名を偲蓮(しれん)
一刀と雪蓮の間に生まれた長女で、真名の由来は、心を強く持つ=折れない心という意味あいを持つ『偲』
”人”を”思”いやる心を常に持ち続けて欲しい、持つ大人へと成長して欲しいと2人が強く願い名付けられた
また、偲という漢字には、1に倦まず休まず努力すること、2に賢い、思慮深い、才知があるという意味もある
緋蓮、珊瑚、狼をお供に従え?呉中を旅した各地で、大陸版・水戸黄門ならぬ
”偲”が変じて”江東の獅子姫様”と呼ばれる
○孫登 子高 真名を桜華(おうか)
一刀と蓮華の間に生まれた次女で、子供の扱いが分らぬ蓮華の犠牲者1号となり
早々に侍従長の咲と思春の手により育てられることとなる
そんなエピソードがあるのにも関わらず、聡明な娘で人望も厚く育ち、王となってからは自身の才能をいかんなく発揮させる
一刀や蓮華に似ているというより、姉である雪蓮に似ているとの蓮華談有り
後年孫呉の王として、天皇となりし姉・偲蓮を支えることとなる
●その他武将
蒋欽ー祭の副将、董襲ー楓の副将
歩シツー珊瑚の副将、朱然ー昔は瑠璃、現在子虎の副将、丁奉ー昔は子虎、現在は桜の副将 周魴ー瑠璃の副将
○咲
母娘共に侍従長として、長きに渡り孫呉に仕える 月、詠の上司に当る
主な著作に侍従長はみたシリーズがある
○青(アオ)
白蓮から譲り受けた青鹿毛の牝馬の名前
白蓮から譲られる前から非常に気位が高いので、一刀以外の騎乗を誰1人として認めない
他人が乗ろうとしたりすれば、容赦なく暴れ振り落とすし蹴飛ばす、手綱を引っ張ろうとも梃子でも動かない
食事ですら・・・一刀が用意したモノでないと、いつまで経っても食事をしようとすらしないほどの一刀好き
雪蓮とは馬と人という種族を超え、一刀を巡るライバル同士の関係にある模様
○狼(ラン)
珊瑚の相棒の狼 銀色の毛並みと狼と思えぬ大きな体躯であるが
子供が大好きでお腹を見せたり乗せたりする狼犬と化す
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【あとがき】
常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます
いつも大変更新をお待たせし、大変申し訳なく思っております
毎度読者の皆様にお騒がせとも言える恒例行事ともなって参りました”遅更新”
この度はめでたく?かどうか定かではありませんが、6年間現役を続けて参りましたPCが遂に逝ってしまいました・・・
しかも!なんと! この先の2話ほど書き上げていた孫呉千年の大計と魏志倭人伝の最新話を道連れにして・・・
(´;ω;`)ウッ…(´;ω;`)ウッ…。・゚・(ノД`)・゚・。
プロットは念のためUSBメモリーに待避してあったので、今回の惨事にては無事だったのですが
さすがに日々制作したデータを丸々移していた訳でもなかったので、ネタごとHDDがぶっ飛んで逝きましたとさ・・・
・・・おしまいって、このまま終れるかいっ!!
仕事が多忙な中、帰宅してはここ1週間ほど、せっせと様々なPCデータの更新と復旧などに費やしていた為
小説更新がめっちゃ遅れ、音信不通となってしまい、更新を期待してくださった皆様には本当に申し訳なく思っております
消去されてしまった分のデータは、復旧を試みるもすでに日本語ではなく、もはや読解不能と
やはりアボンでございました(´;ω;`)ウッ…
孫呉千年の大計に関しては、逝く直前まで制作していたので、まだ大半記憶に残っておりましたが
魏志倭人伝なんて、細切れに作ってたモノだから、かすかにしか憶えておりませぬ ぐぬぬ・・・
それに顔文字とか、今必死にサイトから辞書登録し直してますしね!(滝汗
この年末にミートグッバイにPC逝きと続きまして、自身にとって本当についてない年末となりましたが
ミートグッバイを経験している合間に、この物語を制作開始してから”丸3年”を迎えておりました
崩壊寸前の民主党がのさばって円高だった事もあり
輸出企業に就職しました私は、暇な仕事の苦痛を少しでも和らげたくて、制作に励むようになりました
それから数ヵ月後にUP出来、漸く暇な苦痛とはグッバイだと思いました所
民主党が惨敗、アベノミクスであれよあれよと円安進行
そうなると新人だった筈のぺーぺーの私へも、仕事が雪だるま式に預けられ
容赦なく増加してゆくこととなりました
あれから3年も経とうとしているのですね・・・ 我ながら良く生きているものだ(笑
そんな激動リアル変遷も経験しながらも、なんとか魏志倭人伝を含んだ100作近い物語を制作し
皆様にこうしてお披露目できた事を密かに喜んでおります
理想としては、一週間に一度は昔のように更新したいのですが
お金持ちの家庭に生まれませんでした事もあり、生活の糧を稼ぎ出さねばならぬ仕事の都合もございまして
どんどんと制作時間が削られ、更新が滞りままならぬ状況を晒しまして、本当に申し訳ありませぬ・・・
3章の拠点話を12月末までに終わらせるつもりが、1月末にまで伸びそうな・・・嫌な予感を感じている昨今
話が完結した時にでも再度反省することにしまつ
さてこの度の話に関しまして、PCが逝く前の文章とは随分様変わりしてしまったのですが
先ず始めに、冥琳の結婚後の一刀の呼称が問題となりました
結婚しても、さすがに変らず”北郷”はないだろうと思いまして
これに関して随分と悩みましたが、一番ベターであろう”夫”としました
祭さんに関しては、少々ネタバレを含んでおりますが
呉編の最後にて、穏、亞莎が一刀の事を”だんなさま”での呼称でしたことから、こちらへと分類しました
シャオに関して反省点として、戦争に従事する事が稀な為に
以前に特許関係で出しはしましたけれど、王林共々随分と希薄になってしまいがちでありました
今後の孫呉を見据えてのこの度の出番を制作出来たことで、漸くシャオにも出番が出来たのでは?と思っております
その他といたしましては、『建業遊歩人』『GORUA((゚Д゚)ゴルァ!)』にも元ネタとなる雑誌がそれぞれございますけども
追求の方は無用に願いたいと思います すぐ判る方もいらっしゃるとは思いますけども(笑
一刀抱き枕と色々出しましたけども、今度は”リ○ちゃん人形”ならぬ『美羽ちゃん人形』を発売させました(笑
可愛い偲蓮さんも一緒に寝て愛用?しているという噂の一品でございます!
御申し込みの方は今すぐこちらの番号までお電話を!!
・・・なんて旧手法?を使えはしませんが、出来の良さから口コミにて、瞬く間に人気商品となりました次第です
もう何でも有りな状態にしてしまってる気がしなくもありませんが・・・ここは気にすることなく
七乃には申し訳ありませんが、今後とも馬車馬の如く、泣く泣く彫って戴くことになるでしょう
誰か早く『美羽ちゃん人形』の金型作って七乃を楽にしてあげて!
という突っ込みをいれ、この度の締めとしたいと思います
これからも皆様の忌憚のない御意見・御感想、ご要望、なんでしたらご批判でも!と何でも結構です
今後の制作の糧にすべく、コメント等で皆様のご意見を是非ともお聞かせ下さいませ
年末年始が差し迫って寒い日が続いております 皆様御自愛くださいませ
それでは完結の日を目指して次回更新まで(´;ω;`)ノシ マタネ~♪
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常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております
この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております
※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと
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