楊州
冥琳「聞いたか雪蓮、幽州からとんでもない報告がきてるぞ」
雪蓮「な~に冥琳、怖い顔しちゃって」
冥琳「ふざけている場合ではないぞ雪蓮、幽州で暴れている黒山賊がいただろ」
雪蓮「あぁ~あの総勢100万とか言われてるやつらだっけ?それがどうかしたの?幽州占拠しちゃった?」
冥琳「それならまだ信じられたのだがな」
雪蓮「あら、違うの?私の勘はずれちゃったか~ちょっと傷付いた」
冥琳「ふざけている場合ではないぞ!間者の話では、幽州の代郡で暴れていた1万3千の黒山賊がひとりの男によって殲滅させられたそうだ」
雪蓮「ふ~ん、それが本当ならやっかいな相手ね。いくら私でも一人でそんな大軍相手にできないわよ。それより、そんなところまで間者送ってた冥琳にびっくりよ」
冥琳「相手にしてもらったら困るのだがな。それぐらい軍師の嗜みだからな、その男は呂布という者の兄らしい、容姿に関しては仮面をかぶっているのでよくわからないそうだ」
雪蓮「仮面の男か……ね~めいりん?」
冥琳「戦いたいというのであればダメだ。」
雪蓮「えー冥琳のけち~!ぶーぶー!」
冥琳「駄々をこねてもだめだ。それより我々は今後どう動く?孫堅様を失ったいまどこかに身をよせるしかあるまい」
雪蓮「そうね~なら南郡の袁術のところにいきましょうか」
冥琳「ふむ、あやつはまだ子供だからな、うまく誘導すれば我々に利があるか」
雪蓮「そういうこと~でも蓮華とシャオは会稽の地に残るよう説得してね?これからなにが起こるかわからないから」
冥琳「それこそ姉であるお前の役目だとおもうがな。」
雪蓮「おねがいね~め~りん☆」
蜀・巴郡
桔梗「ほぉ、いま幽州には気骨のある男がいるのじゃの」
焔耶「桔梗様どうなさったのですか?」
桔梗「おう焔耶か。この書簡を読んでみろ」
焔耶「黒山賊1万3千を一人で殲滅ですか・・・これは本当でしょうか?私には信じられませんが」
桔梗「わしだって信じられんが、こんな田舎まで伝わってるところをみると本当だろ」
焔耶「しかし桔梗様!そんな男なんて居るわけがありません!どうせ自分を大きく見せるために数をごまかしているに違いありません!男なんて私が倒してみせます!」
桔梗「たわけが!男だからといって相手を見くびるなと常々いっておるだろうが!そんなんだからいつもわしに負けるのだ」
焔耶「なにも殴らなくてもいいではないですか~」
桔梗「馬鹿弟子にはそれぐらいしないとわからんじゃろ。」
(焔耶の言うことではないが、男でそこまでの武勇があるのは聞いたことないのお~この益州にとって災いにならない事を祈るか)
南郡
美羽「のぉ~七乃?孫策が妾に保護を求めておるが、ここはどう対処すればいいかの?」
七乃「そうですね~孫堅さん・孫策さん共に当家とは関わりないですから、受け入れても追い出してもどちらでもいいと思いますよ~」
美羽「しかし妾を頼ってきたものを追い出しては、今後妾のやることを信じてもらえなくなってしまうかもしれないのじゃ・・・なにか問題が起きたら妾の責任として迎い入れてはどうかの?」
七乃「しかし、孫策さん達は人の下にいるような人達ではありませんよ~?いつか私たちを殺すかもしれませんし」
美羽「そうなったとしても、妾の名に傷は付かないからいいのじゃ。それにそうなれば妾の人徳がなかったと諦めるのじゃ!」
七乃「お嬢様・・・そこまでの覚悟であれば私はなにもいいません」
美羽「すまぬな、七乃」
七乃「いえいえ、美羽様を支えるのが私の役目ですので。孫策さんとは別にお嬢様にお知らせがありました」
美羽「なんだまだあるのか?どうしたのじゃ?」
七乃「幽州を中心に暴れている黒山賊の部隊1万3千が、幽州代郡で全滅したらしいですよ~それもやったのは呂布という人物の兄で、たった一人でやったそうです」
美羽「たった一人で1万3千の黒山賊を全滅・・・七乃それはかずにぃ様ではないかの?」
七乃「かずとさんが洛陽で討ち死に、首が晒されていると間者からの報告がありましたので、違う人物かだと思います」
美羽「かずにぃ様だけだとおもっているがの~そんなことができる男は」
七乃「お嬢様・・・その人物を近くで見ることができましたら確認いたしましょう」
美羽「そうじゃな~妾はかずにぃ様が死んだとおもっておらん!生きていると信じているのじゃ!」
七乃「そうですねー私も信じます!それでは孫策さんの受け入れをしてきますね」
(お嬢様のいってた通り私も死んだなんておもっていません・・・一刀さんであるなら顔をだしてください)
陳留
華琳「秋蘭この書簡を見てみなさい」
秋蘭「拝見いたします・・・・華琳様この内容は本当でしょうか?私には信じられないのですが」
春蘭「んん?どうしたのだ秋蘭」
秋蘭「幽州代郡の黒山賊1万3千が一人の男によって全滅したらしいぞ姉者」
春蘭「そんな馬鹿な!そんなことがあるはずありません華琳様!」
華琳「なんでそんなありえない事がこうやって伝わってきたのかしらねえ?」
春蘭「しかし、そんなことができる男がいるはずが・・・」
華琳「一人だけいるでしょ?」
秋蘭「それは誰でしょうか?」
華琳「それは・・・兄さんよ」
秋蘭「しかし、一刀様の武より我々の方が勝る様になりましたが、我々にそんな芸当出来そうにありません。それに一刀様はもうこの世には・・・」
華琳「そうね・・・忘れてちょうだい。春蘭、もしこの男が攻めてきたら勝てるかしら?」
春蘭「そんな男に遅れはとりません!必ず打ち倒してみせます!」
華琳「さすが私の春蘭ね。もしものときは秋蘭もしっかりするのよ!」
春蘭・秋蘭「御意」
華琳(この書簡を見たときは本当に兄さんがやったんじゃないかとおもったけど・・・兄さんの死は親衛隊が確認し、兄さんはこの2振と弓しか使えないはずだもの・・・弓だけで全滅なんて無理だと思うし・・・兄さんじゃないのは悲しいけれど、その男が私の下に来れば・・・十常侍に復讐が果たせるかしら・・・ね)
冀州
斗詩「ひめーひめーもう!ひめ聞いてください!」
麗羽「なんですか~斗詩さん、騒々しいですわよ」
猪々子「そうだぜ斗詩、もっと静かにしようぜ~」
斗詩「文ちゃんには言われたくないよ~それでひめ、このような書簡が届きました」
麗羽「そうですか、では斗詩さん読んでください」
斗詩「幽州代郡で暴れていた1万3千の部隊が一人の仮面をつけた男の人によって全滅したらしいですよ」
猪々子「うわ~それはあたいでも無理だなあ~麗羽様どうします~?」
麗羽「そんなブ男のことなんてほおっておきなさい、一刀さんじゃないのでしたら興味ありませんわ。それよりはやく食事の用意をしなさい」
斗詩「はぁ~い、文ちゃんも手伝ってね」
猪々子「めんどくせーでも斗詩の頼みだしやってやるか!」
迷門袁家通常運転
冀州・某家
侍女「お嬢様、幽州より手紙が届きましたのでお届けにまいりました」
???「そう、じゃあそこにおいておいてくれるかしら」
侍女「畏まりました。またなにか届き次第お知らせに参ります」
???「幽州の黒山賊1万3千が一人の男によって全滅・・・まったく派手に暴れてるわね!洛陽にあんたの生存がばれないように情報撹乱するこっちの身にもなりなさいよ!でも、これで洛陽での首は影武者なのがはっきりしたわね。おそらくあのバカは琢郡、常山によってこの冀州に来るはず・・・私でもその道を選ぶのだし、”なぜか”いる風がその道を選ばないはずがないわ・・・冀州に着いてたら覚えてなさいよ!この全身精液男!
生きててよかった・・・一刀
ということで11話の後話でした。
桃香は独立させても愛紗を劉備軍にいれないで~と声が多くて扱いになやんで1話挟んだわけじゃないからね!
愛紗も組み込んだら劉備軍悲惨だ、どう立ちまわせようなんて頭抱えてないんだから!
さて記憶持ち二人目は・・・・言わずともわかりますよね?
感想まってます~ではまた12話でお会いしましょう~ちぇりおー!
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一刀が倒し情報が各諸侯に伝わったときの反応の話です
愛紗・恋・風そして一刀の会合は次回になります
修正Ok