第三章 9話 楚
虎牢関
夜、一刀は城壁で星空をみていると後ろから
一刀「ついに来たな・・・・・」
恋「・・・・・・御主人様どうかした?」
一刀「ん、恋か。何でもないよ。・・・・・ただ、やっと来たなと思ってね」
恋「?」
一刀「フフ、少しな、思い返していただけさ」
そう言いながら恋の頭を優しく撫でた
恋「///////////何・・思い出した?」
一刀「それはな・・・・・・・」
一刀が話し出そうとしたとき
雪蓮「やっと見つけた~~一刀様」
冥琳「探しましたよ」
星「うむ。そうですぞ主」
亞莎「恋姉さまもおられませんでしたので心配しましたよ」
春蘭「おお、ここに居られましたか」
秋蘭「一刀様どこか行かれる時は誰かに言伝をするとか、何かしてください。皆心配します」
蝶「フフ、皆さまは本当に一刀様が大切なのですね」
一刀「悪かったな、急にいなくなって。・・・・・ただ、急に星空を見たくなってな」
クイクイと恋は一刀の袖を引っ張り
恋「さっきの・・・・・続き」
一刀「ああ、そうだったな」
星「何のことですかな?」
一刀「俺が夜空を見に来た理由さ」
雪蓮「それ気になる!」
冥琳「こら雪蓮」
亞莎「私も気になります」
一刀「そんなたいそれたことじゃないさ・・・・・・・少し昔の友、家族の事を思い出してな。今、俺がこおしていられるのも皆あいつらや成母さん、項粱母さんが居たおかげだと思ってな。・・・・・・俺を育ててくれた成母さんと一緒に楚を作り成母さんの死で俺が王になった。そして、お前たちの先祖・・・呉覇将と呼ばれた者達や俺の愛した妻二人に支えられ一つの国と成り立たせ一時代を築こうとした・・・・・・ただ、あの戦に負け俺はみんなと塵尻になったが今ここでまた、その子孫たちとこうして楚を名乗ろうとしていると思うとな、俺はとてもいい友を家族を持てたと思ってうれしくてな・・・・・・ただ、その家族とはもう会うことができないからな、こうして皆が居るだろう空を見に来たてわけだ」
亞莎「そうだったんですか・・・・・」
恋「御主人様・・・・・・恋の御先祖も・・・喜んでると思う」
雪蓮「そうですよ、一刀様。きっと私の先祖も」
冥琳「はい、きっと・・・」
春蘭「間違いありません」
秋蘭「コク」
星「そうですぞ主。きっと空からメンマを食べながら私たちを見ているはずです」
蝶「やはり、言い伝えの通り素晴らし御人です。そんなあなたに我ら一族仕えれていることを誇りに思います」
一刀「みんな・・・・ありがとうな」
一刀は皆にお礼を言って空を見上げまた、空にいるだろう家族に心の中でまたお礼を告げた
そいて、数日してついに連合が虎牢関に到着した
連合
袁紹「おーーーーーーーーーーーっほっほっほっほっほっほっほ、やーーーーと着きましたわ。斗詩さん、猪々子さん戦の準備は出来まして?」
文醜「ばっちりっすよ麗羽さま!!」
顔良「しかし、何かおかしくありませんか虎牢関・・・・何だか静かと言うか・・・・・」
袁紹「きっと私を恐れて怯えているのですわ、おーーーーほっほっほっほっほっほ」
袁術「七乃~~~まだ戦は終わらぬのか~~~疲れたぞ」
張勲「美羽さままだ始まってませんよ~~~」
袁術「おおそうだったかの、それより七乃喉が渇いたから蜂蜜水が欲しいぞ」
長勲「はい~~~すぐお持ちしますね~~~美羽さま~~~(なんか嫌な雰囲気ですねーーーすぐ逃げれる準備をしておきましょうか)」
その時、虎牢関の門が開き三人が出てきて三人のうち一人は馬に乗り見たことの無い服と二本の剣、巨大な戟を持って、残りの二人は旗を一本ずつ持って出てきた
文醜「麗羽さま、誰か出てきたみたいっすよ」
袁紹「あら、私に恐れをなして降伏に来たのかしら、おーーーーほっほっほっほっほっほ」
顔良「流石にそれは・・・・・」
文醜「それにしてもアイツが持ってる戟でけえな」
顔良「ほんとだね・・・(ん、この頃、あの人の格好に似た人が噂になっていたような)」
連合がつく少し前
亞莎「一刀様、もうすぐ連合がこちらに着く模様です」
一刀「そうか、ありがとう亞莎」
星「ついに来ましたな」
雪蓮「待ち遠しかったわよ」
冥琳「少しは落ち着け雪蓮」
炎蓮「楽しみだな」
葵「はは、目にもの見せてやる」
翠「母様も落ち着いてよ、恥ずかしい」
一刀「お、着いたみたいだな・・・・まずは俺が出て啖呵を切る、そうだな、凪と思春、俺のと楚の牙門旗を持ってついてきてくれ。やつらに楚の復活を見せつけ、蹴散らして家に帰るぞ」
全員「はい(おう)(よっしゃあ)(わかりました)!!」
ギーーーーーーーーーーー
パカパカパカパカ・・・・・
一刀はある程度進み連合の前にたった
一刀「連合の、漢の将たちよここに一体何しに来られた」
袁紹「そんなの決まっていますわ!!逆賊董卓を討ち皇帝陛下たちを救出するためですわ!!!」
一刀「ふん、小娘風情が良く言ったものだな・・・・それに、お前の戯言に踊らされた将兵たちもたかが知れているな。まあ、それ以外の目的の者がほとんどだろうがな」
袁紹「キーーーーーーーさっきから勝手なことを言っていますがあなたは誰ですの!!!こんな所に一人でヒョコヒョコと出てきて、何様のつもりなんですの!!」
一刀「俺は唯一の王だが?」
袁紹「な~~~~~~~~~にを言ってるんですか!!!唯一の王とは帝、皇帝陛下しかありえませんわ!!!何を馬鹿なこと言ってるのですかあなたは!!不敬罪にもほどがありましてよ!!!!!」
一刀「知ったものか、漢の決まりなど。ましてやあの劉邦が作った国などゴミにも等しい!!!」
袁紹「な!!あなた、国祖様を馬鹿にするなどもってのほかですわ!!いったい何者で、どう言うつもりなんですの!!!!」
一刀「俺か・・・・・俺の名は、姓は項、名は羽、字は北郷!!!遥か古の時代楚の王として、西楚の覇王として君臨した者だ!!!!!」
袁紹「何をチンククリンな事言ってますのあなたわ」
一刀「信じないヤツはそれでもいい。ただ見て恐れ、そして言い広めろ!!!ここに西楚の覇王と楚が復活したとな!!!凪、思春、そして我が家族たちよ旗を己が印しを掲げろ!!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」
虎牢関から雄叫びが上がり将たちは自分たちの牙門旗を掲げ門から出陣してきた
連合の目の前には数々の旗が翻り迫ってくるのが見えた。特に目につく旗が純白で作られている項と楚の牙門旗である。そして、その後ろに立つ趙旗に司馬旗、周旗、二本の呂旗、、孫旗、夏候旗だった。
袁紹「何ですの!!斗詩さん、猪々子さん迎撃をしてやりなさい、向こうは私達より少ないですので簡単でしょう。あの、馬鹿な人物をさっさと殺してしまいなさい」
二人「はらほらさっさ」
顔良と文醜は兵を引き連れ迎撃に向かった。二人は敵の数約七万位だと目測を着けて余裕だと思った。こっちは自分たちの兵は十五万いるし、後ろにはまだ居るからすぐに蹴散らして終わると思っていた。そう、敵と接触するまでは・・・・・・・・・・・
ズゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ズシャッグチャッバキドッグオーーーーーン
グサグサグサグサグサグサグサグサグサ
チュドーーーーーーーーーーーーーーーーン
連合曹操軍
華琳「いったい、何の音、何があったの!?」
桂花「斥候によりますと虎牢関から敵が打って出てきた模様です」
華琳「そう。で、敵の数は?」
稟「はい、約七万らしいのですが・・・・」
華琳「七万、そう。なら麗羽の軍でも乗り切れそうね。・・・それより、そこに夏候の旗はあったかしら?」
桂花「それが・・・・・華琳様、袁紹軍はその・・・・・・・・」
華琳「?どうしたの桂花?」
稟「私がお答えします。華琳様、袁紹軍は最初の一当てで四分の一が消滅しました」
華琳「なんですって!!!一体、敵の将は誰なの!?呂布だけではそれは無理でしょ!!」
桂花「それが・・・・・何でも、西楚の覇王の項羽と名乗っているらしいのです」
稟「それに、その項羽の旗、純白の金で項の旗の近くに楚という牙門旗。そして、将たちが掲げる旗の中に孫、周、趙、呂、夏候があり、それに司馬、馬、楽、甘、太史、程の旗。最後に董卓軍の旗です。董卓軍はどうやらこの項羽と名乗る人物の軍門に下ったようです」
華琳「何なのその項羽と名乗るものは・・・・・そう言えば、項羽の字は・・・確か、ほ・・・・北郷・・・・北郷!!!武闘神と噂されたあの北郷だわ!!欲しいはねその項羽と言う人物・・・・・・華侖、柳琳、香風!!!」
華侖「なに、華琳姉」
柳琳「何でしょう華琳お姉さま」
香風「なに?」
華琳「あなた達にお「伝令!!!」・・・何かしら?」
兵「は!!敵影目前に迫ってきていますいかがなさいますか」
桂花「なっ!!!さっきまで袁紹軍と戦ってたんじゃないの!?」
兵「それが敵が瞬く間に袁紹軍を殲滅していきもう残ったのは僅かな数のみです」
稟「在り得ません!!こんな短時間で十五万もの軍を撃退してしまうなんて・・・・」
華琳「いったい何者なの・・・・・・本当に西楚の覇王とでもいうの・・・・・・三人とも今すぐに迎撃の準備を!!真っ向から仕掛けては絶対しては駄目よ。それと、できるならその項羽と言う人物の目格好を調べなさい」
三人「了解(です)(わかった)」
華琳「流琉と季衣は私のもとにいなさい」
二人「はい(わかりました)」
華琳(春蘭達が選んだ主、見定めて見せる!!)
楚軍
雪蓮「ハハハハハハハハハハ、たっのし~~~~~~~~!!!!」
冥琳「雪蓮、最初っから飛ばしてどうする。すぐにガス欠になるぞ」
雪蓮「大丈夫よ冥琳。そんなやわな鍛え方してないわよ」
そう言いながら雪蓮は発動させた南海覇王を横凪に振り袁紹軍の兵を燃やしていった
冥琳「は~~~仕方がない。私が補助をするか」
実は冥淋もこの戦いを楽しんでいた。それで、いつもより飛ばしているのであった
星「ソリャソリャソリャソリャソリャソリャソリャソリャソリャーーーーーーーーーー!!」
スススススススススススススススススススススススス
星も楚の復活を嬉しく思いそして自分の力がどこまでの物か確かめるべく常にトップギアで攻撃を繰り返していた
呉覇将の子孫でいつも通りの攻撃をしているのは呂家と司馬家のみであった
恋「御主人様強い・・・・・でも、恋活躍できない」
亞莎「仕方ないですよ、恋姉さま。取りあえずは私たちが出来る事をしましょう」
恋「コク」
少し離れた場所の司馬家の二人
戦紀「ふえ~~~~みんな強いね」
蝶「私たちも負けていられませんよ戦紀、もしダメなところ見せたら、若しかしたら言い伝えの通りの鍛錬が・・・・・」
戦紀「えーーーーー、そんなのやだ。私頑張る」
呉覇将から離れて戦ってる炎蓮と馬騰軍、董卓軍
葵「なんだいあの強さは・・・・一刀様だけじゃないんだね」
炎蓮「当たり前だ。俺たちは何時も一刀様や涼殿に鍛えられているからな」
葵「は~やっぱりか。その鍛錬は、やっぱり楽しいか?」
炎蓮「ああ、ある意味楽しぞ。今まで味わったことのない物だらけだけらな、葵、お前も戻ったらどうだ?」
葵「お、いいのかい?それじゃあ、娘たちと参加しようかね」
と、二人は普通に話しているのだがその間も手は敵を容赦なく切り刻み貫いたりと江東の虎、西涼の狼と恐れられた二人がそこに居た
翠「なんで、あんなに話しながら敵を倒せるんだあの二人は・・・・・・」
蒲公英「不思議だよね~~」
鶸「姉さんと蒲公英話す暇があるならこちらを手伝ってください」
蒼「もう疲れたよ~~~」
翠「蒼、お前は鍛錬不足だ!!」
霞「ふえーーーーまだまだ星の速さには届かんか」
雅「私も恋を目標にしているが中々追いつけないものだな。しかし、これからは・・・」
霞「そや、これからは一緒に鍛錬できるんやから絶対にすぐ追いついて見せるで」
楚軍後衛
月「へう~~~~~あっという間に敵がいなくなりますね」
詠「本当に人なのあいつら?」
ねね「全くですぞ。これでは軍師がいらないではありませんか」
風「まったくですね~~~~」
穏「暇ですね~~」
海「すごいね空」
空「そうだね海。あっという間に敵が消えていくよ」
文「流石ですね。音色と守はどう思う」
音色「言葉に表せないよ」
守「コクコク」
愛紗「一刀さん強いね、月お姉ちゃん!!」
愛紗は一刀の活躍を見て興奮しながら月に話しかけた
月「そうだね。一刀さんは多分この中で一番強いはずだよ」
愛紗「ほんと!?ねえ、月お姉ちゃん。みんなの御家に着いたら一刀さん愛紗に教えてくれるかな?」
月「ええ、きっと教えてくれるよ。他にもいろんなことも教えてもらえるはずだから頑張ろうね」
愛紗「うん!!」
その頃、楚軍先頭
一刀「おらーーーーーーーーーーーーーーーどうした!!!連合はその程度か!!!!!!!!!」
ドッカーーーーーーーーーーーーーーーン
ズバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一刀が混沌を縦に振り下ろすと地面が陥没し地面が割れて敵が吹き飛び、横凪すると敵の体が真っ二つに切り裂かれて絶命していった
凪「ハアアアアアアアアアアアアアア猛虎翔弾」
凪は虎の形ををした気弾を打ち出して敵を吹き飛ばし
思春「私の鈴の音を聞いてみるか?」
チリーーーーーーン
ズバズバズバズバズバズバ
思春は速さを生かした斬撃で敵を切り刻んでいった
一刀「凪と思春もなかなかやるな。なら俺もでかいの出すか・・・・・覇斬」
一刀は混沌に気を通し縦横斜めに斬り巨大な斬撃を形づくり(*こんな感じの物)飛ばした
ドゥゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
この一撃で敵兵約二万弱が吹き飛んでいった
凪「やはり、一刀様はすごい」
思春「いつまでもついていきます」
一刀「よし、二人とも次行くぞ!!!」
二人「はい!!!」
あとがき??
もうすぐで反董卓連合編も終了です
次回で虎牢関戦でいろいろ起きておわり次にまた拠点を書こうと思います
拠点は愛紗、馬家、涼が中心に書くと思いますが、他にも書きたいのがあるのでわかりません。祭や粋怜、雷火、穏が幽霊状態だし・・・・・他にも一刀を巡っての女の戦いも書きたいし、そろそろ他のメンバーも一刀と引っ付かせたいです
何かリクエスト、こんなのがいいなとかあるならお願いします。出来るだけ参考にしたいので
では待て次回
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虎牢関戦です