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うぅん…
ぼやけた意識の中からはい出るように絵里はゆっくりと五感が戻るのを感じた
「…ここは…?」
冷たい床の感触
絵里は床の上に寝転がっていた
まぶたがやけに重い
「ここは一体どこなの?私は一体…?」
混濁する意識の中、なんとか状況を把握しようとする
「えっ…!」
右足が縛られていた
太い結束バンドのようなもので、天井から床に続く、長い配管に繋がれている
動かすたびにバンドが足に食い込む
いくら引っ張っても取れそうにない
動悸が激しくなり、息も荒くなる
冷えた汗がべたつき、焦燥感が絵里を襲う
「な、なんで…どうなってるのよ…!?」
思わず泣きそうになる
ただでさえ怖がりの上に一人監禁状態にあるのだ
無理もない
自分を落ち着かせるためにゆっくりと息を吐き、大きく息を吸う
何度か深呼吸を繰り返していくうちに、意識が途切れる前の記憶が蘇ってきた
今日はμ’s練習が無い日だったので早めに帰ろうと思っていた所
絵里「あら?あれは…」
帰る途中に見慣れたツインテールヘアーの少女を発見する
同じμ’sのメンバーである東條希だ
絵里「私に気づいてないようね…」
ふと絵里の中にイタズラ心が芽生える
後ろから驚かしてやろう!と
そろそろと後ろから希に近づく
あと少し、もう少し…
その時だった、突然目の前が真っ暗になった
絵里「んむっ!?んんんっ!」
呼吸が出来ない
後ろからタオルのような物で顔を覆われているようだった
同時にタオルから薬品のような匂いを感じた
絵里「むぐっ、んんんんっ…」
体に力が入らない
意識が遠くなっていく
絵里「の、希…」
恐らく誰かに後ろから薬品を嗅がされ、ここに運ばれたんだろう
絵里は辺りを見渡す
だが自分以外には誰もいないようだった
絵里「ねえ、誰かいないの!?」
ダメ元で叫んでみるが返事はない
絵里の中に、より大きな焦りが生まれる
自分がここに閉じ込められてから一体どれだけ時間が経ったのか、これから自分はどうなるのか
そんな悪い考えを振り払うように絵里はブンブンと 左右に振った
ふと目の前の長机の上にキーホルダーのような物が置いてあることに気がついた
星型のキーホルダーで真ん中に10と数字が入っている
色は水色、ライトブルーだ
絵里「これは前に希から貰った物…
たしか10は私が10時生まれだからで色が水色なのはμ’Sでの私のイメージカラーが水色だからって希が選んだ物ね、あと希のスピリチュアルパワーが込めてあるって言ってたわね…」
自分以外いない部屋の中で一人呟く
「そういえばμ’Sメンバー全員に配ってたわね、このキーホルダー」
たとえば穂乃果ならオレンジの8、真姫なら赤の4だ
絵里「でも希ったら、自分のだけ買ってなくて慌ててたわね」
少し前のμ’Sの仲間達とのやり取りを思い出す
絵里の顔に少し笑顔が戻った
絵里「これがスピリチュアルパワーの効果かしら」
スピリチュアルや!と言ってる彼女の表情が目に浮かぶ
絵里「…でもおかしいわ…これって携帯に付けていたはずなんだけど…」
携帯に付けていたキーホルダーは単品の状態で目の前にある
だが携帯はどこにも見当たらない
絵里「私をここに連れてきた人が外してここに置いて行ったのかしら?」
目的や意図が全くつかめない
……ふふっ
気づかないうちに、絵里は完全に冷静さを取り戻していた
動悸も収まっている
先ほどまでの感情の高ぶりは、嗅がされた薬品のせいなのかもしれない
絵里の中で静かだが爆発的な熱が沸き上がる
絵里「まずはこの状況をなんとかしないとね」
右足の拘束に意識を向け、絵里は打開策を真剣に考え始めた
絵里「私の足に繋がってるこれ…
職員室でパソコンのケーブルをまとめるのに使われてる物よね?インシュロックっていったかしら?
かなり頑丈みたい
どうにかして、これを外すか切るかできればいいんだけど…」
足が繋がれてるせいで手の届く範囲でなんとかするしかない
絵里「…だけど、やるしかないわよね、行動しないと何も変わらないわ」
絵里はこの部屋から脱出することを決めていた
部屋を見渡す
見た目からしてどうやら院長室のようだ
見取り図
|---院長写真---|
| 本
出口 棚
| 院長机 椅子|
絵 |
画 |
| ソ 収
| フ 長 納
| ァ 棚
| | 机 |
| |
| 配管
| ○
|----------|
○が現在地
部屋の右下、端に絵里は拘束されている
側には結束バンドが繋がっている配管がある
その側には電気コードが壁に木の板で固定されている
よく見てみると板はネジ止めされている
まずは目の前にある机を調べてみた
絵里「来客用の立派な机みたいね」
側にソファーが置いてある
…机の上にドライバーが置いてある
いかにもわざとらしい
・プラスドライバーを入手した
絵里「脱出できるならしてみろってことかしら?」
ドライバーを握る手に力がこもる
絵里「あまり綾瀬絵里をなめないでよ!絶対脱出してやるんだから!!」
絵里は心に決めた絶対にここから脱出してやる、と
手に入れたドライバーでさっき見つけた板を 外しにかかる
絵里「よし、これでコードがほどけるわね」
・電気コードを入手した
コードはかなり長く、絵里の身長よりも長い
両端にはしっかりコンセントが付けられている
絵里「2mくらいはありそうね、これくらい長ければ遠くの物をどうにかできないかしら?」
続いて収納棚に目を向ける
|------------|
| |
| |
| トロフィー|
|------------|
| |
| 絵画 賞状 |
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| |
|盆栽 |
|------------|
| |引出しA|引出しB|
| |-------- |
| | |
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| | |
|------------|
最上段にトロフィーが置いてある
大きなワイングラスのような形で
両サイドから羽のような飾りが大きく飛び出している
絵理の身長でギリギリ手が届いた
・優勝カップを入手した
絵里「カップの部分が取れてるじゃない…
何のトロフィーなのか書いてないのが気になるわね」
続いて中段を調べる
絵画には
〔KKEKEY〕
〔 13〕
と書かれている
絵里「この絵は何かしら…?KEYってことは何かの鍵を示しているのかしら?」
しばらくその場で考えてみるがわからない
情報が少なすぎる
絵里「これは後回しにしましょう…」
そう考えると
絵理はすぐ隣の賞状に目を向けた
その賞状を見てみると聞き覚えのある名が記されていた
絵里「UTX学院…!?」
絵理の頭に衝撃が走る
絵里「ここってUDX学院の院長室なの…?」
UDX学院…前に一度A-RISEと対面して以来入ったことはない
当然院長室なんて入ったことなんてない
気になるが最優先の目標はここから脱出することである
絵里「今は考えるのはやめましょう」
絵理はそう自分に言い聞かせた
賞状は4隅をネジで止められ固定されている
絵里「ドライバーを使えば外せそうね」
プラスドライバーを使いネジを外す
賞状を外すとなんと裏側に小さな窪みがあった
絵里「中に、手帳が置いてあるわ」
窪みの中には手帳が一冊置いてあった
黒いゴムバンドで縛ってある
手帳の中をのぞいても全ページ白紙状態、新品だった
絵里「とりあえず貰っておきましょう、ゴムバンドも何かに使えないかしらね」
・新品の手帳とゴムバンドを入手した
絵里「賞状で壁の裏側が隠されていたみたいね」
最後に盆栽を調べ…
絵里「たい所だけど、手が届かないわ…」
フックのように湾曲した形をしている、はっきり言って妙な形である
そのとき絵理の頭脳がピンと閃く
絵里「この電気コードを巻き付ければあの盆栽が手に入りそうね」
先ほど手に入れた電気コードを軽く結び、
カウボーイが使うような投げ縄を作り盆栽に向かって投げつける
絵里「よし、巻きついたわ!あと は引っ張って…」
ガシャン!
絵里「割れちゃたわね、ごめんなさいね盆栽さん」
・盆栽の幹を手に入れた
絵里「かなり曲がってるわね、まるでフックみたい」
手に入れた盆栽を見ていてさらに絵理の頭脳が閃いた
絵里「今、手に入れた盆栽に電気コードを結びつければ…」
・フック付き電気コードを入手した
絵里「盆栽がいい感じにフックになってくれてるわね、いろいろと役に立ちそうだわ」
最後に一番下の段に目を向ける
引出しが2つある以外は何もなさそうだ
引出しAは手が届かない
引出しBは開かない
よく見てみると番号を打ち込む装置が取り付けてある
絵里「キーロックという奴ね…」
見たところ5桁の数字を入れるようだ
装置の画面には
〔KEY〕
〔 3〕
と表示されている
画面を見た瞬間に絵理は中段にある絵画を思い出した
絵里「もしかして…これが引出しを開ける鍵なのかしら…?」
絵画を見つめながら考え込む
絵里「3はそのままとして5桁の数字ってことよね…?」
…全くわからない…
そのまま絵理は座り込む
絵里「落ち着いて、落ち着くのよ綾瀬絵理…!」
しばらく考えるがやはり何も考えが出てこない
絵里「仕方ないわ…これも後回しにしましょう」
床に両手をつき休憩をとる
そのとき絵理の右の手の平に痛みが走った
絵里「痛っ!!」
慌てて手を上げると手をついていた場所から小石が現れた
床の上に落ちていた石の上に手をついてしまったようだ
絵里「はぁ…ビックリしたわ…」
・小石×1を手に入れた
石を手に取り長机の上に置く
ここで絵理は一旦状況を整理することにした
床に今もっている道具を並べてみる
・星型のキーホルダー(ライトブルー)
・プラスドライバー
・カップ部が取れている優勝カップ
・新品の手帳
・ゴムバンド
・フック付き電気コード
・小石×1
そして今しなければならないことは
・右足を拘束している結束バンドを切ること
・引出しの謎を解くこと
絵里は持ち物を見て考えた
盆栽と電気コードを組み合わせた時のように何か新しい道具は作れないか
正直、謎のことより道具のことばかり考えていた
絵里は焦燥を隠せずにいた
…そのとき院長室の壁に飾ってある院長写真が目に入った
歴代の院長の写真のようだ
初代から4代目まで飾られている
3代目だけ少々傾いている
こちらをジッと見ているような…
何ジロジロ見てるのよと言わんばかりに絵理は腹がたった
絵里「何よ、人の気も知らないで…!」
優勝カップを取り出し、
左右に飛び出している羽の装飾品にゴムバンドを引っ掛ける
怒りに任せて作った即席パチンコ、スリングショット杯の完成である
・スリングショット杯を手に入れた
玉は先ほど手に入れた小石をスリングショット杯にセットして
傾いている3代目の写真に向かって小石を打つ
……パシュン!
……ガン
……ガラガラガシャン!
イライラを3代目院長写真にぶつけた
完全に八つ当たりである
写真が落ちてきた時の音で絵理は我に返った
絵里「ハラショー…元生徒会長にあるまじき行為だわ…」
他校の院長の写真とはいえ、イライラしてたので小石ぶつけました!
…なんて洒落にならない
絵里は途端に冷静になった
絵里「派手にやっちゃったわね…」
3代目校長の写真は院長机の上に落ち、机の上の物は吹っ飛んでしまっている
絵里「んっ?あれは…」
本棚の近くにある椅子の上に何かが落ちている
絵里「院長写真を落とした影響で何かが乗ったのかしら?
あれは一体何…?」
遠いためよく見えないが丸くて小さい物だということだけはわかる
絵里「あれだけ遠いと調べようが無いわね…」
だがそこですぐに閃いた、椅子の足がキャスターになっているのを見ると
絵里「あれなら引っ張れば引き寄せられそうね」
そういうと絵理はフック付き電気コードを手にし、フック部をキャスターに向かって投げつけた
絵里「よし!うまく引っかかったわ!」
電気コードを引っ張り椅子を引き寄せる
絵里「これで手が届くわね」
そういうと絵理は引っ張ってきた椅子に乗っている物を手に取る
絵里「何かしらこれ?」
・小さな丸い物体(白色)を手に入れた
調べてみると何か書かれている
〔KEY〕
〔1????〕
絵里「またKEYの文字ね」
絵理は頭の中で今まで得た情報をまとめる
絵画に書いてあった
〔KKEKEY〕
〔 13〕
引き出しのキーロック装置には
〔KEY〕
〔 3〕
丸い物体には
〔KEY〕
〔1????〕
絵里「これを合わせてみると…」
〔1??13〕
絵里「ということになるわね」
5桁中3桁は埋まった事になる、残りは2桁
絵里「あと2桁ぐらいなら適当に入れればいいわよね」
後2桁…10013、11013、12013…
絵里「多分27通り…ね、少し多いけど当てずっぽうで何とかなるわよね」
手がかりは十分に得た…これで大丈夫のはず…
絵理は棚の一番下の段のキーロック装置の解除にかかる
まず1入力目、2桁目、3桁目を0にしてみる
[10013]
絵里「どうかしら…?」
番号を入力し、OKボタンを押す
………
ブブー
低い電子音が鳴る
絵里「まあそうよね…」
正直一発でクリアできるとは思っていない
絵里「次ね」
2入力目、2桁目を1、3桁目を0にしてみる
[11013]
………
ブブー
再び低い電子音が鳴る
絵里「…次ね」
[12013]
ブブー
[13013]
ブブー
5回目の入力のとき、思いもよらない問題が起きた
絵里「えっ…?」
装置が反応しなくなり画面が写らなくなったのだ
絵里「ちょっと…!動いてよ!」
軽く装置を叩いてみるが全く反応がない
絵里「もしかして数回入力失敗したら入力できないっていうのかしら…」
たしか携帯電話の料金をチェックする時もそんなシステムだったはず
パスワード入力に連続で失敗した場合24時間入力できなくなります
いつもそこはしっかり見ていなかった気がする
絵里「そんな…」
絵里はがっくりと肩を落としその場に座りこむ
進むべき道が断たれた
しかもそれが自分のせいでとなると更にショックが大きい
頭の中が真っ白になり何も考えられなくなった
……………………………………………………………………
あれからどれだけの時間が経ったのだろうか
絵里は床の上に寝そべっていた
クールビューティさは微塵も残っておらずふて腐れた子供、と言ったほうが似合っているだろう
絵里「もうこのまま眠ってしまおうかしら…」
自分は頑張った
女子高生が一人監禁されている中でよく頑張ったと思う
目が覚めた時自分がどうなってるのか
そう考えると少し怖い
だが絵里は今すぐにでもこの現実から逃げ出したかった
絵里「皆…」
頭の中にμ’sの仲間達の顔が浮かぶ
絵里「皆、今頃どうしてるのかしら、絵里ちゃんがいなくなったって騒いでるのかしら…」
今まで堪えていた涙が溢れる
絵里「皆、ゴメンね…せっかくラブライブに出場出来たっていうのに…私は出られそうにないわ…ごめんなさい…本当に…ごめんなさい……!」
絵里のまぶたが重くなり…段々と意識が遠退いていく…
絵里「ピピピッ!!」
いきなり大きな電子音が鳴り響いた
絵里の意識が再び現実に呼び戻される
音のした方を見ると先ほど停止したはずのキーロック装置が起動している
絵里は慌てて起き上がり装置を確認する
絵里「…装置が動いてる…!!」
どういうことだか先ほど切れていた画面が写っている
飛び上がりそうなほど嬉しかった
絵里「まだ終わりじゃない!」
再び絵里の中に闘志が沸く
絵里「そうよ!まだ終わりじゃないわ!皆でラブライブで優勝するって約束したんだから!!」
決意を新たにし再びキーロック装置に向かい合う
絵里「さてと…」
状況を振り返る
絵里「多分この装置は何回か違う番号を入れると電源が切れるようね、そしてしばらく時間が経つとまた電源が入る…」
もうさっきのような状況を味わいたくないためか絵里は更に慎重になった
絵里「[1??13]ね…」
装置停止中に少し考えていたが全くわからなかった
だが新しい疑問点を発見した
〔KKEKEY〕と〔KEY〕である
絵画にのみKKEという単語が追加されている
絵里「KKE?何かの略…?」
何か頭に引っかかる
何処かで聞いたことある、なぜかそんな気がする
絵里「…」
絵里「…あっ」
〔かしこい、かわいい、エリーチカ〕の略である
K K E
絵里「あはは、こんなときに何考えてるのよ私は」
改めて入力数字を思いだす
絵里「[1??13]ね…」
絵里は少し試してみたいことがあった
絵里「一回くらいなら間違えても大丈夫よね…?」
といっても他に何も浮かばなかったので入れてみようと思っただけだったが
KKE KEY…
絵里「私の誕生日は10月21日、これを入れれば丁度数字が埋まるけど…」
[10213]
絵里「1桁目と4桁目がぴったりはまるのは偶然かしら、
これがダメならまた考えないといけないわね」
番号を入力しOKボタンを押す
絵里「…………」
…………
絵里「…………」
絵里「…はぁ…やっぱりダメ…」
ガチャッ
絵里「えっ…!?」
思わず驚きの声が出た
キーロック付きの引出しに指を掛け、引っ張る
絵里「うそ…開いた…!」
なんとロックを解除できてしまった
正直ロックを解除できたことより
自分が思いつきで入れた数字で解除できてしまったことに驚いた
引出しの中には自分が求めていたものが入っていた
絵里「全く、ハラショーだわ本当に、いいえ、スピリチュアルとも言えるわね」
・ハサミを手に入れた
絵里「貴女のおかげかしら?女神様」
ポケットに入れていた星型キーホルダーに向かって微笑む
絵里「さて、このハサミさえあれば結束バンドも切れるわよね」
結束バンドに向かってハサミを向ける
絵里「こんな物これさえあれば!」
チョキン!
絵里「ハラショー!!切れたわ!!」
ずっと縛られていたからか右足にはバンドが食い込んだ後がついている
だが拘束から開放され自由になった絵理にとってはそんなことはどうでもいいことだった
間逆方面にある出口に向かって絵理は歩き出した
出口の扉は鍵がかかっていたが内鍵だったので特に問題なかった
一歩歩き出せば出口だが絵理は扉の前で考えていた
外は一体どうなっているのか
賞状にはUTX学院という名前があった
普通関係の無い学校の賞状を貼るなんてとても考えられない
自分が今いる場所はUTX学院なのか
絵里「…もう考えていても仕方ないわ、悩んでいても何も始まらない」
そう言うと絵里は扉に手をかける
ガチャッという音と共に扉が開かれ、絵里はその中に消えていった…
終わり
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キャラは綾瀬絵里のみです
元ネタはとある脱出ゲームです
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