No.740027 英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~soranoさん 2014-11-28 00:02:37 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:2106 閲覧ユーザー数:1932 |
~アーライナ領域~
「オラッ、オラァッ!!」
リウイとの戦闘を開始したマクバーンは目にも止まらぬ速さで炎の斬撃波を放つクラフト―――ダブルフレイムを放ち
「嵐の力よ、全てを吹き飛ばせ!!」
対するリウイは嵐の力を纏わせた魔法剣―――ウィンディングで襲い掛かる衝撃波を吹き飛ばし
「灼き斬ってやるっ!!」
「灼熱の炎、思い知れっ!!」
更に一瞬で詰め寄って放ったマクバーンのクラフト――――フレイムセイバーに対し、炎の力を纏わせた魔法剣―――フレインバルで相殺すると共にマクバーンと鍔迫り合いの状態になった!
「クク、いいねぇ……!」
リウイと鍔迫り合いの状態になったマクバーンは好戦的な笑みを浮かべて魔剣を引いてリウイから距離を取り
「シャアッ!!」
高く跳躍してリウイ目掛けて魔剣を叩きつけた!
「!!」
マクバーンの攻撃を見切っていたリウイが後ろに跳躍して回避するとマクバーンが魔剣を叩きつけた地面に炎の大爆発が起こり
「セアッ!!」
マクバーンのクラフト―――エクスプロードを回避したリウイは一瞬でマクバーンに詰め寄って急所を貫く強烈な突き―――フェヒテンケニヒを放った!
「!チッ!?」
リウイの突きを魔剣で受け止めたマクバーンだったが、攻撃を受け止めた瞬間に起こった地震と衝撃波によって吹き飛ばされ
「――――フェヒテンアルザ!!」
「上等――――!!」
吹き飛ばされた瞬間一瞬に詰め寄ってきたリウイの連続突き―――フェヒテンアルザに対し、クラフト―――フレイムラッシュで対抗し
「ハアッ!!」
「シャアッ!!」
リウイが最後の一撃を放った瞬間、自分も最後の一撃を放ち、二人の魔剣が打ち合った際、地震が起こると共に衝撃波が発生した!
「劫ッ!!」
そしてリウイから距離を取ったマクバーンは片手に溜め込んだ炎の球体を解き放ち、放たれた球体は巨大な炎の竜巻と化してリウイを襲ったが
「――――ブライトロア!!」
リウイが魔剣を地面に突きたて、自分を中心に光の奔流を発生させて自分に襲い掛かる炎の竜巻を相殺した!
「ひえええええっ……!」
「こ、これは本当に”人”同士による戦いなのですか……!?」
「い、幾ら何でも非常識すぎるぞ!?」
「まるで戦場……!」
「なんという颶風だ……!」
二人の戦いを肌で感じていたエリオットは悲鳴を上げ、セレーネとマキアスは信じられない表情で声を上げ、フィーとガイウスは真剣な表情で呟き
「っ……!あなた……!」
「心配するな、ルシア……!”大陸最強”と称えられているリウイ陛下ならば、大丈夫だ……!」
不安そうな表情をするルシア夫人を庇うような位置でルシア夫人の前にいるシュバルツァー男爵は不安になっている妻に声をかけて、安心させようとしていた。
「き、近代兵器どころじゃないんですけど……!」
「ア、アハハ……まさに”人外”同士の戦いだね~。”特別実習”の時にガレリア要塞でベルフェゴールとエヴリーヌが見せたあの圧倒的な戦いも霞むほどだよ……」
「もはや常人が立ち入るのは許されぬ戦いだ……!」
「オーロックス峡谷での時の戦いは完全に手を抜いていたのか……!」
一方アリサとミリアムは表情を引き攣らせ、ラウラとユーシスは厳しい表情をし
「ひ、酷い戦いに巻き込まれたものだわ……アタシたちだけこの空間から脱出する方法はないのかしら?」
「今は動かず、自分達の身を守る事を最優先にした方がよさそうね……」
セリーヌとエマは疲れた表情で呟いた。
「ハハ……参ったぜ……幾ら何でもあんな戦いに手出しなんてできねぇよ。」
「ええ……下手に手出ししたら、巻き込まれて死ぬのがオチね。」
「そうですね。それ以前に私達がリウイ陛下に加勢する必要性は感じられません。何故なら……」
「―――リウイ陛下が圧していますわ。」
疲れた表情で呟いたトヴァルの言葉にサラ教官は重々しい様子を纏って頷き、クレア大尉の推測に続くようにシャロンが呟いた瞬間、リウイがあるクラフトをマクバーンに叩きつけていた。
「オォォォォォ…………!」
「ハハハハハハッ!こりゃあいい!もっと俺を満たせっ!!」
目にも止まらぬ速さで斬撃や突きを放ってくるリウイに対し、マクバーンは笑いながら攻撃を防御し
「奥義――――神破斬!!」
連携攻撃を終えたリウイはマクバーンから距離を取った後”神”と”魔”、両方の”気”を宿した一軒家の高さを軽々と超える衝撃の刃を放ち
「クク、無駄だぜ……!」
マクバーンは”焔”の結界にて全ての攻撃を防ぐクラフト―――フレイムガードでリウイが放った刃を受け止めた。するとその瞬間、衝撃波の刃は焔の結界を易々と切り裂き、マクバーンを襲った!
「な――――グアアアアアアアアア――――――ッ!?」
結界が破られた事にマクバーンが驚いた後瞬時に側面に跳躍して回避行動に移ったが、攻撃を回避しきれず、利き手でない腕が衝撃波の刃によって斬りおとされた!
「グッ!?ハ、ハハ……こりゃあいい……まさかこれ程とはなぁ、”英雄王”!!」
「………………………」
片腕を失った部分から大量の血を流し、腕を斬り落とされた事によって強烈な痛みを感じているにも関わらず狂気の笑みを浮かべて自分を見つめるマクバーンに対し、リウイは冷静な様子でマクバーンの言葉に何も答えず武器を構えていた。
「ハハハハハハッ!アンタ、最高すぎるぜ、”英雄王”!もっとだ!もっと、俺を満たせ!オオオォォォォォォ――――――ッ!!」
そしてマクバーンは咆哮を上げると共に魔剣に膨大な黒き焔を纏わせると共に周囲の空気を震わせ、その場に地震を起こし
「―――止めだ。オォォォォォォ…………!!」
対するリウイもマクバーンのように空気を震わせながら地震を起こして、全身に膨大な闘気、魔力、神気を溜め込み、そして二人は同時に”力”を解き放った!
「焔よ、焼き尽くせ!インフィニティ―――ハザード―――――ッ!!」
マクバーンは魔剣を振るって黒き焔の津波で敵を散りも残さず灼き尽くすSクラフト―――インフィニティハザードを放ち
「我が深淵に秘められし真の力………全てを呑みこめっ!神魔の目覚め!!」
対するリウイは自身の核から光と闇の力を極限まで解放し、膨大な闘気と共に解き放つ究極の奥義――――神魔の目覚めによって発生した神と魔の力が籠った衝撃波の津波を放った!互いの奥義がぶつかり合った瞬間、リウイが放った衝撃波はマクバーンが放った焔の津波を一瞬で呑み込み、マクバーンを襲った!
「あ?」
自分の究極技が易々と呑み込まれた事が現実とは一瞬判断できなかったマクバーンが呆けた声を出した瞬間、衝撃波はマクバーンを呑み込み
「うおおおおおおおおおおおおおッ!?あ、ありえ……この、俺………が………死…………………」
衝撃波はマクバーンの断末魔や呻き声を呑み込み、マクバーンは塵も残さず”魔剣アングバール”と共に消滅し、マクバーンがいた場所にはマクバーンの血と思われる大量の血が飛び散っていた!
「………………」
マクバーンの撃破を確認したリウイは全身に纏っていた様々な”気”を収めて既に戦いを終え、全員敵を殺し終えているか戦闘不能にさせて武器を突きつけている仲間達を見回した。
まず、まさかの閃Ⅱ最強にしてチートキャラがリウイの究極技によって塵も残さず消滅(死亡)しましたww
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第392話