カイルとアスナが婚約した翌日、昨日の一件をヒースクリフに報告にきていた。
「すまなかった、よもやギルドの中にラフィコフィが潜んでいたとは」
「ああ、またやらないでくれよ」
「わかった、そうしておこう」
カイルとヒースクリフが報告を終えると隣のアスナが今回来た本題とも言えることを言う。
「団長、私は一時脱退を申請します、理由は今回の一件でギルドに疑問ができてしまいました」
「それは、難しい話だな」
そう簡単にはいかないと思っていたカイルは一歩前に出る。
「なら、交渉といこう…アスナを一時脱退の了承の引き換えに…」
カイルはヒースクリフに交渉を持ち出し、アスナは横で先に交渉内容を聞かされていたからか不安な目でカイルを見つめる。
「アスナが研鑽の積み重ねで作った調味料で作る、醤油、味噌、塩…これでどうだ?大好きなラーメンを食べれますよ?」
「…わかった、幹部には私から伝えておこう」
(本当にうまくいっちゃった…)
ラーメンに対する誘惑に負けたヒースクリフは交渉を了承し内心でアスナはうまくいったと苦笑いした。
そして前線から離れたカイル達は22層ののどかな所にあるログハウスを購入しそこで暮らしてから大体1週間が経ちその間は二人ともこの世界に来てから経験したこともない幸せな感じをしていた。
「ねえ、カイルくん、今日はどこいこっか?」
「ほとんど、行ったからな…のんびりするって言うのもありじゃないかな?」
「ん~それもそうかも」
(そういえば、こんなにのんびりするのってはじめてかもな、幼少の頃から剣術の練習とかして、訓練校でも訓練とかで管理局に入ってからも任務で休むまもなくだったな)
「カイルくん?どうしたの?ぼっとして」
「いや、こんなにのんびりするのってはじめてかなって思ってな」
「そうなの?」
「ああ、何かと色々やってたからな」
「そうなんだ、じゃあ、今日は一日中のんびりしておく?」
そうするか、考えたがある人に聞いた噂を思いだし指をならした。
「いや、そういえば、いいところがあった今日はそこにいこう」
そういって家からでて森林に囲まれた通路を手を繋ぎながら歩いているとカイルは足を止めて辺りを見渡す。
「話を聞いた限りこのあたりなんだけど…」
「何を探してるの?」
「いや、このあたりに住む人に聞いた話なんだけどさこのあたり…出るらしいんだ…」
「出るって…何が?」
アスナは若干体が震えておりカイルの言うことに恐怖を実感していた。
「なにって…幽霊」
「もしかして…アストラル系のモンスター?」
「いや、カーソルが出なかったらしい正真正銘の幽霊らしい」
「そ、そんな噂でしか…」
噂でしかないと言おうとしたアスナは突然言葉が途切れて不思議に思ったカイルはアスナの方へ向くとアスナはじっと一定の方向を凝視するかのように青ざめていた。
「アスナ?」
「カ、カイルくん?…あれ…」
アスナが指を指す方向をカイルも見るとうっすらと霧が出ているなか、ひとつの人影が見えた。
「!?、噂は本当だったのかよ…」
カイルは驚くのも束の間その人影をよく見ると幼い女の子の姿をしており、だが次の瞬間少女はふらっと体制を崩して倒れた。
「あれは!?」
「っ!!」
「アスナ!幽霊なんかじゃない!」
「カ、カイルくん!?」
カイルは少女が幽霊ではないと確信づいて少女に近づいていきアスナも恐る恐ると恐怖しながらカイルの後を追う。
カイルは少女の元に辿り着き抱き抱えアスナは幽霊の正体をみて驚いた
「プ、プレイヤーなの」
「わからない、カーソルが出ない…このままなにもしないのも不味いから家に連れていくぞ」
「うん」
カイル達は謎の少女を抱えながらマイホームに戻り寝室のベッドに寝かせた。
「ここまで連れてこれたってことはNPCじゃないのは確実か…」
「そうだね…ねえ、カイルくん、この子目を覚ますよね」
「ああ、問題ねえよ、多分明日になったら目覚めてるさ」
そして日がくれて夜、カイルとアスナは眠りについたがアスナはふと目を覚ます。
「あ…」
アスナは寝ている少女に近づき少女の表徐を見る。
「…どうして、こんな子がSAOに…」
そしてアスナはそのあと少女の寝るベッドに潜り込み安心させるために抱き寄せて眠りついた。
あとがき
どうも、ウイングゼロです、えっと今回ヒースクリフさんは何でもラーメンの研究がどうとかで来てません、ですから今回は一人となります。
今回はユイちゃんが登場しましたね、原作通り幽霊の噂はユイちゃんが起こした噂です。
そして次回はなんとか圏内戦闘までいきたいですね、それではまたお会いしましょう
Tweet |
|
|
1
|
1
|
追加するフォルダを選択
ソードアート・オンラインとリリカルなのはのクロスオーバーです