毎日流れているネット報道を見ているとその日によってよく出てくる名称やタイトル、フレーズがまったく異なっていたり、いつの間にかまったく別の意味合いや内容に変化しています。その状態は、まさにこれと言って、これが絶対にそうだ！みたいな決まりが元々ないとしか言いようがない状況だと思います。

ある意味、報道の過半数が作られている文章のような気もします。作り話とまで言ってはいけませんが、それだけは絶対にないとは思いますが、その日やその時間帯によってスポットを当てたり目立たせるポイントが変化して行っているのは事実だと思います。

また、何かの文章を学ぶための書籍に載っていましたが―近所の図書館で借りたものです―よく報道文やサイトやホムペで比較表や比較文章の中で利用される％の数字は、勝手に自分で予測を立てて数字を決めて良いとなっていたので結構驚いてしまいました。

ということは、他の文章でも、必ず書いてあることが全て事実だと言い切れないと思うんですね。

プロの文章の書き手さんとかになると書きなれてくればくるほど、勝手に自分で数字を決めたり、造語を作ったりしているらしいことが図書館で借りた本を読んでよく分かったのです。

ですので、相当の文章の達人になると、文章だけで人の気分や心理を上手く操れるようになるので書いてあることを全てそのまま信じて鵜呑みにしてしまうとあとでとってもガッカリしたり、気にしなければ別になんともなかったことも実際に増えてくるのだと思います。

文章だけで読んでいる人の気持ちをワクワクさせたり喜ばせたり、その逆にイライラさせたり憂鬱にさせたり悲しい気持ちにさせたりもできると思います。さらに別れさせ工作や嫌がらせ工作をできたりもするのだと思います。もちろん巧みに洗練された文章を書き上げることによって文章詐欺もできると思います。

あとは文章を読んだ時にその文章の意味をどう受け止めてどこまでを信じてどこを疑うか嘘だと見抜くかという読み手側の判断力がとても強く要求されると思います。