No.698876

快楽を覚える運命の少女

とうとう結ばれた織斑一夏と飛鳥進。遊園地での初デートを終えたその日の夜、二人は互いの愛を確かめるべく部屋の鍵を閉じ━━

これは、ハーメルンにて連載中の名無しのゴンベイ氏執筆の[IS]運命の翼の少女より一進のエロ小説です。なので18歳未満は即退出しましょう。

2014-07-06 13:12:48 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4418   閲覧ユーザー数:4204

それは、遊園地での初デートを終えた日の夜のことだった。

 

「…………お願い………………一夏」

 

か細い声で告げる少女の顔は、これまでに見たことがないほど、赤く染め上げられている。むろん、その理由が羞恥から来ているものであろう事は言うまでもないことであるが。

少女のそんないじらしい姿に、織斑一夏は思わず、ゴクリと生唾を飲み込む音を立ててしまった。

 

目の前にいる少女とは、一夏にとって親友であり、そして仲間として過ごしてきた仲である。

 

だが今、二人はここから別の関係へとなろうとしていた。

 

飛鳥進は、そんな一夏に対して、やや上目遣いに見上げてくる。

その姿に、一夏は思わず心臓が飛び跳ねそうになった。

体格的に、一夏は進よりも頭一つほど背が高いため、見つめ合うとどうしても進が一夏を見上げる形になる。

 

しかし、たったそれだけの仕草の何と愛らしいことだろうか?

 

顔を赤らめた進が、上目遣いで見つめるだけで、周囲の景色が色を失ったかのように錯覚してしまう。

 

━━ああ、進は、こんなに可愛かったのか…………

 

一夏は心の中で、自分の中に浮かんだ感想を素直に受け入れる。

進が普段着代わりにしている制服は、すでに脱ぎ捨てられ、少女の足下に無造作に置かれている。

一夏の前には、水色の下着に身を包んだ、進のあられもない姿があった。

しかし、そんな扇情的な格好とは裏腹に、進の手は胸を隠すように体の前で組まれ、僅かに肩を震わせているのが一夏には判っていた。

 

彼女は怖いのだ。

 

かつて異世界で家族を、仲間を、親友を、守ると誓った少年を失い、ザフト軍の兵士として数多くの戦場を駆け抜けて、それと比例した数だけ命を奪ってきた進。

奪われたくないがために銃を手に取り、それ以外の生き方が出来なくなってしまっていた彼女にとって、未知の領域に踏み込むというこの行為は、この上ない恐怖であった。

それを察した一夏は、敢えて自分の方から進へ歩み寄った。

 

「おいで、進」

 

優しく告げ、そっと、少女の小さな体を抱き寄せる。

 

「あ…………」

 

短い声を上げる進。

気が付けば、ほば全裸に近い少女の体は、少年の腕の中に吸い込まれるように抱き寄せられていた。

そのまま、一夏は進に顔を近づけると、そっと、口づけを交わした。

 

「ん……」

 

小さな声が、塞がれた進の口から濡れ聞こえた。どこか遠くの方から「モウヤメルンダァ!」という一夏がもっとも毛嫌う禿の叫び声と一斉に殴る蹴るをしている音が聞こえた気がしなくもなかったが、そんなことはどうでもよかった。

 

暖かい。

 

ひどく、安心感を与えられる温もり。

その温もりの中に、進は迷うことなく身を委ねる。と、

 

「んんっ!?」

 

素っ頓狂な声を上げる進。ただし、唇は未だに一夏とのキスで塞がっているので、くぐもった声しか出なかったが、目はびっくりして大きく見開かれている。なぜならば、進の腰を抱いていたはずの一夏の右手がいつの間にか下がっていて、進の水色の下着に包まれた進のお尻に触れていたのだから。

抗議をしようにも、唇が塞がっているので、声を出すことも出来ない。その間にも一夏の手がゆっくりと、そして優しくお尻を撫で回す度に進はくすぐったいような、またはそれとは違う何かがこみ上げてくるような感覚に包まれ、腰に力が入らなくなってしまう。進はどうにか抵抗しようと体に力を入れるのだが、一夏の手がお尻を撫で回す度に、抵抗する力が奪われていく。キスが促す温もりと相まって、快感は急速に少女の神経を容赦なく浸食していく。それに対して進は、あまりにも無力だった。トロンと、目に熱を帯びる進。初めて感じる快感に、意思に反して体から力が抜けていくのが判る。やがて━━

 

「おっと」

 

とうとう、立っていることすらも出来なくなった進を、一夏はとっさに腰に手を回したことで支えた。

 

「あ、あれ……?あれ……?」

 

進が、少し焦ったように声を上げる。

どうにか立ち上がろうともがいているが、体にうまく力が入らない。そんな感じだ。そんな進の様子に、一夏はクスッと笑みを浮かべる。どうやら進は、今まで感じたこともない刺激のせいで腰がぬけてしまったらしい。そのおかげで、一時的に足腰が立たなくなってしまったようだ。

 

「仕方ないなぁ」

 

「え……一夏?」

 

何をするのか、と進が訝った次の瞬間、一夏は進の背中と膝裏に腕を回して、そのまま少女の華奢な体を持ち上げてしまった。

 

「キャァ!?」

 

いわゆる、“お姫様抱っこ“の状態にされてしまい、思わず進は可愛らしい悲鳴を上げた。『グゥレイトォ!!』とどこかで炒飯の名言が炸裂した気がして無性に殴りたくなったが、今の進はそれどころではなかった。

 

下着姿でお姫様抱っこ。

自分がいかに恥ずかしい格好をさせられているのかを悟り、進は耳まで真っ赤になってしまう。そんな進を抱き抱えたまま、一夏はベッドの脇まで歩いて行くと、そこに進の体をそっと降ろした。進は顔を赤くしたまま、一夏の顔を見上げてくる。どこか不安と、期待が入り交じったような、そんか感じの表情である。これからどんなことをするのか、進なりに判っているのだろう。もっとも、当然ながら未経験の領域であるため、そこへの恐怖心は拭えずにいるのだ。そんな進を安心づけるように、一夏も片膝をベッドの上に乗せて進に近付くと、その柔らかい頬を優しく撫でる。

 

「可愛い下着だな」

 

進が着ている下着は、上下共に水色で、縁にはフリルがあしらわれた可愛らしいデザインである。普段は凛とした大人のような進からはあまりイメージし辛い下着だか、逆を言ってしまえば、その意外性が良い感じにギャップを醸し出している。

 

「こ、これは…………その、シャルロットが…………」

 

言葉少なめな進のセリフから、一夏は大体の事情を察する。進は自分が着る服にはあまりこだわる方ではない。初めてのデートの時も、恋人になって初の遊園地でのデートの時もそうだったが、基本セシリアやシャルロットから借りるか、コーディネートしてもらっている。それ以外の服も、「着れてしまえば問題ない」的な考えでいるし、下着なんて放っておけばデパート辺りで一束安価で売られているような品を平気で買ってくる(セシリア談)。そんな状況であるため、最近進のお母さん的立ち位置になりつつあるセシリアや、お持ち帰りしようとしたりとちょっと危険なところもあるけどコーディネーターのプロであるシャルロットは、かなり気合いを入れて進の着る服をコーディネートするのが最近の常であった。そんな二人が選んだ服であるため、彼女らの趣味が100パーセントになってしまっているのは無理からぬことだった。

 

「へえ、なるほどね……」

 

そう呟くと、一夏は手を伸ばして進の下腹部へと指を当てた。

 

「けど、これからすることには必要ないから脱いでおこうか」

 

「あっ!?」

 

進が何か抗議しようとする前に、一夏は彼女の下着のゴムに手をかけると、ゆっくりと時間をかけて降ろしていく。わざと手付きをゆっくりとしているのは、『下着を脱がせる』という行為を継続させることで、進の羞恥心を煽るという狙いが合ってのことである。案の定というべきか、進は顔を真っ赤にして沈黙してしまっている。どうやら、生まれて初めて男に服を脱がされているという異常事態に、完全に緊張してしまっている様子だ。

 

だが、ここで一夏も容赦する気はない。

 

ほっそりとした足から丸まった下着を抜き去ると、今度は胸元に手をやる。

進が再び抗議しようとする前に、一夏がそこを覆ったブラジャーを外して抜き去ってしまった。

生まれたままの姿がベッドの上に晒される進。もはや、一夏と目を合わせることもできず、そっぽを向いている。

一夏はシンの耳元に口を寄せて囁いた。

 

「綺麗だよ、進」

 

「あうゥ………………」

 

囁かれた言葉に、進の顔はますます赤くなる。自分の裸が綺麗などと言われて、恥ずかしくないはずがなかった。まして、自分の体はセシリアやシャルロットなどと比べても未発達であることは判っている。そんな自分の体が今、一夏の前に惜しげもなく晒されていることが、恥ずかしくてたまらなかった。

と、右往左往している進を見ながら、一夏の手が動く。

 

「そ、そこは……」

 

進が気付いて声を上げたとき、一夏の指は進の股間にある秘裂へと達してしまった。そこには、未だ未開発の領域が恥ずかしげに広がっているのが見える。本来ならば、進の年齢くらいになれば、そこにはある程度の茂みがあるはずである。しかし、進の股間にはそのような兆候は一切なく、本当に生まれたての赤ん坊のようにツルツルしている。

進が制止する間もなく、一夏の指は真の無垢な秘裂から秘唇にかけて、ゆっくりと擦った。

 

次の瞬間━━

 

「ふにゃあァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

 

絶叫をあげて体を仰け反らせる進。

一夏の指が秘裂と、その上にある膨らみに触れた瞬間、進は体に強烈な電流が走ったような感覚に襲われたのだ。

一夏の指が溝を擦る度に、進は自分の内から、これまで感じたこともない感覚が、ゾクゾクと湧き上がってくるのを押さえられなかった。

 

「どうだ?気持ちいいか?」

 

「あっ……アアァ!?い、いちか……やめ、て……………」

 

未体験の快感を前に我慢の仕方が判らず、進はイヤイヤをするように首を左右に振る。

何しろ、今の今までろくにオナニーすらしたことがないような少女である。一夏の指先が促す、感じたこともない快感に翻弄され、ただ為す術もなく嬌声をあげることしかできないでいる。

 

「イヤァ……………………いちかぁ…………ん、それっ………やめっ……………………ああっ!?」

 

「…………本当に、やめてほしいのか?」

 

少し意地悪そうな笑顔を浮かべる一夏。その間も、指を動かす手は止まらない。

その度に進は、己の内から湧き上がる感覚を制御できず、ただ声を上げ続ける。

 

「だって、これっ……変な、感じにっ…ああっ!?」

 

言葉を最後まで紡ぐことすらできない。その前に一夏の指が、幼さ残る体を確実に蹂躙していく。

普段は冷静沈着奈少女が、ここまで乱れる様はそうそうお目にかかれるものではないだろう。そんな彼女の痴態を楽しむかのように、一夏の指は緩急をつけて動き続ける。

それに対して進は、ただ翻弄されるばかりであった。

 

「……まあ、進が本当にやめてほしいんなら、仕方ないからやめてあげるけど?」

 

どこからか聞こえてくる『一夏、もうやめて!シンも!!』という進の友人からの静止の声の通りに、それまで動かしていた指をすっと引いた。すると━━

 

「あ……………………」

 

突然、快楽を中断された進が、もどかしそうに声を漏らした。

それを見た一夏は、再び進の股間を恥裂をなぞるように指を動かした

 

「あっ、ああっ、んん!?」

 

再び嬌声を上げ始める進。

しかし、快感から来る感情の高ぶりが、いよいよ最高潮に達しようとしたその時、一夏は再び進の恥裂から指を離してしまった。

 

「あ……………………………な……………なんで?」

 

訳が分からず、進は涙を浮かべながら、縋るように一夏を見上げる。

進の腰がもどかしそうに動き、明らかに熱のこもった赤い瞳は、潤んでいるのが判る。

絶頂寸前から寸止め、また絶頂寸前までいってからの寸止めと、二回も『お預け』を喰らってしまったせいで、持て余し気味の快楽が溢れ、 完全に普段の冷静さを保てなくなっているのだ。

 

「いやさ、どうしてほしいのかを進の口から聞きたいなあって思ってさ」

 

シンの反応を楽しむかのように、一夏はニコニコと笑みを浮かべながら告げる。その背後に、同じくニコニコと笑みを浮かべる自由奔放なアンチクショウが見えた気がしたが実際にそんなものは存在しない。

 

「やめてほしいのか、それとも続けてほしいのか……進はどっちの方がいいんだ?」

 

試すような一夏の視線。

対して進は、少し拗ねたような目で一夏を見上げた。

 

「………………一夏って、意地悪だよね」

 

「進限定でな♪」

 

…………皮肉も通じなかった。

しかし、こうしている間にも進の精神を苛むもどかしさは深刻さを増していく。体は本人の意思を無視して否応無く火照り、快楽の継続を熱望する。このままでは、気が狂ってしまいそうだ。

それに加えて、一夏はさっきから人差し指でつんつんと、進の恥丘をからかうように突いてきている。明らかに、進の答えが分かっていて焦らしているのだ。

 

「うう~~~~~~~~~~~~~~!」

 

拗ねて唸り声をあげる進。

だがしかし、こうしている間にも、快感の高ぶりは否応無く進の幼いからだを浸食している。

故に進は、それがいかに恥ずかしいことであると知っていながらも、こう答えるしかなかった。

 

「……………………………………………………………………………………………………………お願い……一夏…………私を、苛めて」

 

絞り出した進の言葉に、一夏はにっこりと微笑んだ。

 

「じゃ、続けるぜ。大丈夫。今度はちゃんと最後までするからさ」

 

それだけは約束するとささやくと、一夏の指が再び動き出した。

今度はなぞるだけではない。幼い秘裂の中へと指を侵入させて、その中をかき混ぜるように動かしていく。

 

「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

途端に再会された、さきほどとは比べものにならない快感に、進は再び嬌声をあげた。

一夏も今度は一切の容赦もせず、進の膣内に指を走らせ、さらに空いた方の手でシンの胸を愛撫する。

進の胸はお世辞にも大きいとは言えない。しかし、真っ白な雪原を思わせる左右の向けの中央には、ピンク色の乳首が小山のように存在し、自己主張しているのは確かである。

一夏はさらに、進の慎ましい胸へと舌を滑らせる。

小さな乳首の周りをなぞるように、舌は絹のように滑らかな進の肌を滑り、そして乳首の頂きを突いた。

秘部への愛撫はもちろんのこと、胸を他人に触れられた経験も、束やルナマリア、楯無に遊び半分で触られたくらいである。ましてや、男性に触られるのはこれが初めてなのだ。

 

そのため、進の最後の理性は、呆気なくへし折られた。

 

「ああっ!?くっ………くるっ!……………何かがっ、奥からっ……ああっ!?」

 

「いいよ、進。もう我慢しなくったって良いんだ」

 

すでに二回も『お預け』を喰らってしまっていたせいで限界が近かった進への愛撫を続けながら、一夏はその最後の殻を破るように、甘い言葉をかけ続ける。

すべてが始めてのことであり、我慢の仕方が全く以て判らない。

 

やがて━━

 

「あァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」

 

一際高い絶叫と共に、進は秘裂から愛液をとめどなく噴き出した。


 
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