第二章3話 陳勝・呉広の乱(二)
官僚を殺して数日の時が過ぎた・・・
屋敷の一角にて
成「さて、これからどうしていこうかね・・・」
飛鳥(陳勝の真名)「これを機に秦を滅ぼすのではないのですか!!」
律(呉広の真名)「そうですよ~前に決めたじゃないですか~」
成「そういうことでなくて・・どこから攻めるか、どこを拠点にするか、食料はどうするかとか色々あるだろうが」
飛鳥「ああー成程」
律「そうですね~何かいい案ありますか葉さん?」
葉「そうですね、まず大沢郷を攻略して周りの諸県を占領し陳を得るのはどうですか?」
成「それが一番妥当かねー・・よし。そうと決まれば戦の準備をするかね」
飛鳥・律「「はい(~)」」
その頃一刀たちは・・・
一刀「なあ勇(なに?)少し頼みたいことがあるんだが(いいよ)・・・まだ何も言ってないぞ・・・」
勇「だって、一兄の頼みだもん!!」
一刀「そうか・・では、頼みというのは周辺のやつらの動きと奏軍の動きを調べてきてくれないか」
勇「わかった。なら、準備して行ってくるよ」
一刀「そろそろこちらも動きが決まったころかな」
そしてここ数日項粱が反乱を起こすと聞いて自分たちも参加するといった民たちが続々と集まり始めていた
蓮乱「ここの城はそんなにデカくないからこれ以上は入らんぞ・・」
冥生「そうですね・・しかし追い返すわけにもいかないですし・・・」
一刀「おーいどうした二人とも」
冥生「それがですね・・兵になりたいという民が押し寄せてきて困ってるんですよ」
一刀「ああそれなら大丈夫だと思うぞ・・・そろそろ戦略方針が決まって今まで鍛えていた兵が出ていくと思うから・・」
冥生「そうですか・・それにしても成さんはともかくとして、あの二人は大丈夫なんですか?意気込みは買いますけどそれ以外が何とも言えませんし・・・・」
一刀「そのための葉なんだと思うぞ・・たぶん」
蓮乱「それで、俺たちはいつ出るんだ?」
一刀「俺たちは成さんたちの後に出ようと思っている。勇に周辺のことや秦軍のことさぐらしてるし、何といってもこれだしな・・まずこいつらをある程度使えるようにせんと何もならん」
そして数日後
成「さて、出発しますか・・・」
一刀「少し待ってくれる成母さん」
飛鳥「何で止めるんだよ。今から意気揚々と出発ってときなのに!!」
律「そ~ですよ~」
成「で、なんだい?」
一刀「ああ、今勇にあたりのこと調べさせてんだけど、周辺のやつらが異様に活発だから気を付けてもらおうと思ってね、まあ葉がいるし、俺たちも後からついてくるけどさ」
成「そうかい、ありがとうね」
一刀「あと葉、こっちに来てくれ」
葉「何ですか?」
一刀「これを渡そうと思ってね。(?)これは『狼扇』まだ、今のお前ではこいつの力を使いきることはできんだろうが、扱いに慣れていた方がいいと思ってな。こいつは気を通して煽ぐと鎌居達が出る。そして先端は刃にもなっているし、閉じると殴るための鈍器にもなる。最後に、ある一定量の気を流すと竜巻すら出せる。まー、これはまだ鍛錬不足のお前には無理と思うがな」
葉「ありがとうございます。大切に使わしてもらいます。これからも鍛錬よろしくお願いしますね」
一刀「あと抑え役頼むぞ ボソ」
葉「コク」
成「では、改めて出発!!!」
一刀「行ったか・・今回のは大丈夫と思うが・・・問題は次からか・・」
それから二日たち勇が戻ってきた
勇「ただいまー一兄、みんな!!」
一刀「ああお帰り、でどうだった?」
勇「ほとんどのやつが家みたいに挙兵しだしてるよ・・ただ劉邦のところが他と異質というか・・・」
一刀「そうか、まそれだけでもありがたい。それで、秦軍は?」
勇「内部でなんかいざこざがあって行動が遅いよ」
一刀「わかった。勇はここで留守番を頼む。俺たちの嫁さんたちを守っていてくれ。・・・よし、蓮乱、冥生、星龍俺たちも出立するぞ」
「「「おう(はい)(了解)」」」
この時には項粱軍一万、項羽軍五千、計一万五千の兵がそろっていて連度も高い
その頃前衛項粱軍・・・
飛鳥「いやーー敵ていう敵がいなくて楽だねーー」
律「ですね~ほとんどの県令が私たちに呼応した反乱で殺されてるか、降伏してますしね~」
飛鳥「そして私たちの軍に参加したいてあっちこっちからくるからすごく多くなってるしな!!」
成「は~進軍中にこんなに集まるとわねー(秦の間諜や暗殺者いつ入っていてもおかしくはないのに・・なんであんなに浮かれてるのかね・・・)」
ほとんど戦という戦をせず、したとしても数で押し切ったりもともと鍛えていた一万の精鋭たちのおかげで楽々と倒すことができた。そして、あっという間に大沢郷を占領うし周辺も攻略、陳を手にいてた・・・・・・
占領した大沢郷には呉広に任せ兵を五千残しほかの兵たちは呉に帰り城を増設していた
ある部屋にて
成「土地を得ることもでき兵も集まってきている・・・儂はここで建国しようと思うがどうだろ?・・・みんなの意見を聞かせてくれ」
飛鳥「いいねいいね!!!楽しくなってきたよ!!」
一刀「俺も異論わないよ」
葉「いいんじゃないんですか」
蓮乱・冥生、星龍・勇「「「「一((刀))(刀殿)(兄)に従うだけだ(です)(だよ)」」」」
成「そうかわかった・・・なら国号を『楚』とし、拠点をこの呉とする!!!!」
そしてここに楚という国ができ、項粱を楚王とした・・・
建国して二か月・・ここ楚では、反秦軍の拠点としても動いておりあちらこちらのものが兵を引き連れて参加を求めてきていた・・・
一刀「とうとう国をたち上げたか・・・これから目まぐるしいひびが来るんだろうな・・・」
葉「話をしているというのに・・・・まったく隙を見せてくれませんね一刀さんは・・・」
一刀「え・・見せてるよ。ただ葉が気づいてないだけだよ・・・他の四人なら気づいて打ち込んでるよ ニコ」
葉「そ、そうですか・・・まだまだ精進が足りませんね・・・それで、その隙に気づくことができるのて他にいないんですか?」
一刀「さあ・・・どうだろ?今まで俺がこの世界で会ってきたやつにはいないかな・・・」
葉「この世界・・?どういうことですか?」
一刀「そうか、まだ話していなかったな・・・・葉も来たばかりとは違い信頼を置ける人物だし、なにより友と言っても良いしな・・前初めて会ったときまだ話すことはできないといったことがあるだろそれにかかわっていることだ・・・・」
葉「そ、そんなことが・・・一刀さんあなたは、いったい・・・」
一刀「俺にもわからない・・・ただ俺はここにいる。ただそれだけだ」
葉「(やはりこのかたは心がお強い。そして、まれに見る王の器。この器は始皇帝も超えるほど・・そして、これ以上のかたは、もう現れることが無いでしょうね)決めました。」
そう言って葉は跪き
葉「我司馬欣はこれより項羽さまの臣となり永遠の忠誠を誓おう」
一刀「何かを決めたみたいだな・・・なら、わかった葉よ。これから我が手足として活躍を期待する」
後漢末期ある場所にて・・・
??「この時、古の我らが主、西楚の覇王と呼ばれたお方のもとにどこの者にも負けることが無い智と武を備え、誰にも負けない忠誠心を持つ五人の将が集まったとされている。そしてこの五人は呉(五)覇将軍と呼ばれのちの戦乱で諸侯におそれられたんだよ」
???「すごいですね。ばあ様そのお方たちは」
????「うん・・・・すごい・・ばあば・・・もっと聞かせて」
??「そうだね、続きを話そう我らが主と我らの先祖の話を・・・・・」
時は戻り楚にて・・・
劉邦「へーここが楚か・・軍に属してたら何かと楽だしな・・おい冬蘭」
冬蘭(夏候嬰の真名)「何ですかご主人?」
劉邦「ああ、確か楚軍には項羽てのがいるから調べてきてほしい・・あとその妻もな ニヤニヤ」
冬蘭「はーわかりました。行ってきます」
??「あーーもしかしてまた浮気ですか?御主人様」
???「ぬ、それは聞き捨てならぬぞ主」
劉邦「そう怒るな花華(曹参の真名)、乱己(韓信の真名)。いろいろと事情があるんだよ。なあ千紀(張良の真名)」
千紀「コク」
劉邦「さて、俺らは反乱軍に参加の表明してくるか」
冬蘭「あれが項羽みたいだな。しかし、これ以上近づけんな・・5,60mは離れているぞ、どんな化け物だ・・・こっちは諦めて妻の方に行くか・・・」
冬蘭「ほう、成程ご主人が固執するはずだ・・名は虞美人というのか・・・・さてそろそろ戻るか」
その頃一刀は成に呼び出されていた
成「きたね一刀・・」
一刀「どうしたんだい成母さん?」
成「ああ、実は秦軍のやつらがとうとう沈静に動き出した・・・。そして大沢郷に攻め入ろうとしている」
一刀「そうか・・・」
成「そこで、儂と飛鳥、あと葉を連れて迎撃に出ようと思っている」
一刀「なっ成母さんはこの楚の王だよ。母さんが行かなくても・・・」
成「いや・・儂は一応形だけ王というくらいに着いてはいるがほとんどの兵や民たちはお前に信頼や忠誠をとっている」
一刀「それでも・・・」
成「心配してくれてありがとう・・・しかしまだ国を立ち上げて間もないのだそのとき指導者がいなくなっては、国は持たん。だから一刀この楚を頼む。儂も帰って来るつもりではおるが・・何が起きてもわらんからな・・・」
一刀「わかったよ。くれぐれも気を付けてね」
一刀「葉母さんを頼む・・」
葉「はい。解りましたよ一刀さん」
その頃大沢郷では・・・
兵1「呉広さま北より秦軍が二万の軍勢で押し寄せてきます」
律「やばいよ~~誰か呉に救援を求めるように伝達して。あとろじょうのじゅんびと~~あう~~」
兵2「了解しまして(大丈夫なのか、この人。は~俺項羽様のために兵に志願したのになあ)」
そして三日後大沢郷は秦の軍勢に囲われて籠城戦をしていた
律「え~と、兵士のみなさん取りあえず敵が来ないように矢でけん制してください。あとに三日もすれば援軍が来ると思うので」
敵方秦軍では
章邯「何だ、あいつらは反乱を起こしたと聞いて着てみるはこちらを見るなり籠城しやがって・・・ということは援軍を呼んだな・・・まあ何とかなるだろう。目の前のやつの動きを見るとただ素人に毛が生えただけだろうしな」
二日後大沢郷に着いた項粱軍は
飛鳥「やっと着いた。さっさと秦軍を蹴散らして律を助けましょうよ成さん!!」
成「そうだな。まだあちらもこっちには気づいとらんみたいだし・・・敵の背後を強襲して蹴散らすよ」
飛鳥「わかった。みんな敵に突撃―――」
章邯「ん?敵の援軍が来たか・・よし、一回迎え撃って定陶まで下がるぞ。それまで、こちらは負けて振りをしながら後退だ」
飛鳥「お、もう敵さん後退していきやがった。弱いにもほどがあるな」
律「飛鳥ちゃ~ん助けに来てくれてありがと~」
こうして最初の戦いは簡単に幕が下り成たちは、一回軍議を始めた・・
飛鳥「敵はあれだけ弱いんだ!!追撃して殲滅するべきだ」
律「そうですよ~私も籠城でうっぷんがたまっているんです~追撃して晴らさせてください~」
成「どうするよ、葉?」
葉「そうですね、ある程度までなら追撃してもよいかと・・」
成「そうか、なら・・追撃に出るよ」
飛鳥・律「「やった~~」」
そうして、項粱軍は追撃をはじめ連戦連勝で進んでいった
そして定陶の近くまでついて
葉「ここらへんで追撃をやめていったん戻りましょ」
飛鳥「何言ってんだよ。敵をここまで追い込んだんだぞ!!」
律「そうですよ~そして私たちは連戦連勝で士気も高いですからだいじょうぶですよ~」
葉「しかしですね・・・」
飛鳥「しかしもかかしもねえ!!!臆病風にふかれたやつはここで待っていればいい。行くぞ律!!」
律「あい~~」
飛鳥「全軍突撃――秦軍の軟弱な奴らをたたき切てやれ!!!
「「「うぉおおおーーー」」」
成「ちょ、まとな飛鳥た・・・」
ドスドス
そんな音がして成の体に二本の矢が貫かれていた
少し前のこと
章邯「反乱軍の様子はどうだ?」
兵「ハッ着々とこちらに迫ってきてます」
章邯「そうか・・ならそろそろ・・兵を三つにわけ反乱軍の左右から奇襲をかけ混乱しているところに前から突撃をかける」
まさに章邯の策がはまり反乱軍は瓦解したのだった
この時陳勝と呉広は敵に殺され見るも無残な姿になっていた
葉は少しの兵を引き連れ馬の後ろに成を載せて呉に急いで戻っていた
葉「成さんしっかりしてください。もうすぐ呉に着きますから」
成「ああ・・いそいでくれ・・・」
呉に到着した葉は急いで成を医者に見せたが・・・・
成の部屋にて
一刀「皆集まったか」
「「「「「「こく」」」」」」」
今ここには一刀、涼、蓮乱、冥生、勇、星龍、葉の七人が集まっている
成「一刀来てくれたか・・」
一刀「ああ、来たよ成母さん・・」
成「ここを発つときに行ったことがほんとに起きてしまったね・・・一刀あとのことは任せたよ。この楚を頼む・・」
一刀「わかった。まかせてくれ」
成「蓮乱、冥生、勇、星龍、葉お前たち五人も一刀のことを頼んだよ。お前たちは武と智をもってしっかりと支えてやってくれ」
成「涼・・(はい)一刀は時々無茶をするしいろいろと一人で抱え込んでしまう。だから心の支えになってやってくれ」
六人「「「「「「はい」」」」」」
成「これで、思い残すことはなくなった・・・またいつか会おう・・儂の大事な娘と息子たちよ・・・」
こうして七人にとって母のような存在であった名を項粱字は籍真名を成は、この世を去って行った
あとがき??
はいやっと秦朝へんの多分約三分の一が終わりました
読んでみるとわかりますが私とても文章下手ですね・・・・orz
取りあえず次かその次で反秦は終わり楚漢戦争に行くと思います
次回は速くて明日遅くて火曜になると思います
では待て次回!!
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頑張りました