No.718474 英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~soranoさん 2014-09-17 12:27:06 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:2149 閲覧ユーザー数:1963 |
~旧校舎~
「貴方達は……!」
「ええっ!?」
リウイ達を見たヴァンダイク学院長は目を見開き、トワは驚き
「エ、エリゼ!?」
「お父様!それにお母様も……!」
「イリーナさんとリフィア殿下、エクリアさんまで……!一体皆さんが何故ここに……」
「リウイお兄ちゃん♪」
リィン、プリネ、ツーヤは驚き、エヴリーヌは嬉しそうな表情をした。
「―――先程学院の方から妙な気配を感じると思っていたが、まさかこんな事になっていたとはな……」
「ええ……話には聞いていましたが、この校舎には”何か”がいるのでしょうね。」
「古代から存在している魔物か……もしくは古代兵器かもしれませんね……」
「どちらにせよ、学院の皆が楽しみにしていた学院祭を中止にしようとする等万死に値する!」
「ええ……!皆さん、楽しみにしていたのですから……!」
「……プリネ達が一生懸命頑張ったのに……許せません……!」
リウイとイリーナは結界に包まれている旧校舎を見つめ、エクリアは考え込み、怒りの表情で旧校舎を睨みつけるリフィアの言葉にエリゼは厳しい表情で頷いてペテレーネと共に旧校舎を睨んだ。
「―――リウイ陛下、先程この結界をどうにかすると仰っていましたが、何か策はあるのですか?」
「ああ。――――念の為にレンに連絡してケルディックからの応援を頼んでおいて正解だったな。」
レーヴェに尋ねられたリウイは静かな表情で答え
「へっ!?ケ、ケルディックからの応援って―――」
リウイの答えを聞いたリィンが呆けたその時!
「うふふ、皆さん、こんばんは♪」
「やあ。予定よりも早く到着してしまったよ。」
レンがアンゼリカと共にリィン達に近づき
「あ……っ!―――アンちゃん!」
「アン……絶対に来ると信じていたよ。」
「へっ、まさかこんなタイミングで来るとはな。」
アンゼリカの姿を見たトワとジョルジュ、クロウは明るい表情をした。
「アンゼリカ君、どうやらその様子だと元気でやっているようじゃな。」
「ええ、お蔭様で。私を魔王の元から連れ出してくれた可憐なる騎士(ナイト)のお蔭で中々面白い毎日を送らせてもらっていますよ。」
ヴァンダイク学院長に話しかけられたアンゼリカは口元に笑みを浮かべてレンに視線を向け
「ま、”魔王”ですか……」
「えっと……ログナー侯爵の事ですよね?」
「ア、アハハ……」
アンゼリカの言葉を聞いたセレーネは表情を引き攣らせ、ツーヤとプリネは苦笑し
「クスクス、騎士(ナイト)を務めたレンなら”白き花のマドリガル”の主役のユリウスかオスカーを務められるかもしれないわね♪」
レンは小悪魔な笑みを浮かべて言った。
「あのね……あんたみたいな悪戯っ娘があたしやクローゼと同じ役を務められるわけがないでしょう?」
するとその時聞き覚えのある女性の声が聞こえ
「えっ!?こ、この声って……!」
「ま、まさか……!」
声を聞いたエマとマキアスが驚いて後ろへと振り向くとエステル達とセリカ達が近づいてきた!
「エステル!?それにヨシュアとミントまで!?しかもあんた達は……!」
「フッ、勢揃いだな。」
エステル達を見た後セリカとエオリアの姿を確認したサラ教官は驚き、レーヴェは静かな笑みを浮かべた。
「Ⅶ組のみんな、久しぶりだね。見た所初めての人達もいるようだけど……今は時間もないようだし、自己紹介は省かせてもらうよ。」
「えへへ、ツーヤちゃん、久しぶりだね♪後で手紙にあったツーヤちゃんの妹を紹介してね♪」
「うん、いいよ。」
リィン達に近づいてきたヨシュアはリィン達を見回し、ミントは嬉しそうな表情でツーヤを見つめ、見つめられたツーヤは嬉しそうな表情で頷き
「やれやれ、相変わらず行く先々でトラブルに巻き込まれるているな、セリカは。」
「おい……今回は俺はレンに呼ばれただけだろうが。」
「……………………」
旧校舎を見つめたレシェンテは呆れた表情で溜息を吐き、セリカはレシェンテを睨み、エオリアは冷や汗を滝のように流しながら必死にジト目で見つめるサラ教官から視線を逸らし
「エ~オ~リ~ア~?何で行方不明のはずのアンタがよりにもよって”祖国に帰ったはず”の”嵐の剣神”達と一緒にいるのかしら~~~?」
「ア、アハハ……これには深い事情がありまして……いたたっ!?サラさん!強く掴みすぎですよ!?」
「エオリア!何で行方を眩ました事とか”嵐の剣神”と一緒にいる理由とか含めて後で全部話してもらうわよ!?」
「ま、まあまあ。今はそれより優先すべき事があるでしょう?」
そして威圧を纏ったサラ教官に微笑まれて肩をポンと置かれたエオリアは冷や汗を滝のように流しながら苦笑して答えを誤魔化したがサラ教官の握力によって肩を握りしめられて痛がり、エオリアを責めるサラ教官を見たヨシュアは苦笑しながらサラ教官を諌めた。
「全くエオリアさんを”使徒”にするなんて、相変わらず油断も隙もないわね!」
「ア、アハハ……最初に聞いた時は本当に驚いたよね……」
「フウ……その話を聞いた時は私も驚きましたよ……」
「わらわは正直、”使徒”になる”方法”を知って逃げ出すと期待したのじゃがな。」
エステルはジト目でセリカを睨み、ミントは苦笑し、エクリアとレシェンテは疲れた表情で呟いた。
「へっ!?し、”使徒”って……!」
「シュリ殿と同じ存在……という事か。」
一方エステルの言葉を聞いたリィンは驚き、ある人物を思い浮かべたラウラはエオリアを見つめ
「あれー?でもその人、クロスベルの遊撃士だよ?しかも現在行方不明のはずなんだけど。」
「何だとっ!?」
「何やら深い事情がありそうだな……」
首を傾げて呟いたミリアムの言葉を聞いたユーシスは驚き、ガイウスは考え込みながらエオリアを見つめ
「!!!か、可愛いっ!そこの青髪の娘と銀髪の娘、後でいっぱい可愛がってあげるわね♪」
「ふえええええ~っ!?」
「わたし達を見る目が怪しすぎ。」
興味ありげな表情をしたエオリアに見つめられたミリアムは驚き、フィーはジト目で呟き
「ハア……この様子だと”使徒”としての教育をする時、かなり骨が折れそうね……」
「フフッ、頑張ってくださいね、エクリア姉様。」
「お主だけが頼りなのじゃ!頼むからこの性格を何とかしてくれ……!」
疲れた表情で溜息を吐いたエクリアをイリーナは微笑ましそうに見守り、レシェンテは必死の表情でエクリアを見つめた。
「フフッ……――――それで状況は一体どうなっているんだい?何やら尋常ではない出来事が起こっているようだけど。」
「実は――――」
アンゼリカに尋ねられたリィンは仲間達や学院長達と共にリウイ達に事情を説明した。
「なるほど……まずはこの結界とやらをどうにかする必要がある事か。」
「中に入る事ができれば何とかできるかもしれないのに、歯がゆいですね……」
事情を聞き終えたアンゼリカは真剣な表情で悔しそうな表情をしているエリゼと共に旧校舎を見つめ
「………今までに見た事のないタイプの結界です、リウイ様。解除には少々時間がかかりそうです。」
「ならば、余の魔術で粉々に破壊してくれる!」
ペテレーネの報告を聞いたリフィアは魔術を放とうとしたが
「止めて置け。結界を破壊した際旧校舎まで破壊してしまうだろうが。―――エステル、頼めるか?」
リウイはリフィアの行動を制止した後エステルに視線を向けた。
「ええ、あたしに任せて!」
するとエステルは結界の前に近づいて棒を構え
「え~と……話を聞いていましたか?攻撃は全て吸収されてしまうんですよ?」
エステルの行動を見たトマス教官は苦笑しながら言ったが
「ハハ……まあ、見てればわかりますよ。」
「ハ、ハア……?」
苦笑するヨシュアの言葉に首を傾げた。
「―――サティアさん、フェミリンス、力を貸して!ハアッ!!」
そしてエステルは内に秘めたる膨大な神気、棒に込められているフェミリンスの加護を受けて”神”の力を解放した状態になり
「こ、これは……!」
「ふえええええ~っ!?」
「何て威圧だ……!」
エステルの状態を見たヴァンダイク学院長は目を見開き、トワとジョルジュは驚き、エステルの事情を知らない者達も全員驚くか信じられない表情でエステルを見つめた。
「ハァァァァァ………剛震撃!!」
力を溜め込んだエステルが強烈な一撃を結界に叩きつけるとその場に地震が起こると共に結界に小さな罅が入った!
「へっ!?」
「嘘っ!?」
「ええっ!?」
「……………」
それを見たリィンとアリサ、エマは驚き、エマの傍にいたセリーヌは口を大きく開けて固まり
「うーん、今のじゃ効き目はあんまりないみたいね。だったら一点集中攻撃よ!――――流れるは水!咲き始めるは桜!」
エステルは首を傾げた後罅が入った場所に凄まじい連携攻撃で集中攻撃し
「咲き上がれ!聖炎の華!奥義――――蒼流桜花聖炎華撃―――――ッ!!」
最後に”聖炎”を宿した渾身の一撃を結界に叩きつけた!するとエステルの連携攻撃によって罅だらけになっていた結界は音を立てて粉々に砕け散った!
と言う訳で原作の旧校舎を覆っていた結界はエステルが粉砕しましたwwそしてお気づきと思いますが超豪華メンバー揃いになりましたwwまあ、閃Ⅱは高確率で原作を途中から大幅に改変すると思いますから、閃陣営にエウシュリー陣営やエステル達が力を貸すのはこれで最後になると思います
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第274話