No.704748

蒼天に浮かぶ星雲達 9話

白蓮さん

9年後に動き出す岳、黄巾の乱から登場する

2014-07-29 15:41:03 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1872   閲覧ユーザー数:1796

あれから9年・・・大陸は騒がしく動いていた。黄巾を賊が暴れまわっている、これを期に一定の人物たちは、名乗りを上げようと動いていた。そして、岳も・・・

 

岳「(-_-)zzz」

 

動き出そうとしていた?

 

岳「う~ん・・・あれから9年、そろそろ黄巾の乱が出てくるころだ」

 

この頃の賊の活動が活発になってきてる。俺は此処でできるだけ名を上げる

 

岳「でも・・・まさか。”迅速の白狐”なんて呼ばれる日が来るなんてな・・・」

 

俺は9年間、賊を相手に何度も持闘っていた。それでいつの間にか、白い髪と白い狐の仮面とすぐに賊を倒す姿で、”迅速の白狐”なんて二つ名が付けられてしまった。この間、町に寄ったときなんか、子供たちが「迅速の白狐!ここに参上!」なんて言ってたものだから、食べていたラーメンを吹き出してしまった

 

岳「名前が分からないからって、二つ名をつけるなよ・・・」

 

文句を垂らしながら、森を抜けていく・・・

 

岳「皆・・・元気でいるといいけど・・・」

 

これを期に俺は、月の下に行く。この間就任した天水の太守が董卓だと聞いて、俺は早めに仲間に入れるように、黄巾の乱で名を上げたいと考えた

 

岳「簡単に行くといいけどな~」

 

???「恋殿~~!どこにおられますか~!」

 

岳「ん?今・・・”恋”って言わなかったか?」

 

確かに聞こえた、女の子が恋と呼んでいた・・・確かめに行くか・・・

 

???「むむっ!お、お前は・・・!」

 

岳「って、こんな近くで叫んでいたのかよ・・・まぁ、いいか。ここで大声を出すな、熊にでも襲われるぞ?」

 

???「お前は・・・迅速の白狐なのですか~~!!!?」

 

岳「人の話を聞け!・・・全く、まぁ確かにそう呼ばれてるな」

 

???「これが本物の白狐・・・なんだか、不思議な感じするのです」

 

岳「ああ、まぁ名前だけでも、俺は白、君は?」

 

???「ねねは陳宮なのですぞ!ここで、恋・・・呂布殿を見てはおりませんか?」

 

陳宮か・・・傍に居るのは当然と言われれば当然か・・・

 

岳「悪いな、見ていないんだ。見つけたら君の事、話しておくよ」

 

ねね「よろしく頼みますぞ!恋殿~!」

 

でっかい犬に乗ってんな~・・・呂布って言っていたし、恋で間違いない

 

岳「変な巡り合わせだな・・・まぁいいか。戻って近くの義勇軍にでも・・・」

 

恋「・・・・・」モグモグ

 

・・・・・いました。さっき俺が焼いていた魚に手を出しています

 

岳「もしもし、それ俺の何だけど・・・」

 

恋「・・・?・・・いただきました?」

 

いや、説明としていいけど、それじゃ意味ありませんから。にしても、顔が変わってないな・・・癒しをくれるそんな顔をしているのは、相変わらずか・・・

 

恋「・・・?・・・・???」クンクンッ

 

岳「ん?臭かったか?」

 

恋「・・・・・」フルフル

 

岳「そうか・・・さっき、陳宮が探してたぞ、行ってやんな」

 

恋「・・・ありがとう」

 

岳「どういたしまして・・・」

 

そそくさに早足で、俺の場所から森へと入って行った

 

岳「元気そうで何よりだよ、恋・・・」

 

仮面をつけていたので、気づかれずに済んだか・・・

 

岳「また、会えるからいいよね」

 

お!森を抜けたか・・・そこらへんで義勇軍でも見つけよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃香「あ、愛紗ちゃ~ん、これどうしたらいいの~!?」

 

愛紗「知りません!朱里に聞いてください!」

 

朱里「はわわ!そ、それは、こっちに置いてくだしゃい!」

 

雛里「あわわ!か、噛んでるよ朱里ちゃん!」

 

鈴々「にゃははは!かみかみなのだ!」

 

愛紗「お前も兵たちの所へ行かんか!兵士の士気が下がってはいけないだろう!」

 

あ、愛紗ちゃん怖い、こんなに忙しいなんて!白さん、元気でいるかな~

 

愛紗「桃香様!ボーっとしてないで働いてください!」

 

桃香「は、はい~~~~!!」

 

兵士A「これで大丈夫なのだろうか?」

 

兵士B「なあ、劉備様に合わせてくれって人が来てるんだけど・・・」

 

兵士A「この状態ではな~~・・・・」

 

愛紗「お前達?何をしゃべっている?」

 

兵士B「は、はっ!劉備様に合わせてほしいと、旅の者が来ていて」

 

愛紗「忙しいので、今度にしろと言っておいて・・・」

 

兵士B「なんでも、この軍に入りたいとか・・・」

 

愛紗「なんだと!黄巾党に向かう途中でそんなこと言われても・・・」

 

桃香「いいんじゃないかな、私それでも、やれることはあると思うの。看護担当とか」

 

愛紗「と、桃香様がそう言われるのでしたら・・・ただし!私も同席しますからね!」

 

桃香「そんなに威圧したらお客さん、逃げちゃうよ?」

 

兵士B「それでは呼んで参ります!」

 

桃香「いい人だといいな~・・・愛車ちゃんはどう思う?」

 

愛紗「そうですね・・・暗殺者ではないと言い切れないので、私は悪党だともいえます」

 

兵士B「つ、連れてまいりました!それでは!私はここで!」

 

岳「うん、ありがとね」

 

まさか・・・こんなにも早く桃香と再会するなんてな・・・それに、すでに諸葛亮や鳳統までいるとは・・・俺の知っている歴史じゃない訳だ

 

桃香「ああ!お客さん来たみたいだよ!どうぞ!入って・・・くだ・・・さ・・・い」

 

今俺は仮面を取っている状態なので、桃香に俺の正体は丸わかりだ

 

桃香「は、白さん!?ど、どうしたの!?」

 

岳「え?ああ、うん。とりあえず、今探せる主を探してるんだ。その中で、桃香の義勇軍が上がって来たんだ、知り合いでもあるし、来てみたんだ」

 

桃香「そうなんだ!とりあえず入って!」

 

ズイズイっと、中へと引きずられていく。何年たっても変わらないな

 

愛紗「と、桃香様!?何故コイツの手を取っているのですか!!」

 

・・・今度は何故か、桃香が連れて行かれ、端の方で説教を喰らっていた

 

鈴々「お兄ちゃんは桃香お姉ちゃんと知り合いなのか?」

 

岳「え?・・・命を助けてもらったかな。桃香には本当に感謝している」

 

鈴々「お姉ちゃんから真名をもらってるのだ、いい人なのか?」

 

岳「それは・・・だれしも、いい人とは限らない。やっていることは正義だと主張しても、他から見れば悪党にも見える。俺をどう判断するかは、君に任せるよ」

 

鈴々「う~ん、よく分かんないのだ」

 

岳「はははははは!簡単に言うとね、君がどう思うか、それだけだよ」

 

鈴々「おお!それならわかるのだ!」

 

ふふふっ、この子面白いな、この子はたぶん、張飛かな?頭がよさそうでもないけど、強さはある

 

愛紗「すいません、遅れてしまって・・・」

 

岳「あ、いいえ。お構いなく」

 

愛紗「して・・・何故ここに来たのですか?」

 

岳「そうですね・・・一つは知り合いの顔を見ることと、将としてしばらくの間、ここで働かせてもらえないかと思いまして・・・」

 

愛紗「なっ!失礼ながら、貴方にそれほどの武が「いいよ、白さんが来てくれるなら百人力だよ!」・・・桃香様!この者の実力が分からないのに何故!了解を出すのですか!?」

 

桃香「だって、白さんの知り合いは私だし、小さい頃に賊が攻めてきたときに、一人で一万の敵をやっつけたんだよ!別にいいと思うけどな~」

 

愛紗「信用に足るかどうかの問題です!本当にその人かどうかも分からないのに!」

 

岳「そこまで俺って信用ないのね・・・なら、試してみる?」

 

愛紗「はっ?」

 

岳「俺と関羽さんとで、一騎打ちしよう。俺は武器を使わずに素手で勝つ」

 

愛紗「なっ!?私を馬鹿にしているのですか!?いいでしょう!私が勝ったら、諦めてもらいます!万が一、私が負けたら、何でも言う事を聞きましょう!」

 

岳「いいよ、それでさ。久々に5割くらい出しますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱里「そ、それでは、始めましゅ!」

 

岳「まだ噛むんだ・・・」

 

愛紗「よそ見をしない方が身のためですよ」

 

岳「いいさ、君より場数は多いから・・・」

 

愛紗「その言葉後悔させてあげしょう」

 

岳・愛紗「・・・・・」

 

朱里「は、始めっ!!」

 

一瞬、孔明の合図にズッコケてしまった

 

愛紗「先手必勝!ぜぇぇぇぇぇい!!!」

 

岳「ぐっ!お、重いな・・・でも、まだまだ弱いぞ!もっと来い!」

 

愛紗「減らず口を!!」

 

肩、腰、頭、足・・・何処を狙っても、白殿は直ぐに跳ね返してくる!なぜここまでの力が!

 

岳「はい、考え事をしてる暇があるのか?・・・せいっ!」

 

愛紗「くっ!」

 

岳「へぇ~、それを避けますか・・・ドンドン行くよ!」

 

ガキィィィィィィィィン!!くっ!そして何より、早くて重い!なんでこんな・・・!

 

岳「腰が引いてきてるよ!!隙あり!!」

 

愛紗「あっ!・・・私の負けです」

 

見事としか言えない、私の青竜偃月刀は後ろ飛ばされ、首に指を突き立てられていた

 

岳「ふぅ~~~、ありがとうございました」

 

愛紗「人は見かけによらないってことですね・・・軽率でした」

 

でも、まさか素手で偃月刀を飛ばされるとは・・・

 

岳「そんなことはいいよ。合格でいいかな?」

 

愛紗「はい、申し分ないです」

 

桃香「流石白さん!愛紗ちゃんに勝っちゃうなんて!」

 

岳「(偽名を使ってるから違和感があるな・・・)まぁ、経験だけは無駄にあるから」

 

朱里・雛里「・・・・・」

 

鈴々「お兄ちゃん、凄いのだ~!」

 

褒められて悪い気はしないな・・・・・

 

岳「改めまして、俺は白、よろしくお願いします」

 

全員「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「曹操との再会、董卓軍の張遼」

 

霞「なんや?あんた」

 

岳「董卓に・・・届けてほしいんだ」

 

 


 
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