No.740520 Meine lide Freundin(親愛なる親友へ・・・・)2014-11-30 01:11:04 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:1149 閲覧ユーザー数:1135 |
こんばんは、ゼロ聖王に祝福をっです。
今回は黒のエレミアこと、ヴィルフリッド‧エレミアの回なんですが、あるユーザーさんから「 リッドがその後、どうなったのか?は書かない方が良い」と言われています。ですが、何故か気になってしまい、書記いたします。それと、この物語は、リッドが手帳にて、オリヴィエの最後を書記し終えた後の物です。ここからは自分の妄想もあるので、ご注意を
そして、息抜きとして、書記しているのもご注意を
では始まります。
ヴィルフリッド ・エレミア
止めれなかった‧‧‧‧‧‧。
ークラウス‧‧‧‧クロゼルクともずっと仲良くしていて欲しいです‧‧‧‧‧。ー
今もう、この世には居ない‧‧‧‧‧大切な僕の親友を‧‧‧‧‧‧
本当の気持ちを全て隠し‧‧‧‧‧皆の幸せを願い、ゆりかごに載り、只、一人で、ゆりかごにて生涯を終えた大切な親友を‧‧‧‧‧
あの人には‧‧‧‧‧ヴィヴィには‧‧‧‧‧普通の女性として暮らして欲しかった‧‧‧‧‧‧。
いつかは‧‧‧‧‧クラウスと結ばれ、二人で、二人だけの歴史を残す‧‧‧‧‧僕はそう思っていた‧‧‧‧‧‧。
だけど‧‧‧‧‧止めれなかった‧‧‧‧‧。
黒のエレミアとも、鉄腕とも色々恐れられたこの僕でも‧‧‧‧‧‧軟禁された状態では、ヴィヴィを‧‧‧‧‧止めれなかった‧‧‧‧‧‧。
そして、僕は‧‧‧‧‧クラウスさえも助ける事が出来なかった‧‧‧‧‧‧‧。
何で僕はこんなに弱いんだろうか‧‧‧‧‧‧?
何故、そこまで恐れられたこの僕が親友たる一人の人間さえも止める事が出来なかったのだろうか‧‧‧‧‧‧?
でもそんな中‧‧‧‧‧‧
ーその‧‧‧‧‧ミア‧‧‧‧‧これー
どうにか、僕はあそこから脱出し、明け方の暁が空に広がる時、ヴィヴィの墓に参った後、僕はこのシュトゥラから立ち去ろうとした。
だけど、そんな中、魔女猫と出会った‧‧‧‧‧。
最悪だ‧‧‧‧‧こんなタイミングで出会うなんて‧‧‧‧‧‧
猫の表情はいつものような無邪気な笑顔とは全く違い、苦笑だった‧‧‧‧‧。
だけど、僕は、長年一緒に居たから‧‧‧‧魔女猫が今までどうしていたのか、直ぐに分かった‧‧‧‧‧。
魔女猫は苦笑しながらも、僕へと何かを包んだ少し大きな包みを僕へと渡して来た。
でも、どうせ僕を驚かすための物だろうと、僕は直ぐに断り、そのまま、立ち去ろうとした。
けど‧‧‧‧‧‧
ーもう、私は驚かしたりなんかしないよ‧‧‧‧‧その‧‧‧‧‧これはヴィヴィから‧‧‧‧‧ミアへの残した物なの‧‧‧‧‧そして、リランのも‧‧‧‧‧‧。ー
魔女猫の一言で、僕は驚きを隠せず、魔女猫の方へともう一度、振り向いた。
ヴィヴィが‧‧‧‧‧‧僕へ残した‧‧‧‧‧‧物?
それに‧‧‧‧‧リランって‧‧‧‧‧‧?
ーほら、リラン、忘れちゃったの?あの銀色の長い髪をして、クラウスやヴィヴィのように赤と蒼の瞳をしたヴィヴィとクラウスを横でいつも見守ってた黒いコートを着ていた人。ー
ーヴィルフリッド‧エレミアか‧‧‧‧‧俺はリランだ‧‧‧‧宜しく頼む。ー
猫の言うリランにより、僕は銀色のあのいつも無口で、表情一つすらも変えたような姿を見せた事が無かったあのクラウスとヴィヴィのあの執事を思い出す。
ヴィヴィからは驚いたんだけど‧‧‧‧‧‧その"リランのも"って一体‧‧‧‧‧‧?
僕はあのリランという執事の事を思い出しながらも、ヴィヴィとリランが僕に残した物が何なのか、包みをその場で開けてみる。そこには‧‧‧‧‧‧
ー手紙‧‧‧‧‧?それとアームドデバイス‧‧‧‧‧‧?
何らかの手紙と、アームドデバイスらしき、剣の柄のみがあったんだ‧‧‧‧‧。
ーその手紙はヴィヴィから‧‧‧‧‧そして、そのアームドデバイスは‧‧‧‧‧‧リランが私から ミアに渡すようにって‧‧‧‧‧‧それより、そろそろ行った方が良いよ‧‧‧‧‧‧?ー
魔女猫は僕に苦笑しながらも、アームドデバイスらしき剣の柄のみの物がリランからの物であり、手紙の方がヴィヴィの方からだと苦笑しながら、答え、僕にもうそろそろ、行った方が良いと言う。
ー‧‧‧‧‧うん。ー
僕は小さく問いに答えるかのように、頷くと、その二つの入っていた布でもう一度よ猫から渡された状態へと戻し、持ち上げ、猫へと背中を向ける。
ー魔女猫‧‧‧‧もう僕と君は会う事は無いだろう‧‧‧‧‧だけど‧‧‧‧‧‧元気でね。ー
そして、僕は魔女猫にそう呟き、足を動かし始め、その場から離れて行った。
その後、後ろからは魔女猫が僕へと別れの挨拶をする声が聞こえて来ていた。
それから、僕はとある唯一、人の入り込んだ跡の無い、雪山の奥で、休みついでに、ヴィヴィからの手紙を読み始めた。
拝啓:ヴィルフリッド‧エレミア殿へ
リッド、貴方がこれを見ているのであるのなら、私はその頃にはもう、既に死んだ後でしょう‧‧‧‧‧‧。
リッド‧‧‧‧‧クラウスとクロゼルクとも、いつまでも仲良くして欲しいです。
私はもう皆が気付く姿を見たくありません‧‧‧‧‧。
クロゼルクの家族や皆も私は救えませんでした‧‧‧‧‧。
ですから、私はゆりかごの王となる事を選びます。
クラウスは私を止めようとするかもしれません。ですが私は行かなければならないんです‧‧‧‧‧‧。
この永き争いを終わらせるために‧‧‧‧‧‧
それに、こんな私ではクラウスと一緒に居る事なんて、出来ません。
愛する者の子を産む事が出来なければ、
愛する者を抱きしめる腕も無い。
何もかも、感じられない私では駄目なんです‧‧‧‧‧‧。
クラウスには言ってあげてください。
そして‧‧‧‧‧‧
リッド、ごめんなさい‧‧‧‧‧‧。
クラウスを‧‧‧‧‧‧皆を宜しくお願いします。
貴方の親友、オリヴィエ‧ゼーゲブレヒトより
追伸:この手紙は燃やしてください。
僕は何も言えなかった‧‧‧‧‧‧。
こんなの‧‧‧‧‧こんなの‧‧‧‧戯言だ‧‧‧‧‧‧。
只の子供の戯言じゃないか‧‧‧‧‧‧。
僕はその後、その場で泣き崩れてしまった‧‧‧‧‧。
何故、今まで気付かなかったんだろうか‧‧‧‧‧‧?
こんな僕でも、ヴィヴィの気持ちになら、簡単に気付けてあげれたはず‧‧‧‧‧‧
なのに僕はヴィヴィの気持ちに答えてあげれなかった‧‧‧‧‧‧。
何て僕は‧‧‧‧‧‧愚かなんだろうか‧‧‧‧‧。
ヴィヴィ‧‧‧‧‧‧これで未来が変わったとでもいうの?
君がいない世界‧‧‧‧‧そんなの君の望んだ"平和な世界"なんかじゃない‧‧‧‧‧。只の"平和"という名を持つ殺戮により、得た偽りの世界だ‧‧‧‧‧‧。
なのに‧‧‧‧‧なのに‧‧‧‧‧ヴィヴィ‧‧‧‧‧‧僕は‧‧‧‧‧‧
「君が‧‧‧‧‧黒のエレミア‧‧‧‧いや、ヴィルフリッド‧エレミアかね?」
そんな中、後ろから誰かの声が聞こえて来る。
僕は直ぐに立ち上がり、振り返えり。体勢を取る。
だけど、そこには‧‧‧‧‧‧
「わ、わしは何もせぬ。じゃから、お主も構えを解いてくれないか‧‧‧‧‧?」
白い髪に見慣れない何かのスキンスーツ、そして、足と腕にはそれぞれガントレット、具足を装着し、青く透き通った瞳をした年老いているけど、筋肉がはっきり見える程の男性が立っていた。
だけど‧‧‧‧‧‧僕は動揺するしかなかった‧‧‧‧‧何故なら‧‧‧‧‧‧
「ヴィ‧‧‧‧‧‧ヴィ‧‧‧‧‧‧?」
その男性の隣にはヴィヴィが立っていたから‧‧‧‧‧‧。
後書き
"年老いた男性"の姿はMGのオールドスネークが髪を伸ばした姿だと思ってください。
最後の方からして、後編もありますので、そこをご注意。
それと、クラウスの方もあります。
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こんばんは、ゼロ聖王に祝福をっです。
今回は黒のエレミアこと、ヴィルフリッド‧エレミアの回なんですが、あるユーザーさんから「 リッドがその後、どうなったのか?は書かない方が良い」と言われています。ですが、何故か気になってしまい、書記いたします。それと、この物語は、リッドが手帳にて、オリヴィエの最後を書記し終えた後の物です。ここからは自分の妄想もあるので、ご注意を