No.712409 【獣機特警K-9ⅡG】みんなの大切な思い出【非交流】2014-08-30 23:08:56 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:641 閲覧ユーザー数:633 |
ファンガルド星は古くから特撮番組の撮影・放送が盛んな土地であり、今もなお多くの人気番組が生み出されている。
そんなファンガルド星で今から22年前に放送された一つの特撮番組があった。その名は「ふしぎ少年探偵団」というもので、読んで字のごとく小学校の仲良し5人組が探偵団を結成して街や学校に起こる難事件・珍事件を解決していくという内容であった。
探偵団は男の子4人女の子1人というメンバー構成で、そのうちの紅一点である村田カナエに焦点を当てた話の一つが第23話の「カナエ危機一髪!魔法の秘密を探れ!」なのであるが、その話は現在も「伝説のエピソード」としてカルト的に語り継がれている。
内容はこうである。
近頃探偵団の通う学校の周りに「パンツ消し魔」なる変質者が出現していた。読んで字のごとく女の子のパンツを消してノーパンにする、という行為を繰り返す迷惑極まりない存在である。その秘密を探る探偵団であるが、カナエが張り込みの末ついに「パンツ消し魔」の犯行現場を押さえることに成功。追いかけるカナエ。しかし、「パンツ消し魔」は自らの魔力を以ってカナエの洋服を消し去り下着姿にしてしまう!
「え、え、きゃあああ!」
羞恥心でひるんだカナエをパンツ消し魔は誘拐、アジトに閉じ込めてしまう。危うしカナエ!
…この話で披露された「JSが下着一枚になってしまう」シーンは多くの視聴者の脳裏に焼き付き、今もって彼女を演じた子役「瀬川さつき」の名前でイメージ検索するとその時の映像をキャプチャしたものがずらずら出てくるほどである。
時は流れて現代。ラミナ市内のあるアパートでは医者になったばかりの研修医とその先輩の若手の医者が一緒に過去の特撮番組を見ていた。二人は特撮ファンなのである。そして二人は「カナエ危機一髪!魔法の秘密を探れ!」を見る。
「え、え、きゃあああ!」
「…やっぱりこの場面はいいですね!私これ見たときまだ小さかったんですけど今も覚えてますもん!」
「はは、俺もさ。…ところでさ、手術室によく一番ケ瀬さんって来てるよね?」
急に知った名前を出されて戸惑うのは研修医である。
「はい。オペレーティングマシンの使い方とか教えてくれる女の人ですよね。でもそれが何なんです?」
「あ、知らないの?彼女がこの「瀬川さつき」なんだよ。」
若手医者の発言に研修医は驚きを隠せない。
「ええ、そうなんですか!」
「うん、子役辞めてセントラルラミナメディカルに勤めてるんだって。院内じゃ結構有名だよ。」
「…知らなかったです。」
で、翌日の手術室内の皐月。
(何か性的な視線を感じるんだけど…。)
おわり
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人間は案外忘れない生物である。
一番ケ瀬さん:http://www.tinami.com/view/690757