ある世界に、こんな言い伝えがあった。
五つに散らばった黄金の神器。それが一つに集まりし時、“金”は現世に甦ると…
「ここがそうか?」
「間違いない、目的の場所だ」
ロストロギア回収任務を遂行する為、ある次元世界にやって来たロキとBlaz。彼等はその世界に存在すると言われる危険なロストロギアを探し出そうとするが…
「教えて欲しい。君達にとって、極限の希望とは何なのかを」
「お前、誰だ…?」
「何を言って…ッ!? 何だ!?」
ある遺跡にて、彼等は一人の少年と遭遇する。そして…
『さぁ諸君! お待ちかねのサッカーバトルが、今始まるぜぇっ!!!』
「「「「「イェェェェェェェェェイッ!!!」」」」」
「「―――ゑ?」」
気付けば彼等は、全く異なる世界に迷い込んでしまっていた。
「あ、見つけたぜ兄貴!!」
「何してるんですか!? 早くしないと、試合が始まってしまいます!!」
「ルカ、それにリリィ!? え、あ、ちょ…え!?」
「Blaz!! 早くユニフォームに着替えて!!」
「Blaz~、早く早く~!」
「ニュー!? ちょ、俺もかよ!!」
二人はルカやリリィ、鈴羽やニュー達に引っ張られる形で、そのままサッカーの試合に参加する羽目になってしまう。
「優勝は、僕達チーム・レオーネが頂きます!!」
「「「「「頂くぜー!!」」」」」
「バカ言え、優勝するのは俺達チーム・クロガネだ!!」
「「「「「おぉー!!」」」」」
「「…何これ?」」
ディアーリーズ率いるチーム・レオーネと、何故かBlazとキリヤが所属しているチーム・クロガネ。両チームは一回戦を勝ち上がる為に、全力を持って戦い始める。
「ふん、まだまだ甘いな。勝つのは俺達チーム・リンクスだ」
「全く、私は面倒で仕方ないんですけどねぇ…」
「そう言うなってデルタ。今度こそ、俺達で優勝を手にしてやろうじゃねぇか」
「よっしゃ、派手に行こうぜ皆!!」
二百式、デルタ、miri、okakaが参加するチーム・リンクス…
「ユイ、フィア、シグマ。準備は良いな?」
「問題ない」
「いつでも良いよ~♪」
「ヒャハハハハハ!! 暴れてやるぜぇ!!」
「しっかり戦え、皆」
「マネージャーは儂等に任せるのじゃ」
支配人率いるチーム・ライダーズ…
「さぁ、我々チーム・コジマが盛り上げようじゃないか。盛大にな!!」
「流石よアン娘!」
「素敵ですわアン娘さん!」
「ちょっと待て何だチーム・コジマって!?」
「どうでも良いじゃんチーム名なんてさ」
「そ、そうなんですか…?」
awsやFalSig、朱雀やUnknownが所属するチーム・コジマなど、様々なサッカーチームの存在に思わず困惑してしまうロキとBlaz。そして何より…
「OTAKU旅団が、存在しない…?」
その世界には、OTAKU旅団という組織は存在していなかった。蒼崎は女好きの遊び人で、げんぶは妻や娘と共に幸せな家庭を築き、kaitoは世間を騒がす大怪盗で、ZEROに至っては多くのレストランを潰して回る大食いチャンピオン。おまけにどのメンバーも、互いの面識がなくなってしまっていた。
「やっほーキリヤー♪」
「な…フェイト!?」
「? どうしたのキリヤ」
「あ、いや…」
「一哉さん、早く行こうや♪」
「あぁ。行こうか、はやて」
「に、二百式と八神はやてまで…」
敵対していた筈の機動六課の面々も、何故かロキ達と仲の良い友人という状態になっていた。しかしOTAKU旅団だけでなく時空管理局すらも存在しないこの世界は、ロキやBlazにとっては何となくだが居心地の良い世界でもあった。
「何だか……こういう世界も、悪くないって気がするな」
「まぁ、確かにな」
戦いの無い世界に、次第に馴染んでいくロキとBlaz。しかし…
(おかしい……誰もOTAKU旅団の存在を覚えていないだと…?)
ガルムはこの世界が改変されている事に気付き、単独で調査を開始。そして…
「さぁ、計画の実行に移るとしようかぁ…!!」
恐るべき計画が、実行されようとしていた。
「ちょっと、何をするのよこなた!!?」
「うるさい!! アンタさえ、アンタさえ消えてしまえばぁっ!!!」
「待て、やめろこなた!!」
ある日、突然仲間である筈のアキをこなたが抹殺しようとオーズに変身。そんなこなたを止めようとディアーリーズもウォーロックに変身したが…
「私はただウルに…ッ!? わた、し……私はぁ、あ…が…!?」
「!? こな、た…?」
黒い霧に蝕まれ、こなたはオーズのベルトを残して消滅してしまった。当然、トラブルはこれだけでは終わらない。
「くそ、いきなり何しやがるシグマ!?」
「調子に乗ってんじゃねぇぞレイ……俺はもう、テメェなんざに従えるかよ!!」
突如豹変し、支配人に襲い掛かるシグマ…
「お前の裏切りに、俺が気付かないとでも思ったか……デルタ!!」
「メチャクチャになってしまえば良いんですよ、こんな世界はっ!!!」
やはり対立してしまう、二百式とデルタ…
「俺が世界に君臨して……ただ一人のハーレム王になってやる!!」
「はん、血迷ったか蒼崎…!!」
己の欲望のままに行動する蒼崎、そんな彼を倒そうとするげんぶ…
「とっとと倒されてくれないかしら? ミ・ズ・キ」
「あら、あなたこそ早く消えるべきでなくて? ア・ヤ・ネ」
「な、二人共…!?」
Unknownを巡って暴走し、命の奪い合いにまで発展してしまう朱音と青竜…
「さっさとくたばれよ兄貴!!」
「消えて下さい、キリヤさん…!!」
「チィ!! ルカ、リリィ、まさかお前達まで…!?」
そして異変は、ロキの身近な人間にまで及んでしまっていた。
「やっぱり、この世界でも駄目だったんだね…」
「!? おい、待てよ坊主!!」
Blazの前に再び現れた少年。彼なら詳細を知っているかも知れないと、彼の後を追おうとするが…
「戦争の時間だ、派手に行こうじゃないか」
「来るなら来い!! 俺の手で、全てを破壊してやる…!!」
「ライオトルーパー部隊、出撃の時だ!!」
「じゃあ皆、少しO・HA・NA・SHIしようか♪」
「おい、俺にも楽しませろよ…!!」
Unknown率いる精鋭部隊、okaka率いるアサシン部隊、支配人率いるライダー部隊、高町なのは率いる魔道師部隊、そして単独で行動を開始するZERO。彼等はそれぞれの目的を果たすべく、互いに殺し合いを開始してしまう。
「くそ、アイツ等もう始まってやがる!?」
「止めるんだ、俺達で皆を…!!」
繰り広げられる戦争を止める為、走り出すロキとBlaz。
『ギギギギギギ…!!』
「!? イナゴの化け物だと…?」
ロキやBlaz、そしてガルム達の前に謎のイナゴらしき怪物が出現。そして遂に…
「私はいずれ、全世界に君臨する王となる…!!」
全ての黒幕―――黄金を纏いし戦士が、彼等の前に姿を現した。
「お前が見当たらない理由が分かったぜ、竜神丸…!」
「!? どういう事ですかガルムさん」
世界改変以降、ずっと行方不明のままだった竜神丸。そんな彼が残した手がかりを元に、ガルムは合流した黒鉄刃と共に真実を見つけ出す。
「さぁ、その邪悪な意志を解放するのだ…!!」
「やめろ、やめてくれキリヤ!!」
「ウルさぁん!!」
「うぅ、う、ゥ……ガ、アァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」
黄金の戦士により、力を暴走させられてしまうロキとディアーリーズ。彼等の振るう刃は、彼等を愛する者達にまで向けられてしまうが…
「何故だ? 何故お前は、俺達をこの世界に呼んだんだ」
「話すよ。僕が君達を呼んだ、本当の理由を」
少年の口から明かされる、改変された世界の真実…
「子供達の未来を守る……それがこの俺、子守の神の務めだろうがよ!!」
「面白そうだ。俺も力を貸してやろう」
窮地に陥るロキ達の前に、子守の神と
「最後に笑うのは、この私だぁっ!!!」
「覚悟しやがれ、金ピカ野郎……ここからは俺達、OTAKU旅団のパーティータイムだぁっ!!!!!」
そしてOTAKU旅団は集い、最大最強の戦士に挑みかかる!!
「さぁ、見せて貰うぞ。お前達の力を」
九番目の熾天使・外伝 ~改~ 戦国バトルロワイヤル
coming soon…?
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仮面ライダー鎧武の劇場版を見た後、色々ふざけまくってたら何か出来上がっちゃいました。
ちなみに本当にやるかどうかは不明です。