~そんごけ~
作者からの諸注意。
キャラは真・恋姫†無双から選出しています。ですが、真・恋姫†無双の物語とは一切関係ありません。そのため、お隣さん感覚で呉以外のキャラも出てきます。例をあげると袁術さんとは親戚同士です。あと北郷一刀は存在します。時代は三国時代そのまま。戦争はありません平和です。でも孫家は呉を治めています。まぁ何か色々と面倒な作品になりましたが、単純に楽しんでいってください。時代は三国時代だけど、そこは何か作者クオリティーで色々とオリジナル設定や時代錯誤異物がでてきます・・・・・・・ごめんなさい。
ネタはみ●みけより使わせて頂いています。ではどうぞ。
この物語は孫呉三姉妹の平凡な日常を淡々に書いたものよ。
過度な期待はしないでね。
あと部屋は明るくしてPCから1尺は離れて見てね。 By小蓮
第二話 ~お泊り会 その3~
お風呂、それはその日一日の疲れを癒す場所。
温泉、それは全てを癒す場所。
人は体を洗う、それ以前に温かいお湯に入る行為を癒しと考えていた。
疲れを流す。
そんな場所は平和であるはずなのだが・・・・・・・・。
ポチャン
「詠ちゃん・・・・・・。」
「何もいわないで・・・・・・。」
今は皆で仲良くお風呂に入っている。
だが、先程の出来事により詠は隅で拗ねている。
「詠ちゃんの気持ちを知ってたのにごめんね。」
「な、なんで月が謝るの?それに僕は別にあんな奴のこと・・・・・・・。」
「詠ちゃん・・・・・・嘘は駄目だよ。」
「嘘なんかついてないわ。」
「それも嘘。」
「・・・・・・・・・・だって、あんな結果になって・・・・・・・・・・・・・僕だって月に幸せになってほしい・・・・・・・・でも・・・・・・・・・・・・・・。」
「悪いのは私だから、謝るのも私。・・・・・・・ごめんね、詠ちゃん。」
「月・・・・・・・・。」
「ちょっと何そこで二人そろってしんみりしてるのよ!」
お湯をかきわけ二人に近づいてくるシャオ。
「う、うるさいわよ。」
「どうかしたの?」
「ちょっと二人そこに立って。」
「は?」
「?」
「いいから!」
言われるがまま、立ち上がる二人。
前はタオルで隠している。
「やっぱり詠もあなどれないか・・・・・・・それに月も・・・・・・・・・・・・・・。」
「へぅ!」
「ちょっとどこ見てたのよ!」
「いいじゃない女同士なんだし。」
他の面子とは言うと・・・・・・
「季衣・・・・・・・少し大きくなった?」
「へ?何が?」
「・・・・・・・・何でもない。」
「変な流琉~。」
心なしか友人に負けるのではないかと心配する流琉であった。
「わ、私たちは同じかな・・・・・・・・。」
「悲しいよ、朱里ちゃん。」
「いつかバインバインになれるのだ!鈴々達はまだ成長するから大丈夫なのだ!」
「そ、そうだよね!大きくなるよね!」
「う、うん。大きくなる!」
成長、その言葉が彼女達の最大の武器。
「じ~~~。」
「な、なんですか?」
「うぅ~。」
「だから何ですか?」
「また少し大きくなりましたか?」
「へ?・・・・・・そ、そんな事はありません!」
「図星ですね~。羨ましすぎるのです~。」
「風だって実は大きくなっているのではないですか!」
「そんな事はありませんよ~。風は変わりないのです~。」
「・・・・・・・。」
「まぁ、その方がお兄さんが喜ぶと思いますので、風はこのままでいいのですよ~。」
「へ!?・・・・・・ま、まさか・・・・・・・いや、そんな・・・・・・・(ブツブツ)。」
ふふっ、稟ちゃんはおもしろいのですよ~。
「巨乳は敵です!そうは思いませんか?」
「そ、そうだと思いますよ。」
「一刀様もデレデレしずぎだと思うのです!」
その一刀さまにデレデレなのは明命ではありませんか・・・・・・・でも、確かに少し思うところはありますし・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・。
「どうしたのですか?」
「な、なんでもありません。」
「む、また少し大きくなったのではないですか?」
「それを言うなら明命だってそうではないですか。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
なぜか悲しくなってくる二人であった。
「ぽかぽかで気持ちいのじゃ~。」
こうして夜は更けてゆく。
可愛い少女達の入浴風景、いや綺麗な女性達の入浴風景はこの世の桃源郷といえよう。
このまま話しが終われば平和なのかもしれない。
しかし、
それで終わらないのが、
孫呉の業。
「呼ばれて飛び出て何とやらね。」
大きな壷を片手に風呂場に乱入してくる雪蓮。
「お姉さま?」
雪蓮は壷を置いて一言。
「だれが一番かしらね。」
「「「・・・・・・・・・・。」」」
その言葉に辺りが静まる。
「じゃあ、私は濡れちゃうからまた後でね。」
壷をまたかるく持ち上げ去ろうとするが・・・・・・・
「もし大きくなるのを手伝うのものがあったとして、あなたたちはどうするのかしら?」
ポン、ポン
そして壷を叩いて出て行った。
「「「・・・・・・・・・・。」」」
「雪蓮さま・・・・・・・・。」
頭をかかえる亞莎。
「頑張ってください・・・・・・・・」
やはりそんな親友を慰める明命であった。
風呂場の出口で椅子に座り、お酒を飲む雪蓮。
ドタドタドタ・・・・・・・
「お出ましかしら。」
ガチャッ!
「「ください!」」
「なのだ!」
「あぅ。」
必死で扉を開けたのは流琉、朱里、雛里、鈴々。
「えぇ、いいわよ。これはね、うちの一刀に言わせてつくらせた布林(プリン)の原料の一つ牛乳よ。」
そうして、壷から四人分の牛乳を茶碗に入れてさしだした。
そして、
ゴクゴクゴクッ!!
「「「もう一杯!!」」」
「なのだ!」
そうしているうちに季衣が出てくる。
「あれ、それ何?僕にも頂戴。」
笑顔の悪気の無い季衣に、
「季衣は駄目!!」
流琉が涙目で訴えるのであった。
こうして始まった雪蓮の皆を盛り上げる企画。
第一回は牛乳作戦。
第二回は大きさを測るおさわり作戦。
第三回は女の子だけの恋話作戦。
この作戦はシャオが今回の目的と一致していたため、シャオも大賛成で行われた。
そう、シャオの今回の泊まりの目的は皆の好きな人を知るための企画。
なのだが、いわずと知れいると思う。
なんたって皆が皆・・・・・・・。
あいつが好きなのだから。
そしてこの作戦全ては雪蓮自信が楽しむためのだが・・・・・・・・・
さすがの行動に、
呉の大都督の怒りが落ちた。
「さて、向こうでゆっくり話をしようか。夜は長いからな・・・・・・・・・・・。」
「え、えっと・・・・・・・優しくしてね?」
「それは無理な相談だ。」
そしてシャオはと言うと、
第三回の作戦に加担したと言うのが判明したために・・・・・・・
「私たちも話をしようか。」
「だって、楽しみだったし・・・・・・・・別に悪いことをしたわけじゃないもん。」
「いえ、姉さまの企みに加担したとうのが問題と言っているの。」
「そ、それは・・・・・・・・。」
「いいから来なさい。」
「「助けて~~~~~~!!!!」」
この日、呉には新たなる暗黙の了解が出来る。
それは前もってあったのをさらに強化したもの。
それは、
「周瑜、孫権の両名を絶対に本気に怒らせてはいけない。」
これは国中で広まることになる。
そして魏と蜀にも広まることになる。
何だかんだで次の日。
「えっと、色々とありがとうございました。」
「本当にお世話になりました。」
「こちらこそ、見苦しい姿を見せてごめんね。」
蜀と魏陣営の見送りに立ち会う一刀と明命と亞莎。
「いえ、こちらとしては楽しかったですよ。次は是非、魏に来てください。一刀殿もどうぞ来てください。」
「そうだね、兄ちゃんが来ると華琳さま達が喜ぶし。」
「そうだね。だから是非来てください。」
「おやおや、下心が見え見えなのですよ~。」
その発言に一瞬、空気が凍る。
そして、一瞬のうちに流琉と稟の顔が赤くなっていく。
「で、では失礼しました!」
「ま、また誘ってください!あと来てください!」
二人はそのまま駆け出してしまった。
「変な流琉・・・・・・・じゃあね、兄ちゃん。」
「ではではぁ~。」
「待ってよ~。」
「待つのです~。」
このやりとりの間、一刀は笑顔で手を振るだけであった。
理由は二つ。
一つは呆気にとられたのだが・・・・・・・・
もう一つは隣にいる亞莎と明命からただならぬ気が出ているからだ。
「えっと、遊びに行っても・・・・・・・・・。」
「一刀さまは、私と明命に怒られるのと蓮華さま達に怒られるのどっちがいいですか?」
顔は笑っている。
「はい、思春殿に知られたら首が切られてしまいます。」
同じく顔は笑っている。
「は、はい・・・・・・自重します。」
そして蜀の一団。
朱里、雛里、鈴々に後押しされて月と詠が出てくる。
後ろの朱里たちはなぜか、ニヤニヤしている。
「え、えっと・・・・・・昨日は悪かったわね。」
「いや気にしてないさ。詠にとっては月は大切な友達だからな。」
「ふ、ふん!」
「昨日は大変お世話になりました・・・・・・・・それで、その・・・・・・・・・。」
「どうかした?」
一瞬、昨日の出来事が思い出されるが詠はそっぽを向いている。
そして、なぜか月に関しては何も言ってこない亞莎と明命。
「一刀さんの・・・・・・・妻になれるように頑張ります。」
その純粋な眼差しに、
「あぁ・・・・・・・。」
そう答えるしかない一刀。
「ちょっといいですか一刀さん。」
「ん?」
「少し屈んでもらってもいいですか?」
言われるがままに屈む一刀。
「これでいいかい?」
「はい・・・・・・・では・・・・・・・・・・・・・・。」
その瞬間だった。
「!!」
月と一刀の唇が重なる。
「ん・・・・・・・・へうぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
固まるしかない一刀。
そして、そんな一刀の首を掴み・・・・・・・・・。
「!!!!」
また重なる唇。
「ん・・・・・・・・ぼ、僕だっているんだから・・・・・・・・・・。」
犯人は詠だった。
さらなる追い討ちにより一刀の思考は停止する。
「今度はこっちに遊びに来なさいよ・・・・・・・・・・・その時は僕が・・・・・・・・ゴニョゴニョ。」
最後の方は小声で聞こえなかった。
「で、ではまた・・・・・・・・。」
そして月たちは朱里たちと合流して呉を後にするのであった。
「一刀さま・・・・・・・・・これから、蓮華さま達のとこへ行きましょうか。」
「!!」
亞莎の一言に我に返る一刀。
「いや、今のは俺のせいではないよ・・・・・・・・。」
「わかってます。私も友の願いを叶えただけです・・・・・・・ですが・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・ですが?」
無言で微笑みかえす亞莎。
その顔を見るやいなや一刀はもの凄い勢いで駆け出す!
「明命!」
「はい!」
「うわっ!!」
まぁ一刀が明命から逃げられるわけでもなく・・・・・・・。
「観念してください。」
そして一刀は明命と亞莎に引きずられていくのであった。
「俺はわるくないぃぃぃぃぃ!!!!!」
その言葉の切なる願いが叶うわけがなかった。
その頃、袁術はと言うと・・・・・・・。
「蜂蜜水でもどうじゃ?」
「いらないわよ。」
「あぁ、シャオはほしい。」
「うむ、七乃。」
「はい、はい。」
月の件の責任を取らされて、七乃の見張りのもと・・・・・・・
「少し冷えるの。」
「仕方ないじゃない、地下だもの。」
「うぅ~いつまでここにいれられるんだろう。」
地下牢にいた。
完
どうも作者の南風です。
次回は~そんごけ~番外編という形で~とうたくけ~をお送りいたします。
楽しみに待っててね!
そして前回の質問の答えにより、蜀√アフターを書いていきます。
ですが長編とのやり取りがありますので、気長にお待ちください。
Tweet |
|
|
90
|
5
|
追加するフォルダを選択
遅くなりました。そして詳しいことの説明は本文をご覧下さい。GWはお金を使いすぎてしまった・・・・・・・。