No.702203

星降る夜に 28

白蓮さん

転校生はもう一人の一夏の幼馴染だった

2014-07-20 14:58:18 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1340   閲覧ユーザー数:1293

静寐「ねぇねぇ、二組のクラス代表が変更になったって知ってる?」

 

岳「(-_-)zzz」

 

一夏「変更?」

 

本音「ふじりん、起きるのだぁ~」

 

清香「中国の転校生なんだって」

 

岳「本音~・・・起こさ・・な・いで・・・zzz」

 

本音「起きるのだぁ~」

 

セシリア「ふん!私の存在を今更ながらに危ういと判断しての行動ですわね!!」

 

岳「・・・眠気が消えてしまった」

 

声がデカいよセシリア・・・行っても無駄か・・・

 

セシリア「なんですの?その残念な人を見る目は?」

 

岳「自分の胸に聞け」

 

一夏「どんな奴なんだろ?強いのかな?」

 

なんで楽しそうに言ってんだよ。お前クラス代表だから戦うんだぞ?

 

岳「お前も言っても無駄か・・・」

 

静寐「今の所専用機持ちって、一組と四組だけだから余裕だよ~」

 

足元すくわれるのがオチだな・・・

 

???「その情報、古いよ!!」

 

話の横から声がした、ドアの方を向くと一人の女の子がいた。ツインテールの茶色の髪の子

 

???「二組も専用機持ちがクラス代表になったの!そう簡単には優勝できないから!」

 

岳「(これまた活発なことで・・・)」

 

一夏「鈴?・・・お前鈴か?」

 

まさかの知り合いですか・・・お前結構人脈あるのな・・・

 

鈴「そうよ!中国代表候補生凰 鈴音!今日は宣戦布告に来たってわけ!」

 

岳「わざわざご苦労様・・・お茶どうぞ」

 

鈴「あ、どうも・・・・・って違う!」

 

でも、飲んだじゃん

 

岳「まぁ・・・一夏だし、簡単に勝てると思うから肩の力抜いて挑めばいいと思うよ」

 

鈴「そうなの?」

 

一夏「なに暴露してんだよ岳!」

 

千冬「うるさいぞ!」

 

わぁーお、織斑先生が来てしまった

 

鈴「ち、千冬さん・・・」

 

千冬「織斑先生と呼べ、もうSHRの時間だ教室に戻れ、どけ邪魔だ」

 

鈴「す、すいません。また後で来るからね!逃げないでよ一夏!」

 

岳「お前は何と間違われているんだ?」

 

一夏「さ、さぁ?」

 

箒・セシリア「む~~~~~~!」

 

乙女ですね~・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業の後、食堂に転校生こと凰と一夏の会話聞きながらおれは皆からの特製映像会話装置でのやり取りをしていた

 

岳「ふむふむ、休みの日は帰って来てほしいというわけか」

 

月『はい、できるだけでいいですので』

 

岳「努力はするよ、暇な時には行くことにする」

 

詠『そっちでの、敵の動きはあった?』

 

岳「不気味なくらいないな」

 

冥琳『動くならデカい祭典のようなときに動くだろう。次に動くとしたら・・・』

 

岳「クラス対抗マッチリーグ・・・』

 

冥琳『ああ、その時だろう』

 

岳「俺は代表じゃないから自由に動ける。千冬さんにも話を通しておく」

 

詠『分かったわ』

 

岳「そっちに行くときに買う物は?」

 

月『恋さんに鈴々ちゃん、季衣ちゃんに翠さんがよく食べるので多めに食材を買っていただけると助かります』

 

岳「分かった、それじゃ切るね」

 

月『はい』

 

敵に備えて早めに念を押しておくか・・・そうだ、誰かひとりこっちに居て貰う事にしたらいいじゃん。それはそうと・・・

 

鈴「あたしの方が付き合いは長いんだし」

 

箒「だとしたら私の方が早いだろ!」

 

まだやってんのかよ・・・セシリアは話についていけてないようだ

 

岳「で、あれはどういう状況なわけ?」

 

静寐「簡単に言えば凰さんがセカンド幼馴染で篠ノ之さんがファースト幼馴染だとか」

 

岳「・・・なるほど、分からん」

 

セカンドとかファーストとかなんだよ・・・基準?

 

鈴「じゃあ一夏、放課後に練習が終わった頃に行くから」

 

一夏の奴絶対今日の練習は悲惨なものになるだろう。あ、言っておかないと

 

岳「篠ノ之、お前が頼んでいた貸出だが、可能になったからな」

 

箒「あ、ありがとうございます!」

 

岳「じゃ、俺も席外すわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「・・・・・」

 

寮の帰り道を歩いて帰っているのだが・・・・・

 

岳「・・・・・出てきたらどうだ?」

 

木の陰にそう言って数秒経った時に、出てきた

 

???「さすが選ばれた者ですね。くっくっくっくっ!」

 

整った髪に冷静な顔がうかがえる。服は黒服で纏っていた

 

???「名乗っておきましょうか。いずれはあなたを倒すものとして」

 

岳「負けるのはお前だけどな・・・」

 

???「威勢のいいことで、最初に言っておきましょう。私達フェアレーターは一人ずつしか外史に入ることができません」

 

岳「いいのか?そんな情報出して」

 

???「構いませんよ。貴方なんて私一人で十分ですから」

 

不敵に笑うフェアレーターの一人

 

???「ともかく名乗りましょう。私の名はレイゲン・アルテスです」

 

岳「・・・・・何故俺を狙う?お前たちに迷惑をかけてはいないはずだが?」

 

レイゲン「そうですね。私たちの目的はあなたの力だ。すべての外史には終点があり、終わりを迎えた世界は破滅する。私達はその外史の管理者ですがもう飽きてしまった。だから、私達は裏切りました。すべてを。ですが、なら外史をすべて破壊してしまえばいい。私達のリーダーはその方法を思いついた。それが、外史の原点にもならず、すべての外史を渡り歩く力を持つあなたの力を!

だからこそ、貴方を狙うのですよ。貴方の力を使い、ある”門”の扉を開ければ!私達は解放される!外史は滅亡し!すべての管理者は解放される!!!」

 

岳「・・・・・外史を見捨てるって事か?」

 

レイゲン「そう思ってもらって結構ですよ」

 

岳「・・・そっか・・・ふざけるなよ」

 

レイゲン「貴方ならそう言うと思いましたよ。ですが、私達のリーダーは認めませんでしょうね。ほとんどのフェアレーターのメンバーは彼を慕っています。そして、彼は私達を信頼してくれています。彼の思いにこたえることこそ我らの願い・・・・・貴方は私達のことを見捨てているも同然です」

 

岳「・・・・・」

 

レイゲン「私達は永遠と管理者であり続けなければいけません。それの苦しみもわからないくせに・・・抜かしたこと言ってんじゃねぇ!!!」

 

ここにきて、感情を表にするレイゲン・・・見捨てている・・・か

 

岳「・・・・・俺が言いたいのはそのことじゃない。お前たちの都合で外史に生きる者達の命を殺すなって言いたいんだよ」

 

レイゲン「人形に生きる価値はない。ただし、貴方と共にいる恋姫達はもう既にあなたと同じ存在と言っても過言じゃない。外史の人間じゃなくなったんですよ」

 

岳「どんな理由をつけようと俺は考えを変えない」

 

俺はこの世界を次元を旅してみたいんだ、一生をかけて・・・爺さんがくれた大切な、機会だから

 

レイゲン「そうですか・・・残念ですよ・・・・・今度のクラス対抗のIS対決があるでしょう?あのときにお邪魔します。残念なことに正々堂々闘うのが勝負の掟だそうでしてね」

 

岳「敵じゃなかったら尊敬に値するな、あんたのリーダーは」

 

レイゲン「覚悟はしておいた方がいいですよ」

 

岳「どっちがだ?」

 

この後すぐに元々居なかったように姿を消したレイゲン・・・

 

岳「大変なことになりそうだ」

 

とりあえず、月達に連絡を入れておくか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「戦闘開始!一夏対鈴!岳対レイゲン!」

 

レイゲン「私の呪文は特殊なので気を付けてください」

 

岳「忍法全開でいくか!」

 

 


 
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