No.71265

天の御遣い放浪記

sinさん

初投稿です。真・恋姫†無双呉√での話です。今のところは。放浪しますからね。オリキャラとして孫堅がでます。オリキャラ無理って人はブラウザ左上の[戻る]をおしてください。

2009-05-01 01:47:23 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7230   閲覧ユーザー数:5611

 

「あぁ、早く城に戻って着替えたいものだ。」

 

「そのようなことをおっしゃるくらいなら、わしに任せてくださればよいものを…。」

 

もうだいぶ日も暮れて、暗くなった荒野を妙齢の女性が二人馬に乗って街へと向かっていた。

 

「仕方ないであろう、これは一種の見せしめのようなものなのだ、

 それくらいは祭も理解していると思っていたが?」

 

「あれが見せしめか?

 わざわざ堅殿が出ずともわしが出れば、

 それでも十分見せしめになるということも理解しておりましたが?」

 

事はその日の昼に遡る。すこし遠くの邑から最近賊がでるという陳情が届いた時、

真っ先にこの長沙の太守である”江東の虎”こと孫堅が馬を駆って出て行ってしまったことから、

すぐに腹心の将である黄蓋があとを追った。

本来ならばこのようなことに太守自ら動くことはない。

 

そう普通ならば…。

 

孫堅は、ここのところ各地で起きている反乱を鎮圧したことから、長沙の太守に任命された。

しかし、鎮圧したからといって反乱の種が消えたわけではない。かといって行動は起こせない。

そういった者たちに対する見せしめとして賊を自ら狩るのだ。というのが孫堅の言い分ではあるが…。

黄蓋の言うとおり、わざわざ孫堅が出なくとも黄蓋が出ればそれだけで見せしめにはなるのだ。

 

ではどういうことなのかというと、ただのサボりである(政務の)。

…どうやらこの世界の太守達は政務が苦手なようである。

 

「大方政務がいやで抜け出す口実を探しておられたんじゃろ?」

 

「なn、何を言うか!私は民たちに一刻も早く安寧をもたらさねばと考えただけだ。

 決して政務を抜け出してサボるにはどうすればよいのかなどとは考えておらんかったぞ!」

 

「まったく、やはりそのようなことを考えておられたか。

 まぁ、過ぎたことは仕方ないとして「うむ、仕方がなかったのだ、あの時は手すきのものg…」明日やってもらうとしよう。」

 

ガーン(結局政務は片付いていないため少々鬱になっている。)

 

「しかし堅殿、仮にも一群の太守ともあろうお方がそのように素直なのはいかがなものかと思いますぞ。戦場や軍議ではあれ程

凛々しくいらっしゃるのに。」

 

「う~む。確かにこの緊張癖を直さんことには交渉事などにはちと不便だな。」

 

ちなみに孫堅の緊張癖を知っているのは黄蓋だけである。というのも常々黄蓋がともにいてフォローしているからだ(呂布のフォローを陳宮がするみたいに)。

 

「そういったところを少しでも策殿たちに見せてさしあげれば懐いてくださるだろうに…ブツブツ。」

 

「なんか言ったか祭?」

 

「いや、何も。それより昼に会ったあの胡散臭い占い師、確か管輅じゃったか。に何を聞いておられたのじゃ?」

 

すると、デフォルメ状態?から復活した孫堅は昼に管輅から聞いた言葉を祭に話した。

 

「あぁ、それがなかなかに面白いことを言っておっての、「お主は死相が出ておる。しかし、天から落ちる流星に乗って現れる天の御遣いによって救われるやもしれん。

 彼のものはいずれ来る乱世を鎮めし英雄。白き衣をまといて闇を切り裂き現われるであろう。」とか言っておったわ。」

 

死相が出ていると言われたことを平然と話す孫堅。

 

「何とも無礼な奴じゃ堅殿に対して死相が出ておるなどと!今から戻って「別にかまわん。」なぜじゃ?」

 

たしかに、曹魏なら首が飛んでるところだ。 

 

「仮に死相が出ておるとしてもその天の御遣いとやらがなんとかしてくれるのだろ?

 私としてはもしそのような者が現れたら、それは我々にとってこの時代に名をあげる好機となるだろうと思う。

 今の孫家には天の時が欠けているからな。

 それにあやつは英雄と言ったのだ、俊英たる雄なのだとしたら雪蓮や蓮華の婿にちょうどいいと思ってな。」

 

と孫堅はおおらかに笑っている。

 

「蓮華様はわかるが策殿には合わぬのではないですか?どちらかといえばともに戦場を駆けるような武人がお似合いだと思いますが。」

 

「わからぬさ。しかし、もし来るべき乱世がきてそれを鎮めることができるのなら十分に惚れると思うぞ。」

 

「はぁ、御遣いが女子だったらどうするおつもりか?そもそも現れるかどうかもわからんのに。」

 

「だから別にかまわんのだ現われなかったらそれはそれで私には死相は出てなかったということ、現れたら現れたでさっき言った通りだからな。」

 

そう孫堅が言った瞬間、辺りが轟音とともに昼間のように明るくなった。

 

「なっ、なんだ!?冥琳か?冥琳が怒っているのか!?」

 

※冥琳は、フラッシュなどといった技は使いません。もちろんメテオ等も。

 

「堅殿下がってくだされ!妖の術の類やもしれませぬ!!」

 

そうして二人とも動けなくなって数秒、辺りはまた少し前と同じ静けさを取り戻した。

 

「堅殿大丈夫じゃったか?」

 

「め、冥琳よ。まだお主には分らんことだったかも知れんが、一群の太守となったからには…ドスッ(右斜め45度からの頭部への手刀)、グッな、なにをする!」

 

「落ち着きなされ堅殿、冥琳はおりませぬよ。それより、管輅がいうておったこともあながち嘘でもないようじゃな。見てくだされ。」

 

と祭が指さした先には月の光を反射させてかすかに光る白い衣を身につけた雪蓮とおなじ年くらいの青年が倒れていた。

 

「これが天の御遣い…なのか?」

 

これが孫堅と黄蓋、そして天の御遣いこと北郷一刀の出会いであった。

はぁ、前々から書こうとは思ってましたが時間に余裕がありません。

5月から多分余裕がでるとおもうのでゆっくり書いていこうかなと。

正直言って書きたくないです読み専なんですよ自分。

ではなぜ書いたかというとべ、別に孫堅出したかったわけじゃないんだからね!!

これはほんとです。これから先の構成を実現するためです。タイトル通り。

設定としては孫堅生きてます。雪蓮と一刀が同い年くらいで蓮華は年下小蓮は璃々より年下?

冒頭?でも言ったとおり、書くの面倒なので誰かがこの外史引き継いでくれないかなぁ~。

あぁ、大事なこと言い忘れるとこでした。

孫堅好きの人並び原作至上主義の人まことに申し訳ない!

以前見た孫堅(真名は大蓮)のイラストからこんな感じの口調だろうか?とか思いながら無個性に書いていたら、気づいたら「誰だコイツ?」ってなってました。すいません。

一応続き書こうかなとは思いますがアンケート取っておきますそれに従って数が多い方に決めます。

 

続き書いてほしい→自分にとって中二病患者が言いそうなセリフを一言ください。

もう書かなくていいんじゃね?作者頑張ったよ→さようなら

書くな→氏ね

 

そのほか誤字報告お待ちしてます。

 

 
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